デイケア(通所リハ)の給料相場は?介護職の平均給与や転職の注意点を解説

介護職の給料 2025年12月17日
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この記事のまとめ

デイケア(通所リハビリテーション)で働く介護職員の給料を知りたい方もいるのではないでしょうか。デイケアで働く介護職員の平均給与は、31万9,310円です。この記事では、デイケアで働く介護職員の給料相場を、保有資格や勤続年数の条件ごとに詳しくご紹介します。デイケアとほかの介護事業所の給与比較や給料を上げる方法、求人例もまとめたので、介護業界での就職・転職を検討中の方は参考にしてみてください。

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目次

デイケア(通所リハ)で働く介護職員の給料相場

ここでは、デイケア(通所リハビリテーション事業所)で働く介護職員の月給や給与(月収)、手取りなどをご紹介します。デイケアへの就職を検討している方は、参考にしてみてください。

デイケアの基本給・手当

厚生労働省の「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.179)」をもとに、デイケアで働く介護職員(月給制)の基本給・決まって毎月支払われる手当(固定手当)・月給を以下の表にまとめました。

勤務形態平均基本給決まって毎月支払われる手当平均月給(基本給+決まって毎月支払われる手当)
常勤18万7,480円5万9,940円24万7,410円
非常勤15万5,430円3万3,740円18万9,170円

参考:厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.179)

デイケアの毎月の給与の平均は、常勤が24万7,410円、非常勤が118万9,170円。介護事業所全体と比較すると、常勤は平均より低く、非常勤は高い結果です。理由として、実労働時間数が全体平均と比べて常勤は短く、非常勤は長いことが影響している可能性があります。

デイケアの平均給与・年収

同資料(p.129)をもとに、デイケアで働く介護職員(月給制)の平均給与(月収)・年収を以下にまとめました。
なお、平均給与(月収)は「基本給(月額)+手当+一時金(4~9月支給金額の1/6)」で、平均年収は平均給与に12を掛けて算出しています。

勤務形態平均給与(月収)平均年収(平均給与×12)
常勤31万9,310円383万1,720円
非常勤22万1,800円266万1,600円

参考:厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.129)

デイケアで働く常勤の介護職員の平均月収は31万9,310円、平均年収は約383万円です。また、非常勤の平均月収は22万1,800円、平均年収は約266万円でした。

介護事業所全体の平均月収は、常勤が33万8,200円、非常勤が19万6,060円。一時金を含む平均給与を見た場合も、デイケアは全体平均と比べて常勤が低く、非常勤が高いことが分かります。

デイケアの平均的な手取り

手取りは、給与の8割程度を目安として計算するのが一般的です。
前述した平均給与に0.8を掛けて手取りを求めると、デイケアで働く介護職員(月給制)の平均的な手取りは、常勤が約25万円、非常勤が約17万円です。手取り年収を算出すると、常勤職員が約306万円、非常勤職員が約212万円となります。

なお、実際の手取り額は、前年の収入や控除額などによって異なるため、上記はあくまで参考としてご覧ください。

デイケアの平均時給

同資料(p.181)によると、デイケアにおける時給制の介護職員の平均時給(基本給)は、常勤・非常勤ともに1,080円です
なお、実際の時給は、実務経験や保有資格、お住まいの都道府県などによって異なるため、平均値は参考程度に留めておきましょう。

デイケアの平均賞与

公益財団法人介護労働安定センターの「令和4年度介護労働実態調査 事業所における介護労働実態調査結果報告書(資料編p.126)」によると、2022年におけるデイケアで働く介護労働者全体(月給制)の平均賞与は66万6,732円でした
なお、賞与の有無や実際の支給額は、勤務先や雇用形態などによって異なる点にご留意ください。

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デイケアで働く介護職員の条件別の平均給与

ここでは、デイケアに勤務する介護職員の「男女・年齢別」「保有資格別」「勤続年数別」の平均給与をご紹介します。

男女・年齢別の平均給与

厚生労働省の「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.168)」をもとに、デイケアで働く介護職員(常勤)の男女・年齢別の平均給与を以下にまとめました(百の位以下切り捨て)。

デイケアで働く介護職員(常勤)の男女・年齢別の平均給与のイメージ

参考:厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.168)

平均給与のピークは、男性職員が「40~49歳」の36万5,010円、女性職員が「50~59歳」の31万6,670円です。40代や50代の平均給与が高いのは、経験を積んで管理職に就く人が多い世代ということが影響している可能性があります。

保有資格別の平均給与

同資料(p.162)によると、デイケアで働く介護職員(常勤)の保有資格別の平均給与は、以下のとおりです(百の位以下切り捨て)。

デイケアで働く介護職員(常勤)の保有資格別の平均給与のイメージ

参考:厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.162)

デイケアにおける介護職員初任者研修修了者の平均給与は29万2,650円で、無資格者よりも約2万円高い結果です。また、国家資格である介護福祉士を取得すると、無資格で働く場合と比べ、5万円以上の給与アップにつながる可能性があります。
デイケアで働く介護職員は、難易度の高い資格を保有しているほど給与が高い傾向にあるようです

勤続年数別の平均給与

同資料(p.149)によると、デイケアで働く介護職員(常勤)の勤続年数別の平均給与は、以下のとおりです(百の位以下切り捨て)。

デイケアで働く介護職員(常勤)の勤続年数別の平均給与のイメージ

参考:厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.149)

勤続1年(勤続1年~1年11ヶ月)と比較して、勤続10年の平均給与は31万5,000円程度高い結果です。デイケアで働く介護職員の給与は、勤続年数が長いほど高い傾向にあり、勤続年数を重ねることで給与が上がる可能性があります

デイケアとほかの施設で働く介護職員の給与比較

厚生労働省の「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.129)」を参考に、デイケアとほかの介護施設・事業所で働く介護職員(常勤)の平均給与をグラフにしたので、比較してみましょう(百の位以下切り捨て)。

介護職員の施設形態別の平均給与のイメージ

参考:厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.129)

デイケアと同じく通所型の施設であるデイサービスの平均給与は、29万4,440円。デイケアの31万9,310円のほうが、2万5,000円近く高いと分かります。デイケアは、在宅生活を継続するためにリハビリを提供する施設のため、業務の専門性が給与に反映されていると考えられるでしょう。

一方、特養や特定施設入居者生活介護事業所、老健などの入居型の施設は、デイケアよりも平均給与が高いようです。これらの施設は、夜勤があることに加え、比較的大人数の利用者さんに対応する傾向があります。

デイケアの介護職員が給料を増やす方法

デイケアの介護職員が給料を増やすには、資格を取得したり管理職になったりする方法があります。以下で、給料アップの方法について詳しく見ていきましょう。

介護系の資格を取得する

「保有資格別の平均給与」で述べたとおり、介護に関する専門性の高い資格を取得することで、給与が上がる傾向にあります。介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修、介護福祉士などは収入アップにつながりやすい資格です

また、資格を取得すると、知識・技術が向上し、利用者さんとのコミュニケーションや介護の質を高められるメリットもあります。介護業界で長期的に活躍したい方は、ぜひ資格取得を目指してみてくださいね。
介護系の資格の概要や取得方法は、「介護資格の種類29選!取得方法やメリットを解説します」の記事で解説しています。

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今の職場で勤続年数を重ねる

勤続年数別の平均給与」で前述したとおり、デイケアの介護職員は同じ職場で勤続年数を重ねることで給与が上がる傾向にあるようです。毎年一定の金額で昇給する職場であれば、同じ職場で働き続けることで徐々に給与アップを目指せます
ただし、短期間で給与を上げることは難しい方法なので、長期的なキャリアプランを考える際の参考にしてみてください。

管理職に就く

管理職に就くと、役職手当や昇給によって給与が上がる傾向にあります。
厚生労働省の「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.143)」によると、デイケアの管理職の平均給与は37万9,200円、管理職以外の平均給与は31万1,440円です。管理職の平均給与は、ほかの職員よりも6万円以上高いことが分かります。

管理職に就くには時間がかかりますが、キャリアの目標として設定し、逆算して必要な実績を積んでいくのも良いでしょう。

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給料の高い職場に転職する

給与水準は職場によって異なるため、給料が高い職場に転職することで給与アップを目指せます。たとえば、夜勤がある職場なら、夜勤手当などの割増賃金が支給されるので、日勤のみより給与をアップさせられる可能性があるでしょう。また、同じデイケアでも、給与水準の高い施設に転職することで、給与アップが叶う場合があります。

今よりも給与が上がる職場を調べたい方は、介護業界に特化した就職・転職エージェントのレバウェル介護(旧 きらケア)にご相談ください。地域の介護事業所や転職事情に詳しいキャリアアドバイザーが、給料に関する希望を叶えられるよう、全面的にサポートいたします。

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デイケアに転職するときの注意点

デイケアに転職する際は、労働条件や仕事内容をよく確認して慎重に検討しましょう。転職時には、以下のような点に注意してみてください。

給料の条件だけで転職先を決めない

転職するデイケアを選ぶ際は、給料以外の条件にも着目しましょう。給料が良くても、シフトの組み方や休日の条件が生活スタイルに合わないと、長期的に勤務するのは難しいかもしれません。反対に、給料が特別高くなくても、勤務時間や福利厚生が魅力的なデイケアであれば、働きやすいと感じる可能性があります。

そのため、応募する求人を選ぶときは、給料だけを重視せず総合的な条件を見て、自分に合った職場かどうか判断することが大切です

送迎業務があるか確認する

デイケアはリハビリのために通う施設で、介護職員が車で利用者さんの送迎を担当する職場も少なくありません。求人に応募する前に仕事内容や求人情報をしっかりとチェックし、自身が対応できそうか確認しておきましょう

医療・リハビリ中心の施設だと理解して応募する

デイケアは、利用者さんのリハビリや機能訓練を行い、自立した在宅生活を送れるよう支援する施設です。そのため、デイケアの介護職員の仕事内容は、排泄や食事、入浴の介助といった身体介護やリハビリのサポートが中心となります。

看護師やリハビリ専門職との連携が多く、医療・リハビリに関する基礎的な知識も必要となるのが業務の特徴です。また、心身機能の回復を優先する傾向にあるので、レクリエーションやイベントで利用者さんを楽しませたい方や、医療に興味がない方は、やりがいを感じられない可能性があるでしょう。
求人に応募する際は、デイケアの特徴を理解し、自分のやりたい支援に合うか確認してみてくださいね。

デイケアについて、詳しくは「通所リハ(デイケア)の仕事内容は?介護未経験の方でも分かりやすく解説」の記事でも解説しています。

デイケアの介護職員の求人例

デイケア(通所リハ)の介護職員の求人例は、以下のとおりです。

【募集職種】介護職員
【勤務地】東京都
【雇用形態】正社員
【勤務時間】午前8時30分~午後5時30分(休憩60分)
【仕事内容】介護業務全般/記録業務などの事務作業/送迎業務
【給与】月給22万円~
【各種手当】処遇改善手当/資格手当/運転手当
【福利厚生】賞与年2回/交通費支給/資格取得支援制度あり/退職金制度あり/社会保険完備/制服貸与
【休日・休暇】週休2日制/日曜日定休/有給休暇取得率80%以上
【応募条件】介護職員初任者研修/介護福祉士実務者研修/介護福祉士/学歴・経歴不問
【歓迎要件】送迎業務ができる方

デイケアの求人は、送迎業務ができることを歓迎要件や必須要件にしている傾向があります。また、介護福祉士や初任者研修といった資格が必須の求人もあるため、無資格・未経験の方は確認が必要です。介護経験がある方は、採用に有利になる可能性があるため、面接でスキルをアピールすると良いでしょう。

なお、上記はあくまでデイケア求人の一例です。給料や福利厚生、応募条件などは職場ごとに異なるので、参考程度にご覧ください。

▶ヘルパー・介護職の求人はこちら
▶パート・アルバイトの求人はこちら

デイケア(通所リハ)についてよくある質問

ここでは、デイケア(通所リハ)に関するよくある質問に回答します。「デイケアってどんな職場なの?」と気になっている方は、チェックしてみてくださいね。

デイサービスとデイケアの違いは何ですか?

デイサービスとデイケアの大きな違いは、医師が常駐しているかどうかです。デイサービスに医師の配置義務はありませんが、デイケアには専任の常勤医師を1名以上配置することが義務付けられています。また、デイサービスは積極的にレクリエーションを行う傾向にあるのに対し、デイケアは主にリハビリを提供するという点も違いです。
それぞれの施設の特徴と違いについては、「デイサービスとデイケアの違いは?施設の違いやそれぞれの特徴を解説」の記事もご参照ください。

デイケアの仕事はきついって本当ですか?

デイケアの仕事がきついと感じるかどうかは人によります。デイケアは、リハビリや機能訓練によって心身機能を回復させるために、利用者さんが日中に通う介護施設です。そのため、医療やリハビリよりも生活の支援に注力したい人は、目的や考え方の違いから「仕事がきつい」と感じる場合があるかもしれません。しかし、利用開始時よりも利用者さんが自分自身でできることが増えるなど、「支援して良かった」とやりがいを感じられる場面は多くあります。

まとめ

デイケアで働く介護職員(月給制・常勤)の平均給与は31万9,310円、平均年収は383万1,720円です。年代別に見ると、男性職員は40代、女性職員は50代の平均給与が最も高い結果でした。

デイケアの介護職員は、介護職員初任者研修介護福祉士やといった資格を取得することで給与が上がる傾向にあります。また、勤続年数を重ねたり管理職になったりすることでも、給与アップを目指せるでしょう。

デイケアに転職する際は、給料だけではなく、勤務時間や福利厚生、仕事内容などの条件も調べ、総合的に判断することが大切です。また、施設によっては、運転免許や介護福祉士などの資格が必須条件の場合もあるため、事前に応募条件をしっかり確認しておきましょう。

「デイケアに就職したい」「より給料の高い介護事業所に転職したい」という方は、レバウェル介護(旧 きらケア)を利用してみませんか?キャリアアドバイザーが給料や休みなどのご希望を伺ったうえで、条件に沿った求人をご提案いたします。また、給与交渉を代行することも可能です。
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執筆者

  • 「レバウェル介護」編集部

    お役立ち情報制作チーム

介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点

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※この記事の掲載情報は2025年12月17日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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