
この記事のまとめ
- 介護職は覚えることが多いため、経験や資格がないと「大変」と感じやすい
- 未経験・無資格の場合、初任者研修を修了してから転職する選択肢もある
- 資格なしから介護職に転職して「大変」と悩んだときは、周囲に相談しよう
「介護職に興味があるけど、資格なしだと大変なの?」と不安を感じる方もいるのではないでしょうか。介護職は、経験や資格なしの方も働くことが可能です。ただ、介護の仕事は一定のスキルや経験が求められるため「大変」と感じることもあります。この記事では、無資格の職員が大変に感じやすいことや、資格なしで転職して大変だった体験談、転職時にできる対策を紹介。介護職への転職を迷っている方は、参考にしてみてください。
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介護業界は資格なしで仕事を始めると大変なの?
資格がなくても介護職員として仕事をすることは可能ですが、技術・知識不足から働きにくさを感じ、「大変」と思うことがあります。また、基本的に無資格の職員は、利用者さんの身体に直接触れる身体介護を1人で行えません。このような事情が重なり、「向いていない」「辞めたい」と悩む方は意外と多いようです。
未経験の仕事は、最初は大変に感じやすいですが、少しずつ経験を積み知識を身につけることで、やりがいを感じながら働けるようになるでしょう。また、介護の知識や技術を習得すると、やむを得ない事情で転職することになっても、次の職場で介護経験を十分に活かせます。介護職は、介護福祉士などの資格を取得すれば、学歴・経歴・年齢に関係なくキャリアアップを目指せる仕事です。
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無資格・未経験の介護職が大変に感じやすいこと
無資格・未経験から介護職への転職を検討している方のなかには、「無資格・未経験なことが仕事にどう影響するの?」といった不安を抱えている方もいるのではないでしょうか。ここでは、無資格・未経験から介護職に転職した場合に、大変に感じやすいことを紹介します。
覚えなければならない業務が多い
無資格・未経験で介護職に転職した場合、覚えることが多く苦労する可能性があります。業務の流れや安全な介助方法、介護の専門用語を覚えるだけでなく、利用者さんの名前と顔、身体状況を一致させなければなりません。また、人を相手にする仕事のため、イレギュラーな業務も多く、仕事に慣れるまでに時間が掛かってしまうようです。
利用者さんと上手にコミュニケーションを取れない
介護現場では、コミュニケーションによる信頼関係の構築が大切です。しかし、高齢者との関わりに慣れていない未経験者の場合、コミュニケーションが上手く取れずに悩んでしまうことがあります。
また、認知症の方や人工呼吸器を使っている方との意思疎通には、専門知識や経験が必要です。介護の仕事では、コミュニケーション一つとっても経験や知識が求められるため、未経験からの転職には一定の大変さがあります。
認知症の利用者さんの対応が難しい
認知症とは、認知機能の低下によって日常生活に影響が出ている状態のこと。多くの介護施設では、認知症の方の支援も行っています。認知症の方は、認知機能の低下から同じ話を繰り返したり、感情のコントロールができずに怒りっぽくなったりと、コミュニケーションに課題が発生しやすいでしょう。認知症の方の対応には知識と経験が必要とされるため、介護未経験者は「大変」と感じやすいようです。
仕事の責任が重くプレッシャーを感じる
介護を必要とする方は、身体機能の低下により怪我をしやすかったり、認知機能の低下により自身の状況を正しく伝えられなかったりすることがあります。そのため、身近で支える介護職は、リスクを把握したうえで安全に気を配ってケアを行わなければなりません。
しかし、介護の現場では1人で複数人を見なければならない場面もあります。介護職は、「転倒や誤嚥(ごえん)などの事故がないように」といった緊張が続くと、精神的に疲れてしまうことがあるようです。
身体介護が想像以上に体力を必要とする
利用者さんの身体を支える介助業務は、身体的負担が大きく一定の体力を必要とする仕事です。ときには、自分より身長が高い方や体重が重い方のケアを行うこともあり、終業時間にはクタクタ…ということもあるかもしれません。
また、無理な姿勢で介助を行ってしまうと、利用者さんが転倒したり自分自身の身体を痛めたりしてしまうリスクが高くなってしまいます。利用者さんと自分自身にとって安全かつ安心な介助を行うには、介護技術の習得が必要です。
指導方法が人によって違う
未経験・無資格から介護職に転職した場合、「教えてくれる人によって指導内容が違う」といった悩みを感じることもあります。職員間で方針が統一されていないと、指示通りに仕事をしたはずが、ほかの人から「違う」と注意を受けてしまうことも。介護経験が少ない場合、誰の指示を信じたら良いのか分からず、苦労することがあるようです。
人間関係が悪く職場に馴染めない
転職後、職場の人間関係に馴染めずに「大変」だと感じる方もいます。職場によっては、介護職員や看護師、リハビリ専門職など、職種によってケアの方針が異なり、ギクシャクしてしまうことがあるようです。また、忙しさから仕事の指示や教育が不十分である場合、「働きにくい」と感じてしまうでしょう。
夜勤で生活リズムが乱れる
入居型の介護施設の介護職員のシフトは、早番・日勤・遅番・夜勤などがあり、夜勤に入ることがあります。夜勤では、普段寝ている時間に仕事をするため、生活リズムが乱れて日中に眠くなったり夜に寝られなくなったりすることも。夜勤勤務に慣れるまでは、「大変」と感じる可能性があるでしょう。
【体験談】資格なしで介護職を始めて大変だったこと
ここでは、資格なしで介護職になった方の体験談を紹介します。
私が資格なしの介護職として最初に入職した施設は、グループホームでした。入職後は、「ちゃんと仕事を覚えられるかな?」「うまく介助ができなかったらどうしよう…」という不安や悩みを抱えることが多くありました。無資格・未経験での入職だったため、一つひとつの業務は初めてのことばかり。覚えることが多く、「この先大丈夫かな…」という心配もあるなかで仕事をこなさなければならなかったことがつらかったです。
気持ちが落ち込んでしまうことも多々ありましたが、「一日でも早くできることを増やしたい!」という思いから、分からないことは先輩職員にすぐ質問したり、メモを取ったりして行動しました。介助面で不安・心配なところはお手本を見せてもらい、自身も積極的にチャレンジしてアドバイスをもらいながら、介助スキルを身につけていきました。また、資格を取りながら働いていたので、通っていたスクールの先生からアドバイスをもらえたことも大きかったと感じます。
最初は、仕事をなかなか覚えられない大変さや自分にできるのかと悩むことも多かったですが、日々業務をこなしていくうちに少しずつ慣れていくことができました。
「介護の仕事に興味はあるけど、資格も経験もないし不安…」とお悩みの方は、あまり心配し過ぎずに挑戦してみるのが良いと思います。
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資格なしの介護職が転職時にできる対策
ここでは、無資格・未経験で介護職へ転職して後悔しないために、転職時にできる対策を紹介します。未経験から介護職への転職を考えている方は、参考にしてみてください。
介護職員初任者研修を取得してから転職する
「介護職員初任者研修」とは、介護の基礎的な技術や知識を学べる資格です。転職前に受講することで、介護業務や高齢者との関わり方の基礎が分かり、転職先で仕事を覚えるのに役立つでしょう。また、採用選考の場で、介護職員初任者研修を取得したことをアピールすれば、介護の仕事に対する意欲や熱意を伝えられます。
介護職員初任者研修の取得には、130時間の研修の受講と、修了試験への合格が必要です。試験の難易度は高くないので、講習をしっかり受けていれば合格できるでしょう。最短1ヶ月で取れる資格なので、興味がある方は「介護職員初任者研修を無料で取得する方法は?メリットや支援制度を解説」の記事も参考に、受講を検討してみてください。
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レバウェル介護の資格スクール無資格・未経験可の求人に応募する
介護求人のなかには、即戦力の人材を求めるものもあります。もし、自分のスキルに合わない職場に転職した場合、技術や知識の不足から働きにくさを感じてしまうかもしれません。そのため、介護経験がない方が転職する場合は、無資格・未経験可の求人を狙って応募すると良いでしょう。自分のスキルに合った職場なら、着実に経験を積んでスキルを身につけていけるはずです。
教育体制や人間関係について調べる
無資格・未経験から介護職に転職する際は、応募先の教育体制や人間関係に関する情報収集が大切です。教育制度が不十分だったり人間関係が悪かったりすると、「なかなか仕事を教えてもらえない」と、悩んでしまうことも。施設のWebサイトや求人情報を見るだけでなく、可能であれば職場見学に行って、実際に自分の目で職場環境を確認しておきましょう。
転職エージェントを活用する
「未経験でも採用してもらえるか不安」「資格なしでやっていける職場なのか知りたい」などの悩みがある方は、転職エージェントを活用してみましょう。転職エージェントでは、アドバイザーが条件に合う求人を紹介してくれたり、キャリアプランの相談に対応してくれたりします。
介護業界に特化した転職エージェントのレバウェル介護(旧 きらケア)のキャリアアドバイザーは、介護職の求人や転職事情に詳しいのが特徴。無資格・未経験の方が働きやすい職場をピックアップしてご提案いたします。また、応募書類の添削や面接対策などのサポートもあるので安心です。電話だけではなく、メールやLINEでの相談も可能なので、お気軽にお問い合わせください。
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資格なしで転職して後悔している介護職向けの対処法
ここでは、資格なしで転職して「大変」と思っている介護職員の方に向けて、対処法を紹介します。介護の仕事に悩みを抱えている方は、参考にしてみてください。
教わったことはメモに取る
無資格・未経験から介護職に転職した方で、「仕事が覚えられず大変」という悩みを抱える方は多いようです。教わることが多いと、説明を一度聞いただけでは覚えられないので、教わったことはメモに取るように意識しましょう。また、メモをするだけでなく、あとで見返してまとめ直すことも大切です。休憩や通勤の時間を使って学んだことを復習することで、次第に仕事を覚えられます。
仕事が覚えられなくて悩んでいる方は、「「50代未経験で介護職に転職したけど仕事を覚えられない…」対処法を解説」の記事も参考にしてみてください。
上司に不安や悩みを相談してアドバイスをもらう
利用者さんとのコミュニケーションや疾患がある方の対応など、介護職の仕事が大変で悩んだときは、信頼できる上司や先輩に相談してみましょう。上司や先輩も、新人のころに同じような悩みを抱えていたことがあるかもしれません。
自分1人で悩むのではなく、上司や先輩のやり方や考えを教われば、一歩一歩スキルアップしていけるはずです。
資格を取得して知識やスキルを身につける
資格の勉強をすることで、介護の知識や技術を身につけられます。介護の専門知識が身につけば、自分のケアに自信を持てるようになるでしょう。また、資格を持っていることで、仕事の幅が広がる場合もあります。
職場に資格取得支援制度があれば、積極的に活用してみましょう。資格取得支援制度を利用すると、資格の取得費用を一部負担してもらえたり、報奨金が支給されたりします。
資格取得支援制度について詳しく知りたい方は、「介護職の資格取得支援制度とは?給付金の種類や利用するメリットを解説」をご覧ください。
無資格の介護職が働きやすい職場に転職する
「どうしてもスキルが追いつかない」「なかなか仕事が覚えられない」という場合は、職場の教育制度が十分でないのかもしれません。未経験で資格なしから介護職へ転職する際は、新人研修や教育制度が充実していないと、求められる技術に追いつけずに大変さを感じやすくなります。
1から介護の知識や技術を学びたい場合は、教育制度が充実している職場への転職を考えても良いでしょう。また、「新人に無理な仕事を要求する」といった場合も転職を検討してみてください。
資格なしで介護職を始める方からよくある質問
経験や資格なしで新しい業界に飛び込む場合、誰でも不安になりやすいものです。ここでは、資格なしで介護職を始める方からよくある質問を紹介します。
介護職は無資格で働けなくなるって本当?
介護に関連する資格がない方も、介護職として働き始めることができます。ただし、2024年4月からは、入職後1年以内に認知症介護基礎研修の資格を取得するルールができました。とはいえ、認知症介護基礎研修は1日で取れるので、資格がないことを心配し過ぎる必要はないでしょう。
認知症介護基礎研修について詳しく知りたい方は、「介護職は無資格で働けなくなるの?認知症介護基礎研修の義務化について解説」の記事を参考にしてください。
介護職は資格なしだと給料をどれくらいもらえるの?
厚生労働省の「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(p.161)」によると、介護職員等処遇改善加算を取得している事業所における、保有資格なしの介護職員の平均給与額は290,620円です。保有資格ありの介護職員の平均給与額は339,960円なので、資格を取得することで給与アップが期待できるでしょう。
また、国は介護職員の処遇改善のための政策を行っているため、今後、介護職員の給与は上がっていくと予測されています。詳しくは、「介護職の給料はいくら?平均給与額や年収アップ方法、処遇改善の状況を解説」を参考にしてみてください。
出典
厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果」(2025年5月21日)
まとめ
介護職の仕事には専門的な知識や技術が求められるため、資格なしや未経験から転職した場合は、「大変」と感じる方が多いようです。「仕事が大変」と感じる理由としては、介助の流れを1から覚えなければならないことや、利用者さんの名前や身体状況を把握しなければならないことなどが挙げられます。
経験なしから介護職に転職した場合は、メモを見返したり、悩みがあれば上司に相談したりして、少しずつ仕事を覚えていくことが大切です。経験を積み知識を身につけることで、やりがいを感じながら働けるようになるでしょう。
もしも、「十分な新人教育が受けられない」「新人に無理な仕事を要求する」と悩んでいる場合は、介護職員の転職をサポートするレバウェル介護(旧 きらケア)へご相談ください。あなたの経歴やスキル、希望条件をヒアリングしたうえで、あなたに合った介護求人をご提案いたします。また、アドバイザーは各職場の内情に詳しいのが特徴。教育制度や人間関係、資格取得支援制度など、求人票からは分かりにくい情報もしっかり把握したうえで応募先を選べます。サービスはすべて無料なので、お気軽にお問い合わせください。
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執筆者

「レバウェル介護」編集部
お役立ち情報制作チーム
介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点


