施設長の転職事例をご紹介!介護業界でのキャリアアップや希望年収は叶う?

転職お悩み相談室 2026年3月30日
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  • Oさん(男性) 50代前半
  • 介護福祉士・ケアマネジャー/介護経験20年

約20年同じ法人に勤務しており、介護施設の施設長として10年の経験があります。介護業界でさらにキャリアアップしたいのですが、現職では目指せるポジションがありません。希望に合う求人も見つからず、困っています。何か良い求人はありませんか?

こんにちは。レバウェル介護キャリアアドバイザーの長谷部です。この記事では、「キャリアアップしたいのに施設長以上の求人がない」というお悩みのOさんが、転職でキャリアアップを叶えるストーリーをご紹介します。さらに成長したいという向上心があるものの、求人が見つからず今後のキャリアに不安を感じていたOさん。希望が叶う求人を見つけて転職を決断するまでの流れをまとめたので、キャリアを検討中の方の参考になれば幸いです。

あなたの不安も相談していませんか?

目次

転職して施設長からキャリアアップしたいけど求人がない…

50代前半の男性Oさん。介護業界の同じ法人で約20年勤務しており、管理職として10年の経験があります。介護職として経験を積んだのち、法人内のさまざまな介護事業所の施設長を務め、堅実にキャリアを積んできました。

Oさんには、「施設長の経験を活かしてさらにキャリアアップしたい」という目標があります。しかし、今の法人は施設長から目指せるポジションがなく、これ以上の成長や変化が見込めそうにありません。「キャリアアップできるなら挑戦してみたい」という想いから、転職を検討し始めました。

施設長からキャリアアップできて給与が下がらない転職先はあるか、求人をリサーチしたものの、希望に合う求人は見つかりません。転職活動を始めたものの行き詰まってしまい、どうしたら良いのか悩み、レバウェル介護(旧 きらケア)にご登録くださいました

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施設長よりもさらに責任あるポジションを目指したい!

Oさんの経歴や現状を伺ったあと、「なぜこのタイミングで転職しようと思われたのですか?」と質問しました。
するとOさんは、「さらにキャリアアップしたいんです。今までの経験を活かして、新しい環境でどれだけ自分が通用するか試してみたいんです。最後のチャンスだと思って…」とおっしゃいます。

Oさんはこれまで、一つの法人に長く勤め、施設長として堅実にキャリアを築いてきました。このまま安定して働き続ける選択肢もあるなか、「今の立場を手放してでもさらに責任のある仕事がしたい」と話す熱意に心を打たれ、全力でサポートしたいと思いました。

Oさんの将来的な目標は?キャリアイメージを具体化

Oさんのキャリアの目標である「施設長からのキャリアアップ」を叶えるために、お話しして状況を整理し、どのようなキャリアパスを歩むべきか検討しました。

長谷部「転職してキャリアアップしたいということですが、将来的にどうなりたいのか、どんなスキルを身につけたいのかという具体的なイメージはありますか?」

Oさん「施設長として管理業務を行ってきた経験を活かして、1つの施設だけではなく複数の施設を管理する立場に就きたいと思っています。多くの施設や社員をマネジメントするためのスキルを磨き、キャリアアップしたいです」

長谷部「その仕事内容であれば、マネージャーや統括などのポジションになりますね。念のため確認なのですが、今の職場ではキャリアアップを叶えられないのでしょうか?」

Oさん「今の職場では無理だと思います。長年勤めてきましたが、施設長より上のポジションにキャリアアップした人はいませんでしたので…」

長谷部「そうなんですね。現職でのキャリアアップが望めないのであれば、やはり転職が理想のキャリアを叶える近道といえそうですね」

転職先が決まってから退職交渉をして大丈夫?引き継ぎが間に合うか不安

Oさんは介護業界での転職ははじめてです。そのため、懸念点が残ったまま転職のお話を進めることにならないよう、不安なことはないか伺いました

長谷部「できる限りご希望に添えるよう、求人探しと交渉をしていこうと思います!ちなみに、転職活動を進めるにあたって不安なことはありますか?」

Oさん「離職期間ができると困るので、内定が出てからじゃないと退職を伝えられないのですが、大丈夫なんですかね?施設長の仕事は引き継ぐことが多いので、退職を伝えてから1〜2ヶ月で辞められるかどうか不安です…」

長谷部「そうですよね。施設長という立場で働いておられるので、引き継ぎが間に合うのか不安に思うのは当然だと思います。
ただ、施設長の転職では応募先が事情を考慮してくれるので、無理にすぐ入職するよう言われることはあまりないですよ。しっかり引き継ぎをして責任を果たしてから転職したいと伝えれば、3~6ヶ月ぐらい待ってくれる場合が多いので、ご安心ください!」

Oさん「今の職場や利用者さんに迷惑は掛けられないので、転職先に引き継ぎの期間を考慮してもらえると聞いて少し安心しました!」

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施設長が転職するときに知っておきたい年収のこと

Oさんの転職の目的はキャリアアップできる環境に移ることですが、「家族がいるので年収を下げたくない」というご希望もあります。収入に関する条件を伺い、実際の給与は面接後の交渉で確定することと、求人によっては最初は年収が下がってしまう可能性があることをご説明しました。

施設長は年収の幅が広く、スキルや経験に応じた給与が支給される傾向にあります。面接の評価によって給与が変動しやすいので、求人情報を見るだけでは実際の給与額を正確に把握できません。

また、管理職候補の求人では、転職後に一定の経験を積んでから、施設長以上のポジションを目指すことになります。いきなり施設長やマネージャーになるのではなく、介護職や副施設長からスタートする場合、一時的に年収が下がる傾向にあります。

給与について調べるときは、入職後すぐにどれくらい稼げるのかだけではなく、将来的に年収アップを狙えるのかも確認することが大切です。給与条件を比較するときは、生涯年収に着目すると良いでしょう。

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理想のキャリアを歩むための転職。具体的な希望条件は?

Oさんとしっかり話し合ってすり合わせを行い、以下の条件で求人を探すことになりました。

  • マネージャーや統括として、複数の施設の管理や法人の経営に携われる環境
  • 年収500万円〜
  • 日勤帯のみの勤務

Oさんが重視するのは、「キャリアアップ」「年収500万円」「夜勤なし」という3つの条件です。年収については、現職の年収である500万円以上が理想で、その他の求人とのバランスを見て検討するとのことでした。

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希望条件に合う管理職求人をどうやって見つける?

ここでは、求人探しの流れと応募先候補の条件をご紹介します。施設長からキャリアアップできるポジションの求人は見つかるのか、確認してみましょう。

Oさんが見つけられなかった求人を探した方法

Oさんが求人探しに困っていたように、管理職以上のポジションの求人は、一般公開されていないものが多くあります。社内の法人担当者と連携し、パイプのある法人に直接問い合わせながら、求人があるか確認しました。

転職エージェントを利用するメリットは、求人票を見ているだけでは出会えない求人に出会える可能性があることです。介護事業所や法人とのつながりをしっかり構築しているレバウェル介護(旧 きらケア)だからこそ提案できる求人もあります

応募先の候補は8件!気になる求人はある?

求人探しの結果、近隣に希望条件に近い事業所が8件あったため、それぞれの概要をOさんに共有しました。
Oさんが、キャリアパスや年収などを考慮したうえで興味を持ったのは2件です。該当する事業所に改めて問い合わせて確認したところ、どちらも面接可能とお返事をいただきました。2つの求人の特徴や条件は以下のとおりです。

A事業所B事業所
施設形態サービス付き高齢者向け住宅介護老人保健施設
運営法人株式会社医療法人
年収450万~700万円
※入職時は450万円程度
450万~600万円
キャリアパス副施設長→施設長→マネージャーなどの幹部事務長を目指せるが、昇進に10年ほどかかる
転勤全国転勤なし全国転勤の可能性あり
メリット管理職研修があり教育体制が手厚い医療法人で管理職の募集は珍しいので少ないチャンス

Oさんに2つの事業所の詳細をお伝えすると、A事業所が気になる様子。明確なキャリアパスの道すじがあり、研修制度も整っており、キャリアアップを目指しやすい点に魅力を感じたそうです。

ご家族との生活を考えると、全国転勤がないこともポイントとなり、OさんはA事業所の面接を受けることに決めました。また、ほかのエージェントから提案された3事業所の面接も受けることにしたそうです。

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施設長の面接でよくある質問や回答のポイント

A事業所の面接が決まったので、オンライン通話で面接対策を実施しました。特に、面接で定番の質問の「退職理由」や「志望動機」は、深掘りされたときにしっかり答えることが大切です。
Oさんの責任感や向上心が面接官に伝わると、きっと採用を前向きに考えてもらえると思ったので、面接で熱意を伝えられるよう一緒に練習しました

退職理由を伝えるときは、「施設長の経験を活かしてキャリアアップしたい」という向上心を示すと良いでしょう。
志望動機では、「なぜA事業所でなければいけないのか」が分かるよう、キャリアアップして成し遂げたいことを伝えるのがポイントです。さらに深堀して「なぜ大手ではなくA事業所のような地域に根差した法人が良いのか」といったことまで考えておけば、面接でスムーズに話しやすいでしょう。

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20年ぶりの面接へ。その結果は?

Oさんの面接同行の希望を受け、当日は事前にカフェで待ち合わせて、軽く打ち合わせをしてから面接へ。Oさんは、「ついてきてもらって心強いです。」と言ってくださいました。

面接では、練習通り、これまで施設長としてどのように施設運営をしてきたか、今後の目標、A事業所への熱意を伝えることができました。

後日、採用担当者と連絡を取ると、すぐに内定が出たのです。Oさんへの評価がかなり高く、「Oさんがこれまでに積み上げてきた経験」「誠実で責任感のある人柄」「今後のキャリアへの熱意」が十二分に伝わったようでした。
面接での評価の高さから、450万円程度が基準だった入職時の年収を、520万円まで引き上げてもらえることになりました

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全部で4件の内定を獲得したOさん。どこに転職する?

Oさんは、他社から提案されていた3件の面接も終わり、すべての事業所から内定をもらえたそうです。4つの介護事業所から内定を獲得して転職先を選ぶ段階で、Oさんとお話ししました。

長谷部「改めて、内定獲得おめでとうございます!お忙しい中いくつも面接を受けるのは大変だったと思います。本当にお疲れ様でした。率直にどの事業所が気になっていますか?」

Oさん「ぜひA事業所で働きたいです!」

長谷部「そうですか!以前は、他社様から提案されていた年収600万円の事業所が第一志望だとおっしゃっていましたが、A事業所に決めて大丈夫そうですか?何かお気持ちが変わった理由はあったのでしょうか?」

Oさん「長谷部さんとキャリアについてお話ししたことで、やっぱり私の目標であるキャリアアップが叶う環境に行くべきだと考え直しました。転職してすぐに年収は増えなくても、頑張り次第では生涯年収アップも叶うと聞いて、チャレンジしてみたいと思いました!あと、A事業所から期待してもらえていることが分かったので。長谷部さんがいなかったら、転職の目的を見失っていたかもしれません。」

そしてOさんは、A事業所に以下の条件で入職することになりました。

入職時のポジション副施設長
キャリアパス・マネージャーなどのポストがある
・最大で年収700万円程度を目指せる
入職時の年収520万円
※450万円の基準より大幅アップ!
働き方・残業ほぼなし
・全国転勤なしの県内勤務
研修制度管理職研修あり

転職の目的が叶わないと分かっていても、年収の高さに魅力を感じて迷うのは普通のことです。しかし、Oさんは自身の将来について考えた結果、年収600万円で施設長までのキャリアしか望めない事業所ではなく、キャリアアップを目指せる事業所への転職を決めました

介護業界で施設長から転職する場合、「希望が叶う求人がない…」ということも珍しくありません。自力で求人を探すことに限界を感じたときは、転職エージェントを活用するのがおすすめです。求人サイトやハローワークなど、ほかの方法での仕事探しとの並行も可能なので、登録して一度相談してみるだけで、選択肢を広げることができます。

まずは、多くの求人に触れて気になる施設・法人を見つけ、面接に行ってみることで自分の市場価値が見えてくるでしょう。レバウェル介護(旧 きらケア)の利用は完全無料なので、ぜひ気軽にご相談くださいね!

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施設長が介護業界で転職を成功させるためのポイント

介護施設の施設長として働いている方が転職する場合、転職の目的や叶えたいキャリアを明確にする必要があります。現職に残る選択肢も検討したうえで、今の環境では叶えられない目標がある場合、転職を視野に入れても良いでしょう。
また、面接では実績やキャリアビジョンを具体的に伝えるとともに、責任感や主体性をアピールすると好印象です。

施設長が介護業界で転職を成功させるためのポイントは以下のとおりです。

キャリアアドバイザーの回答まとめ

  1. 現状の整理や情報収集をして転職が必要か検討する
  2. 実績とキャリアビジョンを伝えてスキルや意欲を示す
  3. レバウェル介護でキャリアの相談や求人探しをする

現状の整理や情報収集をして転職が必要か検討する

現在の勤務先での経験が長く、施設長などの役職に就いている場合、転職にはメリットだけではなくデメリットもあるでしょう。転職することで、役職を失ったり収入が下がったりする可能性があります。
一方で、現職でキャリアや収入、働き方などの希望を叶えられる見込みが全くない場合、モチベーションを保ちながら仕事を続けるのは難しいでしょう。後悔のない選択をするためのポイントは、転職するメリットとデメリットを天秤にかけて判断することです

今回ご紹介したOさんのように、「キャリアアップしたい」といった明確な目標がある方は、まず現職で希望が叶いそうか確認してみましょう。「今の勤務先であと2年経てばエリアマネージャーになれる」など希望が叶う見込みがあれば、転職せずに今の仕事を続けたほうが良いかもしれません。

また、現状を整理するのと同時に、実際の求人を見てみたり、面接に行って自分の評価を確かめてみたりするのもおすすめです。選考を受けたからといって「転職しなければならない」ということはありません。気負わず転職活動をしてみることで、面接で想像より高く評価してもらえたり、良い事業所に出会えたりすることもあります。

実績とキャリアビジョンを伝えてスキルや意欲を示す

施設長以上のポジションの役職の面接では、仕事の実績やキャリアビジョンについて質問されることが多いでしょう。面接官は、「組織の運営や管理をやり遂げて成果を出せるか」を確認するために、経歴や志望動機、どのような仕事をしたいかなどを深堀りする傾向にあります。

実績を伝える際は、「施設長をやっていました」という表面的な事実だけでなく、「組織にどのような課題があり、解決のために何をしたのか」まで話しましょう。「2ヶ月で介護記録の電子化を実現して生産性を向上させた」「4部屋の空室を1ヶ月で埋めて経営を改善した」のように数字を入れると、客観的な成果が伝わります。

また、志望動機やキャリアビジョンについて聞かれたら、活かせるスキルや目指したいキャリアを具体的に伝えましょう。応募先の方針や理念、キャリアパスなどを十分に情報収集し、「なぜその事業所や法人に転職したいのか」を伝えることを意識して話すのがコツです
「キャリアアップしたい」だけだと抽象的なので、「身につけたいスキルとその目的」まで考えておくと良いでしょう。

レバウェル介護でキャリアの相談や求人探しをする

介護業界で施設長まで順調にキャリアアップしてきた方が「もっと成長したい」と考えたときに、その後のキャリアに悩むことは珍しくありません。「今後どのようなキャリアを歩んでいけば良いのだろう…」と迷ったときは、レバウェル介護(旧 きらケア)にご相談ください!

レバウェル介護(旧 きらケア)のキャリアアドバイザーは、介護業界のキャリアや転職事情に精通しています。そのため、どのような転職先があるのかだけではなく、キャリアの選択肢も含めてご提案が可能です。

さらに、介護事業所や法人と密に連携しており、サイトに載っていない非公開求人をご紹介できます。キャリアパスや昇進のスピードなど、求職者の方が知りたい情報を事業所に直接ヒアリングして共有するので、転職活動の負担を減らせるのも利用のメリットです。
「転職経験が少なくて受かるか不安…」という場合、選考書類の作成や面接のアドバイスも手厚く実施します。

「理想のキャリアプランが叶う求人がない」「新たな目標を見つけてもっと活躍したい」など、介護業界でのキャリアや転職について考えたときは、最初の一歩としてレバウェル介護(旧 きらケア)に登録してみてくださいね

ここなら大丈夫と思える職場が見つかる

執筆者

  • 「レバウェル介護」編集部

    お役立ち情報制作チーム

介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点

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※この記事の掲載情報は2026年3月30日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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