ケースワーカーの仕事って病むの?大変に感じる理由と対応方法を解説!

介護職の悩み 2023年1月23日
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「生活保護ケースワーカーの仕事って病むの?」と不安に感じている方も多いでしょう。ケースワーカーの仕事は業務量が多く、大変に感じることが多いようです。この記事では、生活保護ケースワーカーの仕事を大変だと思う理由や辞めたくなったときの対処法、おすすめの転職先を詳しく解説しています。「ケースワーカーの仕事がしんどい…」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

生活保護ケースワーカーは病むって本当?

生活保護ケースワーカーの仕事はきついと感じる業務が多いために、病んでしまう方もいるかもしれません。生活保護ケースワーカーの仕事に対してネガティブなイメージを持っている方も少なくないでしょう。
ケースワーカーの仕事がつらくなってしまったとしても、あなたに問題があるわけではないので、自分を責める必要はありません。また、ケースワーカーは大変な仕事もありますが、その分やりがいのある仕事です。安易に退職せず、仕事に向き合ってみるのも良いでしょう。

生活保護ケースワーカーの離職率

生活保護ケースワーカーの正式な離職率は明確に発表されていません。
生活保護ケースワーカーを含む福祉職の地方公務員の普通退職者数は、2,214人。地方公務員全体の普通退職者数は4万676人おり、一般行政職や教育職は、普通退職者が約9,000人いるので、福祉職の地方公務員の離職率が高いわけではないといえます。

生活保護ケースワーカーの仕事が大変だと感じる理由

生活保護ケースワーカーの仕事が大変だと感じる理由として、仕事量の多さや窓口対応・定期訪問の精神的なストレスなどが挙げられます。
以下で、ケースワーカーの仕事が大変だと感じる理由を詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

仕事量が多く対応に追われる

生活保護ケースワーカーの平均担当件数は、80世帯ほどですが、自治体によっては100~150世帯ほど担当する可能性があります。職員1人当たりの担当件数がそもそも多すぎて、大変と感じるようです。また、窓口対応に時間を取られ、事務作業などの仕事が業務内にできず、残業になってしまう可能性もあるでしょう。
仕事量が多く、対応に追われることで、生活保護受給者の方一人ひとりの悩みに寄り添う時間が十分に取れず、「思うようにサポートができない」と葛藤する人もいます。

生活保護受給者の方に怒鳴られることがある

電話対応や窓口対応をする際に、生活保護受給者の方に怒鳴られることがあり、つらくなってしまうことがあります。生活保護の受給額に不満がある人やサポート内容に不満がある人のクレーム対応も生活保護ケースワーカーの仕事の一つ。理不尽に怒鳴られたり、暴力を振るわれそうになったりすることもあるでしょう。

生活保護受給者の方の自宅が不衛生

ケースワーカーは、生活保護受給者の方の自宅を定期訪問し、生活状況や収入を把握する必要があります。しかし、受給者の方の自宅がゴミ屋敷になっていることもあり、虫が湧いていたり異臭がしていたりすると、「訪問するの嫌だな…」と思ってしまうこともあるでしょう。潔癖症の方にとってはしんどいと感じる仕事かもしれません。

生活保護受給者の方が亡くなっていることがある

生活保護を受給している方の中には、高齢者や病気を患っている方もおり、生活保護ケースワーカーが亡くなっている場面を目の当たりにする可能性があります。一般的に日常生活を送るうえで、ご遺体を発見するということはあまりないので、大きな精神的ストレスを感じるでしょう。

福祉に関する豊富な知識が求められる

生活保護ケースワーカーは、法律や生活保護法、年金制度など福祉に関する豊富な知識が求められます。法律や制度は、時とともに変化していくので、常に勉強し続ける必要があるでしょう。しかし、多忙ゆえに勉強をする時間が取れず、徐々に嫌になってしまうこともあるようです。

自分の対応が正しいか不安になる

生活保護ケースワーカーの仕事は、生活保護受給者の方の状況によってサポート内容が異なるので、必ず正解といえる方法がありません。また、福祉事務所での教育体制やサポート体制が不十分だと、自分の対応が正しいのか不安になってしまうこともあるでしょう。ケースワーカーの仕事は、生活保護受給者の方の生活に関わる重要な仕事です。自分の仕事が正しいのかも分からず、莫大な量の仕事に追われていると燃え尽き症候群になってしまう可能性があります。

生活保護ケースワーカーの仕事を辞めたくなったら?

「もう仕事を辞めたい…」と一度考えてしまうと、視野が狭くなってしまうことがあります。辞めたいと感じたときは、感情的に退職せず、このままケースワーカーの仕事を続けるべきか否か、冷静に判断しましょう。
以下で、生活保護ケースワーカーの仕事を辞めたくなったときの対処法を詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

自分を精神的に追い詰めない

受給者の方の問題を解決できなかったり、日頃から怒鳴られたりしていると、「私が駄目だから…」と自分を責めてしまうこともあるでしょう。自分自身を精神的に追い詰めてしまうとネガティブになり、「辞めたい」という気持ちが強まってしまいます。自分が悪いと考えてしまうかもしれませんが、あなたに悪い点はなく、福祉事務所の教育体制やフォロー体制が不十分である可能性があります。また、横柄な態度の受給者の方も、ただ不満をぶつけてきているだけであったり、気性が荒い性格の人であったり、あなた自身に不手際がないこともあるでしょう。

自分が潰れないように仕事だと割り切る

「ケースワーカーの仕事がきつい…」と感じている方は、自分が潰れないようにある程度は仕事だと割り切ることが大切です。受給者の方一人ひとりを全力でサポートできることが理想ですが、担当件数が多いほどそれは難しくなるでしょう。多忙すぎて体調を崩したり、メンタルに不調が起きたりしないように、自分の健康と生活を第一に考えたうえで仕事をすることが重要です。

振り返る時間を取って状況を整理する

辞めたいと感じているときは、振り返る時間を取って自身の状況を整理してみましょう。次から次へと仕事をこなしていると突然虚しくなったり、自信を失ってしまったりすることがあります。完璧主義の方や真面目過ぎる方、気持ちの切り替えが苦手な方は、燃え尽き症候群になりやすい傾向があるので、力みすぎていないか、力を抜ける部分はないか、客観的に振り返ってみましょう。

上司に悩みや不安を伝え解決方法を相談する

上司に悩みや不安を伝えて、解決方法を相談するのも良いでしょう。上司は、仕事内容や業務量を把握しているので、仕事に対するアドバイスをもらうことができます。ケースワーカーの仕事に正解はありませんが、上司の経験から受給者の方への対応方法や効率の良い業務の進め方、書類作成のポイントなどを指導してもらえるでしょう。

休日にリフレッシュする

休日に趣味を楽しんでリフレッシュするのもネガティブな思考を払拭するのに効果的です。「仕事がきつい…」「辞めたい…」と考えると、気持ちも落ち込んでしまうので、休日に気持ちを切り替えてみましょう。休日にリフレッシュするときのポイントは、一旦仕事のことは忘れること。休みの日は自分のための時間として考えましょう。積極的に有給を使用して旅行に出掛けたり、映画を観たり、しっかりと羽根を伸ばして仕事に備えます。気持ちを切り替えることで、「そんなに悩むことじゃなかったかも」とポジティブになれることもあるでしょう。

異動届を出す

「生活保護ケースワーカーの仕事を続けられない…」という方は、異動届を出しましょう。ケースワーカーの仕事がきつく、辞めたくなっても公務員自体を辞める必要はありません。多忙ななか、一から転職活動を行うのも大変でしょう。別の部署に配属されれば、公務員としての肩書や安定性を失わず、働き続けられます。

休職する

生活保護ケースワーカーの仕事が原因で身体に不調が出てしまっているときは、休職してしっかり休養するのも一つの方法です。医師の診断がある場合は、診断書を提出しましょう。公務員は最大3年間休職することが可能です。地方公務員の休職については、地方条例で規定されているので、事前に確認しておきましょう。

転職する

「異動願いを聞き入れてもらえない…」「別の仕事がしたい!」という方は、転職してみるのも一つの方法です。つらい思いをしながら働き続けることはあまり良くないので、心身に影響が出てしまう前に転職することを考えましょう。また、ケースワーカーの仕事は多忙であるため、意欲がなくなっているのに続けることは難しいといえます。やりたい仕事をした方がモチベーションも保てるでしょう。

生活保護ケースワーカーからの転職におすすめの職種

ここでは、「生活保護ケースワーカーの仕事が向いていないかも…?」「生活保護ケースワーカーの仕事を辞めたい…」と考えているけど、転職先にお悩みの方におすすめの職種を紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

社会福祉士

社会福祉士とは、介護施設や医療機関、児童福祉施設、地域包括支援センターなどで、福祉に関する相談業務や支援を行う職種です。ケースワーカーの経験を社会福祉士の仕事に役立てられるので、即戦力としての活躍が期待できるでしょう。

社会福祉士は、「福祉系大学・短大ルート」「短期養成施設ルート」「一般養成施設ルート」のいずれかで受験資格を取得し、社会福祉士国家試験に合格することでなれます。各ルートでも受験資格は細分化しているので、自分に合った受験資格の獲得方法を事前に確認しておきましょう。

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生活相談員

生活相談員とは、特別養護老人ホームやデイサービスなどの介護施設で、利用者さんからの相談業務や病院・施設への連絡や調整をする職種です。

「社会福祉主事任用資格」「社会福祉士」「精神保健福祉士」いずれかの資格を有しているか、自治体の定める条件を満たしていると生活相談員として働くことができます。社会福祉主事任用資格を取得しているケースワーカーは、すぐにでも生活相談員として活躍可能です。

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介護職員

介護職員は、介護施設で利用者さんの身の回りのお世話をする職種です。入居型施設や通所型施設、訪問介護などさまざまな施設形態があります。利用者さんの要介護度も施設によって異なるので、自分に合った職場を見つけることが大切です。

介護職員は、無資格・未経験でもはじめられる仕事です。しかし、介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修、介護福祉士などの資格を有している方が採用で有利になるので、資格の取得に挑戦してみると良いでしょう。

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ケアマネージャー

ケアマネージャーとは、利用者さんのケアプランを作成したり、要介護認定の申請を代行したりする職種です。社会福祉士と同様に、ケースワーカーとしての経験が活かせる仕事といえます。

ケアマネージャーになるには、介護支援専門員実務研修受講試験に合格する必要があります。介護支援専門員実務研修受講試験を受験するには、介護福祉士や医師、看護師など特定の資格を有し、業務を5年以上かつ900日以上経験するか、相談援助業務を5年以上経験する必要があります。

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生活保護ケースワーカーの仕事に関するよくある質問

生活保護ケースワーカーの仕事に関するよくある質問に回答します。ケースワーカーの仕事について知りたい方は、ぜひご覧ください。

生活保護ケースワーカーを辞めたいときはどうすれば良いの?

退職を決意したら、早めに上司に辞意を伝えましょう。最低でも1ヶ月前には伝えます。退職時期は繁盛期は避け、引き継ぎの期間を十分に確保することが大切です。退職を伝える際は、事前に上司にアポイントを取っておきます。また、辞めるかどうか悩んでいる段階で同僚や先輩に相談してしまうと、あなたが退職するという噂が広まってしまう可能性があるので、無闇に相談しない方が良いでしょう。

生活保護ケースワーカーの仕事で楽しいことは何?

生活保護ケースワーカーの仕事は困っている人をサポートすることなので、問題を解決できたときや受給者が自立した生活を送れるようになったときは、人の役に立ったことを実感でき、やりがいを感じられます。また、最初はあまり話してくれなかった受給者の方と接していくうちに信頼関係を築くことができたり、気持ちや悩みを話してくれるようになったりすると喜びを感じられるでしょう。

まとめ

生活保護ケースワーカーは、仕事量が多かったり、受給者の方に怒鳴られたりするのが嫌になってしまうことがあります。ほかにも、「亡くなっている受給者の方を発見してしまった」「受給者の方の自宅が不衛生で定期訪問に行きたくない」「福祉に関する勉強がしんどい」「自分の仕事が正しいのか分からなくなった」などの理由で、ケースワーカーの仕事がきつくなってしまう人がいるようです。

生活保護ケースワーカーの仕事を辞めたくなったときは、自分を必要以上に責めず、ある程度は仕事だと割り切ることが大切です。燃え尽き症候群にならないためにも、一度自分の状況を振り返ってみましょう。上司に相談して仕事の進め方を工夫したり、休日にリフレッシュしたりしてメンタルを回復させるのも効果的です。「生活保護ケースワーカーの仕事を続けられない…」という方は、異動願いを提出したり、転職したりするのも良いでしょう。

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