介護職に適した服装は?季節・シーン別に解説

介護の知識 2020年12月10日
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服装に迷う新人介護士さんに向けて、介護の仕事にふさわしい服装と髪型をご紹介します。介護の現場では、安全で動きやすく、TPOに合った服装を選ぶことが大切です。この記事を読んで、季節やシーンに合った服装を確認しましょう!

目次

介護職の服装・基本のポイント

まずはじめに、介護職員の服装の基本的なポイントをご紹介します。介護職の服装は介護のシーンや季節によって変化しますが、どんな場面でも以下の点に気を配りましょう。

動きやすい服装

介助や移動などで頻繁に動く介護職の服装は、体にフィットして動きやすいことが重要です。サイズが小さい服や伸縮性のない服は、自由な動きを妨げるので避けましょう。サイズが大きい服も、裾がだぼついて作業の邪魔になるので良くありません。
介護の仕事には、自分の体にサイズが合っていて、適度な伸縮性がある服が適しています。

装飾が少ない服装

安全に介助するには、ボタンやファスナーなどの装飾が最小限であることも重要です。装飾があると、利用者さんの肌を傷つけたり、とれたボタンを誤飲してしまったりするなど、思わぬ事故につながる可能性があります。
胸ポケットに入れたペンも、前かがみになったときに落下したり、利用者さんを傷つけたりする恐れがあるので、ポケットの位置と使い方に注意しましょう。

清潔感がある服装

介護職は利用者さんに直接触れるため、清潔感のある身だしなみを心がけましょう。シワや汚れがある服は、清潔感がないように見え、相手を嫌な気持ちにさせてしまう可能性もあります。清潔感がある服装をすることで、利用者さんはもちろん、ご家族にも安心してもらえますよ。

機能的な服装

着用時の快適さや手入れのしやすさを考えるなら、速乾性や通気性といった機能面にも着目しましょう。体を動かす介護は冬でも汗をかきますが、速乾性のある素材を選ぶと服が体にはりつく不快感を軽減できます。

歩きやすい靴

体を動かす機会が多い介護の現場では、足に合った靴選びも重要です。介護職員の定番は、安定感があって歩きやすい運動靴やスニーカー。入浴介助などで靴を脱ぐ場面があるので、間口が広い靴や、靴紐がない靴、マジックテープでとめる靴だと着脱が簡単です。また、軽い靴は足への負担が少なく疲れにくいのでおすすめですよ。

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季節ごとの服装

ここからは、季節に合った具体的な服装を提案していきます。

春・秋におすすめの服装

  • 半袖のTシャツ
  • 半袖のポロシャツ
  • 長袖のTシャツ
  • 長袖のポロシャツ
  • カーディガン

朝晩で気温が変わりやすい季節は、カーディガンなどを使って体温調整すると快適です。春秋は日によっても気温が変化するので、その日の気温に合わせて半袖・長袖を使い分けましょう。

夏におすすめの服装

  • 半袖のTシャツ
  • 半袖のポロシャツ

夏は気温が高く汗をかきやすいので、通気性の良い素材を選ぶのがポイントです。

冬におすすめの服装

  • 長袖のTシャツ
  • 長袖のポロシャツ
  • トレーナー

冬は保温性を高めるため、厚手の素材を選びましょう。暖房の効いた施設で働く人や、暑がりの人は、半袖を着てもOKです。動くと汗ばむ場合は、半袖や薄手の長袖の上に、カーディガンなどの上着を羽織って調整しましょう。

ジャージやチノパンは一年中大活躍

ボトムスは、1年を通じてジャージやチノパンが定番。ジャージは動きやすく、チノパンはフォーマルな印象になるのが特徴です。介護用のジャージは、ファスナーがご利用者にあたらないように隠されているものや、静電気を防止する加工がされているものがあります。
職場によってはデニムが許容されることもあるので、詳しくは職場ごとのルールを確認してくださいね。

介護のシーン別の服装

これから介護施設に就職・転職する方に向けて、介護のシーン別の服装をまとめました。

研修や初出勤時の服装

研修や出勤時の服装は、面接時や内定連絡を受けた際に確認しておきましょう。指定がなければ、「季節ごとの服装」でご紹介した服装をしていけばOKです。身だしなみは第一印象を決めるので、シワや汚れには十分気をつけてくださいね。

入浴介助のときの服装

水濡れを気にせず動ける半ズボンは、入浴介助の際に重宝します。普段はラフ過ぎるので禁止する施設が多い半ズボンですが、「入浴介助時のみOK」とされていることが多いです。

食事介助のときの服装

食事介助や水仕事をするときは、服の汚れを防ぐエプロンがあると安心です。落ち着いたデザインで撥水性があり、洗濯しやすいものを選びましょう。

私服OKの職場も!介護職の服装は施設によって異なる

介護職の服装は、制服だったり私服だったり、施設によってルールが異なります。また、施設形態によっても服装の傾向があるので、ここではその特徴を紹介していきますね。

有料老人ホーム

設備やサービスの質を重視する有料老人ホームでは、職員の服装を制服で統一していることが多いです。また、高級感を売りにする施設では、ホテルスタッフのようなデザイン性の高い制服が採用されていることもあります。

特別養護老人ホーム

介護度が高いご利用者が多い特別養護老人ホームでは、Tシャツやポロシャツ、ジャージ素材のズボンなど、動きやすい服装を用意します。利用者さんがくつろげるように家着に近い格好を指定されることもあるようです。また、制服としてポロシャツが支給されることもあります。

病院

特別養護老人ホームと同様に、Tシャツやポロシャツなどの動きやすい素材の制服が支給されます。病院では、看護師をはじめとするさまざまな職種が働いているので、職種ごとに制服の色が決まっていることもあります。

訪問介護事業所

規模の大きな事業所では制服が支給されることがありますが、比較的小さな事業所では、自分で仕事着を用意する場合が多いようです。訪問介護は徒歩や自転車での移動があるので、動きやすいボトムスや歩きやすい靴選びがポイントです。

介護現場でポロシャツが選ばれる理由

介護現場ではポロシャツが定番の服装ですが、ポロシャツには一体どんな利点があるのでしょうか?

フォーマル感があるから

ポロシャツは襟があるので、Tシャツよりもフォーマル感があります。Tシャツのように動きやすいことに加えて、ご家族との面談などの際にきちんとした印象になるのがメリットです。

お手入れが簡単だから

ポロシャツは家庭で洗える素材でできているものが多く、日々のお手入れが簡単です。シワにもなりにくいので、きちんと伸ばして干せばアイロンもいりません。

介護用に工夫されたデザインがあるから

ポロシャツは介護用に工夫されたデザインが多く、仕事着として選びやすいのがメリットです。たとえば、表面にボタンが出ないタイプは、利用者さんと接するときに安心です。ほかにも、ポケットが胸ではなく、サイドや背面についたデザインもあります。介護用のポロシャツは、ネット通販などで簡単に手に入ります。

介護職のNGな服装

介護職にふさわしい服装をマスターするには、だめな身だしなみの例も知っておきましょう。

露出が多い

胸元が大きくあいている、しゃがむと下着が見えてしまうような露出が多い服装は、介護にふさわしくありません。施設の印象が悪くなったり、クレームにつながったりする可能性があるので気をつけましょう。

黒い色

「黒い服は喪服(死)を連想させる」として禁止されている施設が多いです。介護の現場では、パステルカラー(イエロー、ピンクなど)や、白・ベージュなどのナチュナルな色が好まれます。

派手なデザインやアクセサリー

フリルがついた服やダメージ加工の服も介護の現場ではふさわしくなく、利用者さんやご家族を不快にさせる恐れがあります。
アクセサリーは、利用者さんの身体を傷つける可能性があるのでNGです(結婚指輪は可の場合もあります)。

介護職は髪やネイルなどの身だしなみも気を付けよう

介護職は、服装以外にも髪型やネイルなどにも気を配ると完璧です。

長い髪は束ねる

髪型も服装と同じく、清潔感のある見た目に整えましょう。おろしたままの長い髪は、仕事の邪魔になったり、利用者さんの食事に入ったりを避けるため、後ろでまとめてくださいね。また、長い前髪は表情を隠して暗くしてしまうので、ピンでとめたり、後ろの髪と一緒にまとめたり、落ちてこないようにセットしましょう。

カラーリングの許容度は施設による

カラーリングの許容度は施設によりますが、落ち着いた色合いの髪色であればOKなことが多いようです。カラーリングをしたい場合は、面接時に質問するか、就業規則を確認しましょう。「規定が曖昧でよく分からない…」というときは、入職当初は暗めの色合いにして、周りの様子を見ながら調整していくのがおすすめです。

長く伸びた爪や派手なネイルはNG

長い爪は利用者さんの身体を傷つける可能性があるため、短く整えるように心がけましょう。また、デコレーションがたくさんついたネイルも同様にNGです。ネイルを楽しみたい場合は、透明に近い色であれば許容される場合もあります。

まとめ

介護職の服装は、Tシャツやポロシャツ、ジャージやチノパンが定番です。服装は施設ごとにルールがあるので、まずは入職前に指定があるか確認しましょう。

どんな服装でもポイントとなるのが、「動きやすさ」「安全性」「清潔感」「機能性」です。介護の現場では、利用者さんを傷つける危険がある服や、喪服を連想させる黒い服は避けてください。利用者さんに不快感を与えず、自分も気持ちよく働ける服装が選べると良いですね。

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