介護事務がなくなるのは本当?キャリアアップに役立つスキルと資格を紹介

介護の仕事 2026年1月22日
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この記事のまとめ

「介護事務はなくなるの?」という疑問をお持ちの方もいるかもしれません。介護事務は、AI化が難しいことや、人手が不足していることから、なくなる可能性が低い仕事です。この記事では、介護事務がなくならない理由とあわせて、介護事務の業務内容を解説します。介護事務の仕事に活かせるスキルや資格もご紹介するので、介護業界への就職・転職をご検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

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目次

介護事務はなくなるのか

結論からいうと、将来的に介護事務の仕事がなくなる可能性は低いでしょう。近年、AIの台頭によって、介護事務の仕事がなくなることに不安を感じる人もいるようです。しかし、介護事務の仕事は完全な自動化が難しく、今後も需要は高いと考えられます。

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介護事務がなくならない理由

介護事務の仕事がなくならないと考えられる理由は、介護業界の人手不足と、業務のAI化の難しさがあるからです。それぞれ以下で解説します。

人手不足である

介護事務がなくならない理由として、介護業界全体が人手不足であり、事務職員も需要が高いことが挙げられます

職業情報提供サイト(job tag)によると、2024年度の「介護事務」の有効求人倍率は1.85倍でした。求職者1人に対しておよそ2つ介護事務の求人があるということです。高齢化により、介護サービスの利用者が増加しているため、介護事務の需要は今後も高いと予想できます。

なお、厚生労働省の「一般職業紹介状況(令和7年3月分及び令和6年度分)について」によると、2024年度における全職種の有効求人倍率の平均は1.25倍でした。上記から、介護事務はほかの仕事より求人が多い傾向にあると考えられます。

業務のAI化が難しい

完全なAI化が難しい仕事内容であることも、介護事務がなくならない理由の一つです。介護事務では、事務作業だけではなく、利用者さんやご家族の対応をすることもあります。窓口対応では、相手の気持ちに寄り添った柔軟な対応が求められるでしょう。

このような業務の特徴から、介護事務は人間が従事する必要があり、AIによる完全な自動化は困難と考えられます

介護事務の業務内容

介護事務の業務は、介護報酬請求や窓口対応、労務管理などです。下記で仕事内容を解説するので、介護事務に興味がある方はチェックしてみてください。

介護報酬の請求

介護報酬請求は、介護事務の重要な業務の一つです。介護サービスの提供に対して、利用者さんや市区町村(保険者)が支払うお金を介護報酬といいます。利用者さんの負担が1〜3割で、残りは市区町村によって支払われる仕組みです。

介護報酬を受け取るには、介護事業所が請求をする必要があります。この際に使用する介護給付費明細書(レセプト)を作成するのが、介護報酬請求業務です。サービス提供月の翌月10日までに、介護報酬請求の窓口である国民健康保険団体連合会にレセプトを提出します。

請求書の作成

利用者さんに利用料を支払ってもらうために、請求書や領収書の作成も行います。請求金額のミスがあると、金銭トラブルや利用者さんからのクレームにつながりかねません。利用者さんによって、自己負担の割合や介護度、サービスの利用回数は異なるため、丁寧な確認が必要です。

窓口対応

介護事務は、施設での窓口対応も担当します。具体的な業務は、来客・電話の対応、施設見学の予約受付、施設に関する質問への回答などです。スムーズに対応するには、介護や勤務先の施設に関する知識や、基本的な接遇マナーを身につけておく必要があります。

労務管理

労務管理も介護事務の仕事です。職員の勤怠管理やシフト管理、給与計算、福利厚生の管理など、幅広い業務を担当します。また、施設で使用する備品の発注や、レクリエーションで使用する予算の管理、設備修繕依頼といった経理業務を行うこともあるようです。

労務は一般的な事務職員と通ずる業務なので、介護事務の経験がある方はもちろん、介護業界以外で事務に携わったことがある方も、経験を活かしながら働けるでしょう。

他職種のサポート

介護職員やケアマネジャーといった他職種のサポートをすることもあります。介護に関する資格を保有していない場合は、無資格でできる範囲の補佐を行うことになるでしょう。介護事務の業務内容・範囲は職場によって異なるため、事前に確認しておくと安心です。

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介護事務の仕事に活かせるスキル

介護事務は未経験から就職を目指せる仕事ですが、資格を取得したりスキルを身につけたりすることで、自信を持って働けるでしょう。スキルの獲得は、キャリアアップにもつながります。介護事務の仕事に活かせるスキルを以下で確認してみましょう。

PCスキル

介護事務の業務のうち、請求書の作成や労務管理はPCで行う傾向にあります。そのため、基本的なPCスキルや、Word・Excelの知識が身についていると、業務に役立つでしょう。前職でPCを使用していたり、普段からPCに触れて操作に慣れていたりすると、採用の評価のポイントになる可能性があります。

経理スキル

一般事務や医療事務などの経験で培った経理スキルも、介護事務の仕事に活かせます。介護事務は、事業所の予算管理などの経理に関する業務にも携わる場合があるため、未経験だと慣れるのに時間がかかるかもしれません。しかし、経理に携わった経験があると、就職・転職後に即戦力として働けるでしょう。

介護保険の知識

介護保険制度の知識は、介護事務スタッフとして働くうえで非常に役立ちます。介護事務では、レセプトや請求書・領収書などを作成をするため、介護保険に関する知識は必須です。

また、窓口対応・電話対応時に、介護保険について聞かれることもあるでしょう。働きながら徐々に学ぶこともできますが、あらかじめ知識が身についていると、業務をスムーズにこなせます。

コミュニケーション能力

介護事務は、利用者さんやご家族、施設の職員など、多くの人と関わる仕事です。利用者さんに寄り添いながらコミュニケーションを取ったり、職員と連携して働いたりする必要があります。そのため、コミュニケーション能力がある方は、就職の際に施設側に好印象を与えられるでしょう。
接客業や介護職の経験者は、ぜひ仕事で身につけたコミュニケーション能力をアピールしてみてくださいね

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介護事務の仕事に役立つ資格

介護事務は無資格で働くこともできますが、「即戦力として活躍したい」「キャリアアップを目指したい」という方は、資格取得を目指すと良いでしょう。

ケア クラーク(R)

ケア クラーク(R)は、介護事務の業務に必要となる、社会福祉サービスや介護報酬請求に関する技能を証明する資格です。ケアクラーク技能認定試験に合格すれば取得できます。試験に受験資格は定められていないため、未経験の方も取得を目指しやすいでしょう。

介護事務管理士(R)

介護事務管理士(R)は、介護報酬請求やケアマネジャーのサポートに活かせる資格です。取得するには、介護報酬の計算に関するスキルや、介護用語の知識が求められます
介護事務管理士(R)技能認定試験に合格することで取得可能で、合格率は70%程度です。なお、受験資格は設けられていないので、誰でも挑戦できます。

介護事務認定実務者(R)

介護事務認定実務者(R)は、介護保険請求のスキルを証明できる資格です。介護事務認定実務者(R)試験に合格することで取得できます。
合格率は60~80%程度で、受験資格は設けられていません。初心者向けで、在宅試験が可能なため、未経験の方も取得のチャンスが多いでしょう。

介護保険事務管理士

介護保険事務管理士は、介護報酬請求や、介護施設の経営に関するアドバイスを行うのに活かせる資格です。教育指定校への通学し、認定試験を受けて合格すると、介護保険事務管理士を取得できます。介護事務の専門的なスキルが身につくため、取得するとキャリアアップに役立てられるでしょう

介護報酬請求事務技能検定試験

介護報酬請求事務技能検定試験は、介護保険制度や給付管理に関する知識と技能を証明できる資格です。受験資格を得るためには、通信もしくは通学で認定講座を修了する必要があります。
取得によって、介護報酬請求・窓口業務・ケアマネジャーの補佐など、介護事務が担う幅広い業務に自信を持って対応できるようになるでしょう。

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介護事務の仕事についてよくある質問

ここでは、介護事務の仕事に関するよくある質問に回答します。介護事務の仕事のキャリアについて知りたい方は、参考にしてください。

介護事務の仕事を覚えられないときはどうすれば良い?

介護事務の仕事が覚えられないときは、優先順位をつけて業務を整理することが大切です。レセプトの作成などに関する専門的な知識が求められるので、はじめは混乱することもあるかもしれません。まずは業務の流れを覚え、少しずつ繰り返すことで覚えられるようになるでしょう。分からないことがあったら、メモを取って復習したり、先輩に質問したりするのも効果的です。

介護事務で収入をアップさせる方法を教えてください

介護事務スタッフとして収入をアップさせるには、資格を取得したり、勤続年数を重ねたりする方法があります。保有資格や勤続年数に応じてできる業務が増えると、昇給を目指せるでしょう。また、介護職との兼任や、より給与の高い職場への転職により、収入アップを目指す選択肢もあります。
介護事務の収入アップの方法について詳しく知りたい方は、「介護事務の給料の相場や平均年収はどれくらい?収入アップの方法も解説」の記事もご覧ください。

介護事務から介護職に転職できますか?

介護事務から介護職に転職することは可能です。キャリアチェンジする場合も、介護事務で身につけた知識を活かして活躍できます。介護職は無資格・未経験から挑戦できるため、仕事内容や適性から自分に合った仕事を探すと良いでしょう。
介護業界でどの職種に就くかお悩みの方は、「介護業界で働く職種一覧!仕事内容や必要な資格、給与をご紹介!」をチェックしてみてください。

40代で介護事務に転職するのは難しい?

介護事務は40代から転職しやすい仕事の一つです。事務作業はデスクワークがメインなので、体力に自信がない方も働きやすいでしょう。ただし、介護報酬に関する知識やPCスキルが求められます。
40代からの転職先におすすめの仕事は「40代から一生できる仕事16選!おすすめの資格や転職のコツを解説」の記事で解説しているので、あわせてご覧ください。

まとめ

介護事務は、AIによる自動化が難しいことや、介護業界全体が人手不足であることから、なくなる可能性が低い仕事です。仕事に役立つスキルを身につけたり、資格を取得したりすれば、就職先の選択肢を広げられるでしょう。

介護事務の仕事には、コミュニケーション能力やPCスキル、経理の知識などが活かせます。給与アップやキャリアアップを目指す場合、ケア クラーク(R)や介護保険事務管理士といった資格を取得するのも有効です。

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執筆者

  • 「レバウェル介護」編集部

    お役立ち情報制作チーム

介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点

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※この記事の掲載情報は2026年1月22日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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