
この記事のまとめ
- 計画作成担当者とは、介護事業所を利用する方のケアプランを作成をする職員
- 計画作成担当者になるために必要な資格は、職場によって異なる
- 計画作成担当者へ転職する際は、求人サイトや転職エージェントを活用しよう
「計画作成担当者とはどんな仕事?」と気になっている方もいるかもしれません。計画作成担当者とは、介護施設・事業所を利用する方のケアプランを作成する職種です。この記事では、計画作成担当者が活躍する職場やケアマネジャーとの違いを解説します。資格要件や求人探しの方法も紹介するので、計画作成担当者への転職を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。
目次
計画作成担当者とは
計画作成担当者とは、介護施設・事業所において、利用者さんの介護サービス計画書(ケアプラン)の作成を担当する職種です。利用者さんの情報収集・課題分析や、支援方針をまとめたケアプランの作成、定期的なケアプランの見直しなどが仕事内容です。
そのほか、介護現場でケアに携わったり、来客や電話対応といった業務を担当したりすることもあります。
ケアマネジャーとの違いは?
計画作成担当者とケアマネジャーの違いは、必要な資格や利用者さんとの関わり方です。なお、ケアマネジャーを計画作成担当者として配置する場合、仕事内容や役割が同じこともあります。
計画作成担当者に必要な資格は、働く介護事業所によって異なるようです。また、計画作成担当者は、ケアマネジャーと同じような事務仕事を行うことに加え、実際に現場で介護を行う機会が多い傾向にあります。
一方、ケアマネジャーになるには「介護支援専門員」の資格が必須。ケアマネジャーの具体的な仕事内容は、ケアプランの作成や他職種との連携・調整といった事務仕事がメインです。
詳しくは、「計画作成担当者とケアマネジャーの違いを解説!必要な資格や仕事内容を比較」でも解説しているので、こちらもあわせてご覧ください。
出典
厚生労働省「介護職員・介護支援専門員 」(2026年1月19日)
計画作成担当者が活躍できる職場は?
計画作成担当者を配置する義務がある介護事業所は、「グループホーム(認知症対応型共同生活介護事業所)」と「特定施設入居者生活介護事業所」です。特定施設入居者生活介護サービスを提供する事業所には、介護付き有料老人ホームなどがあります。
また、特別養護老人ホームや介護老人保健施設、小規模多機能型居宅介護事業所などには、ケアマネジャー(介護支援専門員)の配置が必要です。ケアプランの作成に携わりたい方は、自身の保有資格や職場による役割の違いを加味して職場を選ぶと良いでしょう。
出典
e-Gov法令検索「指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準」(2026年1月19日)
e-Gov法令検索「指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準」(2026年1月19日)
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計画作成担当者になるには
ここでは、グループホームと特定施設入居者生活介護事業所(介護付き有料老人ホームなど)の計画作成担当者の要件を解説します。計画作成担当者を目指している方は、ぜひご確認ください。
グループホームの計画作成担当者の資格要件
グループホームで計画作成担当者として働くには、「認知症介護実践者研修」を受講する必要があります。認知症介護実践者研修を受講するには、いくつかの要件をクリアしなければなりません。受講要件は研修を主催する各都道府県によって異なるため、自分が働く地域の要項をチェックしておくと良いでしょう。
たとえば、東京都で認知症介護実践者研修を受けるには、「都内の介護保険施設・事業所の業務に従事している」「認知症の人の介護の実務経験が2年程度以上ある」の2点が条件です。なお、足立区・豊島区は要件や研修の申し込み先が異なるので注意しましょう。
グループホームでは、計画作成担当者としてケアマネジャーを1人以上配置する必要があります。ケアマネジャーの監督があれば、ケアマネジャー以外の方も計画作成担当者の業務に従事することが可能です。ただし、ケアマネジャー以外の方が計画作成担当者として働く場合、認知症ケアに係る計画作成の実務経験が求められる可能性があります。
グループホームの計画作成担当者の求人は、ケアマネジャーの資格を必須としていることも少なくありません。そのため、計画作成担当者になりたい方は、積極的に資格取得に取り組むと良いでしょう。
出典
東京都福祉局「東京都認知症介護研修の概要」(2026年1月19日)
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特定施設入居者生活介護の計画作成担当者の資格要件
特定施設入居者生活介護事業所の計画作成担当者として働くには、ケアマネジャーの資格が必要です。
ケアマネジャーの資格を取得するには、要件を満たしたうえで、「介護支援専門員実務研修受講試験(ケアマネジャー試験)」を受験して合格しなければなりません。試験に合格後、「介護支援専門員実務研修」を修了すれば、ケアマネジャーの資格を取得できます。
ケアマネジャー試験の受験資格
介護支援専門員実務研修受講試験(ケアマネジャー試験)の受験資格は、以下のどちらかを満たすことです。
- 条件1.指定の国家資格等に基づく5年かつ900日以上の業務経験
- 条件2.生活相談員、支援相談員、相談支援専門員、主任相談支援員のいずれかとしての5年かつ900日以上の業務経験
ケアマネジャー試験を受けるには、指定の職種として5年以上かつ900日以上の実務経験を積む必要があります。
条件1の国家資格等に含まれるのは、看護師や理学療法士、作業療法士、社会福祉士、介護福祉士など。介護職からケアマネを目指す場合、介護福祉士の資格を取得したうえで試験を受けるのが一般的なルートです。
介護福祉士からケアマネジャーを取得するルート
介護福祉士になるには「介護福祉士国家試験」に合格しなければなりません。介護福祉士国家試験の受験資格を得るには、福祉系の学校に通うか、介護等の実務経験を3年以上積んだうえで「実務者研修」を修了することが条件です。
介護の仕事を始めたばかりで資格がない人は、以下のルートでケアマネジャーを目指すパターンが多いでしょう。
| Step1 | 介護の現場で3年以上働きながら実務者研修を修了する |
| Step2 | 介護福祉士国家試験を受験。合格したら資格登録をする |
| Step3 | 介護福祉士として5年以上の経験を積み、ケアマネジャー試験を受験する |
| Step4 | 試験に合格したら、介護支援専門員実務研修を修了する |
| Step5 | ケアマネジャーの登録申請をして資格を取得する |
無資格・未経験からケアマネジャーになるには、最短でも8年ほどかかるので、キャリアプランを立てて計画的に資格を取得する必要があります。ケアマネジャーの資格があれば職場の選択肢が広がるため、計画作成担当者を目指す人は取得を目指すと良いでしょう。
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計画作成担当者に向いている人
コミュニケーション能力が高い人は、計画作成担当者に向いているでしょう。計画作成担当者は、利用者さんとそのご家族、施設と現場のスタッフの間の橋渡し役を担います。
ときには、クレームに対応したり、利用者さんの細かい要望を現場スタッフに伝えたりすることも必要です。そのため、計画作成担当者にはコミュニケーション能力が欠かせません。
また、事務作業と同時に現場での介護も行う傾向にあるので、ケアマネジャーのように利用者さんに寄り添ったケアプランを立てながらも、自分自身もケアに携わりたい人に向いているでしょう。
計画作成担当者は介護業務全般を把握する立場にあるため、ゆくゆくは管理職にキャリアアップしたいという人にも向いています。
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計画作成担当者の求人を探す3つの方法
計画作成担当者になるには、求人を出している施設を探さなければなりません。前述のとおり、計画作成担当者の活躍の場はに限られているので、求人数は少ない傾向にあります。
ケアマネジャーの資格を保有している方は、「計画作成担当者」だけではなく「ケアマネジャー」や「介護支援専門員」という言葉でも検索すると、求人を見つけやすいでしょう。
ここでは、どこで計画作成担当者の求人を探せば良いのか、その方法とそれぞれのメリットをご紹介するので参考にしてみてください。
1.求人サイトやネット検索を使う
インターネットの普及から、就職・転職サイトで多くの求人が見つけられるようになりました。介護業界を専門にした求人サイトも増えており、最新の求人情報を手軽に入手できます。
介護求人の中で計画作成担当者の求人は少ない傾向にありますが、最新の求人情報をこまめに確認することで、計画作成担当者の求人に出会える可能性が高まるでしょう。
2.ハローワークで探す
公的機関であるハローワークに求人を登録をする介護事業所もあります。ハローワークにはその地域の事業所の求人が集まりやすいため、地元で仕事を探したい方はチェックしてみると良いでしょう。
ハローワークを利用することで、職業訓練を通じて無料で資格を取得できたり、給付金を受給できたりする場合があるので、キャリア形成に課題を感じている方はメリットを感じられるかもしれません。
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3.転職エージェントを利用する
「求人探しは大変そう」「計画作成担当者の資格要件は満たしてないけど、転職してキャリアアップしたい」といった悩みがある方は、転職エージェントを活用すると良いでしょう。転職エージェントとは、人材を募集する会社と求人を探している求職者をマッチングするサービスで、登録して相談するだけで希望の職種や条件に合う求人を紹介してもらえます。
転職エージェントは、求人紹介のほかに面接日程の調整をしてくれたり、必要に応じて就業条件の交渉をしてくれたりするなど、フォローが手厚いことがメリットです。求人サイトに掲載されていない非公開求人を保有している場合もあり、相談することで選択肢を増やすことができます。
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計画作成担当者についてよくある質問
ここでは、計画作成担当者についてよくある質問に回答します。「計画作成担当者って何をするの?」と疑問に思う方は、ぜひチェックしてみましょう。
計画作成担当者の仕事内容とは?
計画作成担当者は、利用者さんやそのご家族との面談や、ケアプランの作成・見直し、モニタリングなどを行います。ほかにも、業務に支障が出ない範囲で、介護業務や電話対応などをすることもあるので、留意しておきましょう。
計画作成担当者の仕事内容は、「計画作成担当者の仕事内容は?必要な研修や受講要件も解説!」の記事で解説しているので、あわせてご覧ください。
計画作成担当者とケアマネジャーの違いは何?
計画作成担当者とケアマネジャーの仕事内容に大きな違いはありませんが、要件や役割が異なる場合があります。ケアマネジャーとして働くには、介護支援専門員の資格が必要ですが、グループホームの計画作成担当者は、認知症に関する研修を修了すれば従事できるようです。また、ケアマネジャーには、介護支援専門員の資格がない計画作成担当者をサポートする役割があります。
この記事の「計画作成担当者とは」で、計画作成担当者とケアマネジャーの違いを解説しているので、ぜひご一読ください。
まとめ
計画作成担当者とは、介護施設や事業所で利用者さんのケアプランを作成する職員のこと。計画作成担当者の配置が義務付けられているのは、「グループホーム」と「特定施設入居者生活介護事業所」です。
計画作成担当者になるために必要な資格は施設によって異なります。グループホームの計画作成担当者になるには、「認知症介護実践者研修」が必要。特定施設入居者生活介護事業所の計画作成担当者には、ケアマネジャーの資格が求められます。
ケアマネジャーの資格を取得すると、応募できる求人の選択肢が広がったり、選考で有利になったりするでしょう。
ケアマネジャーになるための試験を受けるには、特定の国家資格等に基づく業務もしくは、相談援助の実務経験が5年以上必要。受験資格のハードルは高いですが、キャリアアップにつながる資格です。
介護業界の求人を探す方法は、求人サイトやハローワーク、転職エージェントなどがあります。計画作成担当者の仕事に興味がある方は、レバウェル介護(旧 きらケア)にご相談ください。
介護業界専門の転職エージェントであるレバウェル介護(旧 きらケア)では、計画作成担当者やケアマネジャーとして働ける介護事業所の紹介を行っています。介護経験がない方・浅い方が介護職員として働ける職場も紹介していますので、仕事をお探しの方はぜひご相談ください。
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執筆者

「レバウェル介護」編集部
お役立ち情報制作チーム
介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点


