レクリエーション介護士の給料はどのくらい?資格取得方法やメリットも解説

介護の資格 2023年8月18日
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

介護レクリエーション風景

「レクリエーション介護士の平均的な給料が知りたい」と気になっている方もいるのではないでしょうか。レクリエーション介護士の給料は、一般的な介護職と大きな差はありません。大幅な給与アップは望みにくいものの、業務に役立ったり職場で評価されたりします。この記事では、レクリエーション介護士の資格を取得した際の平均給与や、収入を上げる方法を紹介します。ぜひご一読ください。

介護資格の種類一覧まとめ!取得のメリットや難易度を解説します

「きらケア」は「レバウェル介護」にサービス名を変更しました

「きらケア」は転職だけではなく、介護職の方が働く中での悩みに幅広く寄り添えるサービスになるために「レバウェル介護」として新しく生まれ変わりました。

サービスはこれまでと変わらずすべて無料で簡単にご利用いただけます。一人ひとりに寄り添った転職サポートをこれからも提供していきます。

目次

レクリエーション介護士の給料相場とは?

厚生労働省の「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果」によると、介護職員の平均給与は 31万8,230であり、基本的にレクリエーション介護士の給料も同じぐらいといえます。レクリエーション介護士は資格名であり、基本的には一般的な介護職と同様の立場です。あくまで平均給与なので、実際は施設や勤務歴、年齢などによって差はあります。

今の職場に満足していますか?

無料で求人を見てみる

レクリエーション介護士になると給料は上がる?

先述したように、レクリエーション介護士は職種名ではなく民間資格のため、取得することで大幅に給料が上がる可能性は低いといえます。ただし、施設によっては資格があることで基本給が上がったり、特別な手当が支給されたりする可能性があるでしょう
特にレクリエーションに注力している施設では、レクリエーション介護士の資格は評価されるはず。そのため、給料アップにつながることも考えられます。

レクリエーション介護士の資格を取得する3つのメリット

レクリエーション介護士の資格を取得することで、仕事の幅が広がったり、利用者さまに喜んでもらえたりします。以下にメリットを詳しく紹介しているので、チェックしてみてください。

1.業務の幅が広がる

レクリエーション介護士の資格では、専門性の高い介護知識や企画力などを身につけられるため、業務の幅が広がります。介護への理解が一層深まり、レクリエーションに活かせるのはもちろん、ほかの業務にも役立つでしょう。また、レクリエーション業務に苦手意識があった方は、克服できるかもしれません。自信を持ってレクリエーションを企画できるようになり、介護職としてスキルアップにもつながります。

2.利用者さまに喜ばれる

レクリエーション介護士では、利用者さまに喜ばれるような、楽しく効果的なレクリエーションを学べます。頭を使うものや体を動かすものなど、多様なレクリエーションを実施できるようになり、利用者さまの生きがいをサポートできるでしょう。
また、利用者さまとの関わり方も身につけられるため、より充実したコミュニケーションがとれるようになるはずです。一人ひとりの状況を把握しやすくなり、ニーズに沿ったレクリエーションを企画できます。

3.転職に有利になることがある

レクリエーション介護士の資格は、実践的な介護スキルや知識を持っていることの証明になり、転職に役立ちます。特にデイサービスや介護付有料老人ホームなど、レクリエーション業務が活発な施設の場合は優遇されやすいでしょう。即戦力として活躍できる可能性もあります。
また、業務に関わる資格を持っていることで、介護への意欲や真面目な人間性もアピールでき、好印象を残せます。

レクリエーション介護士の資格を取得するメリットについて詳しく知りたい方は、「レクリエーション介護士とは?資格の取得方法やメリットを解説!」もご覧ください。

レクリエーション介護士の取得方法

レクリエーション介護士の資格を取得するには、基本的に「講座の受講」+「試験の合格」が必要です。レクリエーション介護士は一般社団法人日本アクティブコミュニティ協会の認定資格で、1級と2級があります。2級は誰でも受講でき、1級は2級取得者のみが受講可能です。
以下に、レクリエーション介護士の主な取得方法をまとめました。気になる方は参考にしてみてください。

通学講座

通学講座は、認定講座を開催している専門学校や大学などに通って取得する方法です。通学以外にも、テキストを使用して自宅で学習することが求められます。学習期間は、目安として12時間ほど。受講後に添削課題を提出して認定されたあと、試験に合格するとレクリエーション介護士の資格を取得できます。合格基準は50問中60点以上です。短期間で集中して取得したい方におすすめの方法といえます。

通信教育

通信教育では、DVDやテキストを使用して自宅で学習します。資格を取得するには、添削課題をパスしたあと、筆記試験に合格することが必要です。試験は自宅で受けられます。学習期間の目安は、約3ヶ月。通学する必要がないため、働きながら資格を得たい方に適した方法といえるでしょう。

集団研修

集団研修は、事業所側が協会へ申込み、レクリエーションの公認講師を施設に派遣してもらう方法です。実施が叶えば、施設内の職員全員が同じタイミングでレクリエーション介護士について学べます。また、集団研修の場合、施設の特徴に合った研修になるよう工夫がされているのもポイント。施設内研修の内容を検討するタイミングで、レクリエーション介護士の集団研修を提案してみるのも一つの方法です。

レクリエーション介護士が給料を上げるには?

レクリエーション介護士が給料アップを叶えるには、「ほかの資格を取得する」「待遇の良い施設に転職する」といった方法があります。以下で具体的に解説しているので、参考にしてみてください。

上位資格を取得する

先述のとおり、レクリエーション介護士の給料は一般的な介護職とほぼ同じぐらいのため、給料を上げるには上位資格を取得すると良いでしょう。厚生労働省の「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果」によると、保有資格のない介護職の平均給与額が27万530円であるのに対し、介護福祉士は33万1,690円、介護支援専門員は37万6,240円という結果です。難易度の高い資格を持つほど、給与も高くなります

同じ職場で長く勤める

勤続年数に応じて基本給がアップする職場は多いため、勤続年数を重ねることで給料が上がりやすくなります。また、同じ職場で長く勤めてキャリアや実績を積むと役職に就ける場合もあり、その場合は役職手当の支給により収入を上げられます。

待遇の良い施設に転職する

資格の取得や勤続年数を重ねてもなかなか給料が上がらない場合、待遇の良い施設への転職を検討しても良いでしょう。施設の種類や規模などによって給料は異なるものです。以下に、厚生労働省の「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果」を参考に、サービス種類別で介護職員の平均給与額をまとめました。

サービスの種類平均給与(常勤)
介護老人福祉施設34万7,520円
介護老人保健施設33万8,280円
通所介護事業所27万6,680円
通所リハビリテーション事業所30万5,100円
小規模多機能型居宅介護事業所29万1,440円
認知症対応型共同生活介護事業所29万3,270円

引用:厚生労働省「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果

通所サービスよりも入所型サービスの方が、平均給与が高いことが分かりましたね。入所型施設の場合、夜勤業務に入ると夜勤手当による給料アップが狙えます。また、大手法人が運営している施設は比較的安定した収入を得られるかもしれません。

レクリエーション介護士に関する質問

ここでは、レクリエーション介護士に関してよくある質問に回答します。

レクリエーション介護士の資格取得は無駄ですか?

レクリエーション介護士の資格取得は、無駄ではありません。民間資格のため、資格取得が給料アップに直結する可能性は低いといえますが、施設によっては加味してもらえる可能性もあります。また、レクリエーションの専門的知識や技術を備えることによって利用者さまに喜んでいただける上、仕事の幅が広がるでしょう。それらの実績や経験は転職にも役立つはずです。詳しくは「レクリエーション介護士の資格を取得する3つのメリット」で解説しているので、ご参照ください。

レクリエーション介護士の資格取得の費用は?

レクリエーション介護士2級の資格取得にかかる費用は、個人で受講する場合、通信講座が35,000円程度です。通学講座はスクールによって費用が異なり、35,000円~40,000円程度必要となることが多いでしょう。団体研修の場合は条件により異なるため、問い合わせが必要です。レクリエーション介護士1級の取得には、90,000円程度の費用がかかると見込まれます。

まとめ

レクリエーション介護士の給料は一般の介護職と変わらないものの、スキルアップにつながったり、転職に有利になったりとメリットもあります。また、利用者さまに喜ばれるレクリエーションを行えることは、介護職としてキャリアアップにつながるはずです。
「レクリエーション業務で活躍したい」「資格を活かして働きたい」とお考えの方は、介護業界に特化した転職エージェントへ相談することをおすすめします。レバウェル介護(旧 きらケア)求人では、プロのアドバイザーが一人ひとりの転職活動をサポートします。条件交渉は担当者が代行するので、「求職活動が不安」という方もご安心ください。

▶レバウェル介護(旧 きらケア)TOPページ

今の職場に満足していますか?

無料で求人を見てみる

関連記事

関連ジャンル: 介護の資格

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「きらケア」は「レバウェル介護」にサービス名を変更しました

「きらケア」は転職だけではなく、介護職の方が働く中での悩みに幅広く寄り添えるサービスになるために「レバウェル介護」として新しく生まれ変わりました。

サービスはこれまでと変わらずすべて無料で簡単にご利用いただけます。一人ひとりに寄り添った転職サポートをこれからも提供していきます。

※この記事の掲載情報は2023年8月18日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

「介護の資格」の人気記事一覧

「総合」の人気記事一覧