小規模多機能型居宅介護とは?働くメリット・デメリットを解説!

介護の仕事 2022年11月24日
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案内をするポーズをしている介護士のイメージ

「小規模多機能型居宅介護はどんなところなの?」「小規模多機能型居宅介護で働くメリットとデメリットが知りたい」とお思いの方も多いでしょう。小規模多機能型居宅介護とは、複数の介護サービスを提供している介護施設です。
この記事では、介護士と利用者さんそれぞれから見た小規模多機能型居宅介護で働くメリット・デメリットを詳しく解説しています。興味がある方はぜひご一読ください。

目次

小規模多機能型居宅介護とは

小規模多機能型居宅介護とは、地域密着型の介護サービスです。登録可能な利用者さんの人数は29人と少人数制で、アットホームな雰囲気があるのが特徴といえます。1日の通いの利用定員は15人までで、宿泊の利用定員は9人以内です。要介護認定を受けており、施設のある自治体に居住している方が、小規模多機能型居宅介護を利用できます。
日中の介護職員の人員配置は、通いの利用者さん3人に対し1人以上。さらに、訪問対応要員として1人配置されます。夜間の人員配置は2人以上です。

「通い」「訪問」「宿泊」の3つのサービスを提供

小規模多機能型居宅介護では、「通い」「訪問」「宿泊」の3つのサービスを提供しているので、どのサービスを利用しても顔なじみの職員にケアをしてもらえます。介護職員は、幅広いサービスを実施するので、臨機応変な対応が求められるでしょう。

「通い」では、送迎業務や食事介助、入浴介助、排泄介助、レクリエーションなどを行い、デイサービスと同様のケアを実施します。
「訪問」では、通うことが難しい利用者さんの自宅を訪問してケアを提供。小規模多機能型居宅介護の訪問サービスは、時間や回数の制限がないので、通常の訪問介護より自由度の高いケアを実施できます。
「宿泊」では、食事介助や入浴介助、排泄介助に加え、就寝準備や夜間の見守りを行います。小規模多機能型居宅介護の宿泊サービスは、定員数を超えていなければ、突発的に利用することも可能です。

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介護士から見た小規模多機能型居宅介護のメリット

介護士から見た小規模多機能型居宅介護のメリットを詳しく解説しています。興味がある方は、ぜひご覧ください。

一人ひとりに向き合ったケアができる

小規模多機能型居宅介護では日中は15人、夜間は9人までと少人数制の施設なので、一人ひとりに向き合ったケアをすることが可能です。コミュニケーションを取る機会も多いので、より親密になれるでしょう。

介護のスキルアップが見込める

小規模多機能型居宅介護は、「通い」「訪問」「宿泊」と3つのサービスを提供しているので、幅広い介護スキルを身につけられます。小規模多機能型居宅介護での経験は、デイサービスや訪問介護、入居型施設などさまざまな職場で活かせるでしょう。

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介護士から見た小規模多機能型居宅介護のデメリット

介護士から見た小規模多機能型居宅介護のデメリットを解説します。入職してからギャップを感じないように事前にチェックしておくことが大切です。

夜勤がある

小規模多機能型居宅介護は、夜勤業務があるので、体力に自信がない方にとってはきついと感じるかもしれません。また、夜勤があると生活のバランスが崩れてしまうので、体調を崩しやすくなったり、寝不足になったりします。

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給料が下がる可能性がある

小規模多機能型居宅介護に就職・転職すると給料が下がる可能性があります。
小規模多機能型居宅介護で働く介護職員(月給・常勤)の給料は、 28万9,520円です。全施設平均の介護職員(月給・常勤)の給料は、 31万6,610円。月の給料差は、約2万7,000円あり、年収で計算すると30万円ほど、給料が少なくなります。
給料は、施設によって異なるので、あくまで参考としてご覧ください。

小規模多機能型居宅介護の仕事が向いている人の特徴

小規模多機能型居宅介護の仕事が向いている人の特徴は、一人ひとりに寄り添った介護を行いたい人や介護の知識やスキルを磨きたい人、細やかな点に気づける人です。利用者さんの要望を汲み取るためにも、観察力は欠かせません。ほかにも、小規模多機能型居宅介護は、介護度が低い方もいるので、未経験者も活躍できる職場です。

小規模多機能型居宅介護で働くうえで役立つ資格 

小規模多機能型居宅介護で働くのに資格は必須ではありません。しかし、資格を有しているほうが採用で有利になったり、仕事で役立ったりします。以下で、小規模多機能型居宅介護で働くうえで役立つ資格を紹介するので、ぜひご覧ください。

介護職員初任者研修

介護職員初任者研修は、基本的な介護の知識やスキルを有していることを証明する資格です。誰でも挑戦できるので、介護経験が浅い方やこれから介護業界で働こうと考えている方におすすめ。
介護職員初任者研修は、130時間、10科目のカリキュラムを修了することで資格を取得できます。

介護福祉士実務者研修

介護福祉士実務者研修は、初任者研修よりやや専門的な資格です。受験資格は特に定められていないので、誰でも資格取得を目指せます。「段階的に介護の知識やスキルを身につけたい」という方は、介護職員初任者研修を取得してから挑戦すると良いでしょう。
介護福祉士実務者研修は、450時間、20科目のカリキュラムを修了することで取得が可能。また、初任者研修を取得している人は130時間分のカリキュラムが免除されるので、効率的に資格の取得ができます。

介護福祉士

介護福祉士は、介護系資格のなかで唯一の国家資格であり、介護の知識やスキルに関する高い専門性を有していることを証明できる資格です。
働きながら、介護福祉士資格の取得を目指す場合、3年以上の実務経験と介護福祉士実務者研修資格の取得が必須です。

小規模多機能型居宅介護の求人

きらケアでは、小規模多機能型居宅介護の求人を多数取り扱っています。「どんな小規模多機能型居宅介護の求人があるの?」と気になる方は、「小規模多機能型居宅介護の求人一覧」をぜひチェックしてみてください。

利用者から見た小規模多機能型居宅介護のメリット

ここでは、利用者さんから見た小規模多機能型居宅介護のメリットを解説します。利用者さんにとって小規模多機能型居宅介護がどのような施設なのか理解を深めましょう。

1人のスタッフがずっと見てくれる

少人数制の小規模多機能型居宅介護では、介護職員の人数も少なく、顔見知りのスタッフにケアしてもらえます。また、「通い」「訪問」「宿泊」のサービスを提供しているので、普段利用していないサービスを利用する際も、新しい施設を探さずに利用することが可能です。たとえば、普段は通いの方も、急に宿泊しなければいけないときにショートステイの施設を探す必要がありません。また、普段は利用しないサービスも顔なじみの職員が担当してくれるので、環境を変えずに落ち着いてケアを受けられます。

 月額利用料が固定なので出費が把握しやすい

小規模多機能型居宅介護の使用料は月額固定制なので、月によって利用料が変わることがなく、出費が把握しやすくなります。何回介護サービスを利用しても、費用が増えることがないので、介護サービスを多く利用する方にとって大きなメリットといえるでしょう。

 24時間365日利用できる

小規模多機能型居宅介護は、24時間365日利用できるので、いつでも介護サービスを受けることができます。利用者さんの息抜きやご家族の負担軽減にも役立っているようです。

利用者から見た小規模多機能型居宅介護のデメリット

小規模多機能型居宅介護を利用するメリットは多数ありますが、デメリットがあることも事実です。以下で、利用者さんから見た小規模多機能型居宅介護のデメリットを詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

ケアマネージャーの変更が必要

小規模多機能型居宅介護へサービスを切り替える場合、事業所に所属するケアマネージャーにみてもらうことになります。そのため、すでに別の介護サービスを利用してケアマネージャーにお世話になっている方は、変更が必要です。

定員がある

小規模多機能型居宅介護は、最大29人という定員があるので、定員が満たされている事業所では、介護サービスを受けることができません。「空いている小規模多機能型居宅介護がなかなか見つからない」とお悩みの方もいます。

利用回数が少ない人はコスパが悪くなる 

サービスを利用する頻度が少ない方にとっては、月額固定制だとコスパが悪いと感じることがあります。月額固定制は、介護サービスを多く利用する方にとってはメリットですが、月に数回だけしか利用しないという方にとっては、大きなデメリットといえるでしょう。

小規模多機能型居宅介護に関するよくある質問

小規模多機能型居宅介護に関するよくある質問に回答します。興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。

小規模多機能型居宅介護の30日ルールって何なの?

小規模多機能型居宅介護の30日ルールとは、長期的に宿泊サービスを利用する方が宿泊先で訪問診療を受けるには、利用する前の30日以内に自宅で訪問診療を受けなければいけないというルールのことです。しかし、退院直後に宿泊サービスを利用する場合は、利用前に訪問診療を受ける必要はありません。小規模多機能型居宅介護の利用条件は事前に確認しておくことが大切です。

小規模多機能型居宅介護とグループホームの違いは何?

小規模多機能型居宅介護とグループホームの違いは、対象の利用者さんと宿泊形態です。グループホームは認知症を患っている方を対象としており、最大9人のユニットごとに生活をしています。ユニット数は、一事業所で2~3ユニットが一般的です。グループホームは住居として入所していますが、小規模多機能型居宅介護では、あくまで短期間の宿泊として、サービスを提供しています。

まとめ

小規模多機能型居宅介護で働くメリットは、「利用者さん一人ひとりに合ったケアができること」「介護スキルの向上が期待できること」です。少人数制で、通い・訪問・宿泊の3つのサービスを提供している小規模多機能型居宅介護だからこその魅力といえるでしょう。
デメリットとしては、「夜勤があること」「給料が下がる可能性があること」です。日勤勤務のみを希望している方には向いていないかもしれません。

小規模多機能型居宅介護を利用する方にとってのメリットは、「顔なじみの職員にケアをしてもらえること」「どれだけ介護サービスを利用しても月額固定制で、費用を把握しやすいこと」「いつでも介護サービスを受けられること」です。
また、環境を大きく変えることなく、多様なサービスを受けることができます。利用人数も少人数のため、人見知りの方や環境が変わることにストレスを感じる利用者さんにとって大きなメリットといえるでしょう。
デメリットとしては、「小規模多機能型居宅介護に所属するケアマネージャーに変更しなければならないこと」「定員制限があること」「介護サービスの利用頻度が少ない方にはコスパが悪いこと」です。

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