認知症ケア専門士の仕事内容とは?資格を取得するメリットと共に解説!

仕事 2020/09/14
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
笑顔の高齢者と介護士の画像

少子高齢化の影響から、日本では認知症のご高齢者が急増しています。認知症の方は夜間の徘徊といった問題行動を起こすことが多く、介護現場でも大きな課題の1つです。そこで今回は認知症の介護に活かせる認知症ケア専門士の資格について詳しく解説していきます。認知症ケア専門士はどのような資格なのか、どんな仕事をしているのか、認知症ケアに関わっている方はぜひご覧ください。

【目次】


認知症ケア専門士について
認知症ケア専門士になるメリット
認知症ケア専門士が活躍する職場は?
認知症ケア専門士になる方法
まとめ

認知症ケア専門士について


認知症ケア専門士はどのような資格で、どんな仕事ができるのでしょうか。

認知症ケア専門士とは


認知症ケア専門士は、一般社団法人日本認知症ケア学会が主催する民間の資格です。
国家資格ではありませんが、認知症ケアの現場で働く介護スタッフのために設けられた認定資格となっています。
一般社団法人日本認知症ケア学会の公式サイトでは、資格について以下のように解説されていました。

「認知症ケアに関わっている介護士が介護現場で必要とする認知症についての知識や技術、倫理観などを習得し、保健や福祉に貢献できる認知症ケアのプロを養成するために創設された資格」

認知症ケア専門士の資格を持つことは、認知症ケアについての深い理解と高い技術を備えていることの証になります。介護現場で活躍する介護福祉士の資格保持者が多いようですが、他にも医師や看護師など医療現場で活躍する職種の方たちも、認知症ケア専門士を取得して医療現場で役立てています。

認知症ケア専門士の仕事内容


認知症ケア専門士は、認知症ケアの介護現場においてほかの介護スタッフに適切なアドバイスを行ったり、指導したりするのが仕事です。
適切な認知症ケアについては、まだまだ介護現場に浸透していないのが現実なので、認知症のエキスパートとして正しい知識と技術を介護現場に広げ浸透させていく、という重要な役割を担っています。

認知症ケア専門士は定期的に研修や学会に参加し、最新の認知症ケアの情報を常に学んでいます。

また、認知症ケア専門士は、認知症ケアで困っている介護職へ適切なアドバイスもできます。
そのため、介護現場における指導者として重要なポストに就くことが多いでしょう。
認知症ケア専門士は認知症ケアを行っている介護施設や介護事業所をはじめ、認知症の治療を行う医療現場などでも活躍しています。
特にグループホーム(認知症対応型共同生活介護施設)のニーズが高く、認知症ケア専門士は介護業務と併行しながら他のスタッフへ適切な認知症ケアの技術を指導することも。
また、地域包括支援センターの相談窓口で相談員を務めるなど、活動の場が広がっています。

▲目次へ戻る

\ 介護業界の転職ならきらケア /
アドバイザーに相談(無料)
介護の求人・派遣サービス《きらケア》とは

認知症ケア専門士になるメリット


認知症の方への適切なケアが行える


認知症ケア専門士の研修では、「妄想と作話の違い」つまり認知症の方の妄想を否定しないこと、といった専門的な分野に踏み込んだ認知症ケアの知識を習得します。
そのため、認知症の方への適切な対応が可能です。また、常に最新の認知症ケアの情報を手に入れられるので、認知症の進行を遅らせることにもつながるでしょう。

認知症の方の負担軽減になる


勘や経験で認知症ケアを行うのではなく、きちんとした医学的なメカニズムを理解した上で認知症の方に対応するので、自信を持ってケアが行えます。認知症の方がケアのとき感じる不安や緊張など、ストレスも抑えられるようになるでしょう。

就職や転職に有利


認知症ケア専門士は、2016年度の診療報酬改定で新設された認知症ケア加算の認定資格です。
介護施設や介護事業所などのメリットにもなるため、資格を持っていると就職や転職に有利に働くでしょう。

待遇が良くなる


認知症ケア専門士があると資格手当が支給される場合があり、給料がアップします。
また、認知症ケアの分野においてリーダー職など責任のあるポジションにも就きやすくなるでしょう。

▼関連記事
【認知症介護の資格一覧】介護士さんにおすすめの理由や取得のメリット

▲目次へ戻る

認知症ケア専門士が活躍する職場は?


認知症ケア専門士の資格保持者は、具体的に以下のような職場で活躍しています。

・グループホーム(認知症対応型共同生活介護施設)
・介護老人保健施設
・特別養護老人ホーム
・ショートステイ
・デイサービス(通所介護)
・介護付有料老人ホーム
・訪問介護事業所
・居宅介護支援事業所
・デイケア
・医療機関
・訪問リハビリテーション
・通所リハビリテーション
・訪問看護ステーション
・地域包括支援センター
・認知症疾患医療センター
・各市町村の福祉課

認知症ケア専門士の資格保持者はグループホームや介護保険施設、有料老人ホーム、居宅介護支援事業所、医療機関、地域包括支援センターなど、介護や福祉、医療分野など幅広い分野で活躍する仕事。認知症ケア専門士の資格は、認知症ケアの実務経験(3年)がなければ取得できません。そのため、資格取得後も同じ職場でキャリアアップするケースと、別のより高い認知症ケアを行っている職場へ転職するケースとがあります。

▲目次へ戻る

認知症ケア専門士になる方法


どうすれば認知症ケア専門士になれるのか、資格取得までの流れを見ていきましょう。

認知症ケア専門士の受験資格


認知症ケア専門士を受験するためには、認知症ケアを行っている介護施設や事業所、医療機関、団体などで3年以上の実務経験が必要です。
また、受験する年より過去10年以内に3年以上の実務経験を積む必要があります。
たとえば2030年に受験する場合、2020年4月1日から2030年3月31日までの間に3年以上の実務経験を積まなければいけません。
なお、認知症ケアに関わる業務であれば、職種や勤務形態に関係なく実務経験としてカウントされます。

認知症ケア専門士の資格取得までの流れ


1.受験資格を満たす
受験日から過去10年間のうち3年間の認知症ケア実務経験が必要です。

2.実務経験証明書と願書を提出
実務経験証明書は認知症ケア専門士公式HPでダウンロードできます。願書(受験の手引き)は電話やFAX、インターネット注文で1,000円、1人1部が必要です。

3.1次試験(7月頃)
札幌,仙台,東京,名古屋,京都,福岡の内、希望の場所を選択し受験します。

4.1次試験合格発表(8月中旬頃)
試験結果は郵送にて送付されます。

5.2次試験受験申請(8月中旬~9月頃)
1次試験合格者は、2次試験論述問題の論述と第2次試験受験申請書類を合わせて提出します。

6.2次試験面接(11月~12月頃)
受験票が10月上旬に届くので、受験票に記載の会場でグループ面接を受けます。

7.合格発表(1月下旬頃)
試験の結果が郵送にて送付されます。なお、インターネット上でも合否の確認が可能です。

8.登録申請
所定の書類を作成、提出します。

9.資格取得
専門士カードが交付されます。

認知症ケア専門士の概要


・試験実施日:毎年7月上旬頃
・試験分野:認知症ケアの基礎、認知症ケアの実際Ⅰ、総論、認知症ケアの実際Ⅱ、各論、認知症ケアにおける社会資源
・問題数:各50問、4分野で200問(マーク式・五肢択一)、試験時間は各60分

認知症ケア専門士の難易度


認知症ケア専門士は、実際に認知症ケアで活躍しているプロ向けの資格です。
合格率は例年50%前後で推移しており、難易度で言えば比較的難しい資格になります。
資格取得後も5年ごとの更新制。更新の際には、必要な研修や学会に参加して規定の単位を修める必要があります。研修や学会で認知症ケアについての新しい情報を常に更新するため、介護現場で実践的に役立てることができる資格です。

出典:一般社団法人日本認知症ケア学会「認知症ケア専門士公式サイト」(2020/09/14)

▼関連記事
認知症ケア専門士ってどんな資格?目指すために必要な条件とは

▲目次へ戻る

まとめ


認知症ケア専門士は、認知症ケアの現場で働く介護スタッフのために設けられた、プロ向けの認定資格です。認知症ケア専門士は5年ごとの更新制で、定期的な研修や学会に参加して規定の単位を修める必要があります。そのため、認知症ケアについての最新の情報を常にリサーチし、新しい認知症ケアの知識や技術を介護現場に広げ浸透させていく役割を担っています。また、認知症のエキスパートとして、認知症ケアで困っている介護スタッフへ適切なアドバイスすることが仕事なので、介護現場における指導者として重要なポストに就くことができるでしょう。

▲目次へ戻る

きらケアのご紹介


介護の求人、転職、派遣のエージェントサービス「きらケア」のサイトTOP

求人を探しているとき、待遇や業務内容、施設の運営方針や人間関係などなど…実際入ってみないとわからないけど気になることってたくさんありますよね。自分のやりたいことや譲れない条件が合わないまま入職すると、自信を失ってしまったりすぐに辞めてしまったり、というのはよくある話。
せっかく介護のお仕事にやりがいを感じているのに、「こんなはずじゃなかった!」と思って諦めてしまうなんて絶対にもったいないですよね。
きらケアの登録はこちら

Q4.あなたにとって仕事のモチベーションは何ですか?(2つまでお選びください)
出典:https://job.kiracare.jp

きらケアの調査によると、介護職の仕事のモチベーションは「仕事そのものの楽しさ」や「同僚やご利用者、ご家族からの感謝」「給与・昇進」など。介護のお仕事を楽しく続けるためには自分の譲れない条件や、やりたいケアなど、施設や事業所との「ミスマッチ」を防ぐことがとっても重要です。

きらケア

きらケア』は介護業界専門の求人・転職エージェント。入職してからでないとわからない待遇面や業務内容だけでなく、職場の人間関係や評判といった気になる情報もお知らせ!介護業界に精通したアドバイザーがヒアリングし、あなたのご希望にあった施設をご紹介します。

きらケアの特徴


・介護業界に特化している
・人間関係や施設の状況などの内部情報に詳しい
・書類チェックや面接などのアドバイスも
・求人の応募、年収や待遇などの条件の交渉など全部お任せOK
・入職後もLINEなどで気軽に相談ができる

きらケア利用者の実際の声


私が言わなかった条件の他にも「こういう所がありますよ」と教えてくださったり、こまめに対応してくださって助かりましたね。履歴書の添削でも、「字が綺麗だから大丈夫」と褒めていただいたり、自分では見落としがちな年月日の間違いに気付いていただけたので安心できました。(30代・女性・ヘルパー介護職)
出典:https://job.kiracare.jp

好条件なのと、その時の担当さんと相性が合ったからです。担当さんがかしこまったりせず、フランクに話してくれたので何でも話せました。自分が重要視している時給のことも、他の会社には「そんな金額ないです」と言われていたのに、親身に聞いて探してもらえました。(40代・女性・ヘルパー介護職)
出典:https://job.kiracare.jp


自分らしいケアがしたい!お給料がよいところで働きたい…!プライベートも大事にしたい!
そんな方はぜひお気軽にきらケアのアドバイザーにご相談ください*

※きらッコノートは、介護の求人サービス「きらケア」が運営する介護士さんのための情報サイトです。

\ 介護業界の転職ならきらケア /
アドバイザーに相談(無料)
介護の求人・派遣サービス《きらケア》とは
きらケア転職/派遣 成功体験談はこちら

関連ジャンル: 仕事

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「仕事」の人気記事一覧

「総合」の人気記事一覧