認知症ケア専門士とは?認定試験の合格率と難易度、資格の取得方法を解説!

介護の資格 2024年2月16日
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この記事のまとめ

認知症ケアに関する専門的な知識や技術を身につけられる「認知症ケア専門士」。認知症ケア専門士の資格を有していれば、認知症への正しい理解を得ながら介護現場で活躍できます。この記事では、認知症ケア専門士の認定試験の概要やその合格率、資格取得によるメリットについて詳しくご紹介。「認知症ケア専門士の合格率や難易度について知りたい」と考えている方は、ぜひご一読ください。

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目次

認知症ケア専門士とは

認知症ケア専門士とは、認知症介護のプロを育成することを目的に設けられた、一般社団法人日本認知症ケア学会が主催する民間資格です。取得すると、認知症ケアに関する知識や技術、倫理観を有していることが証明されます。国家資格ではないものの、認知症介護の分野においてメジャーな資格の一つです。

認知症ケア専門士の合格率

続いて、認知症ケア専門士の合格率を見ていきましょう。

2021年度認知症ケア専門士認定試験の合格率

一般社団法人日本認知症ケア学会の「認知症ケア専門士情報」によると、2021年の認知症ケア専門士認定試験の合格率は53.7%でした。

合格率は50%前後で推移

近年、認知症ケア専門士の合格率は50%前後で推移しています。以下は、同学会による過去5年間の認知症ケア専門士の合格率です。

催年合格率
2021年53.7
2020年56.5
2019年53.3
2018年54.7
2017年56.5
平均54.9%

参考:一般社団法人日本認知症ケア学会「認知症ケア専門士情報

過去5年分の平均合格率は54.9%でした。開催年度によっては合格率が50%を下回る年もあれば60%を上回る年もあるので一概にはいえませんが、およそ2人に1人が合格している計算になるでしょう。

代表的な介護資格の合格率との比較

介護業界で主要な資格と比較した場合、認知症ケア専門士の合格率はどの程度なのでしょうか。難易度を図る参考にしてみてください。

資格過去5年間の平均合格率
介護福祉士74.24%
介護支援専門員(ケアマネジャー)20.1%
認知症ケア専門士54.9%

参考:一般社団法人日本認知症ケア学会「認知症ケア専門士情報」、厚生労働省「第35回介護福祉士国家試験合格発表」「第26回介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況について

認知症ケア専門士の合格率は、介護業界唯一の国家資格である介護福祉士よりも低く、ケアマネ資格よりは高いことが分かりますね。

なお、資格を取得するためには、合格率だけに注目すれば良いというわけではありません。それぞれ、資格要件を満たす必要があるため、受験までの過程に一定の大変さがあることを念頭に置きましょう。
認知症ケア専門士の受験資格や取得方法については、次項で詳しく解説します。

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認知症ケア専門士の取得方法

ここでは、認知症ケア専門士の取得方法をご紹介します。認知症介護の専門知識を身につけたい方は、下記を参考に挑戦してみましょう。

受験資格を満たす

認知症ケア専門士を受験するには、認知症ケアに関する施設や団体、機関などにおける3年以上の認知症ケアの実務経験を有していることが条件です。

実務経験の対象期間は、受験する年の3月31日から逆算して10年以内となっています。たとえば、2024年度の試験を受験する場合、2014年4月1日~2024年3月31日の間に3年以上の認知症ケアの実務経験を有していれば受験することが可能です。

認知症ケア専門士の受験資格は実務経験の要件のみのため、資格の有無や職種、職務内容は問われません。ただし、実習やボランティアは実務経験に入らないので、カウントしないようにしてください。

実務経験証明書と受験申請書を提出する

受験要件を満たしていることを確認したら、実務経験証明書と受験申請書(願書)を用意し、申し込みを行いましょう。認知症ケア専門士は一次試験と二次試験に分かれており、各試験ごとに申し込みが必要です。まずは一次試験に申し込むために、受験申請書と実務経験証明書、申請書類のコピーを所定の封筒(第一次試験用)に入れ、簡易書留で申請期日までに提出します。

また、受験申請書(願書)を手に入れるには、受験する年度の「受験の手引」が必要です。受験の手引は、一般社団法人日本認知症ケア学会の「認知症ケア専門士認定試験」から1,000円(税込)で購入することができます。実務証明書のフォーマットも、同サイトからダウンロードすることが可能です。

一次試験を受ける

認知症ケア専門士の一次試験は、インターネット上で行うWeb試験となっています。試験形式は五者択一式で、問題数は200問。例年7月ごろに実施されます。

試験日時例年7月ごろ:午前9時30分~午後3時15分
試験分野・認知症ケアの基礎
・認知症ケアの実際Ⅰ:総論
・認知症ケアの実際Ⅱ:各論
・認知症ケアにおける社会資源
試験方法パソコンを使用したWeb試験
出題数各分野50問(計200問)※五者択一
合格基準各分野の正答率70%以上

参考:一般社団法人日本認知症ケア学会「試験概要:第1次試験

試験は大きく4つの分野に分かれており、4分野それぞれで70%以上の正答率を有していれば、一次試験合格となります。一部の分野で合格できなかったとしても、合格できた分野については5年間合格が認められるため、受からなかった分野だけを再受験すればOKです。

二次試験を受ける

認知症ケア専門士の二次試験は、一次試験合格者、または一定の条件を満たした認知症ケア准専門士が受験対象者です。認知症ケアの事例に関して3問の論述問題が課されます。二次試験の申請期間は8月9月が目安。期日までに回答を受験申請書や申請書類のコピーと一緒に所定の封筒(二次試験用)に入れ、簡易書留で提出します。

二次試験の合格要件は下記のとおりです。

  • 適切なアセスメントの視点を有しているか
  • 認知症を理解しているか
  • 適切な介護計画を立てられるか
  • 制度や社会資源の理解があるか
  • 認知症の人の倫理的課題を理解しているか

上記、5つの要件を満たしていると判断された場合に合格となります。
なお、以前は論述問題+グループ面接の形式を取っていましたが、新型コロナウイルス蔓延の影響で面接は中止となっているようです。

合格発表を確認し資格の登録申請を行う

合格発表は郵送にて届きます。認知症ケア専門士認定試験の公式サイトでも合格者の受験番号が公表されるので、最短で合格を確認したい場合は公式サイトからチェックしましょう。

合格発表後は倫理研修動画を視聴します。視聴後は所定の書類を提出して資格の登録申請を行うのが流れです。無事登録されると「専門士カード」等が送付され、晴れて資格取得となります。

取得後は5年おきに資格を更新する

認知症ケア専門士の資格は、5年に1回更新が必要です。一般社団法人日本認知症ケア学会または学会認定の団体が主催する講座へ参加して、5年間で30単位以上を取得することで、更新申請を行えます。

更新手続きを行わなければ資格を維持できないので、更新時期には注意しなければなりません。また、学会主催の講座に参加するには費用が発生する場合があります。開催場所によっては交通費や宿泊費なども要するので覚えておきましょう。

更新する際は、同学会の「各種書類ダウンロード」から「更新の手引」や「資格更新申請書」といった必要書類をダウンロードすることができます。更新には、更新料10,000円と証明写真が必要なのであらかじめ準備しておくとスムーズです。

なお、認知症ケア専門士の上位資格である認知症ケア上級専門士は資格更新がありませんが、認知症ケア専門士としての資格更新は求められます。専門士の更新手続きをしなかった場合は、上級専門士の資格も喪失するので注意が必要です。

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認知症ケア専門士の試験費用

認知症ケア専門士を取得するための試験費用の総額は、一次試験と二次試験を合わせて20,000円ほどとなっています。

  • 一次試験:3,000円/分野、4分野受ける場合は12,000円
  • 二次試験:8,000円

前述のように、一次試験で一部の分野に合格できなかった場合は該当の分野のみ再受験が可能です。1分野につき3,000円の費用で再受験できます。

2024年度の試験概要

2024年度の認知症ケア専門士の試験日程は下記で公表されています。

日程
一次試験:申し込み期間2024年3月18日(金)~4月10日(水)
一次試験:試験日2024年7月7日(日)
一次試験:合否発表2024年8月19日(月)
二次試験:申し込み期間2024年8月23日(金)~9月25日(水)
二次試験:合否発表2025年1月14日(火)

一次試験の申し込みから約10ヶ月程度かかるので、一度落ちてしまうと次年度まで受験の日程が延びてしまうことも。この記事の「認知症ケア専門士の合格率」で述べたとおり合格率は50%前後なので、確実に合格するためにも計画的に勉強を進めましょう。試験対策については、次項でご紹介します。

認知症ケア専門士の試験対策

ここでは、認知症ケア専門士の試験対策についてご紹介します。すきま時間に対策したい方にはテキストや過去問の活用を、お金や時間に余裕のある方は講座の受講を検討してみると良いでしょう。

テキストを活用する

独学で勉強したい場合は、テキストを活用するのがおすすめです。認知症ケア専門士を認定している一般社団法人日本認知症ケア学会では試験対策用の公式テキストを販売しているほか、書店でも参考書を販売している場合があります。試験対策用にまとめられているテキストを活用すれば、効率よく認知症ケアについて学べるでしょう。

過去問を解く

ある程度の試験対策が進んだら、過去問を繰り返し解いておくのも効果的です。つまづいた部分をテキストで学習すれば、苦手分野を克服できます。
認知症ケアに関する知識が身についても、アウトプットすることや試験方式に慣れていない場合は、試験で本領を発揮できないことも。過去問で本番の出題形式に慣れておけば、気持ちに余裕をもって試験を受けられるでしょう。

講座を受講する

時間に余裕があり、しっかりと対策をしたいという方は、受験対策講座を受講しておくのもおすすめです。
前述の一般社団法人日本認知症ケア学会でも参加費15,000円で受験対策講座を提供しています。公式テキストをもとに各分野の重要なポイントを解説してくれるので、効率よく学ぶことが可能。WEB上で動画を配信する形で行われ、講義のあとには本番を意識した模擬試験が行われます。
受験対策講座は開催日時が限られるため、自身のスケジュールに合わせて利用を検討しましょう。

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認知症ケア専門士を取得するメリット

認知症ケア専門士の資格を取得すれば、スキルアップや給与アップにつながる可能性があります。具体的なメリットについて確認してみましょう。

スキルアップができる

認知症ケア専門士の資格取得へ向けた学習を通して、認知症に対する理解を深めることが可能です。認知症ケアの正しい知識があれば、高齢者の認知症の進行に応じた最適な対処ができるようになります。特に、認知症を患う入居者さんが多いグループホームでは、ほかの介護職員から頼りにされるようになるでしょう。

給料アップにつながる

介護職員として働いている場合、職場によって1,000円〜5,000円ほどの資格手当を期待できるかもしれません。資格手当のある職場は少ないものの、認知症ケアに対する理解度が高い施設では手当の支給対象としている場合があります。

また、非正規社員の場合、認知症ケア専門士の専門性の高さが評価され、正社員登用を検討してくれる可能性も。非正規社員から正社員になれば、ボーナスなどがもらえるようになり、収入がアップするでしょう。

就職や転職で有利になる

認知症ケアに関する体制を整えている施設にとって、認知症ケア専門士のような認知症ケアの知識を兼ね備えた人材は貴重な存在。そのため、資格を持っていれば、就職・転職で有利に働くでしょう。また、認知症を患う利用者さんが多いグループホームなどの介護保険施設では、専門知識を有した介護職員がいることで、安心して介護を任せてもらえます。

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ほかの認知症関連資格との難易度の違い

「認知症ケア専門士」以外にも、認知症に関連する資格は多く存在しています。
ここでは、認知症に関する資格について、内容や難易度の違いをまとめました。「認知症ケア専門士以外にも興味がある」「自分にぴったりの認知症ケアが学べる資格が何か知りたい」という方は、参考にしてみてください。

認知症介護基礎研修

認知症介護基礎研修とは、認知症ケアの初任者向けの公的資格です。受講要件は自治体によって異なりますが、東京都の場合は「都内(※八王子市除く)の介護保険施設や事業所で介護に直接携わる職員のうち、医療・福祉関係の資格を保有していない人」となっています。すでに医療・福祉関係の資格を保有している場合も受講することは可能です。
受講方法は150分程度のeラーニング形式で受講料は3,000円。1日で取得できるため、難易度は認知症ケア専門士よりも低めです。

認知症介助士

認知症介助士とは、公益財団法人日本ケアフィット共育機構が認定する民間資格です。30問選択式の検定試験に合格すれば、認知症介助士として認定されます。試験を受ける前には、自宅学習やセミナーを通して、認知症を患う方が安心して社会参加できるよう、コミュニケーションスキルや接遇スキル、環境づくりのノウハウを身につける必要がありますが、合格率は約8割程度なので、認知症ケア専門士よりも難易度は低めといえるでしょう。

認知症ケア準専門士

認知症ケア準専門士は、認知症ケア専門士と同じ一般社団法人日本認知症ケア学会が認定する民間資格です。認知症ケア専門士よりも基礎的な内容となっており、専用のテキストで勉強できるので体系的に基本を学びたい方におすすめ。受験資格は、「満18歳以上」「認知症ケアの実務経験がない、または認知症ケアの実務経験が3年未満」となっているので、18歳以上なら誰でも受験可能です。受験方式は認知症ケア専門士と同じWeb試験。受験料は12,000円となっています。

認知症ケア上級専門士

認知症ケア上級専門士は、認知症ケア専門士の上位資格です。試験範囲は、認知症ケア上級専門士テキストに準じた内容となっています。受験資格は、「認知症ケア専門士としての経験が3年以上」「認知症ケア専門士の30単位以上を取得」「認知症ケア上級専門士研修会の修了」「事例発表や論文発表の経験」など、受験のハードルは高めです。第15回(2023年度)認知症ケア上級専門士認定試験の合格者は18名と少ないのが実態となっています。

認知症介護実践者研修

認知症介護実践者研修は、前述した認知症介護基礎研修の上位に位置する公的資格です。講義、演習、実習で実践的なスキルを修得することが目的となっており、修了試験はなくカリキュラムを受講すれば取得できるのが認知症ケア専門士との違いといえます。ただし、課題やレポートの提出を求める場合もあるので、働きながら取得するのが難しいと感じる人もいるようです。

東京都の場合の受講要件は、「都内の介護保険施設などで働く介護職員等」「原則、認知症介護に関する経験が2年程度以上ある」など。受講料は無料で、450分程度のeラーニングと
4~6日間の講義・演習、約2週間の職場実習を行います。

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認知症ケア専門士の合格率に関する質問

ここでは、認知症ケア専門士の試験について、合格率や落ちた場合の対応など、想定される質問をまとめました。疑問がある場合は試験を受ける前に解決しておきましょう。

認知症ケア専門士の二次試験の合格率はどれくらい?

認知症ケア専門士の二次試験の合格率は公表されていません。ただ、全体の合格率が50%程度となっているので、受験者の半数程度が合格している可能性があります。

認知症ケア専門士の二次試験に落ちたらどうなる?

認知症ケア専門士の二次試験に落ちた場合は、再受験することが可能です。一次試験は分野ごとに5年間の有効期限があるので、再受験する場合は二次試験から受験できます。

認知症ケア専門士が活躍する職場は?

認知症ケア専門士が活躍するのは、グループホーム(認知症対応型共同生活介護施設)などの認知症介護の現場です。認知症の治療を行う医療機関や、地域包括支援センターなどの窓口で活躍している人もいます。

まとめ

認知症ケア専門士は、認知症介護のプロを育成することを目的に設けられた民間資格です。取得すると、認知症ケアに関する知識や技術、倫理観を有していることが証明されます。
認知症ケア専門士の資格を取得するには、認定試験への合格が必要です。認知症ケア専門士認定試験を受験するには、試験実施年の3月31日から過去10年間に3年以上の認知症ケア実務経験のあることが求められます。試験の合格率は50%前後のため、テキストでの独学や講座の受講による受験対策が必要でしょう。

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執筆者

  • 「レバウェル介護」編集部

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介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点

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※この記事の掲載情報は2024年2月16日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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