最短でサービス介助士の資格を取得するには?実技や検定試験のコツをご紹介

介護の資格 2023年4月5日
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高齢者やハンデのある方を支えたいと考えている方の中には、「サービス介助士」の資格が気になっている人もいるのではないでしょうか。この記事では、サービス介助士の資格の種類や、最短で取得する方法についてまとめました。また、サービス介助士として活躍できる現場や資格取得のメリットも解説。サービス介助士の資格が自分の目指したい分野に活用できるかどうかを、しっかりと判断しましょう。

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目次

サービス介助士とは

サービス介助士は、高齢者や身体にハンデのある方が安心して社会活動に参加できるよう、「おもてなしの心」と「安全な介助技術」を学べる民間資格です。サービス介助士はケアフィッターとも呼ばれ、知識・対話・実践から相手の立場に立った行動をする人のことを指します。段差に困っている車椅子の方や、安心安全に公共の乗り物を利用したい人に対し、適切なお手伝いができる資格です。相手が安心して日常生活を過ごせるよう、ホスピタリティや介助技術を身につけられます。

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サービス介助士の資格の種類

公益財団法人日本ケアフィット共育機構では、サービス介助士・准サービス介助士・サービス介助基礎研修の資格を認定しています。ここでは、それぞれの資格の概要をチェックしましょう。

サービス介助士

サービス介助士は、受講者の8割以上が選択をしているポピュラーな資格です。加齢や障害に関する講義に加え、実技教習による演習やディスカッションにより、実際にサービスを提供する際も自信をもってサポートできるようになります。カリキュラムは国土交通省の接遇ガイドラインに準拠しており、事業者と生活者のニーズに沿った内容を学習することが可能です。

受講方法は、「オンライン講座+1日の対面教習」または「2日間の対面教習」の2種類。自宅学習が終わったら提出課題に取り組みます。提出課題は1問1点のマークシート方式で、60点以上が合格です。

提出課題をクリアしたら、実技教習に移ります。実技教習では、視覚にハンデのある方の手引きや車椅子の操作、高齢者疑似体験などを実施。実技が終わると検定試験を受けます。

検定試験は1問2点のマークシート方式で、70点以上が合格基準です。合格するとサービス介助士として認定されます。なお、サービス介助士は3年ごとに資格を更新する必要があるので注意しましょう。

准サービス介助士

准サービス介助士は、在宅で挑戦できる資格。サービス介助士とは違って実技教習はありませんが、テキストにDVDが付いているので、実技の内容を映像で学ぶことが可能です。

学習を経て在宅で検定試験に合格すれば、准サービス介助士の認定状が授与されます。准サービス介助士の検定試験は1問2点のマークシート方式で、60点以上が合格基準です。短時間で効率的に介助の心構えと知識を身につけられます。

なお、准サービス介助士の場合は資格更新が必要ありません。准サービス介助士を取得していれば、サービス介助士資格取得講座の提出課題を免除されます。受講料も割引になるので、着実にステップアップしたい方に向いているでしょう。

サービス介助基礎研修

サービス介助基礎研修は、2時間で完結するパッケージ型のセミナーです。セミナーでは、高齢者やハンデのある方とのコミュニケーションや介助技術の必要性を学習できます。事前勉強は不要のため、申込みをすればすぐに応対方法を学ぶことが可能です。

セミナーを修了すると、サービス介助基礎研修の修了証を受け取れます。サービス介助の知識と実技を体験することで、心のバリアフリーにつなげている研修です。

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サービス介助士を最短で取得するには

サービス介助士を最短で取得するには、実技教習のスケジュールに注意が必要です。サービス介助士の実技は全国で受けられますが、地域によっては月に1~2回しか行われない場合があります課題提出から実技教習・検定試験までをスムーズに行えるよう、開催日程をしっかりチェックしましょう。また、検定試験が不合格になると資格取得に時間がかかってしまうので、一発で合格を目指すのがおすすめです。

サービス介助士が役立つ場面

サービス介助士の資格は、空港や駅、ホテル、デパート、銀行など、ホスピタリティを必要とする接客業で注目されています。サービス介助士としての知識を持っていれば、車椅子の移乗やハンデのある方への誘導、接客などを自信を持って対応可能です。サービス介助士の有資格者がいる施設は、誰もが安心してサービスを利用できるという証明になります。

「仕事で求められる介助がどのようなものなのか知りたい」「現在携わっているサービス業で、介助の磨きをかけたい」と考えている方は、サービス介助士の資格取得が向いているでしょう。

介護現場で実践的に資格を役立てたいと考えている方は、介護職員初任者研修の取得がおすすめです。サービス介助士は公共施設におけるおもてなしや、従業員の接客スキル向上を目的として取得する場合が多くあります。介護職員初任者研修を取得すれば、訪問介護での身体介護へ取り組めるようになるのが強みです。介護資格があれば活躍の場を広げられるので、高齢者を中心に手厚い支援を実現できます。

「これまでの経験を活かして介護業界で働きたい」「介護現場で多くの人を支えたい」と考えている方は、レバウェル介護派遣(旧 きらケア介護派遣)を活用してみませんか?レバウェル介護派遣(旧 きらケア介護派遣)なら、働きながら初任者研修の取得を目指せます。働く曜日や日数も選択できるので、自分のペースで取り組むことが可能です。まずはお気軽に問い合わせください。

サービス介助士を取得するメリット

サービス介護士の資格を取得すれば、介助に関する仕事で知識を役立てられます。高齢者やハンデのある方に対するホスピタリティを学べるので、適切にサポートすることで利用者さんに安心感を与えられるでしょう。

また、サービス介助士なら駅員や販売員、ホテルマンなどの職種として働きながら資格を活かせるため、高齢者やハンデのある方の行動範囲を広げられます。利用者さんを手厚く支援できる人は、企業側による評価も高くなるでしょう。サービス介助士は、サービス業や接客業において、業務内容に付加価値をつけられる資格といえます。

サービス介助士の将来性

バリアフリー化が進む社会において適切な支援を行えるサービス介助士は、今後も需要が高くなることを見込めるでしょう。思いやりやおもてなしの心を活かせるので、サービス業を中心に活躍の場を広げられます。車椅子の移乗や歩行のサポートなどをとおして幅広い人々に安心感を与えられることは、就職や転職の際もアピールにつなげられるはずです。

また、2021年5月時点では、全国に約19万人のサービス介助士が活躍しています。2016年時点では登録者数は約12万人であったため、5年の間に7万人も増加しており、いかに需要が高まっているかが分かるでしょう。高齢者やハンデのある方が困っているときは、サービス介助士としての知識を役立てられます。

サービス介助士を最短で取得することに関する質問

ここでは、サービス介助士を最短で取得したい方がよく抱く疑問に回答します。最短での合格を目指す方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

サービス介助士の試験に落ちることはありますか?

サービス介助士の試験に落ちることは、もちろんあります。試験を主催する公益財団法人日本ケアフィット共育機構によると、合格率は8割以上とされているため、難易度は比較的低めです。とはいえ、毎回1割程度の人は、不合格になっています。試験は100点満点で70点以上が合格。最短で合格を勝ち取るためには、十分な試験対策が必要です。

サービス介助士の資格取得の申し込みで注意することは?

サービス介助士の資格取得の申し込みで注意が必要なのは、実技教習の開催場所と日程についてです。実技教習は、東京などの大都市では月に10回程度の開催が予定されています。一方で、地域によっては会場が限られる上、月に1〜3回程度しか開催されないことも。満席になると申し込みが締め切られる可能性もあります。スムーズな資格取得のためには、開催要項の早めの確認がおすすめです。詳しくは「サービス介助士を最短で取得するには」で解説しているので、ご参照ください。

まとめ

サービス介助士の資格を最短で取得するには、実技教習のスケジュールに注意しましょう。地域によっては月に1~2回しか実技教習が行われない場合があるので、スムーズに資格取得するにはしっかりと予定を立てておくことが重要です。また、検定試験が不合格になると時間がかかってしまうため、一発で合格を目指すように心がけましょう。

サービス介助士はホスピタリティを必要とする接客業を中心に注目されています。自身のサービスの質や介助のスキルに磨きをかけたいと考えている方は、サービス介助士の資格取得に向いているでしょう。介護現場で身体介護や生活援助に取り組みたいと考えている場合は、介護職員初任者研修を取得するのがおすすめです。

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※この記事の掲載情報は2023年4月5日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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