小規模多機能型居宅介護とは?詳しい仕事内容をご紹介します

仕事 2019/12/25
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エプロン(白バック)小規模多機能型居宅介護とは、デイサービスを中心に、ショートステイ、ホームヘルプサービスを組み合わせて在宅生活を支援する在宅介護サービスです。
しかし、特別養護老人ホームや介護付き有料老人ホーム、グループホームに比べると、事業所の数が全国的にまだまだ少なく、知名度もやや低い傾向にあります。
そこで、当コラムでは小規模多機能型居宅介護の仕事内容、小規模多機能型居宅介護で働くメリット・デメリットなどをご紹介しましょう!

小規模多機能型居宅介護とは


小規模多機能型居宅介護は、2006年の介護保険制度改正により創設された介護保険サービスです。
デイサービス、ショートステイ、ホームヘルプサービスを組み合わせて、中重度の要介護者や認知症のご高齢者が、できる限り在宅生活を続けられるように支援しています。
3つのサービスを1つの事業所で提供するので、ご利用者にとって環境の変化が少なく、24時間365日切れ目のないサービスを提供できるのが特徴です。

通常、デイサービスやショートステイなどの介護サービスは、それぞれどれか1つに特化した施設で受けるのが一般的です。
しかし、ご利用者やそのご家族の生活の変化に伴い、1つに特化したサービスよりも、複数のサービスを1つの事業所で利用できる一体型のサービスが求められるようになりました。
特に認知症のご利用者が複数のサービスを利用していると、移動する度に自分のいる場所がわからなくなったり、周囲の環境変化に対応できなかったりと、混乱をきたして症状を悪化させてしまうことがあります。
小規模多機能型居宅介護では全てのサービスを馴染みのスタッフが対応するので、ご利用者にストレスを与えることなく、連続性のあるケアを提供することができるでしょう。

なお、小規模多機能型居宅介護は登録制となっており、基本的に定員は30名以下です。
デイサービスの定員は1日15名以下、ショートステイの定員は10人以下となっています。
また、小規模多機能型居宅介護は地域密着型サービスなので、事業所がある市町村に住民票を持ち、要支援もしくは要介護の介護認定を受けている方でなければ利用できません。
介護認定は、要支援1の方から要介護5の方まで、全ての介護認定の方を対象としています。

 

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小規模多機能型居宅介護の仕事内容


家と車小規模多機能型居宅介護は、その名の通り多機能なので、オールマイティーに業務に携わります。
こちらでは、多岐に渡る仕事内容をデイサービス、ショートステイ、ホームヘルプサービスの3つに分けて解説します。

【デイサービス】
小規模多機能型居宅介護のデイサービスは、通常のデイサービスと大差なく、ご利用者の送迎から入浴の介助、食事の提供、機能訓練、レクリエーションまで行います。
しかし、ご利用者一人ひとりに合わせた個別のケアを行っているのが特徴で、利用時間もご利用者やご家族に合わせて対応。例えば「午前中だけ利用したい」「家でお昼を食べてから行きたい」といった、ご利用者やご家族の都合に合わせて午前だけ、午後だけの利用も可能としています。

【ショートステイ】
小規模多機能型居宅介護のショートステイは、ご利用者の大半が昼間はデイサービスもしくはホームヘルプサービスを利用しているので、主な仕事内容は夜間帯の食事の配膳や服薬介助、見守り、記録の記入程度でしょう。
介護施設に併設されたショートステイとは違い、綿密なスケジュール管理がされていないため、ご利用者がデイサービスやホームヘルプサービスを利用した後、急遽「ショートステイを利用したい」と言っても、その日の定員を超えていなければいつでも利用できるようにしているのが特徴です。

【ホームヘルプサービス】
小規模多機能型居宅介護のホームヘルプサービスは、デイサービスと同じようににご利用者一人ひとりの要望に合わせて提供しています。
通常のホームヘルプサービスは訪問時間や訪問回数が決められていることがほとんどですが、小規模多機能型居宅介護では基本的に制限がありません。
また、サービス内容も、掃除や洗濯といった生活援助、食事や入浴といった身体介護はもちろん行いますが、安否確認だけ、話を聞くだけというように、ご利用者に合わせた内容で行っているのが特徴です。事業所によっては看取りも対応しています。

小規模多機能型居宅介護で働くには


小規模多機能型居宅介護は、介護スタッフであれば無資格でも勤務できます。
しかし、身体介護を行うには介護職員初任者研修または実務者研修、介護福祉士などの資格取得が必須です。
ホームヘルプを含め、さまざまなサービスを提供する以上、介護職員初任者研修以上の資格を取得し、介護の基本的な知識や技術を身に着けてから勤めるほうが良いでしょう。

また、小規模多機能型居宅介護ではデイサービス、ショートステイ、ホームヘルプサービスの3つのサービスを提供しなくてはならないので、全てのサービスに対応できるスキルや柔軟性が身につきます。
特別養護老人ホームなどの大型施設のように大勢のケアをスピーディーに行うこともなく、ご利用者とじっくり向き合うことができるので、自分のペースで働きたい方におすすめです。
基本的にシフト制で、雇用形態は正職員、派遣職員、パート。ショートステイがあるので夜勤もあります。

小規模多機能型居宅介護で働くメリット・デメリット


介護・車椅子就職や転職後のミスマッチを避けるためには、働きたい施設のメリット・デメリットを知ることが大切です。
こちらでは小規模多機能型居宅介護で働くメリット・デメリットとはどのようなものなのか、それぞれ紹介します。

【メリット】
小規模多機能型居宅介護は地域密着型で定員制のため、ご利用者の入れ替わりが少ないのがメリットの1つです。
入れ替わりが少ないということは、ご利用者と顔なじみの関係を築きやすく、一人ひとりに寄り添ったサービスを提供することができます。異なるサービスであっても顔なじみのスタッフが行うことで、ご利用者を安心させることができるのは大きいでしょう。
また、介護度が低いご利用者が多く、定員も決められているため、同時に対応するご利用者が増えすぎることがなく、身体的に負担がかかりにくいのもメリットの1つです。

【デメリット】
小規模多機能型居宅介護は、3つのサービスを提供しますが、全てをこなすことは容易ではありません。
24時間365日切れ目なくサービスを提供するため、夜勤があることがデメリットの1つに挙げられます。
さらにホームヘルプサービスは施設介護と大きく異なるため、最初は戸惑ってしまう方が多いようで、慣れないサービスに対応しなくてはならないことにデメリットを感じてしまう人がいるようです。
また、一般的な介護施設では綿密なスケジュール管理に基づいてサービスを提供していますが、小規模多機能型居宅介護ではご利用者の要望に応じて急遽当日の予定を変更する場合があります。
そのため、流れ作業的な介護や業務をこなすだけの毎日に慣れきってしまっていると柔軟性のある対応ができずに疲弊してしまうようです。

働きたい事業所が自分に合っているのか、事前に理解することは大切です。
しかし、実際に働く前に事業所内の雰囲気や仕事内容が自分に合っているか把握するのは難しいでしょう。
そこで、転職を考えている方や現状に悩みがある方は、ぜひきらケアをご利用ください。
きらケアなら経験豊富なアドバイザーが、希望の条件などを丁寧にヒアリングしてあなたに合った職場をご紹介します!

 

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