
この記事のまとめ
- ガイドヘルパーに向いている人は、共感力がある人や責任感がある人など
- 1対1で関わるのが苦手な人は、ガイドヘルパーの仕事を大変に感じるかも
- 移動支援のサービスは、利用者さんの障がいの種類によって分かれている
「ガイドヘルパーに向いている人とは?」と気になる方もいるのではないでしょうか。ガイドヘルパーに向いている人は、相手の気持ちに寄り添える人や、コミュニケーションを取るのが好きな人です。この記事では、ガイドヘルパーに向いている人や、向いていないと感じやすい人について解説します。仕事内容や給料、必要な資格もご紹介。働くメリットややりがい、求人例もまとめたので、就職・転職の参考にしてください。
目次
ガイドヘルパーに向いている人
ガイドヘルパーとは、障がいのある方の外出をサポートする仕事です。どのような人がガイドヘルパーに向いている人なのか以下で解説するので、「自分にできる?」と気になる方は参考にしてみてください。
相手の気持ちに寄り添える人
相手の気持ちに寄り添える人は、ガイドヘルパーとして働くのに向いています。ガイドヘルパーは、単に移動介助を行うだけではなく、利用者さんの「外出したい」という気持ちを尊重することが大切です。利用者さんが抱える不安や要望を察し、寄り添う姿勢が求められます。
移動のペースや休憩のタイミング、行きたい場所へのこだわりなどを把握するための共感力や傾聴力のある人は、質の高い支援ができるでしょう。
コミュニケーションを取るのが好きな人
コミュニケーションを取るのが好きな人も、ガイドヘルパーに向いています。心地よいコミュニケーションができれば、利用者さんは外出を楽しみやすいでしょう。親しみやすさと適度な距離感を意識して、円滑なコミュニケーションを図ることが大切です。
一緒にいることで明るい気持ちになれるような、ポジティブでハキハキとした態度は、利用者さんの外出意欲を高めることにもつながります。
気配り上手な人
気配り上手な人は、ガイドヘルパーとして活躍できるでしょう。たとえば、視覚障がいのある方の歩行を支援する際は、段差や障害物を事前に把握する注意力や、分かりやすく適切なタイミングで伝える配慮が必要です。
状況を先読みした細やかな配慮ができる人は、ガイドヘルパーに向いているといえます。
臨機応変な対応ができる人
ガイドヘルパーの支援内容は、利用者さんの外出の目的や状況によって異なるので、臨機応変な対応力も必要です。
利用者さんの体調や気分、周囲の状況に応じて、臨機応変に支援方法を変える柔軟性があれば、安全な移動支援ができます。利用者さんの急な体調不良や交通機関のダイヤ乱れなどのトラブルが発生した際は、慌てずに状況を把握し、的確な行動を取ることが重要です。
方向感覚が身についている人
方向感覚が身についている人は、ガイドヘルパーに向いています。ガイドヘルパーは利用者さんに対して、現在地や進む方向、周辺の状況などを具体的に説明しなければなりません。方向感覚が身についていると、利用者さんを不安な気持ちにさせることなくスムーズに案内できるでしょう。
慣れない場所を案内したり、工事などでルート変更したりする場合は、正確に地図を読む力が求められます。
責任感がある人
ガイドヘルパーには、利用者さんを危険にさらさない責任感が不可欠です。移動支援の際は、利用者さんの安心・安全を確保することを最優先に考えなければなりません。
特に、交通量の多い場所や段差、人混みを通る場合は、事故のリスクが大きいので、注意して支援する必要があります。利用者さんの命を預かっているという自覚を持ち、細心の注意を払って支援にあたれる責任感のある人は、ガイドヘルパーに向いているでしょう。
体力に自信がある人
体力に自信がある人は、ガイドヘルパーとしての活躍が期待できます。移動支援では、室外で歩行や車いすの介助を行うため、体力が必要な場面も少なくありません。
車いすを利用する方の介助をする際は、坂道や段差などで大きな力が必要です。視覚障がいがあり歩行が不安定な方を支える際も、とっさの対応や身体を支えるための筋力があると良いでしょう。
また、利用者さんの目的によっては、数時間におよぶ外出に付き添う場合も。利用者さんのペースに合わせて行動するため、一定の体力と持久力が求められます。
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ガイドヘルパーに向いていない人
1人と長時間関わるのが苦手な人や、冷静な判断をするのが苦手な人は、「ガイドヘルパーに向いていない」と感じる可能性があります。以下で解説するので確認してみましょう。
1人と長時間関わるのが苦手な人
1人の利用者さんと長時間関わるのが苦手な人は、ガイドヘルパーの仕事にストレスを感じるかもしれません。ガイドヘルパーは、1人の利用者さんの移動や活動を長時間サポートするのが特徴です。「1対1の会話が苦手」など、密なコミュニケーションに疲れを感じやすい方は、働くうえで負担を感じる可能性があります。
一方で、1対1で利用者さんと関わることには、「ほかの職員との人間関係の問題が発生しにくい」「利用者さん同士のトラブルがない」というメリットも。職員や利用者さんが複数いる施設と移動支援では、コミュニケーションの取り方が異なるので、適性に合った仕事を選ぶと良いでしょう。
冷静な判断をするのが苦手な人
冷静な判断をするのが苦手な人は、ガイドヘルパーとしてスムーズな援助を行うことが難しいかもしれません。ガイドヘルパーには、利用者さんの安全を確保して適切なサービスを提供するための、冷静な判断力が求められます。
外出先で想定外の事態が起きた際に、感情的になったりパニックになったりして適切な対応ができないと、利用者さんを危険にさらすリスクがあります。
もしも、移動支援の途中で困ったことがあったときは、利用者さんの安全を確保したうえで、サービス提供責任者や管理者に連絡して相談すると良いでしょう。外出先で起こり得るトラブルを想定して、事前に対応をシミュレーションしておくことも、冷静な判断を行うために効果的です。
相手のペースに合わせられない人
自分のペースを保って仕事をしたい方は、利用者さんに合わせるガイドヘルパーの仕事に精神的な負担を感じる可能性があります。ガイドヘルパーは、利用者さんの支援を行うのが役割なので、自分のペースで休憩を取ったり仕事を進めたりすることが難しい場合も。常に人と一緒にいてサポートする状況が苦手な方は、「向いていない」と感じやすいでしょう。
ガイドヘルパーは、決められた時間内で移動介助を行うため、焦ってしまうこともあるかもしれません。しかし、利用者さんの自立や社会参加などが目的のため、急いで介助をするのではなく、相手に合わせた対応を意識して行うことが重要です。
ガイドヘルパー(移動介護従事者)とはどんな職種?
ガイドヘルパーとは、視覚障がいや知的障がい、精神障がいのある方が安全に外出できるよう移動をサポートする職種で、「移動介護従事者」とも呼ばれます。
利用者さんの状況に応じて、移動介助だけでなく、移動に伴う食事介助や排泄介助も行うのが役割です。役所への手続きや買い物、冠婚葬祭、散歩、旅行など、日常生活に必要な外出や、余暇活動のための外出をサポートします。なお、具体的な業務の範囲は、サービスの種類や自治体によって異なる場合があるようです。
ガイドヘルパーの仕事内容
ガイドヘルパーの仕事内容は、利用者さんの障がいの種類によって分かれています。移動支援に特化した福祉サービスは、「同行援護」「行動援護」「全身性障害者移動介護」など。ガイドヘルパーが提供する3つの福祉サービスについて、下記にまとめました。
同行援護
同行援護とは、視覚障がいにより単独での移動が困難な方の外出に同行し、移動に必要な情報の提供や歩行介助、食事・排泄の介助といった援助を行うサービスです。利用者さんが安全に外出できるよう、周囲の状況や危険性を声に出して伝えたり、段差や障害物を避けるために誘導したりします。
同行援護についての詳細は、「同行援護とは?対象者や行動援護との違いを解説」の記事をチェックしてみてください。
行動援護
行動援護とは、知的障がいや精神障がいのある方が外出する際に、危険を回避しつつ移動できるよう手助けすることです。パニックや自傷行為、飛び出しなどの行動から生じる危険な状況を未然に防ぎ、安全を確保する役割があります。
行動援護は、「行動援護とは?移動支援と同行援護との違いや仕事内容を解説」の記事も参考にしてみてください。
全身性障害者移動介護
全身性障害者移動介護とは、脊髄損傷や脳性まひなどで重度の全身性障がいがあり、自力での移動が困難な方に対して、外出に伴う必要な介助を行うサービスです。
車いすの移動介助やバス・電車などの公共交通機関の利用支援、移動先での介助を行います。外出先で衣類を汚してしまったり、活動に応じて着替えが必要だったりする際は、更衣介助を行うことも。利用者さんが社会参加し、その人らしい生活を送ることを支援するのが、全身性障害者移動介護を行うガイドヘルパーの役割です。
出典
厚生労働省「第36回「障害福祉サービス等報酬改定検討チーム」資料」(2025年11月7日)
ガイドヘルパーの職場
ガイドヘルパーは、以下のような職場で活躍しています。
- 訪問介護事業所
- 居宅介護事業所
- 移動支援事業所
- 障害者支援施設
- 社会福祉協議会
ガイドヘルパーは、訪問介護事業所や居宅介護事業所などに所属し、障がいのある方をサポートします。事業所によっては、ガイドヘルプサービスとあわせて、身体介護や家事援助といった介護サービスを提供する場合もあるようです。
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ガイドヘルパーの給料
厚生労働省の「令和6年度障害福祉サービス等従事者処遇状況等調査 調査結果報告書(p.78)」をもとに、同行援護と行動援護に従事する福祉・介護職員の2024年9月の平均給与額を、常勤と非常勤に分けてまとめました。
| サービスの種類 | 平均給与額(常勤) | 平均給与額(非常勤) |
| 同行援護 | 319,880円 | 104,260円 |
| 行動援護 | 345,900円 | 100,560円 |
参考:厚生労働省「令和6年度障害福祉サービス等従事者処遇状況等調査 調査結果報告書(p.78)」
常勤として働く福祉・介護職員の2024年9月の平均給与額は、同行援護が319,880円、行動援護が345,900円でした。非常勤の場合、同行援護事業所は104,260円、行動援護事業所が100,560円という結果です。
なお、実際の給与額は職場によって異なるため、入職前に確認しておきましょう。
出典
厚生労働省「令和6年度障害福祉サービス等従事者処遇状況等調査結果」(2025年11月7日)
ガイドヘルパーになるために必要な資格
ガイドヘルパーは、サービスの種類によって必要な資格が異なります。同行援護や行動援護、全身性障害者移動支援のガイドヘルパーになるための資格について以下で解説するので、確認してみましょう。なお、実際の研修の受講要件やカリキュラムは、自治体やスクールによって異なる場合があります。
同行援護従業者になるために必要な資格
厚生労働省の「同行援護に係る報酬・基準について≪論点等≫(p.1)」によると、同行援護従業者になるには、下記のいずれかの要件を満たす必要があります。
- 同行援護従業者養成研修一般課程を修了する
- 居宅介護職員初任者研修などを修了しており、1年以上の直接処遇経験がある
「同行援護従業者養成研修」とは、視覚障がいのある方の移動支援に必要な知識や技術を学ぶ資格研修です。一般課程と応用課程の2種類の段階的な講習があり、一般課程を修了すれば、同行援護のガイドヘルパーとして働けます。
一般課程に受講要件はなく、移動支援や障がい者支援が未経験の方も資格取得が可能です。講義と演習で構成された28時間のカリキュラムを受講することで、一般課程を修了できます。
同行援護従業者養成研修について詳しくは、「同行援護従業者養成研修とはどんな資格?取得方法やカリキュラム内容を紹介」の記事をご一読ください。
同行援護従業者のもう一つの要件である「居宅介護職員初任者研修」は、障がいのある方をサポートするうえで必要な基礎知識やスキルを学べる資格研修です。「同行援護従業者養成研修」と同様に、受講要件はありません。
また、「居宅介護職員初任者研修など」には、居宅介護職員初任者研修のほか、介護職員初任者研修や実務者研修、介護福祉士なども含まれます。
「居宅介護職員初任者研修などの修了」に加えて、視覚障がいがある方に対する直接的な援助の経験が1年以上あれば、同行援護に従事可能です。
出典
厚生労働省「社会保障審議会障害者部会(第136回)の資料について」(2025年11月7日)
行動援護従業者になるために必要な資格
厚生労働省の「行動援護に係る報酬・基準について≪論点等≫(p.1)」によると、行動援護従業者になるには、以下のどちらかの要件を満たす必要があります。
- 行動援護従業者養成研修を修了しており、知的障がいや精神障がいのある方などの直接処遇経験が1年以上ある
- 強度行動障害支援者養成研修(実践研修)を修了しており、知的障がいや精神障がいのある方などの直接処遇経験が1年以上ある
行動援護のガイドヘルパーになるには、研修の受講だけではなく実務経験も必要です。
なお、行動援護従業者の資格要件は過去に変更があり、現在は経過措置の期間。2027年3月末までは、実務者研修や介護福祉士の資格と2年以上の実務経験があれば、行動援護に従事できる可能性があります。
出典
厚生労働省「令和6年度障害福祉サービス等報酬改定について」(2025年11月7日)
行動援護従業者養成研修
「行動援護従業者養成研修」とは、知的障がいや精神障がいによって行動に困難を伴う方の外出時の支援に関するスキルを学べる資格研修です。受講要件がなく、未経験や無資格の方も受講できます。修了するには、10時間の講義と14時間の演習の受講が必要です。
行動援護従業者養成研修について詳しくは、「行動援護従業者養成研修とは?受講要件やカリキュラム、メリットなどを解説」の記事をご覧ください。
強度行動障害支援者養成研修
「強度行動障害支援者養成研修」は、強度行動障がいのある方を支援するために必要な知識や技術を習得するための専門研修です。基礎的な知識を学ぶ「基礎研修」と、より専門的な支援技術を学ぶ「実践研修」の2段階で構成されます。
基礎研修は、6.5時間の講義と5.5時間の演習で構成される計12時間のカリキュラム。実践研修は、3.5時間の講義と8.5時間の演習です。行動援護のガイドヘルパーの資格要件を満たすには、基礎研修を修了したうえで実践研修を受講・修了しなけれななりません。知的障がいや精神障がいのある方への直接的な援助の経験1年以上も求められます。
強度行動障害支援者養成研修について詳しくは、「強度行動障害支援者養成研修とは?資格の概要や取り方、メリットを解説」の記事を参考にしてみてください。
出典
厚生労働省「第36回「障害福祉サービス等報酬改定検討チーム」資料」(2025年11月7日)
厚生労働省「強度行動障害支援者養成研修事業の実施について(運営要領)」(2025年11月7日)
全身性障害者移動支援従業者になるために必要な資格
全身性障害者移動支援従業者になるためには、各自治体の定める要件を満たさなければなりません。自治体が指定する全身性障害者移動支援従業者を修了することで従事できる場合が多いようです。研修の受講要件は、自治体によって異なります。
東京都福祉局の「全身性障害者移動支援従業者養成研修課程 開講日程の御案内」によると、東京都の新宿区と墨田区、町田市の受講要件は以下のとおりです。
| 受講場所 | 申込条件等 |
| 新宿区 | ・介護職員初任者研修 ・旧ホームヘルパー3級以上 |
| 墨田区 | ・介護職員初任者研修 ・旧ホームヘルパー3級以上 |
| 町田市 | ・介護福祉士 ・介護職員初任者研修および旧ホームヘルパー2級 ・介護福祉士実務者研修 |
参考:東京都福祉局「全身性障害者移動支援従業者養成研修課程 開講日程の御案内」
新宿区と墨田区では、介護職員初任者研修または旧ホームヘルパー3級以上を保有している方が、全身性障害者移動支援従業者養成研修課程を受講できます。町田市も居宅サービスに携わるための資格が要件ですが、旧ホームヘルパー3級は対象外のようです。
自治体やスクールによって、全身性障害者移動支援従業者に必要な資格の受講要件は異なるため、事前に情報を確認しておきましょう。
出典
東京都福祉局「地域福祉課からのお知らせ:3 障害者(児)移動支援従業者養成研修 開講日程の御案内」(2025年11月7日)
ガイドヘルパーの資格を取得して働くメリット・やりがい
ガイドヘルパーとして働くうえで、障がいのある方の社会参加を支援できることや、1対1で寄り添ったサポートができることにやりがいを感じる人は少なくありません。ガイドヘルパーの資格を取得して働くメリット・やりがいを、以下でご紹介します。
障がいのある方の社会参加を支援できる
障がいのある方の外出をサポートして社会参加を支援できることは、ガイドヘルパーとして働くやりがいの一つです。目的地への移動を助けることが、利用者さんの社会参加や自立した生活につながります。
1対1で寄り添ったサポートができる
ガイドヘルパーは、基本的に1対1で障がいのある方の外出をサポートします。そのため、利用者さん一人ひとりの希望やペースに合わせて、きめ細やかな支援を提供することが可能です。
寄り添った支援を行うことによって、利用者さんの笑顔を見られたり、「ありがとう」という感謝の言葉を直接もらえたりすると、モチベーションアップにつながるでしょう。
活躍の場が広がる
ガイドヘルパーの資格を取得すると、活躍の場が広がります。介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修といった資格だけでは、特定の障がいのある方の移動支援は行えません。
ガイドヘルパーの資格を取得することで、訪問介護事業所だけでなく、障害福祉サービス事業所や移動支援事業所など、職場の選択肢を増やすことが可能です。
自分に合った働き方を選択できる
ガイドヘルパーは、正社員やパート・アルバイト、登録制のヘルパーなど、自分に合った働き方を選択できます。
特に、訪問系の事業所で登録制のガイドヘルパーとして働く場合、柔軟な働き方が可能です。事業所に働きたい時間や曜日を登録して、条件に合うサービスがあるときに働けます。育児や介護などにより短時間勤務を希望する方や、本業の合間にダブルワークで働きたい方に向いているでしょう。
状況や希望に合わせて働き方を選べ、「安定してフルタイムで働きたい」「空いた時間を有効活用したい」などの希望を満たしやすいのがガイドヘルパーの仕事の魅力です。
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実務経験を活かしてキャリアアップを目指せる
ガイドヘルパーは、実務経験を活かして移動支援のサービス提供責任者を目指せます。
同行援護のサービス提供責任者の要件を満たせるのは、次の4つの条件のいずれかに当てはまる人です。
- 1.「(居宅)介護職員初任者研修の修了」「3年以上の実務経験」「同行援護従業者養成研修(一般・応用課程)の修了」という3つの条件を満たしている
- 2.「同行援護従業者養成研修の一般課程の修了」「視覚障がいがある方の介護等の実務経験3年以上」「同行援護従業者養成研修の応用課程の修了」という3つの条件を満たしている
- 3.介護福祉士もしくは実務者研修と、同行援護従業者養成研修(一般・応用課程)を修了している
- 4.国立障害者リハビリテーションセンター学院の視覚障害学科の教科を修了している
上記の1つ目と2つ目は、研修の受講と実務経験で同行援護のサービス提供責任者になるルートです。
また、行動援護のサービス提供責任者になるには、「行動援護従業者養成研修」もしくは「強度行動障害支援者養成研修の実践研修」の修了と、知的障がいや精神障がいのある方への直接処遇経験を3年以上積むことが必要。障害福祉分野における実務経験が必須です。
なお、2021年3月末までに(居宅)介護職員初任者研修以上の資格を取得しており、2年以上の実務経験がある場合、2027年3月末までは経過措置としてサービス提供責任者になれる場合があるようです。
出典
厚生労働省「第36回「障害福祉サービス等報酬改定検討チーム」資料」(2025年11月7日)
厚生労働省「社会保障審議会障害者部会(第142回)・こども家庭審議会障害児支援部会(第7回)合同会議の資料について」(2025年11月7日)
ガイドヘルパーの求人例
ここでは、ガイドヘルパーの求人例をご紹介するので、就職・転職活動の参考にしてみてください。
【職種】ヘルパー・介護職
【勤務地】東京都
【雇用形態】パート・アルバイト
【勤務時間】9時~18時
【仕事内容】訪問介護、行動援護、移動支援、介護業務全般
【給与】時給1,300円~
【応募要件】介護職員初任者研修必須
【各種手当】通勤手当、資格手当
【福利厚生】社会保険完備(健康保険、労災保険、雇用保険、厚生年金保険)、賞与なし、昇給あり
ガイドヘルパーの求人は、移動支援以外の介護業務を伴う職場が多い傾向があります。職場によっては、介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修、介護福祉士などの資格を応募要件としている場合があるので、事前に確認しておくと良いでしょう。
ガイドヘルパーについてよくある質問
ここでは、ガイドヘルパーについてよくある質問に回答します。「ガイドヘルパーの仕事はしんどい?」「ガイドヘルパーと同行援護の違いとは?」と気になる方は、以下を参考にしてみてください。
ガイドヘルパーの仕事はしんどいって本当?
精神的・身体的な負担から「ガイドヘルパーはしんどい」と感じる人もいるかもしれません。利用者さんの安全に常に気を配らなければならないことを、プレッシャーに感じるガイドヘルパーもいます。利用者さんの外出の目的によっては、長時間の同行になって疲れてしまうこともあるでしょう。
一方で、ガイドヘルパーの仕事には、障がいのある方の社会参加を支援できたり、寄り添ったサポートができたりするやりがいやメリットがあります。メリット・デメリットを踏まえて、自分に合った仕事を選択しましょう。
ガイドヘルパーと同行援護の違いって何?
ガイドヘルパーは、障がいのある方の移動を支援する仕事の総称で、その一種として同行援護があります。同行援護は、視覚障がいのある方の支援を行うのが特徴です。ほかにも、知的障がいや精神障がいのある方の外出を支援する「行動援護」や、全身性障がいのある方の外出をサポートする「全身性障害移動介護」などがあります。
それぞれの仕事内容については、この記事の「ガイドヘルパーの仕事内容」をご覧ください。
ガイドヘルパーは介護福祉士があればほかの資格はいらない?
介護福祉士の資格を持っていても、ガイドヘルパーのすべての業務を担当できるわけではありません。介護福祉士を保有している場合も、従事する仕事に応じて「同行援護従業者養成研修」「行動援護従業者養成研修」の修了や、実務経験などを求められます。ただし、自治体によっては、介護福祉士の資格があれば一部の講習が免除になるところもあるようです。働く自治体のルールを事前に調べておきましょう。
まとめ
ガイドヘルパーに向いている人は、相手の気持ちに寄り添える人やコミュニケーションを取るのが好きな人、気配り上手な人などです。緊急時に冷静に臨機応変な対応ができたり、方向感覚が身についていたりすると、ガイドヘルパーとして活躍できるでしょう。
ガイドヘルパーとして働くやりがいは、障がいのある方の社会参加をサポートできることや、1対1できめ細やかな支援ができることです。正社員をはじめ、パート・アルバイト、登録制のヘルパーなど、自分に合った働き方を選択できる魅力もあります。
「ガイドヘルパーとして働きたい!」「自分に合う職場はある?」という方は、レバウェル介護(旧 きらケア)にご相談ください。「レバウェル介護(旧 きらケア)」は、介護・福祉業界に特化した転職エージェントです。
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内定後まで安心サポート
執筆者

「レバウェル介護」編集部
お役立ち情報制作チーム
介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点


