ホームヘルパー2級の正式名称とは?履歴書の記載方法や初任者研修との違い

転職ノウハウ 2025年12月4日
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この記事のまとめ

ホームヘルパー2級の正式名称を知りたい方もいるのではないでしょうか。ホームヘルパー2級の正式名称は、「訪問介護員2級養成研修課程」です。履歴書にホームヘルパー2級を記載する場合、正式名称で書く必要があります。この記事では、ホームヘルパー2級の正式名称や廃止された理由、介護職員初任者研修との違いを解説。ホームヘルパーが資格として有効かどうかもご説明するので、履歴書を書く際の参考にしてみてください。

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目次

ホームヘルパー2級の正式名称とは

ホームヘルパー2級の正式名称は、「訪問介護員2級養成研修課程」です。一般的に知られている「ホームヘルパー2級」という名前は通称で、正式名称ではないので注意しましょう。ホームヘルパー2級とは、主に訪問介護に携わるためのスキルを証明する資格です。そのため、ホームヘルパー2級があれば、訪問介護の業務に携われます。

なお、ホームヘルパー2級は、2013年4月に「介護職員初任者研修」という資格に移行されたため、新たにホームヘルパー2級を取得することはできません。

履歴書には正式名称で記入する

履歴書に保有資格を書くときは、正式名称で記載しなければなりません。そのため、ホームヘルパー2級を履歴書に書く際は、「訪問介護員2級養成研修課程 修了」と記載します。

介護職員初任者研修に資格が移行したといっても、ホームヘルパー2級はあくまで訪問介護員2級養成研修課程なので「介護職員初任者研修課程 修了」と書いてはいけません。

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ホームヘルパー2級が廃止された理由

ホームヘルパー2級が廃止された理由は、介護職のキャリアパスを整備するためです。ホームヘルパー2級廃止以前は、「ホームヘルパー1級」や「ホームヘルパー2級」「介護職員基礎研修」など、介護に関する資格が多数存在し、さまざまな研修制度がありました。

別の介護資格を取得する際、以前取得した資格と学習内容が重複することがあり、効率良くスキルアップできないことも課題の一つでした。介護福祉士などの受験資格も複雑だったため、介護職がキャリアアップしやすいよう制度を改革する目的で、ホームヘルパー2級は廃止されたようです。

ホームヘルパー2級などの資格が廃止されたことによって、「介護職員初任者研修→介護福祉士実務者研修→介護福祉士」というように、介護職が着実にステップアップできる体制が整いました。需要が高まっている介護業界にとって、資格取得体制の変更は、人材育成の促進にもつながる大きなメリットといえるでしょう。

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ホームヘルパー2級と初任者研修の違い

介護職員初任者研修は、訪問介護だけでなく、介護施設でも活躍できる知識を有していることを保証する資格です。ホームヘルパー2級と初任者研修は、どちらも130時間の研修ですが、細かな変更点が存在します。
ここでは、ホームヘルパー2級と介護職員初任者研修の違いを解説するので、参考にしてください。

学習科目数の違い

ホームヘルパー2級から介護職員初任者研修へ変更された際に、「認知症の理解」が学習科目に追加されました。介護業界で活躍するためには、認知症に関する専門的な知識や技術が必要なので、認知症の症状やケアを学ぶ科目が設けられたようです。
また、「医療との連携」も追加されており、より多彩な介護の知識を学べるようになりました。

厚生労働省の「介護員養成研修の取扱細則について(p.2)」をもとに、介護職員初任者研修のカリキュラムを以下に以下にまとめたので、ご覧ください。

学習科目学習時間
職務の理解6時間
介護における尊厳の保持・自立支援9時間
介護の基本6時間
介護・福祉サービスの理解と医療との連携9時間
介護におけるコミュニケーション技術6時間
老化の理解6時間
認知症の理解6時間
障害の理解3時間
こころとからだのしくみと生活支援技術75時間
振り返り4時間
合計130時間

参考:厚生労働省「介護員養成研修の取扱細則について(p.2)」

最も学習時間が長い「こころとからだのしくみと生活支援技術」では、実際の介護の方法を、演習を交えて学びます。

実習の有無の違い

ホームヘルパー2級では、30時間の実習(介護実習・老人デイサービスセンター等のサービス提供職場の見学)が必要でしたが、介護職員初任者研修では廃止されました。

実習が廃止された代わりに、「こころとからだのしくみと生活支援技術」などの科目の学習時間が増加。実習では学習内容に差が出てしまう懸念があったため、研修で同じカリキュラムを学べるよう変更し、介護職として幅広く活躍できるスキルの習得が可能になりました。

介護職員初任者研修の講義の一部は自宅学習が可能ですが、実技などの授業では通学が必要です。また、介護職員初任者研修に施設実習は義務付けられていませんが、なかには実習を行うスクールもあるので、事前に確認しておくと良いでしょう。

筆記試験の有無の違い

ホームヘルパー2級は、カリキュラムの受講のみで資格を取得できました。これに対し、介護職員初任者研修では、全カリキュラム修了後に1時間ほどの筆記試験が行われます。

筆記試験が追加されましたが、カリキュラムで学んだ内容を理解できているのかの確認が目的で、介護職としての基本を問う内容なので、難易度はあまり高くありません。スクールによって違いはあるようですが、基本的には70点以上得点すれば合格となり、介護職員初任者研修の資格を取得できます。
また、試験に落ちてしまったとしても、再試験を受けられるスクールが多いようです。不安な方は、再試験の回数や費用などをチェックしておきましょう。

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ホームヘルパー2級は資格として有効?

ホームヘルパー2級は廃止されましたが、資格自体がなくなったわけではないので、資格保有者が携われる業務は変わりません。ホームヘルパー2級の資格を有している人は、「介護職員初任者研修」の修了者と同等のスキルがあると見なされます。

そのため、新たに介護職員初任者研修の資格を取得しなくても、資格保有者として働くことが可能です。しかし、同等の資格であっても、同じ資格というわけではないことを理解しておきましょう。

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ホームヘルパー2級は再発行できる?

ホームヘルパー2級の資格証明書を紛失してしまった場合、自治体や受講した事業所で再発行ができるようです。事業所がすでになくなってしまっている場合は、事業所があった都道府県の県庁(介護保険担当課)に相談しましょう。

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ヘルパー2級・初任者研修以外で介護職に役立つ資格

ホームヘルパー2級や介護職員初任者研修は、介護業界で働き始める際に役立つ資格です。このほかにも、介護の仕事に役立つ資格は多数あります。いくつか紹介するので、介護業界で活躍したいと考えている方は、参考にしてみてください。

介護福祉士実務者研修

介護福祉士実務者研修は、介護職員初任者研修を取得した方が、スキルアップを目指す際におすすめの資格です。

介護職員初任者研修の資格を有している場合、450時間のうち、共通カリキュラム130時間の受講が免除されます。ホームヘルパー2級を取得している場合も同様です。また、介護福祉士実務者研修には受講要件がないので、最初から介護福祉士実務者研修を目指すこともできます。

介護福祉士実務者研修では、介護職員初任者研修より専門的な介護の知識・技能を習得できるので、取得すればキャリアアップにもつながるでしょう。介護福祉士実務者研修について詳しく知りたい方は、「介護福祉士実務者研修とは?資格取得のメリットや初任者研修との違いを解説」をご参照ください。

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介護福祉士

介護福祉士は、介護資格の中で唯一の国家資格です。介護福祉士国家試験に合格することで取得できますが、試験には受験資格が定められています。
受験資格を得る主な方法は、「介護福祉士養成施設に通うルート」「福祉高校に通うルート」「実務経験を積むルート」の3つ。実務経験ルートの場合は、介護福祉士実務者研修の取得と3年以上の実務経験が必要です。

介護福祉士は、介護福祉士実務者研修の上位資格で、取得するには専門的な知識が問われます。試験への合格が求められるため、資格取得のハードルは高いと感じるかもしれません。
しかし、資格を有していると応募可能な求人が増えたり、資格手当が付いたりするなど、メリットも豊富です。介護業界でキャリアアップを目指している方は、ぜひ介護福祉士の取得を前向きに検討してみてくださいね。

介護福祉士試験については、「介護福祉士の受験資格を得るルートを解説!必要な実務経験や試験概要は?」の記事で解説しています。

出典
公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「[介護福祉士国家試験]受験資格」(2025年12月2日)

社会福祉士

社会福祉士は、相談援助を行う際に役立つ国家資格で、社会福祉士国家試験に合格することで取得可能です。
社会福祉士試験を受けるには、「福祉系短大・大学で社会福祉に関する指定科目を履修」もしくは、「短期養成施設や一般養成施設への通学」などの要件を満たす必要があります。受験資格を得るルートによっては、相談援助の実務経験が求められる場合もあるので、興味がある方は自身に合った受験ルートを調べておくと良いでしょう。

社会福祉士は、生活相談員などのソーシャルワーカーとして働きたいと考えている人におすすめの資格です。取得すれば、介護分野だけではなく、障がい分野や児童分野などでの活躍も目指せます。

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ヘルパー2級に関するよくある質問

ここでは、ヘルパー2級に関するよくある質問に回答します。「ヘルパー2級は今も使えるの?」と疑問に思う方は、ぜひチェックしてみてください。

ヘルパー2級はどうして廃止されたの?

ホームヘルパー2級が廃止されたのは、介護業界のキャリアアップの道を分かりやすくするためです。廃止される以前は、学習内容が重複している資格があったり、介護福祉士試験などの受験資格が複雑だったりしたので、段階的にステップアップできるように制度が変更されました。制度変更に伴い、ヘルパー2級は廃止され、「介護職員初任者研修」に移行したという経緯があります。
この記事の「ホームヘルパー2級が廃止された理由」でも、資格制度変更の経緯を解説しているので、ぜひご一読ください。

ヘルパー2級は履歴書に記載できるの?

ヘルパー2級はすでに廃止されている資格ですが、履歴書に記載できます。履歴書の資格欄に記載する際は、「訪問介護員2級養成研修課程 修了」と書きましょう。ヘルパー2級はあくまでも通称なので、書類に記載する際は正式名称を使います。
ヘルパー2級の履歴書への書き方は、「ホームヘルパー2級の正式名称とは」でも解説しているので、あわせてご覧ください。

ヘルパー2級と初任者研修の違いは?

ヘルパー2級と介護職員初任者研修の違いは、カリキュラムの科目や、実習・筆記試験の有無などです。なお、ヘルパー2級はすでに廃止されているので、新たに取得することはできません。ヘルパー2級の同等の資格として初任者研修があるので、これから資格取得を目指す方は、初任者研修を取得することになります。
ヘルパー2級と初任者研修の違いは、この記事の「ホームヘルパー2級と初任者研修の違い」で解説しているので、チェックしてみてください。

まとめ

ホームヘルパー2級の資格の正式名称は「訪問介護員2級養成研修課程」です。履歴書には「訪問介護員2級養成研修課程 修了」と記載します。

ホームヘルパー2級は廃止され、介護職員初任者研修へ移行。名称変更に伴い、科目の見直しや筆記試験の追加などの変更も行われました。資格制度の改正によって、介護職のキャリアパスが明確になり、段階的にキャリアアップしやすい環境が整いました。

ホームヘルパー2級は廃止されましたが、現在も介護のスキルを証明する資格として有効なので、資格保有者は改めて介護職員初任者研修を取得する必要はありません。

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執筆者

  • 「レバウェル介護」編集部

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※この記事の掲載情報は2025年12月4日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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