ホームヘルパーの就職先はどこ?必要な資格や仕事探しのポイントもご紹介

介護の仕事 2025年4月25日
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この記事のまとめ

ホームヘルパーの就職先や実際の活躍の場が気になる方もいるのではないでしょうか?ホームヘルパーは主に訪問介護事業所に就職し、利用者さんの自宅や高齢者専用の賃貸住宅で活躍します。この記事では、ホームヘルパーに必要な資格やどんなところで働いているのかを解説。就職先を選ぶときのポイントもご紹介するので、ホームヘルパーとして働きたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

ホームヘルパー(訪問介護員)とは?仕事内容や必要な資格、給料を解説

目次

ホームヘルパーの就職先

ホームヘルパーの主な就職先は、「訪問介護事業所」です。ヘルパーステーションとも呼ばれ、社会福祉法人やNPO法人、民間企業が運営しています。

訪問介護は、基本的に要支援1・2もしくは要介護1~5の認定を受けた方が利用できるサービスです。ホームヘルパーは、訪問介護計画書の内容に沿って利用者さんにサービスを提供します。

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ホームヘルパーが活躍する場所

ホームヘルパーは「利用者さんの自宅」と「高齢者専用の賃貸住宅」で活躍できます。それぞれの特徴をチェックしましょう。

利用者さんの自宅

ホームヘルパーは、利用者さんの自宅に訪問する機会が多い仕事です。利用者さんの自宅に訪問するホームヘルパーの仕事は、身体介護や生活援助です。介護サービスは利用者さん本人のみに提供するものなので、基本的にご家族の支援は担当しません。

高齢者専用の賃貸住宅

最近では、「サービス付き高齢者向け住宅」などの高齢者専用の賃貸住宅で活躍するホームヘルパーも増えています。提供するサービス内容に大きな違いはありません。自宅に訪問するホームヘルパーと同様、利用者さんが自立した日常生活を送れるよう支援します

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ホームヘルパーに必要な資格

ホームヘルパーになるには、基本的に「介護職員初任者研修」以上の資格が求められます。これからホームヘルパーになろうと考えている方は、介護職員初任者研修を取得するのがおすすめです。

ホームヘルパーに必要な資格については「訪問介護に必要な資格とは?仕事内容や働くメリット・デメリットを解説」でも解説しているので、あわせて参考にしてみてください。

介護職員初任者研修

介護職員初任者研修は、介護業界の入門ともいえる資格です。無資格・未経験から受講でき、介護業務に関する基本を学習できます。カリキュラムは130時間あり、修了後の試験に合格することで資格を取得可能です。試験は研修内容を確認する程度の難易度のため、しっかりと学習していれば合格を目指せるでしょう。

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実務者研修

実務者研修も、受講資格は特に設けられていません。ただし、初任者研修よりも幅広い内容を学ぶため、無資格・未経験で受講すると難しいと感じる場合があるようです。実務者研修のカリキュラムは450時間ですが、初任者研修を修了していれば、130時間のカリキュラムが免除されます。

実務者研修には修了試験が義務付けられていませんが、受講中に実技のレベルを確認するテストが行われるのが一般的です。実務者研修は、働きながら実務経験ルートで介護福祉士になる場合に必修なので、介護業界でキャリアアップを目指す方は取得を検討すると良いでしょう。

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介護福祉士

介護福祉士は、介護分野において唯一の国家資格です。介護福祉士の資格を取得すれば、介護のプロとして最適なサービス提供やアドバイス、職員の指導などを行えます

介護福祉士の主な取得方法は、実務経験ルート・養成施設ルート・福祉系高校ルートの3つです。いずれかの方法で受験資格を満たせば、介護福祉士国家試験を受けられます。介護福祉士国家試験の合格率は約70%と比較的高いため、対策を十分に行えば資格取得を目指せるでしょう。

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ホームヘルパーの就職先を選ぶときのチェックポイント

ホームヘルパーとして就職先を選ぶときは、給料や就業時間、法人の理念などをチェックする必要があります。ここでは、就職先のチェックすべきポイントをまとめました。

給料

給料はホームヘルパーとして就職先を選ぶときに重視すべきポイントの一つです。「介護職員等処遇改善加算」を算定しているかどうかで給料に差が出るため、就職先を探すときは加算を給与として支給しているかをチェックしましょう

また、運営法人や働く地域、経験年数によっても給料は異なります。賞与や昇給制度の有無も、求人ごとにしっかりと確認しましょう。

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就業時間

ホームヘルパーとして就職先を選ぶときは、就業時間にも目を向けましょう。基本的には日勤が多いですが、訪問介護事業所によっては早朝や夜間に対応しているところも。自分がどのように働きたいかを考えながら、無理なく働ける事業所を選択しましょう

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法人の規模や理念

法人の規模が大きく、訪問介護以外のサービスも展開している場合は、将来的に目指せるキャリアの選択肢が広がるでしょう。一方、法人の理念に共感できなければ、早期離職につながる恐れがあります。ホームヘルパーとして長期活躍するためには、運営法人の規模や理念を調べることが大切です

人材育成制度の有無

人材育成制度がなければ、介護技術の向上や業務のモチベーション維持につながりません。ホームヘルパーとして就職先を探すときは、資格取得支援制度や研修制度、OJTなどが整備されているか確認しましょう。働きながらスキルアップできる事業所なら、やりがいを持って訪問介護に取り組むことが可能です。

ホームヘルパーとして就職先を探すときは

ホームヘルパーとして就職先を探すときは、事業所の比較検討をしたり、エージェントを利用したりするのがおすすめです。コツを抑えて自分の希望する働き方に合った就職先を見つけましょう。

訪問介護事業所の比較検討をする

希望の勤務地域が決まっているなら、周辺の訪問介護事業所の求人情報を比較検討しましょう。給料や福利厚生、担当地域、利用者さんの傾向などを調べ、自分にとってより良い条件の求人を探します。インターネット上に運営法人や訪問介護事業所の口コミがあれば、参考までに目を通すのも良いかもしれません。

就職・転職エージェントを利用する

就職・転職エージェントは、求職者の希望条件に沿った求人を紹介するサービスです。求人サイトに掲載されていない独自の情報を用意しているところもあり、就職先に対するイメージを強化できます。ミスマッチを防ぎながら仕事を探せるので、就職・転職が初めての方も安心です

詳しくは、「転職エージェントとは?ほかのサービスとの違いや活用するメリットを解説」で紹介しているので、「どのようなサービスを受けられるの?」といった興味のある方はチェックしてみてください。

介護業界に特化したエージェントに相談したい方は、レバウェル介護(旧 きらケア)を利用してみませんか?レバウェル介護(旧 きらケア)では、専任のアドバイザーがマンツーマンで就職・転職をサポートしています。ここにしかない非公開求人や事業所の情報も取り扱っているため、あなたの希望に合った就職先がきっと見つかるでしょう。

求人のご提案はもちろん、履歴書の書き方や面接のアドバイスにも対応。すべてのサービスは無料で提供しているので、気軽にお問い合わせください。

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ホームヘルパーに関するよくある質問

ここでは、ホームヘルパーに関するよくある質問に回答します。訪問介護の仕事に興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。

ホームヘルパーはどこで働くの?

ホームヘルパー(訪問介護員)は、訪問介護事業所に所属します。実際に介護を行うのは利用者さんの自宅です。ホームヘルパーは、訪問事業所から担当の利用者さんの自宅に伺ってケアをします。利用者さんの自宅を回るので、移動時間も多い仕事です。
この記事の「ホームヘルパーが活躍する場所」では、訪問介護事業所について解説しているので、ぜひご覧ください。

ホームヘルパーはどこまでが業務範囲なの?

ホームヘルパーの業務は、利用者さんの身の回りのお世話です。利用者さんのご家族のお世話は業務外なので、「ついでに掃除しておいて」「ついでにご飯作っておいて」と言われた際はしっかりと断りましょう。また、日常生活に必要なケアが仕事なので、おせちやクリスマスケーキなどのイベント料理の調理は、基本的には行いません。ホームヘルパーは、医療行為に携わることも原則として禁止されています。
詳しくは、「【ヘルパーができないこと一覧】どこまでが業務の範囲なのか」で紹介しているので、あわせてご覧ください。

まとめ

ホームヘルパーの主な就職先は、訪問介護事業所です。利用者さんからの依頼を受け、訪問介護計画書の内容に沿ってサービスを提供します。ホームヘルパーは、利用者さんの自宅や高齢者専用の賃貸住宅で活躍が可能です。職場によって提供するサービス内容に大きな違いはなく、利用者さんが快適に過ごせるようサポートします。

ホームヘルパーとして就職先を選ぶときは、訪問介護事業所を比較検討することが大切です。給料や就業時間、人材育成制度などをチェックし、自分に合った求人を見つけましょう。効率的に就職先を探したい方は、就職・転職エージェントのレバウェル介護(旧 きらケア)をご活用くださいね!

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執筆者

  • 「レバウェル介護」編集部

    お役立ち情報制作チーム

介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点

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※この記事の掲載情報は2025年4月25日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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