サービス付き高齢者向け住宅の人員基準は?どんな職種があるの?

介護の仕事 2022年9月22日
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介護施設のイメージ

サービス付き高齢者向け住宅は「サ高住」や「サ付き」と呼ばれ、高齢者人口の増加にともなう「地域包括ケアシステム」拡充の一環として2011年に創設されたサービスです。ではいったい、有料老人ホームと何が違うのか?サービス付き高齢者向け住宅の人員基準や登録基準と合わせて、詳しく解説します。サービス付き高齢者向け住宅での就業を考えている方は、しっかり頭に入れておきましょう。

目次

サービス付き高齢者向け住宅とは?

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サービス付き高齢者向け住宅と有料老人ホームの違いはどこにあるのでしょうか?サービス付き高齢者向け住宅は国土交通省と厚生労働省の連携による「高齢者住まい法」の改正にともない、増加の一途を続ける高齢者人口に対応するために創設されたサービスです。以下ではサービス付き高齢者向け住宅とは何なのか、有料老人ホームとの違いを詳しく解説します。

サービス付き高齢者向け住宅の特徴は?

・自宅で暮らすのと同じような生活

サービス付き高齢者向け住宅は、介護の必要のない(もしくは要介護度の低い)比較的健康で高齢の方が入居する住宅です。一般的な老人介護施設で提供される食事や入浴、排せつなどの介助サービスが、サービス付き高齢者向け住宅にはありません。見守りサービスや相談対応のスタッフは常駐していますが、普通に自宅で暮らすのと同じように過ごせます。まだ介護はいらないものの、安心して暮らしたいという高齢の方におすすめの住宅です。

・住宅設備

サービス付き高齢者向け住宅は一般的な介護施設にあるような介護サービス用の設備が少なく、普通のマンションと変わらないものがほとんどです。ただし、フラットな床面をはじめとしたバリアフリー設計や手すりの設置など、高齢者への配慮が随所に見られます。また、入居者がゆったり自宅と同じような環境で暮らせるよう、各個室の広さは25㎡以上という基準が設けられているのです。

・入居条件

一般的なサービス付き高齢者向け住宅では、介護サービスを提供していません。そのため、入居者には60歳以上で介護を必要としない者(またはほとんど介護を必要としない者)という条件があります。

・入居費用は?

サービス付き高齢者向け住宅は、一般的なマンションと入居契約を結ぶのと同じ賃貸契約です。そのため、毎月の家賃と契約時に敷金礼金を支払います。一般的なマンションより、少し割高程度の費用で入居することが可能です。

・見守りサービス

サービス付き高齢者向け住宅には、見守りサービスの配置が義務付けられています。この見守りサービスは、常駐するスタッフが各個室の見回りを定期的に行い安否の確認をするもの。また、生活相談サービスも設けられており、生活上のさまざまな相談に対応します。なお、食事の提供や清掃、洗濯といった家事援助をはじめ、緊急通報および安否確認サービスなどの提供も可能です。

・入居者に介護サービスが必要になった場合

サービス付き高齢者向け住宅のサービス内容や人員基準に、介護サービスは含まれていません。入居者が介護を必要とする場合には、外部の介護事業所の介護サービスを受けることになります。ただしサービス付き高齢者向け住宅には、介護サービス事業所を併設しているケースが少なくありません。その場合は、入居したまま訪問介護サービスや通所介護サービスが受けられます。

サービス付き高齢者向け住宅と有料老人ホームの違いは?

・自由度の違い

サービス付き高齢者向け住宅には入居者の共有スペースはあるほか、広い個室が設けられています。そのため、基本的に自分の家で暮らすのと同じような生活が営める施設です。これに対して有料老人ホームは外泊や外出が届け出制で規制され、食事なども与えられたものを食べなくてはなりません。入浴も時間が決まっていて、入居者が順番に利用することが多いでしょう。そのかわり、有料老人ホームでは要介護認定を受けた方や寝たきりの方にも対応しており、食事や排せつ、入浴の介助を受けられます。

・入居するときの契約の違い

サービス付き高齢者向け住宅に入居する場合は、住宅の賃貸契約を結びます。しかし有料老人ホームは、介護施設の利用契約を結ぶ形です。
サービス付き高齢者向け住宅では、見守りサービスなど安心して暮らすためのさまざまなサービスが受けられます。しかし契約形態は、アパートやマンションの部屋を借りるのと同じ賃貸契約なのです。一方の有料老人ホームは、介護施設に入居して介護サービスなどを受けるサービス利用契約となります。

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サービス付き高齢者向け住宅の人員基準

老夫婦がタブレットを見る様子

青森県「サービス付き高齢者向け住宅の登録基準」を参照しながら、サービス付き高齢者向け住宅の人員基準について解説します。なお、サービス付き高齢者向け住宅の人員基準は全国共通です。

サービス付き高齢者向け住宅には以下いずれかの者が日中に常駐し、状況把握や生活相談サービスに対応するのが基準。常駐しない時間帯は、緊急通報システムにより対応することとなっています。

・社会福祉法人・医療法人・指定居宅介護サービス事業者の職員
・医師
・看護師
・介護福祉士
・社会福祉士
・介護支援専門員
・介護職員初任者研修課程を修了した者

青森県「サービス付き高齢者向け住宅の登録基準」(2020年5月13日)

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の仕事についてよくある質問

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の仕事についてよくある質問に回答します。サービス付き高齢者向け住宅で働こうか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

サービス付き高齢者向け住宅では、どのような職種の人が働いているんですか?

サービス付き高齢者向け住宅では、介護職員や看護師、医師、生活相談員、介護支援専門員、機能訓練指導員などが働いています。しかし、働いている職種は、サービス付き高齢者向け住宅がどこまでサービスを提供しているかで異なるので、事前に確認しておきましょう。

夜間に介護職員を置いているか否かも施設によって違うので、自分の希望条件に合った求人を探して応募することが大切です。

サービス付き高齢者向け住宅の人員基準」で、働いている人の人員基準を解説しているので、ぜひご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅の仕事ってきついの?

サービス付き高齢者向け住宅では、入居型介護施設のように食事や入浴のスケジュールが決まっているわけではないので、利用者さんの生活リズムを覚えて対応することがきついと思う可能性も。また、安全確認などの見守り業務だけの施設もあり、思ったような介護ができず仕事が合わないこともあります。

サービス付き高齢者向け住宅と一口にいっても仕事内容は、大きく異なるので、事前に確認しておきましょう。

まとめ

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サービス付き高齢者向け住宅は、「地域包括ケアシステム」拡充の一環として創設されたサービスです。有料老人ホームとよく似ていますが、有料老人ホームは外出制限や食事内容・入浴時間の指定など自由度に制限があります。しかしサービス付き高齢者向け住宅は、普通の自宅で暮らすのと同じように自由な生活が行える環境です。また、有料老人ホームの入居契約は介護施設の利用契約という形をとりますが、サービス付き高齢者向け住宅は一般的な賃貸契約と同じ。サービス付き高齢者向け住宅の人員基準は、介護サービス事業者の職員や医師、看護師、介護士など、いずれかが日中に常駐することと規定されています。

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