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- Kさん(男性) 40代後半
- 介護福祉士・ケアマネ/介護経験22年・ケアマネ未経験
これまで23年間介護職として働いており、現在は老健に勤めています。介護に関わる仕事は続けたいですが、年齢的に夜勤の身体的な負担が心配になってきました。資格を活かしてケアマネとして働きたいものの、未経験なので転職できるか不安です。
こんにちは。レバウェル介護のキャリアアドバイザーの小笠原です。この記事では、40代の介護福祉士の男性Kさんが、未経験でケアマネジャーへの転職を成功させるまでのストーリーをご紹介します。「ケアマネに興味があるけど、はじめてで不安」というKさんに対して行った、面接対策や職場選びのサポートについてまとめました。40代での転職が可能な理由にも触れているので、未経験からケアマネジャーに挑戦したい方の参考になれば幸いです。
目次
40代で未経験からケアマネジャーに転職できる?
40代後半のKさんは、特別養護老人ホームに13年、介護老人保健施設に10年勤め、管理職の経験もあるベテランの介護福祉士です。月6回の夜勤をこなしていますが、「今後も同じ働き方を続けるのは体力的に厳しくなるだろう」と感じていました。
10年ほど前にケアマネジャー(介護支援専門員)の資格を取得し、最近資格を更新したKさん。今後のキャリアや働き方を検討した際に、「ケアマネの資格を活かして働いてみたい」と思いました。
しかし、ケアマネジャーは未経験の職種なので、「40代という年齢で転職できるだろうか?」「職場の選び方が分からない」という不安があります。Kさんは、情報収集の一環として、レバウェル介護(旧 きらケア)にご相談くださいました。
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自分に合う職場が分からない…ケアマネの職場の特徴と選び方
ケアマネジャーへの転職を考えて情報収集を始めたKさんの悩みは、「求人を見ても職場の選び方が分からない…」ということです。そのため、ケアマネジャーの職場の特徴をお伝えしたうえで、Kさんが転職を成功させるための条件を一緒に整理しました。
ケアマネジャーの働く「施設」と「居宅」の違いとは?
Kさんにお話を伺うと、「これまで老健や有料で働いてきたから、介護施設以外の仕事がイメージできない」とのことです。
ケアマネジャーの主な職場は、入居型の施設以外に、居宅介護支援事業所もあります。職場の種類によって担当件数や働き方が異なるので、具体的にイメージできるよう違いをお伝えしました。
| 施設 | 居宅介護支援事業所(居宅) | |
|---|---|---|
| 仕事内容 | 主に施設で暮らす利用者さんのケアマネジメントを行う。介護業務を兼務する場合がある | 自宅やサ高住など、在宅で暮らす方のケアマネジメントを行う。利用者さんの自宅を訪問する |
| 担当件数 | 1人あたり100件が上限 | 1人あたり44~49件程度が上限 ※事業所の介護報酬の算定状況によっては上限59件 |
| 働き方 | 介護業務を兼務する場合は夜勤に入ることがある | 基本的に夜勤はない |
| キャリアパス | 管理者や経営に携わる管理職へのキャリアアップ | 主任ケアマネジャー(主任介護支援専門員)へのキャリアアップ |
施設で働くケアマネジャーは、施設に入居する方のケアマネジメントの業務を行うほか、介護業務を兼務して夜勤を行う場合があります。
一方、居宅介護支援事業所のケアマネジャーの仕事は、「在宅生活を送る方が必要な福祉サービスにアクセスできるよう支援すること」です。ケアマネジャーが現場で介護を行うことは基本的にありません。
職場ごとの違いを聞いたKさんは、「これまでの経験からなんとなく施設かなと思っていたけど、体力的には居宅も良いかもしれないですね」と言いました。
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Kさんがケアマネジャーへの転職で叶えたい4つの条件
求人をお探しする前に、「Kさんが今回の転職で叶えたいこと」「そのためにどんな条件がそろえば良いのか」をすり合わせました。
現在のお仕事についてや今後のキャリアについて伺うと、Kさんが今回の転職で叶えたい希望は、次の4つだと分かりました。
- 年収400万円以上
- 通勤1時間以内(自転車・電車・車どれでもOK)
- 教育体制が整っている
- ケアマネとして専門性を高められる
居宅介護支援事業所はケアマネジャーの人数が多く、連携しながら働ける傾向にあります。また、ケアマネジャーの上位資格である主任ケアマネジャーの資格を保有する職員の配置義務があり、ベテランに相談しやすい環境。専門性を高めるのにも適しています。
Kさんの希望条件を考慮すると、居宅介護支援事業所も選択肢に入りそうだったので、以下のようにお話しました。
小笠原「Kさんの条件であれば、居宅介護支援事業所も合いそうですね。実際に求人を比較して検討できるように、居宅介護支援事業所と施設の求人を両方お調べしてもよろしいですか?」
Kさん「ありがとうございます!ぜひお願いします!ちなみに…今さらですが、40代・未経験でケアマネに転職ってできるものでしょうか?転職できてもやっていけるか不安で…」
小笠原「たしかに、40代で未経験の職種に転職するのは、一般的にはハードルが高いと思います。しかし、ケアマネは実務経験が必要な職種で、60代以降で活躍している方も多いので、『40代で転職すると遅すぎる』ということはありません!」
Kさん「そうなんですね、少し安心しました。とりあえず求人を見てみたいなと思うので、よろしくお願いします!」
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転職すると決めていなくても大丈夫
希望条件に合うケアマネジャーの求人はある?
希望条件をもとに、通勤可能なエリアのケアマネジャーの求人をリストアップし、LINEでKさんに送付しました。実際の求人をもとに比較できるよう、居宅介護支援事業所と施設の情報を両方お伝えした結果、「居宅に応募してみたい」とのことです。
40代・ケアマネジャー未経験でも応募できる理由
求人を出している居宅介護支援事業所に電話をかけ、「Kさんの希望条件やキャリアを叶えられそうか」「未経験のケアマネジャーの入職実績や研修制度があるか」を確認しました。その結果、3件の事業所から良い返事が。
介護福祉士として現場で経験を積んできたKさんの経歴をお伝えすると、「ケアマネジャーとして活躍してくれそうだから応募してほしい」というプラスの評価でした。
ケアマネジャーの業務において「利用者の生活を解像度高く理解し、必要なケアを検討すること」がとても重要。Kさんが長年介護職として利用者さんの生活に寄り添い、実際にケアを行ってきた経験はダイレクトに活きるので、未経験でも評価してもらえたのです。
Kさんの応募を歓迎してくれた3つの事業所の特徴とは?
Kさんの希望条件に合っていて、選考に前向きな事業所が3件見つかったので、求人を比較できる資料を作成してLINEで送付しました。

資料を一緒に見ながら、お電話でもそれぞれの職場の特徴を説明。実際に働く姿を想像できるよう、「働くメリット」に加えて「懸念点」も詳細にお伝えし、Kさんが納得して職場選びができるようサポートしました。
Kさんに感想を伺ったところ、「どの施設も手厚くサポートしていただけそうなので、ぜひ面接を受けてみたい」とのことで、3つの居宅介護支援事業所に応募することになりました。
転職すると決めていなくても大丈夫
ケアマネジャー未経験で面接を受ける際の答え方は?
Kさんは、前職の勤続年数が長く1回しか転職歴がないため、「面接で何を聞かれるのか分からなくて不安…」と言います。
ケアマネジャーの面接でよくある質問は?
面接対策として、まずはLINEで以下のような「よくある面接質問集」を送付し、どう回答するかイメージしていただきました。

ケアマネジャー未経験の場合の志望動機では、「なぜその施設形態か」を聞かれることも多くあります。また、「なぜその法人や事業所に応募したのか」も定番の質問なので、公式サイトなどを参考にして答えを準備しておくと良いでしょう。
経歴についての質問は、具体的にエピソードを沿えて回答すると、どのように仕事に向き合ってきたのかが相手に伝わります。
退職理由や長所・短所の回答が難しい!面接練習の成果は?
電話で面接練習を30分ほど実施したところ、志望動機やキャリアプランの回答はスムーズでしたが、退職理由や長所・短所の回答に苦戦している様子。
Kさんとこれまでお話してきたことをヒントに、一緒に面接の回答を考えました。
たとえば、Kさんと接していて、「しっかり相手の話を聞いて丁寧に説明するコミュニケーション力」が素敵だと感じていたので、長所としてアピールできるとお伝え。短所は、仕事をするうえで課題に感じていることや改善策を伺い、一緒に整理して簡潔にまとめました。
現職の退職理由は、「介護現場での経験とケアマネジャーの資格を活かして働きたい」という志望動機に絡めると説得力が増します。そのうえで、「今後のキャリアを考え、夜勤がない働き方で長期的に活躍できるケアマネジャーに転職したいと思った」など、転職を決意するに至った理由を伝えるようすり合わせました。
後日改めて面接対策を実施した結果、Kさんは前回つまずいた質問にも自信を持って答えられるようになりました。
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転職すると決めていなくても大丈夫
ケアマネジャーの面接へ!合否とKさんのキャリアの行方
しっかり対策をして面接に臨んだ結果、応募した3つの事業所すべてから内定を獲得!Kさんは、一気に緊張が解けて安心している様子でした。
面接を受けた事業所についての率直な感想を伺うと、「どの事業所も、面接で親切かつ丁寧に説明してくださったので、働くイメージができました。この3社から決めるつもりですが、どこを選んでも良い経験をさせていただけそうなので、正直とても迷います」とのこと。
どこに転職するか迷う…職場環境を表で比較して検討!
Kさんが転職先を決めるのに迷われていたので、求人提案時にお送りした3事業所の比較表を再度送付。「改めて比較してみましょう」とお伝えし、Kさんがご自身に最も合っていると思う事業所を選べるように、状況の整理をお手伝いさせていただきました。
そして、給与や通勤の利便性に加え、主任ケアマネジャーの配置が手厚いという理由から、A事業所を選んだKさん。A事業所は担当件数が最も多いですが、「やってみないとできるかどうか分からないからこそ、まずはやってみて経験を積みたい」と前向きに考えられたそうです。
40代・未経験でケアマネジャーになってどんな感じ?
無事に円満退職してA事業所に入職したKさんに、入職後しばらくして連絡してみると、次のようにお話しくださいました。
レバウェル介護(旧 きらケア)では、情報収集のお手伝いや求人紹介、面接対策に加え、職場見学の調整などのサポートも行っています。サービスは完全無料で、情報収集や相談だけの利用も歓迎です。
「キャリアについて誰かと話したい」というときは、気負わず最初の一歩としてレバウェル介護(旧 きらケア)にご相談くださいね!
転職すると決めていなくても大丈夫
未経験の40代がケアマネジャーへの転職を成功させるコツ
40代の方が未経験からケアマネジャーへの転職を成功させるには、希望条件を明確にすることや、職場環境を事前にリサーチすることが重要です。「未経験で転職したら想像と違ってきつい…」と感じないよう、以下のポイントを押さえておきましょう。
キャリアアドバイザーの回答まとめ
- 転職の目的を叶えるために必要な条件を明確にする
- 教育制度や人員体制などの職場環境を事前に確認する
- レバウェル介護の転職サポートを利用する
転職の目的を叶えるために必要な条件を明確にする
後悔のない転職にするには、「何を達成したら成功なのか」という転職の目的と基準を整理しておくと良いでしょう。
転職活動を始めた理由や叶えたい目標から逆算して、職場に求める条件を洗い出すのがポイントです。給料や通勤距離の条件だけではなく、職場環境なども働きやすさやモチベーションに関わる要素なので、チェックしておくことをおすすめします。
教育制度や人員体制などの職場環境を事前に確認する
「仕事を通して成長したい」「できるだけ長く働きたい」という希望があるなら、事業所ごとの教育制度や人員体制の情報も、可能な限り集めましょう。どのような職種にしても、職場環境にギャップを感じて退職する方は多くいます。
具体的なチェックポイントは、「何人体制で、誰がどんなふうに教育してくれるのか」「いつまでに独り立ちしたらOKなのか」「求められるレベル」「どんな経歴の職員が多いのか?」などです。
ケアマネジャーが未経験で具体的なイメージができないと、「とりあえずケアマネとして働きたい」と思うかもしれません。しかし、「どんな環境で働きたいか?」「どんな教育体制だと安心できるか?」を考えて転職活動をしたほうが、無理せず長期的に働ける職場を見つけやすいといえます。
レバウェル介護の転職サポートを利用する
長年介護や福祉のお仕事をされていた方が未経験からケアマネジャーに挑戦する際、働くイメージをしにくく、不安を感じるのではないでしょうか?
自分に合った職場を選ぶためには、情報収集して事業所ごとの特徴を知ったうえで、転職先を選ぶことが大切です。しかし、数あるケアマネジャーの求人一つひとつの情報を自分で調べ、希望条件にマッチしているか検討することは簡単ではありません。
「教育体制が整っている職場だと安心」「夜勤なしが良い」など、希望条件に合った職場を探したい方には、レバウェル介護(旧 きらケア)がおすすめです。
レバウェル介護(旧 きらケア)では、介護業界の転職市場に詳しいキャリアアドバイザーが、現職を続けるべきかの相談や選考対策、転職後のアフターフォローまでサポートいたします。
お話しするなかで「やっぱり不安だから今の仕事を続けたい」と思った場合、無理に転職をお勧めすることはありません。「転職ってどんな感じかな」「ケアマネの資格を取ったけどこれからどうしようかな」という段階で、ぜひ気軽にご相談ください!
執筆者

「レバウェル介護」編集部
お役立ち情報制作チーム
介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点



