サービス提供責任者に必要な研修や資格は?仕事内容やなりかた

資格・試験 仕事 2020/05/07
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介護職員と高齢者のイメージ

サービス提供責任者(サ責)は介護サービス利用者の生活状況などを調査し、適切な介護サービスを提供するための細かい介護方法や手順を示した訪問介護計画書を作成するのがおもな仕事。一般的な介護スタッフと比べて給料アップも期待できることから、キャリアアップの手段として目指す方も少なくありません。ではサービス提供責任者として働くには、どんな資格や研修などが必要なのでしょうか?ここで、詳しく解説していきます。

【目次】


サービス提供責任者はこんな仕事をしている
サービス提供責任者の人員配置基準
サービス提供責任者の資格要件は?
サービス提供責任者の要件である介護福祉士とはどのような資格?
サービス提供責任者が受ける介護福祉士実務者研修はどういうもの?
まとめ


サービス提供責任者はこんな仕事をしている


サービス提供責任者のイメージ

まずはサービス提供責任者(サ責)について、具体的にどのような役割を果たしているのか仕事内容を見ていきましょう。

サービス提供責任者は訪問介護事業所におけるキーパーソン


サービス提供責任者は介護利用者が安心して暮らすための環境整備や訪問介護事業所での介護サービスの品質管理、介護スタッフの労務管理、育成などを手掛けています。また、介護に関連して関係部署間の調整役を果たすなど、職場におけるキーパーソン的な職種です。

サービス提供責任者の具体的な業務内容は?


訪問介護計画書の作成業務


サービス提供責任者のおもな仕事として、訪問介護計画書の作成が挙げられます。訪問介護計画書とは、ケアマネジャーが作成したケアプランをもとにして、介護利用者さんに必要な介護サービスの提供方法などを具体的に指示するものです。サービス提供責任者は介護利者さんの自宅を訪問して、生活状況などを見ながらどのような介護が必要なのかを判断。具体的な介護内容を訪問介護計画書のなかに盛り込みます。

介護スタッフの労務管理


サービス提供責任者は、訪問介護計画書の作成以外にもさまざまな業務を担っています。そのなかのひとつが、介護事業所に勤務する介護スタッフの労務管理です。介護スタッフの労務管理やスケジュール調整、介護利用者に合わせた介護スタッフの人選なども行います。

介護スタッフの教育指導


サービス提供責任者の仕事のひとつに介護サービスの品質管理があります。介護サービスの質の向上をはかり、介護利用者さんの満足度を高めることもサ責の重要な任務です。そのための介護スタッフへの教育や指導なども、サービス提供責任者が担っています。

介護分野の関係部署との調整役


介護利用者さんのなかには、介護スタッフや看護スタッフ以外にショートステイ、デイサービス、訪問リハビリテーションなど、複数のサービスを受けている人も少なくありません。サービス提供責任者は、さまざまな関係部署と連携するための調整役も担います。

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サービス提供責任者の人員配置基準


人員配置のイメージ

訪問介護事業所には、サービス提供責任者を必ず配置しなければなりません。

サービス提供責任者の人員配置基準は利用者40名につき1人


指定訪問介護・介護予防訪問介護事業所ごとに、サービス提供責任者を1人配置するよう人員配置基準で定められています。また、利用者の人数が40名(3カ月間の平均)を超える場合は2人(利用者数41名から80名まで)、利用者数81名から120名は3人、121名から160名までは4人と、利用者40名ごとにサービス提供責任者の配置人数を増やさなくてはなりません。

サービス提供責任者の人員配置基準【特例】


ただし以下の条件を満たす指定訪問介護・介護予防訪問介護事業所には、人員配置基準に特例措置が適用されます。この場合、利用者50名(3カ月間の平均)に1人のサービス提供責任者を配置すれば問題ありません。

・常勤で働くサービス提供責任者が3名以上在籍している事業所
・サービス提供責任者の業務をメインに担当するスタッフが1人以上在籍している事業所(当該サ責が介護業務に従事する時間は月30時間以内)
・サービス提供責任者の業務がITなどを駆使して効率的に行われている事業所

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サービス提供責任者の資格要件は?


4つの資格を取り上げるイメージ

次に、サービス提供責任者になるための資格要件について解説します。サービス提供責任者とは特別な資格ではなく、事業所などに勤務するときの役職名。サービス提供責任者として勤務するための資格要件は、以下4つのいずれかです。

・介護福祉士資格
・介護福祉士実務者研修
・介護職員基礎研修(現在は廃止)
・ホームヘルパー1級(現在は廃止)

なお、介護職員基礎研修とホームヘルパー1級は資格要件として認められていますが、現在は廃止されているため新たな資格取得はできません。また、以前は介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級課程の修了者)も3年以上の実務経験があれば資格要件として認められていましたが、現在は要件から削除されました。

同行援護介護や行動援護介護を必要とする事業所は例外


上記の資格要件が適用されるのは、一般的な指定訪問介護・介護予防訪問介護事業所です。同行援護介護や行動援護介護を必要とする事業所の場合は、それぞれ専門分野の養成研修を受講する必要があります。

同行援護介護サービスを提供する事業所


視覚に障害がある方を介護する事業所の場合は、上記の資格要件に加えて同行援護従事者養成研修「一般課程(20時間)と応用課程(12時間)のカリキュラム」を受講しなくてはなりません。

行動援護介護サービスを提供する事業所


知的な障害を持つ利用者さんを介護する事業所は、上記の資格要件に加えて同行援護従事者養成研修「一般課程(20時間)と応用課程(12時間)のカリキュラム」の受講が義務付けられています。

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サービス提供責任者の要件である介護福祉士とはどのような資格?


笑顔で説明する女性のイメージ

サービス提供責任者の資格要件である介護福祉士について、社会福祉振興・試験センターの「介護福祉士国家試験」を参照にしながらどのような資格なのか解説します。

介護福祉士は社会福祉士や精神保健福祉士と並び、「福祉系三大国家資格」と称される資格の一つです。資格取得には介護分野の実務経験を積んで国家試験を受験する、福祉系高校を卒業する、介護福祉士養成学校を卒業するという3つの方法があります。

介護福祉士は身体や精神上のさまざまな障害によって日常生活に支障のある人に対し、状況に応じた介護を行います。さらに、その他の介護者に適切な指導を行う役割も持つ専門職です。介護福祉士国家試験は例年1月下旬に筆記試験が実施され、3月上旬に実技試験が実施されます。

出典:社会福祉振興・試験センター「介護福祉国家試験」(2020年4月)

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サービス提供責任者が受ける介護福祉士実務者研修はどういうもの?


勉強する人のイメージ

サービス提供責任者の要件の一つである介護福祉士実務者研修は、質の高い介護サービスを安定的に提供していくために設けられた研修制度。基本的な介護サービスの技術や知識の習得を目的にしています。介護福祉士実務者研修は介護福祉士国家試験の受験資格として義務付けられているため、介護福祉士を目指す方にとっても必須です。

介護福祉士実務者研修は、かつてのホームヘルパー1級(旧資格)に相当する介護福祉士初任者研修(ホームヘルパー2級(旧資格))の上に位置する資格となります。介護福祉士実務者研修を取得するためには、介護福祉士実務者研修の課程のある養成施設で450時間のカリキュラムを履修。養成施設によっては、介護福祉士初任者研修を修了していることが介護福祉士実務者研修の受講条件になる場合もあるので注意してください。

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まとめ


OKサインをしている女性のイメージ

サービス提供責任者は介護を必要とする利用者さんの生活状況などを把握し、どんな介護サービスを提供するべきか細かく記した訪問介護計画書を作成します。そのほか、事業所に勤務する介護スタッフの労務管理やスケジュール調整なども担当することがあるでしょう。サービス提供責任者は、指定訪問介護・介護予防訪問介護事業所ごとに1名以上を配置するよう人員配置基準で定められています。

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