ケースワーカーは残業が多い?発生理由や対処法、辞めたい人の転職先を紹介

介護の仕事 2026年2月5日
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「ケースワーカーの仕事って残業が多いの?」と不安な方もいるかもしれません。ケースワーカーは業務量が多い傾向にあり、なかには「残業をしなければ仕事が回らない…」という方もいるようです。この記事では、ケースワーカーに残業が発生する理由や対処法を解説します。転職を考えている方におすすめの職種も紹介するので、ぜひご一読ください。

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目次

ケースワーカーの仕事は残業が多いの?

「ケースワーカーは公務員だから定時で帰れるんじゃないの?」と思う方もいるかもしれませんが、仕事が残っていれば残業することもあるでしょう。福祉事務所の窓口対応の時間は、午前8時30分ごろ〜午後5時15分ごろまでですが、ケースワーカーはその後も事務作業などを行う場合があります

ケースワーカーの平均残業時間

総務省の「令和6年度地方公共団体の勤務条件等に関する調査結果(p.37)」によると、地方公務員の年間の平均残業時間は140時間、12ヶ月で割って換算した月の平均残業時間は、約11.7時間です
ケースワーカーなど地方公務員の残業は特別多くはないですが、月45時間以上残業している職員が5%弱いることを考えると、職場によって残業時間は異なるといえます。

ケースワーカー1人当たりの担当人数

社会福祉法では、ケースワーカーの標準の人員配置は65~80世帯に1人と定められていますが、実態は基準より多い場合があります。担当件数が多いと、残業も多くなってしまう可能性があるでしょう

厚生労働省の「生活保護制度の概要等について(p.19)」によると、2024年4月時点のケースワーカー1人あたりの平均担当件数は84世帯です。

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ケースワーカーが残業する理由

ケースワーカーが残業する理由は、仕事量が多いからと考えられます。ケースワーカーに対して、担当する生活保護受給者の方の人数が多い場合、職員一人ひとりの負担が大きくなってしまうようです。
以下で、ケースワーカーの仕事内容を解説するので、「具体的には何が忙しいの?」と気になる方はぜひご覧ください。

窓口対応

ケースワーカーは、電話や窓口で生活保護受給者の方の悩みや相談に対応します。窓口対応に時間が取られると、思うように仕事を進められないことがあるようです
生活保護の受給に関係のない雑談や愚痴を長時間話す方がいると、その分対応する時間が長くなってしまいます。また、受給額に不満がある方のクレーム対応などにより、業務時間が圧迫されることもあるかもしれません。

窓口対応は相手ありきで自身のタイミングで行えるものではないので、「仕事のスケジュールの見通しが立たない…」と感じる方もいるでしょう。

事務作業

ケースワーカーは、生活保護の申請や調査書の記入、面接の記録などさまざまな事務作業を行います。生活保護受給者の方から書類を受け取って処理をする際、担当件数が多いほど事務作業の量も多くなるでしょう。業務時間中に事務作業が終わらないことで、残業になってしまう場合もあるようです。

担当している世帯の家庭訪問

担当している世帯の家庭訪問をして生活状況を把握することも、ケースワーカーの仕事内容です。家庭訪問は各世帯で年に2回以上行うため、担当件数が多いほど業務時間が増えてしまいます

家庭訪問は、移動時間も含めると数分で終わる仕事ではありません。家庭訪問をしている間はほかの仕事を進められないので、担当件数が多いと残業が発生してしまうことがあるようです。

「残業が多くて疲れた…」そんなときは?

ここでは、残業が多くて疲れてしまったときの対処法を解説します。残業にお悩みのケースワーカーの方は、ぜひチェックしてみてください。

上司に業務の進め方を相談する

残業が多いと感じる場合、上司に業務の進め方について相談してアドバイスをもらいましょう。仕事の進め方を工夫して作業効率を上げることで、残業を減らせるかもしれません。また、上司に相談することで、仕事量を調整してもらえる可能性があります。

異動届を出す

異動届を出して別の部署で働く方法もあります。公務員として別の部署に異動すれば仕事内容が変わるので、残業が減る可能性があるでしょう。「ケースワーカーの仕事は残業が多過ぎてつらい…」と感じても、すぐに公務員を辞める必要はありません。

休日にリフレッシュする

休日にはリフレッシュして、残業の疲れを取ることも大切です。休暇中は仕事のことを忘れて、身体を休めたり趣味を楽しんだりしましょう。残業の疲労を癒すために、しっかりと睡眠を取り、お風呂で温まって心身ともにリラックスするのもおすすめです。

別の職種に転職する

「残業が多過ぎて体を壊しそう」「異動届を受け入れてもらえない」という方は、別の職種に転職するのも一つの解決方法です。ケースワーカーは人の役に立てるやりがいのある仕事ですが、あなたが頑張り過ぎて体調を崩してしまっては意味がありません。自分の生活を第一に働くようにしましょう。

ケースワーカーを辞めたい人におすすめの職種と求人

ここでは、「ケースワーカーを辞めたい」と考えている方に向けて、転職する職種の候補を紹介します。スキルや経験を活かして働きたい方には、福祉系の仕事がおすすめです。以下で確認してみましょう。

介護職員

介護職員は、無資格・未経験から始められる仕事です。介護サービス事業所を利用する高齢者の身の回りのお世話をします。超高齢社会の日本において、今後も介護職員の需要は高まる予測なので、安定して働ける職種といえるでしょう

介護職員は、特別養護老人ホームや介護老人保健施設、ショートステイ、グループホーム、デイサービス、訪問介護事業所など、さまざまな場所で活躍しています。利用者さんの介護度や仕事内容は施設によって異なるので、しっかりリサーチすることで自分に合った職場を見つけられるかもしれません。

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社会福祉士

社会福祉士は、高齢者や障がいのある方、児童やその親、経済的な支援が必要な方などの相談援助を行う仕事です

「社会福祉士」は資格名であると同時に、社会福祉士の資格を保有する人を指す言葉でもあります。特定の職種を示す名称ではありませんが、「社会福祉士」と検索することで、対象の求人をチェックすることが可能です。
ソーシャルワーカーと呼ばれることもあり、ケースワーカーなどとして地方公共団体で働く以外に、介護施設や病院、児童福祉施設、障害者支援施設などでも活躍しています。

なお、社会福祉士になるには、社会福祉士国家試験に合格して資格を取得しなければなりません。社会福祉士国家試験に挑戦するには、「福祉系大学ルート」「短期養成施設ルート」「一般養成施設ルート」いずれかで受験資格を満たす必要があります。ケースワーカーの実務経験があると、社会福祉士試験の要件を満たしやすいでしょう。

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生活相談員

生活相談員は、介護サービス事業所で、利用者さんの相談業務や入退所手続き、関連機関との連絡・調整などを行う仕事です。生活相談員も社会福祉士と同様に、ソーシャルワーカーと呼ばれることがあります。

生活相談員になるには、「社会福祉士」「精神保健福祉士」「社会福祉主事任用資格」のいずれかの資格を取得するか、各自治体の定める条件を満たさなければなりません。ケースワーカーは、すでに社会福祉主事任用資格を取得しているので、いつでも挑戦できる職種です。

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ケースワーカーに関するよくある質問

ここでは、ケースワーカーに関するよくある質問に回答します。ケースワーカーの仕事に興味がある方は、ぜひご一読ください。

ケースワーカーの仕事って激務なの?

ケースワーカーは、生活に困難を抱える方の相談対応や、生活保護受給のための調査・手続き、定期訪問、事務作業など幅広い仕事を担当します。「自分のペースで仕事ができるから楽」いう人もいれば、「仕事が終わらない…」いう人もいて、感じ方は人それぞれです。
慣れるまでは仕事を大変に感じるかもしれませんが、公務員として安定した生活を送れたり、支援経験を積んで成長できたりする魅力もあります。

ケースワーカーの平均年収はいくらなの?

職業情報提供サイト(job tag)の「福祉事務所ケースワーカー」によると、ケースワーカーの平均年収は441万円でした。こちらは、「福祉相談・指導専門員等」の給与データです。
また、総務省の「第5表 職種別職員の平均給与額(p.253)」によると、ケースワーカーを含む地方公務員の一般行政職の平均給与は、40万2,761円でした。12ヶ月分として計算した平均年収は、およそ483万円です。
公務員は年功序列式に給与が上がっていく場合が多いので、勤続年数を重ねることで給与アップが期待できるでしょう。なお、ご紹介した給与額は平均なので、あくまで参考としてご覧ください。
勤続年数による昇給に関しては、「ケースワーカーは公務員?仕事内容や必要な資格、働くメリットも解説!」で解説しているので、こちらもあわせてご覧ください。

生活保護ケースワーカーを辞めたい…

「ケースワーカーを辞めたい」と悩んだときは、自分だけの責任だとネガティブにならないようにしましょう。業務時間内に仕事が終わらない場合、そもそも担当件数が多かったり、職場のサポート体制が整っていなかったりする可能性があります。仕事がつらくて辞めたいと感じたら、異動届を出したり上司に相談したりしてみると良いでしょう。どうしても解決が難しくてストレスが大きい場合、転職する選択肢もあります。
ケースワーカーを辞めたいときの対処法は、「ケースワーカーを辞めたい!転職すべき?退職したいときの対処法や転職先」の記事でも解説しています。

まとめ

ケースワーカーは、人手が足りず1人当たりの担当件数が多くなると、残業が発生する場合があるようです。窓口対応や事務作業に時間がかかると、残業が増えることも考えられます。また、担当件数が多いほど家庭訪問にかかる時間が増え、ほかの仕事が終わらなくなってしまうようです。
ただし、実際の残業時間は職場や人によって異なるので、ケースワーカーが必ずしも残業が多いというわけではないことに留意しましょう。

「残業ばかりで疲れた…」という方は、上司に相談して業務効率を向上させたり、異動届を出したりしてみると良いかもしれません。ほかにも、休日にリフレッシュして残業の疲れを取ることも効果的です。「異動させてもらえないし、残業をするのがしんどい…」という方は、転職を検討する選択肢もあります。

ケースワーカーからの転職におすすめの職種は、「介護職員」「生活相談員」など。相談援助や生活の支援を行う仕事なら、ケースワーカーの経験やスキルを活かして活躍できるでしょう。

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執筆者

  • 「レバウェル介護」編集部

    お役立ち情報制作チーム

介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点

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※この記事の掲載情報は2026年2月5日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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