
この記事のまとめ
- デイサービスを辞めたい理由は、職場の人間関係や給料の低さなど
- デイサービスの仕事を辞めたいときは、原因に合わせて対処することが大切
- デイサービスを辞めるタイミングは、ボーナス支給後や転職先が決まったとき
「デイサービスを辞めたい」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。デイサービスは日勤で休みが取得しやすい職場が多く、介護未経験の方が働きやすい職場といえます。しかし一部の職場では、人間関係や身体的な負担を理由に辞めたいと感じる人もいるようです。この記事では、デイサービスを辞めたいと考える理由やその対処法を解説します。「辞めたいけど、どうすれば良いの?」とお悩みの方は、参考にしてみてください。
デイサービスとは簡単にいうとどんな施設?介護職向けに基本を解説します目次
デイサービスを辞めたい理由
デイサービスを辞めたいと考える人によくある理由は、職場の人間関係や身体的な負担のきつさ、仕事内容への苦手意識などです。実際にどのような理由でデイサービスを辞めたいと考えるかは、人それぞれ異なるでしょう。しかし、多くの方が抱えがちな原因を知ることは、働きやすい職場探しにも役立ちます。
以下で、デイサービスを辞めたい理由として挙がりやすいものを紹介するので、参考にしてみてください。
職場の人間関係が悪い
デイサービスには介護スタッフ以外に、看護師や機能訓練指導員、生活相談員など専門職の人たちも一緒に働いています。チームを組み、全員が連携しながら利用者さんへのケアを提供しているのが特徴です。
しかし、異なる専門性を持つスタッフが多く働く環境では、チーム内で衝突が起こり、チームのコミュニケーションに大きく影響を与えることもあるでしょう。そうした環境では、スタッフ一人ひとりにストレスが溜まってしまいます。
デイサービスは、日帰りの利用者さんへ時間内にケアを提供しなくてはいけないため、時間に追われてしまうことがあります。忙しさからイライラしてしまい、職場の人間関係が悪くなる場合もあるようです。
仕事内容に対して給料が低い
デイサービスは夜勤がなく日勤のみで、日曜日が休日という職場が多くあります。夜勤がない分、入居型介護施設で働く介護職より給料は低くなりがちです。
デイサービスにはショートステイという半日型のサービスもあり、短時間で勤務する人も少なくありません。勤務時間が短ければ、給料も低くなるでしょう。
厚生労働省の「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.129)」によると、デイサービスで働く介護職員の平均給与は294,440円。介護職員全体の平均給与338,200円なので、デイサービスは職員全体の平均給与より4万円ほど収入が低い結果です。
もし仕事に辛さや大変さがあれば、「給料が仕事内容に見合わない」「働きが報われない」と感じてしまうかもしれません。
出典
厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果」(2025年8月14日)
身体的な負担が多くてきつい
デイサービスにおいて身体介護の負担はそれほど大きくないといえますが、身体に負担がかかる業務もあります。たとえば、入浴介助や車椅子からの移乗など、腰への負担がかかる業務を続けるうちに腰痛が起きるといったこともあるでしょう。こうした毎日の肉体的な負担からデイサービスを辞めたいと考える人もいます。
ただし、これはデイサービスの仕事に限ったことではありません。身体的な負担が少ない職場を希望する方は、介護度の低い利用者さんが多い職場を選ぶと良いでしょう。身体的な負担が少ない傾向のある介護施設には、住宅型有料老人ホームやグループホームなどがあります。
レクリエーション業務に苦手意識がある
デイサービスでは、利用者さんの機能訓練やコミュニケーションの場として、毎日のようにレクリエーションを行います。利用者さんが楽しみながら取り組めるレクリエーションの企画を考えるのが、介護職の仕事です。
しかし、企画が浮かばなかったり、利用者さんの前でうまくリードできなかったりして、レクリエーションに苦手意識を持っている職員も少なくありません。
送迎業務にストレスを感じる
デイサービスでは送迎業務があり、専属ドライバーを採用していない職場では介護職員が利用者さんの送迎を行います。そのため、車の運転が必須という職場があるでしょう。しかし、運転免許を持っていても、運転に自信がない場合は車の運転がストレスになりかねません。
送迎用の車は車体が大きかったり、狭い道を運転しなければならなかったりすることもあるので、運転に苦手意識がある場合はさらにストレスを感じてしまうでしょう。また、利用者さんを乗せる緊張感やプレッシャーを感じる方もいるようです。
レバウェル介護(旧 きらケア)は、「辞めるかどうか迷っている」「転職を考えているけど、どうしたらいいか分からない」というお悩みがある方から多数のご相談をいただいています。相談したら必ず転職する必要はありません。転職するか決めていなくても大丈夫なので、お気軽にご相談ください。
その悩み、解決できるかも
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デイサービスを辞めたいと思ったときの対処法
ここでは、デイサービスを辞めたいと思ったときの対処法を解説します。デイサービスを辞めたいと思っても、すぐ行動に移すのは早いかもしれません。理由次第では、辞めずに問題を解決できる可能性があります。
「仕事を辞めたい!」と感じたときは、以下の対処法を参考にしてみてください。
辞めたい理由が人間関係の場合
職場の人間関係にストレスを感じるなら、相手と少し距離を取ってみてください。いくら自分が努力しても、相手を変えるのは難しいといえます。そのような場合には、適度な距離感を取って接するようにすれば、割り切って働けるようになるかもしれません。距離を取るのが難しい場合は、上司に相談してみましょう。シフトや配属先を考慮してもらえる可能性があります。
性格や思考の異なる人間同士が一緒に働く職場では、苦手な相手がいても不思議ではありません。また、介護観の違いがあれば、人間関係の悪化につながります。介護観には正解がなく、考え方が異なることもあります。「どうして分かってくれないんだろう」と悩むより、「こういう考えもあるんだな」と、少し俯瞰してみることで気持ちが楽になるかもしれませんよ。
辞めたい理由が給料の低さの場合
給料の低さから退職を考えている方は、今の職場より給料が高い職場に転職するのも方法の一つでしょう。前述したようにデイサービスは基本的に日勤なので、夜勤手当が付かず給与が低い傾向にあります。
厚生労働省の「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.129)」をもとに、施設形態別の介護職員の平均給与を以下の表にまとめました。
| 施設形態 | 平均給与 |
| 介護老人福祉施設(特養) | 361,860円 |
| 介護老人保健施設(老健) | 352,900円 |
| 介護医療院 | 330,030円 |
| 訪問介護事業所 | 349,740円 |
| 通所介護事業所(デイサービス) | 294,440円 |
| 通所リハビリテーション事業所(デイケア) | 319,310円 |
| 特定施設入居者生活介護事業所 | 361,000円 |
| 小規模多機能型居宅介護事業所 | 305,220円 |
| 認知症対応型共同生活介護事業所(グループホーム) | 302,010円 |
参照:厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.129)」
入居型の介護施設や夜勤ありのデイサービスは、夜勤手当が支給されるので、給与が高い傾向にあります。高収入を目指す方は、転職先の候補として検討してみてください。
また、資格を取得することで「資格手当」がもらえる場合もあります。資格取得にはお金がかかりますが、資格取得支援制度を設けている事業所であれば費用の援助をしてもらえる可能性があります。自治体でも援助をしている場合があるので確認をしてみましょう。
無資格から資格を取得する場合、介護職員初任者研修がおすすめです。キャリアアップにもつながるのでぜひ検討してみてください。
出典
厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果」(2025年8月14日)
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レバウェル介護の資格スクール辞めたい理由が身体的な負担の場合
身体的な負担があることがデイサービスを辞めたい理由であるときは、身体的な負担を軽減できるように介護技術を身につけたり、上司に相談したりしましょう。
たとえば、腰痛などが理由で辞めたい人は、体に負荷がかからないようにボディメカニクスによる介助方法を学んだり、腰痛ベルトを使用したりするのが効果的です。1人で身体介護を行うのがきつい場合は、上司に相談して二人体制や介護器具の導入を検討してもらいましょう。
辞めたい理由が業務内容への苦手意識の場合
レクリエーションや送迎業務などに苦手意識がある場合、まずは仕事に慣れることが大切です。レクリエーションは、回数をこなしていくうちに慣れてくる部分が大きいでしょう。自分の得意なものや利用者さんが楽しめるものが見えてくれば、企画を出しやすくなります。ほかのスタッフのレクリエーションを見たり、インターネットなどを使って調べたりするのも参考になるはずです。
レクリエーションのアイデアを「デイサービスのレクリエーションとは?種類や盛り上げるコツを紹介」の記事で紹介しているので、苦手な方は参考にしてみてください。
送迎業務が苦手でデイサービスを辞めたい場合は、送迎業務を免除してもらえないか管理者や上司に相談してみましょう。運転はせず、同乗して利用者さんのケアをする業務のみに集中できる可能性があります。送迎業務が免除されないときは、送迎ルートで実際に練習を繰り返すことで不安感が軽減できるかもしれません。
デイサービスを辞めるタイミング
「いろいろ対処法を試したけど、やっぱり辞めたい…」という方もいるでしょう。しかし、いざ辞めるとしても、どのようなタイミングで辞めれば良いのか悩んでしまうかもしれません。特に介護の現場は、常に人材不足な職場が多い傾向にあります。自分が辞めることで、さらに手が回らなくなれば周囲に迷惑を掛けてしまうと思い、なかなか辞める意思を言い出せない方もいるでしょう。
ここでは、デイサービスの仕事を辞めるタイミングを紹介します。辞意を伝えるタイミングに悩んでいる方は、参考にしてみてください。
ボーナスをもらったあと
ボーナスをもらったあとに退職すると良いでしょう。タイミングを見誤ると、ボーナスがもらえなかったり減額されたりするかもしれません。ボーナスは働きに対する報酬ですから、しっかり受け取っておきたいところ。ボーナスをもらったあとに退職を申し出て、1ヶ月程度で退職を検討するのも手です。
ボーナスをもらえるタイミングは職場によって異なりますが、夏と冬に支給される傾向にあります。また、冬の場合、年末調整の時期まで待てば、確定申告を自分でする必要がないので、手間を省くことができるでしょう。
組織体制の変更があったとき
組織体制の変更があったときは、上司や同僚、業務内容が変わるので、区切りが付いて辞めやすくなります。変更が発表されたあとに退職を申し出て、変更と同時に辞めると良いかもしれません。
私生活や健康に悪影響があるとき
仕事の多忙さやストレスから生活や健康に悪影響がでているときは、早めに辞めたほうが良いでしょう。体調や私生活に影響がでている場合は、無理して働き続ける必要はありません。さらに悪化しないためにも、早めに辞意を伝えましょう。
転職先が決まったとき
働きながら転職すると、仕事のない空白期間ができないので金銭的な不安がありません。退職してから転職活動をすると収入がなくなるので、金銭的な焦りから妥協して転職先を決めてしまうことも。妥協してしまうと、入社後にミスマッチを感じて、早期離職につながる可能性があります。
働きながら転職活動を進める際は、転職先が決まり次第すぐに上司に辞意を伝えましょう。退職の1~3ヶ月前に上司に退職の意思を伝え、業務の引き継ぎを行います。
辞意を伝えるときのポイントは、「介護職の退職理由ランキング!職場への伝え方と面接で好印象な回答を解説」で解説しているので、退職を考えている方は参考にしてみてください。
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デイサービスを辞めるデメリット・メリットを考えよう
「仕事がしんどい…」と感じると、辞めたいという気持ちで頭がいっぱいになるかもしれません。しかし、安易に転職をしてしまうと、後悔する恐れがあります。
勢いで辞めるのではなく、デイサービスの仕事を辞めるべきかメリット・デメリットを考え、冷静に判断することが大切です。デイサービスで働くメリット・デメリットは、「デイサービスで働くメリットやデメリットとは?」の記事で解説しているので、あわせてご一読ください。
デイサービスの仕事についてよくある質問
ここでは、デイサービスの仕事についてよくある質問に回答します。「デイサービスってどんな仕事をするの?」と興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
デイサービスの仕事を辞めるよくある理由は何?
通所型介護施設であるデイサービスは、利用者さんが帰る前に食事や入浴などを済ませなければいけないため時間に追われることがあります。また、人手が不足している施設では仕事がなかなか終わらないこともあり、大変と感じて辞めたいと思うことがあるようです。
デイサービスの仕事を辞めたいと思うことは、「デイサービスを辞めたい理由」で解説しているのでご覧ください。
デイサービスの仕事にはどんなやりがいがあるの?
デイサービスの利用者さんは、要介護度が低い方が多いので身体介護が少なくコミュニケーションを楽しめます。ほかにも、レクリエーションで利用者さんの笑顔を見られたり、利用者さんやそのご家族から感謝されたりすることにもやりがいを感じられるでしょう。
「デイサービスのやりがいとは?働くメリット・デメリットや向き不向きを解説」の記事でデイサービスで働くやりがいを詳しく解説しているので、興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。
まとめ
デイサービスを辞めたいと思うよくある理由は、職場の人間関係や給料の低さ、身体的な負担、仕事内容への苦手意識などが挙げられます。デイサービスの仕事を辞めたいときは、辞めたい原因に合わせた対処法が必要です。たとえば、職場の人間関係に悩んでいて辞めたいときは、合わない人と距離を取ったり、上司に相談したりしましょう。
対処法を試しても辞めたい気持ちがなくならないときは、ボーナスが支給されたあとや、転職先が決まったタイミングで辞意を伝えると良いかもしれません。
「デイサービスの仕事を辞めたい」「転職ってどうすれば良いの?」と悩んでいる方は、レバウェル介護(旧 きらケア)にご相談ください。
レバウェル介護(旧 きらケア)は、介護業界に特化した転職エージェントです。専任のキャリアアドバイザーがヒアリングをもとに希望条件に合った求人をご紹介します。客観的な視点から転職に関するアドバイスをするので、自分だけでは思いつかなかった新たなキャリアプランがみえてくるかもしれません。「自分に合う職場が分からない」という方も、お気軽にご相談ください。
その悩み、解決できるかも
執筆者

「レバウェル介護」編集部
お役立ち情報制作チーム
介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点


