公務員ケースワーカーは出世コース?どんな部署?生活保護の仕事や働くメリット

介護の仕事 2026年2月4日
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この記事のまとめ

生活保護ケースワーカーとして配属され、「出世できるの?」と不安な方もいるかもしれません。生活保護ケースワーカーは、将来違う部署に配属された際に役立つスキルを積める職種です。さらに、業務で身につけた知識やスキル、保有資格は、公務員以外の仕事にも活かせます。この記事では、生活保護ケースワーカーの仕事内容や働くメリット、やりがいを解説。ケースワーカーのキャリアについてまとめたので、ぜひご一読ください。

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目次

ケースワーカーから出世する可能性は?

自治体や年齢によって異なりますが、ケースワーカーからいわゆる出世コースである財政課や人事課に異動になる人もいます。必ずしもケースワーカーから出世するとは言い切れないものの、ケースワーカーとしての経験は、コミュニケーションスキルの向上や将来のための人脈づくりに役立つでしょう。

下記の見出し「生活保護ケースワーカーとして働くメリット」でも詳しく説明しますが、ケースワーカーは公務員として働くうえで貴重な経験が積める職業といえます。

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公務員の生活保護ケースワーカーの仕事内容

生活保護ケースワーカーとは、地方自治体が設置する福祉事務所で働く職種です。病気やケガ、高齢になったことなどにより十分な収入がなく、生活に困っている方に対して、相談援助を行います。主な業務内容は下記のとおりです。

  • 生活上の課題がある方の相談を受け、適切な支援を検討・調整する
  • 生活保護の支給が必要かどうか調査する
  • 生活保護の申請手続きを行う
  • 家庭訪問をして生活状況を確認する
  • 家庭状況に応じた生活保護費を計算する
  • 報告書や面接記録の作成などの事務仕事を行う

詳細は自治体によって異なりますが、ケースワーカーは「面接担当職員」と「地区担当職員」に分かれていることが多いようです。面接担当職員は、相談を受けて支援の方針を決めます。そして、地区担当職員が家庭訪問などの調査を行う流れです。

面接担当職員と地区担当職員は、連携して相談者の生活の安定や自立を支援します。必要に応じて、ほかの福祉サービスや病院などの支援につなげたり、就労支援を行ったりすることもあるでしょう。

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生活保護ケースワーカーとして働くメリット

生活保護ケースワーカーとして働くことに不安を感じる方もいるかもしれませんが、公務員に必要な知識やスキルを身につけられる魅力のある職種です。ここでは、生活保護ケースワーカーとして働くメリットをご紹介します。

現場で経験を積める

生活保護ケースワーカーは、現場経験が積める代表的な仕事です。新卒の場合、現場を知ることを目的に福祉事務所に配属されることもあります。
さらに、いわゆる出世コースといわれる人事課や財政課、企画課に異動しても、ケースワーカーとしての経験は大いに役に立つはず。現場への理解が深ければ、上司や同僚から頼りにされやすいでしょう。

公務員の行政職は、現場に直接関わらない部署であっても、最終的には現場へとつながっています。現場のことを分かっていたほうが、スムーズに仕事ができる傾向にあるため、将来異動する場合も経験を活かせるでしょう。

医療や福祉に関する制度の知識を身につけられる

生活保護ケースワーカーは、医療や福祉に関する幅広い知識を身につけられるメリットがあります。

生活保護制度には「他法・他施策の優先」という考え方があり、ほかの制度では補えない場合に利用するのが基本です。ケースワーカーは、老齢年金や障害年金、介護保険、自立支援医療など、生活保護以外の制度についても把握しておかなければなりません。

社会福祉制度に関する幅広い知識を身につけられるのが、生活保護ケースワーカーの特徴です。公的な支援に関する知識は、公務員として働くうえでも重要といえます。

他職種と関わることで視野が広くなる

多角的な視点を持って仕事に携われるのも、生活保護ケースワーカーになるメリットです。公務員の仕事のなかでも、さまざまな経験を積める職種といえるでしょう。

生活保護ケースワーカーは、各世帯が抱える課題を把握し、医療施設や児童相談所、社会福祉協議会などと連携して仕事をします。そのため、医療従事者や児童福祉司、精神保健福祉士といった公務員以外の職種と、情報共有や意見交換をする場も多いでしょう。実際に他職種と関わることで、地域で人脈を築けたり、多様な支援を学べたりします。

生活保護ケースワーカーのやりがい

生活保護ケースワーカーがやりがいを感じられる場面として、「信頼関係を築けたとき」「人の役に立てたとき」などがあります。

適切な支援を行うには、相談者の方の現状だけではなく過去も知ることが重要です。とはいえ、生活保護の相談に訪れる方の多くは、最初からすべてを話してはくれません。面談や家庭訪問を何度も重ね、深い内容まで話してくれるようになると、うれしいと感じる方が多いようです。

ほかにも、自分のサポートによって状況が良くなり、支援が必要なくなったときに、やりがいを感じる方もいます。「誰かの生活を支える仕事をしたい」という方は、ケースワーカーの仕事にやりがいを感じられるでしょう。

ケースワーカーのやりがいは、「ケースワーカーのやりがいとは?仕事で大変なことについても解説!」でも解説しているので、あわせてご覧ください。

経験を積んでから福祉の仕事に転職する道もある

人を支える仕事にやりがいを感じる場合、ケースワーカーの経験を活かして、福祉系のほかの職種に転職する選択肢もあります。生活保護ケースワーカーが持つ「社会福祉主事任用資格」は、介護施設の施設長や生活相談員の要件の一つで、福祉分野の仕事に幅広く活かせる資格です。

生活相談員とは、特別養護老人ホーム(特養)やデイサービスなどの施設において、介護サービスを利用する方の相談援助を行う職種。生活保護ケースワーカーは幅広い年齢の方を支援するのに対し、生活相談員は高齢者やそのご家族の支援を主に行います。

生活相談員の仕事内容については、「生活相談員に転職したい方必見!必要な資格の条件や仕事内容、求人の探し方」の記事をご覧ください。

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ケースワーカーについてよくある質問

ここでは、生活保護ケースワーカーについてよくある質問に回答します。「どんな仕事か詳しく知りたい」という方は、ぜひご一読ください。

公務員であるケースワーカーの仕事はきついの?

厚生労働省の「生活保護制度の概要等について(p.19)」によると、ケースワーカーは80世帯に1人もしくは、65世帯に1人配置するのが基準です。2024年4月時点でのケースワーカー1人当たりの担当世帯数は平均84世帯なので、「仕事が忙しくてきつい…」と感じる方もいるでしょう。
ただし、業務量は働く自治体によって異なるため、一概に「ケースワーカーは忙しくてきつい仕事」とは言えません。担当件数ではなく訪問回数で業務が割り振られている自治体もあり、必ずしも担当件数が多いから忙しいというわけではないようです。

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ソーシャルワーカーとケースワーカーの違いは?

ソーシャルワーカーとケースワーカーの違いは、含まれる職種の範囲です。ソーシャルワーカーは、相談援助を行う職種全般を指します。一方のケースワーカーは、福祉事務所などで公務員として相談援助を行う職種のことです。
ソーシャルワーカーについて詳しく知りたい方は、「ソーシャルワーカーと社会福祉士の違いを解説!仕事内容や必要な資格とは?」の記事もチェックしてみてください。

ケースワーカーの年収はどれくらいなの?

総務省の「第5表 職種別職員の平均給与額(p.253)」によると、ケースワーカーを含む一般行政職の平均給与は40万2,761円。12ヶ月分として計算すると、ケースワーカーの平均年収は483万3,132円となります。
「ケースワーカーの年収はいくら?収入を上げる方法や給料事情を解説」の記事では、ケースワーカーの給与事情や年収アップの方法を解説しているので、あわせてご覧ください。

まとめ

地方公務員として福祉事務所に配属され、「出世コースから外れたのでは?」と心配になる方もいるかもしれません。しかし、ケースワーカーは公務員に必要な知識やスキルを身につけられる仕事なので、「出世コースから外れた」というわけではないでしょう。

生活保護ケースワーカーには、「現場経験を積める」「医療や福祉の制度に関する幅広い知識を身につけられる」「多角的な視点を持って仕事ができる」といったメリットがあります。将来ほかの部署に異動しても、培った知識や経験を十分に活かせるでしょう。

また、ケースワーカーのキャリアとして、「社会福祉主事任用資格」を活かしてほかの福祉系の職種に転職する選択肢も。特に、高齢者や障がいのある方の支援に深く関わりたい方は、福祉系のほかの仕事にも適性があります。

福祉の仕事の種類が知りたい方や、高齢者を支える仕事に携わりたい方は、「レバウェル介護(旧 きらケア)」にご相談ください。レバウェル介護(旧 きらケア)は、介護・福祉業界に特化した転職エージェントです。専任のキャリアアドバイザーがヒアリングを行い、ケースワーカーとしての経験を活かせる職場をご紹介いたします。
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執筆者

  • 「レバウェル介護」編集部

    お役立ち情報制作チーム

介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点

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※この記事の掲載情報は2026年2月4日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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