
この記事のまとめ
- 介護職未経験者が自己PRでアピールできる強みは、観察力や忍耐力など
- 介護職未経験者が自己PRを書くときは、エピソードも一緒に伝えると効果的
- 介護職未経験者にありがちなNG自己PRは、志望動機との一貫性がないこと
介護職未経験者の方のなかには、求職活動の自己PRにどのようなことを書いたら良いのか分からず、困っている方もいるのではないでしょうか。介護職の自己PRでアピールできるのは、「観察力」「コミュニケーション能力」という対人スキルなどです。この記事では、自己PRの書き方を解説します。介護職未経験者の自己PRの例文もご紹介するので、介護職への就職・転職を考えている方はぜひチェックしてみてください。
【介護職向けの自己PR】書き方のポイントや効果的なアピール内容をご紹介
目次
介護職未経験者が自己PRでアピールできること
「自己PRって何を伝えれば良いの?」「介護職は初めてで、何を強みとしてアピールしたら良いか分からない…」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。そのようなときは、「さまざまな人と関わる」「利用者さんの家事をサポートする」など、介護職の仕事内容を一つずつ考えてみると、自身のスキルや経験を仕事に結びつけられます。
介護職に関係なさそうに思えるスキルが、効果的なアピール材料になることも。まずは介護職の仕事について理解を深め、どのようなことが強みになるのか考えてみましょう。
介護職の仕事内容を知りたい方は、「介護職(介護士)の仕事内容とは?資格は必要?やりがいやメリットをご紹介」の記事をご覧ください。
下記では、介護職未経験者が自己PRでアピールできることをご紹介します。
対人スキルは介護職の自己PRでアピールできる強み
レバウェル株式会社の「きらケア介護白書2021(p.14)」によると、介護職が介護の仕事において、介助のスキル以外で大切・必要だと思うことは「笑顔」「観察力」「コミュニケーション能力」「思いやり」といった対人スキルです。

引用:レバウェル株式会社「きらケア介護白書2021(p.14)」
介護職は、スタッフだけでなく、利用者さんやそのご家族、地域の方など、さまざまな人と接する機会があるので、対人スキルが現場で重視される傾向にあるようです。もちろん、業務を行ううえで介助のスキルは必要ですが、入職後に少しずつ学んでいけば問題ありません。
「笑顔で接客をしてきた」「子育てで培った観察力がある」「大きなプロジェクトを連携して成功させたので、コミュニケーション能力や忍耐力に自信がある」など、上記でご自身に当てはまるスキルがあるのではないでしょうか。
ほかにも、家事のスキルや事務スキルも、介護の仕事に活かせる場合があります。まずは自分の長所や経験を洗い出し、介護の仕事に結びつけてアピールできないか考えてみましょう。
出典
レバウェル株式会社「介護士のキャリアや外国人雇用などに関するレポート「きらケア介護白書2021」を公開しました」(2025年12月1日)
介護の仕事への意欲を伝えるのも効果的
介護職として働くイメージがつかないと、なかなか現場で活かせそうな強みが見つからないかもしれません。そのようなときは、将来のビジョンを考えてみるのがおすすめです。
「未経験だけど介護の仕事を頑張りたい」「キャリアアップを目指して、働きながら専門性を磨きたい」といった仕事への意欲も、自己PRにつなげられます。
「一人ひとりに合った介護ができるよう、高齢者とのコミュニケーションについて勉強している」など、目標達成に向けた具体的な行動も含めた自己PRを作成すれば、介護職にチャレンジするために努力していることが伝わるでしょう。
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採用担当者が介護職未経験者の自己PRから知りたいこと
介護職の自己PRを考えるにあたり、「採用担当者の視点」を理解しておくことも大切です。下記に、採用担当者が介護職未経験者の自己PRから知りたいことをまとめたので、把握しておきましょう。
介護職の仕事やその事業所への志望度
採用担当者は、応募者の自己PRから、介護職の仕事やその事業所への志望度をチェックします。的外れな内容の強みをアピールしたり、どの事業所でもあてはまるような話をしたりすると、「なんとなく介護職を選んだのでは?」「転職できればどこの事業所でも良いのでは?」と捉えられかねません。
採用担当者に響く自己PRにするには、「応募先の事業所で活かせる強みを選ぶ」「強みを応募先でどのように活かせるのか具体的に伝える」ということが大切です。
介護業務に活かせる経験やスキル
介護業界に就職・転職する場合、「介護の仕事に活かせる経験やスキルがあるか」も見られると思っておきましょう。
「対人スキルは介護職の自己PRでアピールできる強み」の項目で触れたように、未経験であっても、社会人経験や学生時代の経験を振り返ると、介護の仕事に活かせるスキルや経験はあるものです。
介護業務と直結しなくてもOKなので、「責任感を持って仕事に携わっていた」「営業職でコミュニケーション能力を磨いた」など、自身の経歴から自己PRにできそうな経験やスキルを探してみましょう。
介護職未経験者の自己PRの書き方
自己PRの前提を理解したら、自己PRの基本的な書き方を押さえましょう。介護職未経験者が自己PRを効果的に伝えるには、3つのコツがあります。
1.長くならないよう強みを簡潔にまとめる
自己PRで伝えたいことが多いと、強みを全部詰め込んでしまう場合がありますが、履歴書の内容は簡潔にまとめましょう。仮に介護職で活かせそうな強みを5つ見つけたとしても、すべて書くと「結局何を伝えたいのか」が分かりにくくなってしまいます。
自己PRに書く強みは、特に介護の仕事に活かせそうなものに絞り、「私の強みは○○です」と分かりやすく伝えるようにしてくださいね。
2.根拠となるエピソードを具体的に伝える
介護職で活かせる強みを伝えたあとは、自己PRに説得力を持たせるために、根拠となるエピソードを具体的に伝えましょう。根拠がなければ、「自分でそう思っているだけなのでは?」と捉えられてしまうおそれがあります。
「周囲の意見を取り入れながら業務を進め、○○の仕事を成功させたので、連携するスキルには自信があります」のように、経験とスキルを結びつけましょう。エピソードを伝えるときは、「○年勤めた」「売上○%アップに貢献した」など、可能なら数字を使って定量的に伝えることもポイントです。
3.介護職として貢献できることをアピールする
強みとその根拠をもとに、応募先で介護職としてどのように貢献できるのかをアピールしましょう。介護職未経験でも、入職後に活躍する姿をイメージしてもらえれば「戦力になりそうだ」と採用担当者に好印象を与えられます。
「○○(強み)を活かして○○の業務で活躍していきたいです」のように、強みと仕事内容が合致するように伝えると、採用担当者にイメージしてもらいやすいはずです。
介護職未経験者向けの自己PR例文集
自己PRの流れを踏まえて、例文を見てみましょう。介護職未経験の方も、「ぜひ採用したい」と思ってもらえるような魅力的な自己PRができれば、採用される可能性はぐっと高まるはずです。
なお、例文はあくまで参考なので、自身のスキルや経験に置き換え、オリジナリティのある自己PRを作成してみてくださいね。
「真面目さ」をアピールする例文
私の強みは真面目なところです。前職の販売職では、商品の在庫管理や発注業務において、地道で細かいチェック作業を徹底し、在庫の過不足を出したことは一度もありません。この真面目さから、店舗内で「ミスのない正確な仕事をする人」として信頼を得ていました。
持ち前の真面目さを活かし、介護職においても一つひとつの業務を丁寧かつ確実に遂行するとともに、利用者さまと真摯に向き合い、質の高い介護サービスを提供していきたいです。介護職は利用者さんの心身の安全に関わる仕事なので、未経験の方も業務の正確性や責任感のある性格をアピールすれば評価されるはずです。
例文のように「在庫の過不足を出したことは一度もない」といった強みに関する具体的なエピソードを伝えると、採用担当者が入職後の姿を想像しやすく、高評価につながりやすいでしょう。
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「明るい性格」をアピールする例文
私の強みは明るい性格です。前職の販売・サービス業では、常に笑顔とポジティブな声かけを徹底し、自店舗の顧客満足度調査において「接客対応の明るさ」で全社員20人中1位を獲得しました。この持ち前の明るさで、お客さまだけでなく職場の士気を高めるムードメーカーとしての役割を果たしてきました。
介護職においては、利用者さまの気持ちに寄り添い、活気ある雰囲気を提供することが大切だと認識しています。私の強みである明るい性格を活かし、利用者さまに笑顔になっていただけるような声かけをしていきたいです。介護職において「明るさ」は「笑顔」と同様に、利用者さんの精神的なサポートや施設全体の雰囲気を左右する重要な資質です。例文のように、根拠をきちんと伝えれば、「この人を採用したら職場の雰囲気が明るくなりそう」という良い印象を与えられるはずです。
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観察力をアピールする例文
私の強みは観察力です。前職の飲食店では、お客さまの食事の進み具合や表情の変化を常に細かく見ていました。声をかけられる前に水の補充や追加注文の確認を行うことで、待ち時間をなくし、高い顧客満足度とリピート率の向上に貢献しました。
介護職においては、利用者さまの体調や気分の変化を察知してケアすることが大切だと考えています。私の強みである観察力を活かし、利用者さま一人ひとりのニーズをくみ取り、きめ細やかなサポートを提供することで、貴施設に貢献したいです。介護職として働くにあたり、利用者さんの些細な変化を察知することは大切なので、観察力は自己PRとして有効です。例文のように、強みを活かしてどのように応募先に貢献したいかを具体的に伝えると、採用担当者に「未経験でも活躍してくれそうだ」という好印象を与えられるでしょう。
介護職未経験者にありがちなNG自己PR
最後に、介護職未経験の方が自己PRを書くときにやってしまいがちな「NG自己PR例」をご紹介します。下記の内容と照らし合わせて、自己PRの精度を高めましょう。
自己PRと志望動機に一貫性がない
自己PRと志望動機の内容に一貫性がないと、「さっきと言っていることが違う」「信用できない」というマイナスの印象を与える可能性があるため、注意が必要です。
自己PRで「××(強み)を活かして○○な介護職員を目指したい」と伝えたのなら、志望動機も同じように「○○な介護職員を目指したい」のようにまとめ、リンクさせると良いでしょう。
自己PRの内容が応募先に関係ない
応募先の介護施設や事業所に関係なかったり、関連性が薄かったりする自己PRにするのも良くありません。介護職未経験の場合、仕事のイメージがつきにくいため、どの施設(事業所)にもいえる自己PRになりがちです。しかしそれでは、採用担当者の心には響かない可能性があります。
応募先の施設(事業所)の業務や特徴などの情報を可能な限り集め、その職場で活かせるスキルを伝える自己PRを完成させましょう。
介護職未経験者の自己PRに関するよくある質問
ここでは、介護職未経験者の自己PRについてよくある質問に回答します。介護職への就職・転職を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
介護経験がなく自己PRに書ける強みがありません…
介護職が未経験であっても、自己PRでアピールできる強みは探せば見つけられます。介護職は利用者さんやそのご家族、地域の方、スタッフなど、幅広い層の人と接する仕事。「観察力」「コミュニケーション能力」といった対人スキルが役立つ場面は多くあります。まずは自分の経歴を振り返り、介護の仕事に活かせる経験やスキルがないか考えてみましょう。介護職未経験者が自己PRでアピールできるスキルについては、この記事の「介護職未経験者が自己PRでアピールできること」でも紹介しています。
自己PRと志望動機の違いは何ですか?
自己PRは、これまでに培ったスキルや強み、仕事への熱意などをアピールするもので、応募先に「自分を採用するメリット」を伝えるパートです。一方の志望動機では、「なぜ介護職を目指すのか」「なぜこの施設で働きたいのか」という理由を伝えます。
自己PRと志望動機の違いについては、「介護の志望動機と自己PR!それぞれの違いや注意点」の記事でも解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
まとめ
介護職未経験の方が自己PRを考えるときは、まず何を自身の強みとしてアピールするのかを考えましょう。介護業務の経験がなくても、「笑顔」「観察力」「コミュニケーション能力」などを強みとしてアピールできます。前職で得た経験やスキルを介護の仕事に結びつけ、採用担当者に響くような自己PRを考えてみてくださいね。
「介護職未経験で自己PRが思いつかない…」「自己PRを考えてみたけど自信がないから、誰かにチェックしてもらいたい」という方は、介護業界専門の転職エージェントのレバウェル介護(旧 きらケア)へご相談ください。専任のキャリアアドバイザーが、介護職の採用担当者の視点をお伝えするので、応募先に合った自己PRを作成できますよ。
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執筆者

「レバウェル介護」編集部
お役立ち情報制作チーム
介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点



