派遣社員の年末調整は自分でするの?確定申告が必要な条件とは

介護の仕事 2022年8月25日
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派遣社員の年末調整と確定申告

正社員は会社が年末調整をしてくれますが、派遣社員はどうなのでしょうか?この記事では、派遣で働く介護士さんが不安になりがちな年末調整の疑問を解消します。年末調整に向けて用意する書類や派遣会社から連絡がくる時期など、事前に知っておくと安心ですよね。確定申告が必要な条件と手続きの方法もご紹介するので、「年末調整と確定申告のどちらをすれば良い?」という方もぜひご覧ください!

目次

年末調整・確定申告とは

社会人の方なら、年末調整・確定申告という言葉を1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?しかし、両者の違いを知らない方や、「そもそも何を意味するのか分からない…」という方は意外と多いものです。派遣社員の年末調整の手続きをご説明する前に、そもそも年末調整・確定申告とは何なのかを解説していきます。

年末調整とは

会社が従業員に給与を支払う際は、毎月の給与額に応じて所得税を天引き(源泉徴収)し、税金額を差し引いた額を支給します。ただ、毎月徴収する所得税はあくまでも概算であり、企業は年末のタイミングで正しい納税額を計算し、概算額との過不足金を調整します。この手続きを年末調整といい、概算額が本来の納税額より多かったときは還付金、少なかった場合は徴収金が発生する仕組みです。
年末調整は、個人で行う「確定申告」を企業が肩代わりする仕組みと考えましょう。

⇒年末調整の対象となる主な人

会社員(派遣社員やパートタイムを含む)

確定申告とは

確定申告とは、1年間(1月1日~12月31日)の所得と所得税などを計算して納税する手続きのことです。確定申告は納税者自身が行います。

⇒確定申告を行う主な人

個人事業主(フリーランスを含む)、年収2,000万円以上の会社員、一定額以上の公的年金を受け取っている人、株取引や不動産による所得があった人

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派遣社員の年末調整は自分でしないでOK

年末調整は正社員・非正規社員に関わらず、基本的には会社に勤めるすべての人が対象です。そのため、派遣社員も年末調整の対象となり、雇用主である派遣会社が手続きを行います
(例:きらケアの派遣社員としてA施設で働いている場合、年末調整を行なうのはきらケア)

例外として、一部の人は自分自身で確定申告を行う必要がありますが、その条件は後ほどご説明していきます。

派遣社員の年末調整の流れ

派遣社員の年末調整の流れの一例をご紹介します。書類の提出方法などは派遣会社によって異なりますが、最近はネットで完結できる派遣会社が増えており、きらケア介護派遣もオンラインで手続きを完了できます

1.派遣会社からの連絡を受ける

年末調整に関しては派遣会社から連絡がくるので、まずは連絡を待てばOKです。連絡がくる時期は派遣会社によって異なりますが、11月ごろからメールや郵便で通知されることが多いようです。連絡は見逃さないようにしましょう。
この時に、派遣会社から年末調整に必要な書類(給与所得者の扶養控除等(異動)申告書)が送られてきます。きらケアの場合は、すべてオンラインで完結するので書類は郵送されません。

2.必要書類を提出する

派遣会社から連絡がきたら、提出書類を確認してメールや郵送など指定された方法で送付しましょう。書類の締め切りは派遣会社ごとに決まっているので、締め切りに間に合うように気をつけてください。書類の締め切りは、11月中旬~11月末ごろであることが多いです。

年の途中で転職をした人は「源泉徴収票」も準備しよう

年の途中(1月~12月)で前職を退職し、年内に現在の派遣会社に転職している場合は、「前職の源泉徴収票」を提出することで年末調整を受けられます。同じ年に複数回転職した場合は、それぞれの企業で受け取った源泉徴収票を提出しましょう。派遣会社を変えた場合も同様です。退職後に源泉徴収票を受け取っていない場合は、前職の企業に連絡して発行を依頼してくださいね。
なお、派遣会社はそのままで、派遣先のみ変わったという場合は、雇用主が変わっているわけではないので、源泉徴収票の提出は不要です。

その他、場合により必要な書類

個人で保険契約をしている方は、「給与所得者の保険料控除申告書」も必要です。これは、生命保険や地震保険、社会保険などの金額について記載する書類で、保険契約をしていないなければ提出する必要はありません。提出する場合、支払った額は保険会社から送付される「保険料控除証明書」で確認できます。

3.還付金は給与明細で確認

還付金は1月の給与と合わせて振り込まれるため、給与明細で確認することが可能です。1月に給与支給がない場合は、還付金のみが振り込まれます。還付金は、所得税が引かれすぎていた場合や、控除が適用される場合にもらえます。
一方、所得税は毎月一定の金額を天引きするため、予想以上にボーナスが増えた場合や、給与の大幅な増額があった場合は、追加徴収となるでしょう。また、扶養家族が減って扶養控除がなくなった際も、追加徴収の可能性があります。追加徴収分は1月の給与分から差し引かれますが、1月に給与支給がない場合は、銀行振り込みなどをする必要があるので、派遣会社からの指示を待ちましょう。

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派遣社員の確定申告が必要なとき

ご説明したとおり、派遣社員は派遣会社が年末調整を行うので、書類の提出以外に自分で行うことはありません。ただし、以下の場合は自身で確定申告を行う必要があります。

12月時点で就業していない

年末調整は就業先の企業で行うため、12月時点で就業していない場合は自身で確定申告することになります。

副業(Wワーク)をしている

年末調整は一か所でしかできません。副業やWワークをしている方は、自身で確定申告を行ないましょう。

給与に交通費が含まれている

時給に交通費が含まれる場合、交通費を含んだ金額が課税対象となっています。しかし、本来交通費は非課税であるため、確定申告を行うことで払い過ぎた税金が戻ってくる可能性も。交通費が時給に含まれていることを証明する「通勤交通費証明書」を添付したうえで、確定申告を行いましょう。この書類は派遣会社に依頼すれば発行してもらえます。
なお、交通費非課税制度がある派遣会社に就業していれば、交通費を理由とした確定申告を行う必要はありません。

確定申告のやり方

確定申告が必要な方に向けて、確定申告のスケジュールや提出書類をまとめました。

確定申告のスケジュール

確定申告書の提出期間は、例年2月16日~3月15日となっています(曜日によって前後あり)。

手続きについて

源泉徴収票や保険料控除証明書、通勤交通費証明書などの必要書類を準備し、確定申告書を作成します。確定申告書は税務署でもらえるほか、国税庁のWebサイトから印刷できます。
記入済みの申告書と必要書類が揃ったら、住民票がある自治体の税務署で手続きしましょう。申告書と書類の提出は、郵送やオンライン(e-Tax)で行うことも可能です。
国税庁では確定申告の疑問をまとめた「確定申告期に多いお問合せ事項Q&A」を公開しているので、疑問点がある場合はこちらを参照するのがおすすめですよ。

確定申告しないとどうなる?

期限内に確定申告を行わなかった場合、ペナルティとして「無申告加算税」が課せられたり、納税が遅れた日数分の「延滞税」がかかったりします。

期限に間に合わないときはどうすれば良い?

所得税は、確定申告書の提出期限までに納税しなければなりません。納税が間に合わない際は、指定の期限までに延納の届け出をし、なおかつ納税するべき額の2分の1以上を納付すれば、残りの税額の納付を延長できます(延納期間中は利子税がかかります)。

 

派遣社員の年末調整に関するよくある質問

ここでは、派遣社員の年末調整に関するよくある質問を紹介します。

派遣社員は年末調整の対象になりますか?

この記事の「年末調整とは」でも説明しているように、年末調整は12月31日時点で勤務している場合は派遣社員やパート、アルバイトでも対象になります。「12月時点で就業していない」「副業(Wワーク)をしている」「給与に交通費が含まれている」といった状況の方は、確定申告を自分で行う必要があるので注意しましょう。

派遣社員の年末調整は自分で行う必要がありますか?

派遣社員の年末調整は雇用主である派遣会社が行うため、この記事の「派遣社員の年末調整は自分でしないでOK」でも触れているように、自分一人でどこかへ出向いて手続きをする必要はありません。一定の時期になると派遣会社から連絡がくるので、指示に従い書類に記入して提出しましょう。

年末調整の際に自分で用意する書類はありますか?

年末調整に関する書類(給与所得者の扶養控除等(異動)申告書)は、派遣会社が用意するのが基本です。ただし、年度の途中で転職した方は前職の源泉徴収票が必要になるため、手元にあるか確認しましょう。また、生命保険や地震保険に加入している場合は年末調整で優遇される可能性も。保険会社から発行される「生命保険料控除証明書」や「地震保険料控除証明書」を用意し、提出してください。

まとめ

派遣社員の年末調整は、基本的に派遣会社が行ってくれます。11月ごろになったら派遣会社から連絡がくるので、必要な書類を準備しましょう。ちなみに、きらケア介護派遣では、年末調整の手続きをオンラインで完結できます。
なお、副業をしている場合や、12月時点で就業していない場合は、自身で確定申告を行う必要があることもあるので気をつけてくださいね。

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監修者

  • 中村 尚知

    きらケア キャリアアドバイザー 仙台チーム リーダー

神奈川・埼玉エリアを担当したのち、茨城エリアの立ち上げを経験。現在は仙台チームのリーダーとして主にきらケア介護派遣を担当。趣味はサーフィンやスノーボード。

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