男性介護士の年収はどのくらい?あげていく方法は?

介護職の給料 2021年11月26日
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男性の介護士の画像

男性介護士さんのなかには、「自分の年収は周りと比べてどうなのか知りたい」という人も多いでしょう。男性介護士の平均年収は、ボーナスを含めて403万円程度とされています。ただ、同じ介護職でも施設や事業所の違いによって平均年収に差があるのが実態です。本記事では、男性介護士の平均年収を厚生労働省のデータをもとに解説します。給料アップを図るポイントもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

目次

男性介護士の平均年収は?

厚生労働省の「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果(p172)」によると、男性介護士全体の平均給与(月収)は33万5,770円でした。月収を12ヶ月分として単純計算すると、男性介護士全体の平均年収は402万9,240円となります

男性介護士のサービス種類別の平均年収

男性介護士の平均年収は、施設や事業所、サービスの違いによって異なります。前述の調査結果をもとに、男性介護士の平均給与、平均年収をまとめたので参考にし確認してみてください。

サービス種類別平均給与(月収・常勤者)平均年収(月収×12ヶ月)
介護老人福祉施設(特養)363,020円4,356,240円
介護老人保健施設(老健)353,430円4,241,160円
訪問介護事業所314,840円3,778,080円
通所介護事業所304,720円3,656,640円
介護医療院328,020円3,936,240円
認知症対応型共同生活介護(グループホーム)302,700円3,632,400円
全体335,770円4,029,240円

引用元:厚生労働省「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果

調査結果から、年収が高い特養と低いグループホームでは、約72万円の差があることが分かります。「年収がなかなか上がらない」とお悩みの男性介護士さんは、施設や事業所を変えてみるのも方法の一つでしょう。

なお、上記のデータにはボーナスや特別給与は含まれていません。実際の平均年収は、ボーナス・特別給与が上乗せされることも念頭に置きましょう。

そもそも介護士全体の平均年収はどれくらい?

ここでは、介護士全体の平均年収をご紹介します。全体と比較して男性介護士の年収がどの程度なのかをチェックしてみましょう。

介護士全体のサービス種類別平均年収

前述の厚生労働省の調査結果によると、介護士全体の平均年収は約379万円でした。男性介護士の平均年収は約403万円なので、比べると全体のほうが低いことが分かりますね。

介護所全体のサービス種類別の平均年収については、以下をご確認ください。

サービス種類別平均給与(月収・常勤者)平均年収(月収×12ヶ月)
介護老人福祉施設(特養)350,230円4,202,760円
介護老人保健施設(老健)338,900円4,066,800円
訪問介護事業所306,780円3,681,360円
通所介護事業所280,770円3,369,240円
介護医療院312,420円3,749,040円
認知症対応型共同生活介護(グループホーム)287,550円3,450,600円
全体315,840円3,790,080円

引用元:厚生労働省「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果

サービス種類別に見ると、介護士全体の平均年収は特養が高く、通所介護事業所が低い傾向にあります。特養と通所介護事業所の差は約83万円。介護士全体で見ても、サービスの種類によって収入に大きな開きがあることが分かります

男性介護士の年収は女性に比べて高い?低い?

男性介護士の年収は女性介護士に比べて高い傾向があります。前述の「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果(p172)」によると、女性介護士の平均給与は30万6,130円。年収に換算すると約367万円でした。男性介護士全体の平均年収が約403万円でしたので、その差は36万円。月収に換算すると月3万円ほど男性介護士のほうが高い計算になります。

女性介護士のサービス種類別平均年収

女性介護士のサービス種類別の平均年収は、以下のとおりです。

サービス種類別平均給与(月収・常勤者)平均年収(月収×12ヶ月)
介護老人福祉施設(特養)340,690円4,088,280円
介護老人保健施設(老健)328,790円3,945,480円
訪問介護事業所304,810円3,657,720円
通所介護事業所271,700円3,260,400円
介護医療院306,360円3,676,320円
認知症対応型共同生活介護(グループホーム)281,440円3,377,280円
全体306,130円3,673,560円

引用元:厚生労働省「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果

女性介護士の平均年収は、特養が高く通所介護事業所が低い傾向があり、その差は約83万円でした。このことから、介護士の平均年収は、男女ともに施設や事業所の違いによる差が大きいといえるでしょう

男性介護士の将来性

男性に関わらず、介護士の需要は年々高まっているため、将来性は高いといえます。さらに、男性介護士の人口は女性介護士よりも少ないのが現状。同性からの介護を求める利用者さんも一定数いるため、女性スタッフの多い施設や事業所では、男性スタッフが重宝されるでしょう。

同性からの介護を求める利用者さんは多い

介護士の仕事は、入浴介助や移動介助といった力仕事も多く、一定の腕力や体力が必要です。業務は男性も女性も基本的に同じ内容を行います。ただ、「力仕事を任せられる男性介護士がいると安心感がある」という現場の意見は少なくありません。また、同性の介助を希望する利用者さんも多いので、男性・女性それぞれの介護士さんが求められています。

介護士になるのに男女の壁はない

そもそも、介護士になるのに、年齢や性別の条件はありません。男性も女性も平等に、採用されれば介護職員として働くことが可能です。少子高齢化にともない男性・女性ともに介護士の需要は伸びていくことが期待されているので、「男性でも介護士になれる?」と不安な方は、まず挑戦してみることをおすすめします。

男性介護士が年収をアップさせる5つの方法

最後に、男性介護士が年収をアップさせるおすすめの方法を5つご紹介します。現在介護士として活躍中の方も、異業種からの転職を検討している方も、出来そうなことからぜひ試してみてくださいね。

1.夜勤専従のスタッフとして勤務する

日勤常勤で働いている男性介護士さんは、「夜勤手当」や「時間外手当」がつく夜勤専従になることで年収アップを図れます。夜間専従とは、夜間勤務専門のスタッフのこと。有料老人ホームや介護老人福祉施設(特養)といった入居型の介護施設には、24時間体制で入居者さんのサポートを行うため、夜勤スタッフの確保が必須です。ただ、子育てや家庭の事情などで夜勤が難しい介護士さんもいるため、夜勤のできる人材は不足しています。夜勤専従になれば、一回当たり4,000〜8,000円程度の手当がつくため、今よりも高い収入を得られるでしょう。

2.資格を取得してスキルアップを図る

無資格の男性介護士さんなら介護職員初任者研修を、有資格者なら今より上位資格を取得することで「資格手当」による収入アップが期待できます。施設や事業所のなかには、質の高い介護サービスを提供するため、資格保有者に対して手当を支給しているところもあるので、勤務先の待遇について確認してみると良いでしょう。

資格別の平均年収

厚生労働省の「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果(p166)」のデータをもとに、介護職員の資格ごとの平均給与と平均年収を表にまとめました。

資格の種類平均給与(月収・常勤者)平均年収(月収×12ヶ月)
無資格者275,920円3,311,040円
介護職員初任者研修301,210円3,614,520円
介護福祉士実務者研修303,230円3,638,760円
介護福祉士329,250円3,951,000円
介護支援専門員368,030円4,416,360円

引用元:厚生労働省「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果

無資格者と介護福祉士国家資格を保有している人の平均給与の差は約5万円。年収にすると約60万円もの差があることが分かります。資格手当だけが要因ではないものの、保有資格により平均年収が上がる傾向にあるのも事実です。年収アップを考えるなら、上記の資格を上から順に目指してみるのも良いでしょう。

3.1つの職場で着実に経験やスキルを伸ばしていく

入職して間もない男性介護士さんは、その職場で着実に介護経験やスキルを伸ばしていくことで収入アップを目指せるでしょう。経験を積むなかで、資格を取得してリーダー級の役職に就いたり、介護福祉士としてより高度な介護ケアを提供できるようになったりすれば、「役職手当」がつく場合があります。

特定処遇改善加算によりさらに収入アップが期待できる

2019年10月からスタートした介護職員特定処遇改善加算により、介護職員の待遇は改善されてきています。特定処遇改善加算とは、技術や経験のある介護人材を育成するために介護現場の労働環境や処遇を改善することを目的に新設された制度。勤続年数が10年以上の介護福祉士に対して⽉額8万円相当の処遇改善を⾏うのが目安となっています。経験が浅く思うような収入が望めない介護士さんでも、経験や技能を身につけることで着実に収入アップを図れるので、「今は頑張り時」とあきらめないようにしましょう。

4.非正規職員の場合は正職員を目指す

アルバイトやパートの男性介護士さんは、正職員を目指すことで一定の収入アップが期待できます。厚生労働省の「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果(p133)」によると、時給で働く常勤の介護職員全体の平均給与は、218,210円でした。先述した月給で働く常勤の介護職員全体の平均給与が315,840円だったので、約10万円もの差があることが分かります。サービスの種類による給与差を考慮しても、時給で働く非正規職員の収入は低い傾向にあるため、正職員を目指すのがおすすめです。

5.給料の良い職場へ転職する

「今の職場ではどうしても年収アップが見込めない…」という男性介護士さんは、好条件の職場へ転職するのも方法の一つです。夜勤手当が低い、経験を積んでも昇進の見込みがない、賞与が平均と比べて低いなど、自分の努力で収入面の改善が期待できない場合は、転職することで改善される場合もあります。ただし、収入面だけを見て転職するのは時期尚早です。今の職場で本当にやり残したことがないかよく考えたうえで、転職するかどうかを決めるようにしてくださいね。

まとめ

男性介護士は、介護人材としての需要が高いだけでなく、介護職員全体よりも年収が高い傾向にあるため、長期的に働くメリットは豊富です。今は思うような収入を得られていなくても、経験やスキルを磨く努力を続ければ、資格手当や役職手当による年収アップを目指していけるでしょう

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