状況別!介護職の自己PRの書き方のポイントや例文【未経験・ブランクあり・転職回数が多い…etc】

転職ノウハウ 2021年3月17日
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介護職の履歴書、職務経歴書に書く「自己PR」は、自分の経験や人柄などをアピールする項目です。長文を書くことに慣れていなかったり、謙遜したくなってしまったりでうまく文章が作れない…とお悩みの方も多いのではないでしょうか。この記事では、未経験や他業界からの転職、ブランクがある場合など「状況別」に合わせた自己PRの書き方や例文をご紹介します。

【介護職向けの自己PR】書き方のポイントや効果的なアピール内容をご紹介

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目次

介護職の自己PRの書き方のポイント

【自己PRの書き方のポイント】
・自身の経験や性格などを求める人物像と照らし合わせる
・具体的なエピソードや経験を盛り込む
・どう活躍できるかアピールする
・将来像を盛り込む
・志望動機と一貫性のある内容にする
・簡潔にまとめる(150~300字)

介護職の「自己PR」は、過去の経験やスキル、人柄などをアピールするための項目です。何かすごいスキルや経験をアピールしなくてはいけないのでは…と身構えてしまう方も多いですが、採用担当者が知りたいのは「あなたがどんな人なのか」「どんなことを考えて仕事をしているのか」「あなたがこの施設でどのように活躍できるのか」ということ。
自分の経験や性格を客観的に分析し、事業所の理念や求める人材像に照らし合わせて、文章を作成しましょう。

下記
の記事では、より詳細に自己PRの書き方のポイントをまとめています。併せて確認しておきましょう。
【介護職向けの自己PR】書き方のポイントや効果的なアピール内容をご紹介

次章から、状況別の自己PRの文例をご紹介します。自己PRの書き始めや展開、終わり方がわからないときに、参考にしてみましょう。

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未経験の場合の自己PR

介護職未経験の場合の自己PRは、前職で得た経験のなかで介護に活かせそうなものをピックアップします。
前職が接客業であれば、お客さまとのやりとりのなかで得た経験、傾聴や接遇などのスキルなどがアピールしやすいでしょう。
介護の仕事は、実績を数字で表すことが難しい職業です。「◯%の売上を達成した」などの数字の成果を書くだけでは、どのように介護の仕事に活かせるのかがイメージしづらく、アピールにならないことも。数字の成果を記載したい場合は、介護に活かせる自分の特性の裏付けとして使用するのがおすすめです。
また、リストラや倒産などのネガティブな理由でやむを得ず転職活動をしている…という方も多いでしょう。履歴書や職務経歴書の自己PR欄は、あなた自身のことをアピールする項目なので、あえてそのことに深く触れる必要はありません。ですが、もしエピソードとして書きたい場合は、「こんな苦労があったけど自分なりにこのようにがんばってきた」「この経験をバネにがんばりたい」など、ポジティブな姿勢が伝わるように意識しましょう。
ネガティブな退職理由のせいで内定がもらえないということはほとんどありません。ただし、「仕方なく応募している」という姿勢では良い結果に繋げることは難しいので、注意が必要です。

【例文】接客業から介護職への転職

>人と接する仕事が好きで、現在はデパートで販売員として従事しています。幅広い世代のお客さまがご来店されるため、相手の年齢や雰囲気に合わせて話しかける際の言葉遣いや話題を変えたり、おすすめする商品を選んだりなど、臨機応変な対応を心がけておりました。その結果、「楽しく買い物ができた」「礼儀正しい」「安心して任せられる」と直接お褒めの言葉を言っていただいたこともあります。介護の仕事は未経験ですが、相手に合わせた対応を行い、利用者さまが心地良いと思えるサービスを提供したいと考えております。また、人と話すのが好きな性格を活かして、スタッフの方とも密にコミュニケーションをとり、1日でも早く戦力となれるよう努力してまいります。(309字)

介護職から介護職へ転職する場合の自己PR

介護から介護の転職の場合は、自身の経験をそのまま自己PRに使うことができます。業務をするうえで大切にしていることなどをアピールしてみましょう。
ただし、運営する法人によって、介護の方針や理念、求めている人物像は異なります。応募先の事業所が求めるものを確認し、自身の経験やスキルをピックアップして自己PRへと繋げましょう。

【例文】前職での利用者さんとのエピソードをアピール

ユニット型の特別養護老人ホームにて介護職員として3年ほど従事しています。介護の仕事をするうえで心がけているのは、いつでも笑顔でいることです。まだ介護の経験が浅い時、帰宅願望の強い利用者さまの担当になり、激しく介護を拒否されてしまうことがありました。大変ショックを受けましたが、どうにか心を開いてもらえるよう、どんなときも笑顔で根気よく接し続けました。すると、だんだん介護を拒否されることは少なくなり、「いつもありがとうね」という言葉をいただくことができました。貴施設では、現職で培った経験を活かしながら、今まで以上に利用さまに求められる介護を追求していきたいと考えております。(288字)

【例文】前職でのスタッフ同士のエピソードをアピール

人と接することが好きで、介護の仕事をしています。利用者さまとの関係を築くのはもちろん、チームで仕事をすることもやりがいを感じます。どちらも信頼関係を築くことが重要だと考えており、相談役となる場面も多く経験しました。現在勤めている施設で、スタッフ同士で意見が食い違い、険悪な雰囲気になることがありました。しかし、お互いの話を聞いてみると、実は同じことを思っていたものの、伝え方の問題でぶつかってしまったということがわかり、話し合うことで、衝突を避けることができました。貴施設でも、一日でも早く信頼関係を築き、調整力を活かしてよりよいケアを実現できるよう努力します。(281字)

転職回数が多い場合の自己PR

転職回数が多い場合は、さまざまな職場で得た経験やスキルを活かせることや柔軟性などをアピールしましょう。
転職回数が多いことはマイナスポイントになるのでは…と考える方も多いですが、採用担当者が納得できるような理由があれば問題ありません。とはいえ、「気に入らないことがあればまたすぐ転職してしまうのでは…」と思われることもあるので、「長く働きたい」という姿勢も忘れずに。自分を卑下せず、自信をもって面接に挑みましょう!

【例文】どんな環境でも順応できる柔軟性をアピール

どんな環境でもすぐに順応できる柔軟性が私の強みです。私は介護職員として特別養護老人ホーム、デイサービス、グループホームなど、さまざまな介護施設での業務に携わってきました。施設によって、介護の方針や利用者さまの介護度は異なりますが、職場ごとにあるルールや状況をすぐに把握し、順応することができます。また、職場の環境改善で意見が求められた際には、他の職場でよかった取り組みを提案するなど、よりよいケアの実現にも努めてきました。どの経験も自分の糧となっており、貴施設でも活かすことができればと考えています。どんな環境であっても利用者さまを第一に考え、一日でも早く戦力となれるよう努めて参ります。(294字)

資格を保持しているが実務経験がない場合の自己PR

資格を持っていても実務経験がない(未経験)という場合は、無資格未経験の方と同じように、過去の経験を求められるスキルや人柄に照らし合わせて自己PRを作成しましょう。資格を取得したということで、「自分の決めた目標に向かって努力できる」こともアピールできます。

【例文】前職での経験をアピール

私は、観察力や気配り力に自信があります。現在は飲食店のホールスタッフとして従事しており、お客さまに少しでも心地よくすごしてもらえるよう、店内の様子をよく観察し、お客さまから呼ばれる前にお声がけすることを心がけています。直接「ありがとう」と言われたり、自分に会うために来店してくださるお客さまが増えることにやりがいを感じていましたが、自分のスキルを活かしてもっと人の役に立てるような仕事ができないかと次第に考えるようになり、介護に興味を持ちはじめ、今年「介護職員初任者研修」を修了しました。現職で培ったスキルを活かして、利用者さま一人ひとりのニーズに寄り添える介護士を目指したいです。(288字)

子育てや介護などでブランクがある場合の自己PR

ブランクがある場合、採用担当者が納得できる理由があればマイナスポイントになることはありません。介護職経験者であれば前職の経験をアピールできますし、未経験の場合でも、柔軟性や気配り力、コミュニケーション力、マルチタスクをこなせることなどがアピールできます。

【例文】子育てで得た経験をアピール

育児のため介護現場から離れていましたが、以前は介護老人保健施設で5年間勤務していました。前職では利用者さまの心身状態に変化がないか、常に気を配りながら対応することを心がけておりました。また、育児を経験したことで、想定外のことが起こっても対処できる柔軟性も高めることができました。貴院での業務は介護事業所と異なる部分もあると思いますが、先輩職員や他職種の方々と協力して活躍できる範囲を広げていきたいです。前職と育児で培った経験を活かし、一日でも早く戦力として介護業務に携わり、貴院へ貢献していきたいです。(251字)

アピールしたい職歴がある場合の自己PR

ケアマネや生活相談員、マネジメントの経験など、特にアピールしたい経験がある場合は、求人内容や応募先が求めているものとズレがないように注意しましょう。

【例文】管理職の経験をアピール

介護職として現場の経験を経たのち、現在は施設長として従事しています。施設長になってからは、職員が働きやすい職場づくりに努めて参りました。現場のスタッフがどのように働いているのか、何を望んでいるのかを把握し、可能な限り希望を叶えることは管理職の重要な役目だと考えております。そのため、なんでも話せる施設長を目指して、面談を定期的に行なったり自ら話しかけに行くなど密にコミュニケーションを取ることを意識し、実行していました。その結果、入職後1年以内の離職率を◯%削減することができました。これまでの現場と施設長としての経験を活かし、貴施設でも運営に携わりたいと考えています。(285字)

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状況別の自己PRの書き方のポイントをご紹介しました。

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※この記事の掲載情報は2021年3月17日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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