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- Aさん(女性) 40代後半
- 無資格/介護経験16年
これまで、特養で介護士として働いてきました。夜勤専従の働き方で体調を崩してやむを得ず前職を退職し、現在は、休養しながら子育てをしています。体調が回復したので介護士に戻りたいのですが、子育てを両立できそうな職場が見つかりません。
こんにちは。レバウェル介護のキャリアアドバイザーの樋口です。この記事では、「介護士に復帰したいけど、子育てを両立できる職場がない…」とお悩みだったAさんが、再就職を成功させるまでのストーリーをご紹介します。自分で求人を探しても見つからなかった、条件が叶う職場に就職するまでの経緯とその後の様子をまとめたので、仕事と子育ての両立に悩む介護士の方の参考になれば幸いです。
目次
介護士に戻りたいけど子育てと両立できる職場がない…
今回レバウェル介護(旧 きらケア)にご相談くださったのは、40代後半の女性Aさんです。旦那様とお子さんの4人家族で、夫婦ともに正社員として働きながら、協力して子育てをしてきました。
2年前まで、従来型特養の夜勤専従スタッフとして働いていたAさん。8時間勤務の夜勤だったこともあり、夜勤明けの日にまた夜勤に入るシフトが続きました。十分に休息が取れないことで体調を崩し、やむを得ず退職することに。退職後は、休養しながら子育てや家事を行う日々を過ごしています。
Aさんは、体調が良くなり子育ても少し落ち着いたため、「介護士に復職したい」と考えてご自身で求人を探し始めました。旦那様が勤務時間が不規則な仕事をしているため、引き続きAさんがメインでお子さんの送迎をすることになりましたが、子育てを両立できそうな職場はなかなか見つかりませんでした。
Aさんは、「本当はまた介護士として働きたいけど、シフト制だから子育てとの両立は難しそう…」と悩み、妥協して別の仕事もチェックしていたようです。求人を探すなかで、レバウェル介護(旧 きらケア)のことを知り、ご登録くださいました。
2年のブランクが不安…介護士は諦めるべき?
ご相談いただいたときから、Aさんはとても焦っている様子でした。お話を伺うと、「2年働いていないことに不安がある。体調が落ち着いたから早く復職したい」とのこと。
Aさんは、介護士の仕事を続けたい気持ちはあるものの、子育てを両立できる職場がないことに悩んでいました。また、「無資格の自分が必要とされるのか?」という不安もあるようです。
Aさんの「介護の現場に戻りたい」という気持ちを伺い、私はどうにかAさんの力になりたいと感じました。
仕事と子育てを両立できる職場を見つけるため、Aさんの現状や希望条件をお電話で詳しく伺いました。
樋口「Aさんが子育てをしながら働ける職場をお探しするために、詳しくご希望をお聞きしたいです。まずは、お子さんの送迎の時間と、働ける時間を伺っても良いでしょうか?」
Aさん「送りが8時20分で、迎えが18時30分です。送迎の時間を考えると、働ける時間は9時30分~17時30分ぐらいです。」
樋口「なるほど、承知しました!勤務日数や雇用形態のご希望はありますか?」
Aさん「子どもを学童に預けるためにもまずは働き始めないといけないので、もしあれば短時間パートの入浴介助専従とかでも大丈夫です。日数は週5日働けます。」
樋口「ありがとうございます。あとは、働くエリアのご希望はいかがですか?お迎えに行きやすいエリアやルートなどあれば教えて下さい!」
Aさん「車で30分以内なら子どもの送迎に支障が出ないと思います。できれば〇〇エリアだと幼稚園に近くて嬉しいです。」
樋口「詳しくお答えいただきありがとうございます!さっそく求人探しを始めますね!」
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施設と交渉して見つけたAさんにぴったりの職場とは?
実際に求人をお探ししてAさんに提案するまでの流れを以下にまとめたので、子育てと両立できる仕事をお探しの介護士の方は、ぜひご一読ください。
約100件の介護事業所に問い合わせて条件を直接相談!
お電話での面談後、さっそく求人探しに取りかかりました。Aさんのご自宅の近くの施設を洗い出し、100件近い施設に一件一件連絡。Aさんの希望条件を検討してもらえないか相談しました。
しかし、早番・遅番・夜勤ができる人や、有資格者が優遇される求人が多い状況。日勤のみでOKの職場もありましたが、Aさんが働ける時間で条件が合う職場は、簡単には見つかりませんでした。
そして、求人探しが難航する中、ようやく1件、Aさんの希望条件を検討してもらえる職場を見つけました。
Aさんの希望条件をクリアした施設の特徴は?
Aさんの希望条件を受け入れてくださった施設は、ご自宅から車で15分ほどのところにある、ユニット型の特養です。求人は出ていなかったものの、直接お電話で条件をご相談したところ、「人手は足りてるけど、パートなら検討しようかな」「良い方なら一度お会いしてみても良いですよ」と言っていただけたのです。
施設の特徴・条件は以下のとおりです。
| 施設形態 | ユニット型特別養護老人ホーム |
| 通勤時間 | ご自宅から車で15分ほど |
| 雇用形態 | パート |
| 勤務時間 | 9時30分~16時30分 |
| 福利厚生 | 資格取得支援制度、託児所あり |
| その他特徴 | 就業中の職員から「働きやすい」と評判。職員の定着率が高く、人員が充足しているため、子どもの体調不良などによる急な休みも相談しやすい。 |
通勤距離と勤務時間の条件を叶えられるだけではなく、資格取得支援制度や託児所もあります。さらに、就業中の職員の方から働きやすいと評判で、子育てへの理解がある環境です。
「子育てと両立できる介護士の仕事がない」「無資格で再就職できるか不安」と言っていたAさんにぴったりの職場だと思い、すぐにご提案しました。
また、Aさんと一緒にマップを見ながら、間違いなくお子さんの送迎に間に合うかどうか確認しました。
樋口「施設の場所なんですけど、ご自宅から車で15分くらいのエリアです。LINEでマップのURLをお送りしたのですが、確認できそうでしょうか?」
Aさん「今マップを開きました!」
樋口「ありがとうございます。施設がこの場所で、ご自宅から10km弱です。お子さんの通われている〇〇幼稚園も、マップを確認した感じだとそれほど遠くないと思います!Aさんが確認してみてどうですか?」
Aさん「たしかに、通勤や子どもの送迎がしやすい場所かなと思います。9時半~16時半でこの場所なら、問題なく通えます。」
Aさん「勤務時間も場所も、就業環境も良さそうなので、ぜひ面接に行かせていただきたいです。よろしくお願いします!」人手の足りている施設が面接を承諾してくれた理由は?
今回Aさんとの面接を承諾してくれた特養は、レバウェル介護(旧 きらケア)のご紹介で何人も入職実績がありました。人材が充足していて求人を出していなかったのですが、直接連絡して交渉することで、Aさんとの面接を承諾してくれたのです。
これまでにレバウェル介護(旧 きらケア)を利用して入職された方が長く働いていることもあり、採用担当者の方との関係性がありました。そのため、可能性にかけて相談してみたところ、前向きなお返事をいただけました。
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キャリアアドバイザーが行った面接対策のサポートとは?
介護士の面接を成功させるポイントは、よくある質問への回答や魅力的な志望動機を考えておくことです。面接対策の流れとキャリアアドバイザーが行ったサポートを確認してみましょう。
1.介護士の面接でよく聞かれる質問をLINEで共有
Aさんがユニット型特養の面接を受けることが決まったので、対策しやすいように「介護士の面接でよく聞かれる質問」をLINEで送付しました。

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2.面談の内容をもとに志望動機や長所の伝え方をアドバイス
Aさんに面接対策の状況を伺ったところ、「一応、よくある質問に対する回答は考えてみたんですけど、志望動機と長所を考えるのが難しくて…アドバイスがほしいです。」とご要望がありました。
お電話で話しながら、何を伝えたらAさんの想いや強みが伝わるかを一緒に考えました。
応募先の施設ならではの志望動機にするには?
応募する特養ならではの志望動機にするために、Aさんに施設のWebサイトを見て感じたことを伺いました。Aさんは、「これまで働いた特養は従来型だったので、介護度の高い利用者さんに対して手厚い個別ケアを実践しているところはすごいなと思いました。」とのことです。
Aさんが感じている施設の魅力が分かったので、それを志望動機に盛り込むようにアドバイス。最初に考えてくださった志望動機は、「特養での経験があるのでスキルを活かして貢献したい」のような簡単なものだったので、”その施設で”働きたい理由の分かる志望動機になるよう添削しました。

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自分の長所が分からない…介護士の面接でアピールできることは?
Aさんは、「自分の長所が何か分からない…」とお悩みでした。しかし私は、これまでAさんと面談やLINEでのやりとりを重ねるなかで、介護士としてアピールできる長所は多くあると感じていました。
たとえば、以前のお仕事について伺ったときに、「教育体制が整っていなかったけど、自分から相談して仕事を覚えた」とおっしゃっていたので、協調性や向上心があることを長所としてアピールできます。
ほかにも、「長期間勤めた職場が多く、責任感や忍耐力があること」「介護の仕事や子育てで培った観察力があること」も強みです。
Aさんがご自身で気づいていない長所を言語化してお伝えし、話しやすい内容を選んでいただくことで、「長所の伝え方を整理できた」と言っていただけました。
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やっと見つけた条件に合う介護施設。面接の結果は?
Aさんがレバウェル介護(旧 きらケア)に相談してようやく見つけた、勤務地や勤務時間の条件が当てはまるユニット型特養。面接の結果とその後の流れはどうだったのでしょうか?
人柄やスキルが評価され面接当日に内定を獲得!
面接の翌日に採否の連絡がある予定でしたが、Aさんの前向きで責任感ある人柄や経験が評価され、面接当日に施設から内定が出ました。
内定をもらったAさんも、「ぜひこちらで働かせていただきたいです!」と即答。採用担当者や職員の雰囲気、通勤のしやすさなど、施設の全体的な印象も良かったようです。Aさんは、想定よりも早く介護士として働けることが決まり、ホッとした様子でした。
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学童の利用に必要な書類の準備もスムーズに進行
2人のお子さんがいるAさんには、「働き始めたら勤務時間を増やして、家族のためにできるだけ収入を上げたい」という思いがありました。勤務時間を増やすには、小学生のお子さんを学童に預けなければなりません。
また、学童の利用申請をするために、保護者が働いていることを証明するための「就労証明書」を、就業先に作成してもらう必要がありました。私は、スムーズに手続きを進められるよう、面接前に採用担当者にその旨を共有・依頼。施設側も協力的で、内定を出してからすぐに書類を作成してくださいました。入職日も、お子さんの預け先の状況を加味して柔軟に調整していただけました。
介護士に復帰して仕事と子育ては両立できている?
Aさんは、介護士のお仕事と子育てを両立させることへの不安を感じていました。そのため、入職当日、1週間後、1ヶ月後にAさんに連絡をして状況を確認したところ、問題なく働けている様子でした。
職員間の雰囲気やチームワークが良く、周囲に気兼ねなく相談・質問ができているため、現場になじめているそう。また、「事前情報の通り職員配置が手厚く、利用者さんに対して丁寧に介護できる環境もありがたい」とのことです。
さらに、「樋口さんと施設が協力してくれたおかげで、子どもを学童に預けられて、勤務日数を増やすことができました!」と明るい声で報告してくださいました。「久しぶりの職場復帰だから」という施設側の配慮で、週3~4日で働き始めましたが、Aさんの希望があり、週5日勤務に変更してくれたようです。
介護士のお仕事と子育てを両立させたい場合、どうしても譲れない条件ができてしまうので、「希望条件に合う求人がない…」と感じることも珍しくありません。日々子育てをしていると、就職・転職活動に使える時間は限られ、自分だけで理想の職場を見つけるのは簡単ではないでしょう。
自分に合う求人がなくてお悩みの方は、就職・転職支援のプロの力を借りてみませんか?レバウェル介護(旧 きらケア)では、専任のキャリアアドバイザーが希望条件に沿って求人をお探ししています。求職活動を全面的にサポートさせていただくので、ぜひ一度利用してみてくださいね!
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介護士と子育てを両立できる職場を見つけるポイント
介護士が仕事と子育てを両立させるためには、必須条件を整理することや、職場が育児に理解があるかどうかを確認することが大切です。また、希望に合う職場が見つからないときは、プロのサポートを受けてみると、公開されていない求人に出会える可能性があります。
子育て中の方が、介護士としての就職・転職を成功させるためのポイントは、以下のとおりです。
キャリアアドバイザーの回答まとめ
- 仕事と子育てを両立させるための条件を整理する
- 子育てに協力的な職場かどうか確認する
- レバウェル介護を利用して選択肢を増やす
仕事と子育てを両立させるための条件を整理する
まずは、「子育てをするにあたって、仕事に求める条件として何が譲れないのか」を整理しましょう。一緒に子育てをするご家族がいる場合は、お子さんの送迎や家事の分担を話し合い、「何時から何時まで働けるか」「夜勤ができる曜日はあるか」などを明確にすることも重要です。
希望条件が複数ある場合、すべてを叶えられる職場を見つけるのはハードルが高いので、「必須条件」なのか、「可能なら叶えたい条件」なのかに分けて、優先順位を付けます。必須条件を絞ることで、子育てをしながら無理なく働ける職場を見つけやすくなるでしょう。
また、条件に優先順位を付けると基準が定まるので、「応募するか」「内定を承諾するか」などをスムーズに判断できます。
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子育てに協力的な職場かどうか確認する
介護士の方が仕事と子育てを両立させたい場合、子育てに理解のある職場で働けると安心。可能であれば、「子どもが体調不良になったときに休みを取れそうか」「子育て中の職員が活躍しているか」などを事前に調べておきたいものです。
しかし、求人票や施設のWebサイトには、「子育て支援の実態」といった込み入った情報までは載っていないことも多いでしょう。介護施設の職場環境を詳しく知りたいときは、就職・転職エージェントのレバウェル介護(旧 きらケア)にお問い合わせくださいね。
レバウェル介護を利用して選択肢を増やす
子育て中の方は、勤務時間や日数、曜日などに制約があることが多いでしょう。特に、介護士はシフト制の職場が多いため、「なかなか希望に合う求人が見つからず、働きたいのに働けない…」というお悩みはよくあります。
レバウェル介護(旧 きらケア)は、子育て中の介護士の方の就職・転職支援実績も豊富です。専任のキャリアアドバイザーが、お子さんの送り迎えの時間やご家庭の事情を加味して、求人をお探しいたします。
今回ご紹介したAのさんのケースのように、求人を公開していない職場も、キャリアアドバイザーと介護施設の関係性ができているからこそ交渉できることも。自分だけで求人を探して求職活動をするより、選択肢を増やすことができます。
また、就職に関するお問い合わせだけではなく、今後のキャリアに関する相談も歓迎です。「家族が大切だからこそ無理のない条件で働きたい」「子育てもキャリアも諦めたくない」という方は、ぜひご活用くださいね!
執筆者

「レバウェル介護」編集部
お役立ち情報制作チーム
介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点


