社会福祉士国家試験に合格するための勉強方法7選!独学でも取得できるの?

介護の資格 2022年12月23日
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社会福祉士国家試験は出題範囲が広く、難易度も高めとなっています。そのため、「どんな勉強方法を行えば合格できるの?」「働きながらや独学でも資格取得を目指せるの?」といった疑問をお持ちの方は多いはず。
この記事では、社会福祉士国家試験に合格するための勉強方法を7つご紹介。ほかにも、勉強の始め方や流れ、独学で行うメリット・デメリットについても解説しています。資格取得を検討している方は、ぜひご一読ください。

目次

社会福祉士とは

社会福祉士とは、「社会福祉士及び介護福祉士法」によって定められた国家資格で、医療・福祉に関する相談援助業務を行います。活躍する分野は、高齢者福祉や児童福祉、障がい者支援、生活保護など多岐にわたるのが特徴です。また、働く現場によっては「ソーシャルワーカー」とも呼ばれており、相談援助業務以外にも関連機関への連絡・調整、利用できる制度やサービスの紹介なども行います。

社会福祉士は、医療・福祉における専門的な知識や技術を有し、さまざまな分野でサポートが必要な方への相談援助を行うという重要な役割を担っています。

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社会福祉士国家試験に合格するための勉強方法7選

「社会福祉士国家試験に合格するための勉強方法が知りたい」「どんな勉強方法があるの?」という方のために、ここでは、社会福祉士国家試験に合格するための勉強方法7選をご紹介します。ぜひ、国家試験の勉強の際に役立ててみてください。

スケジュールをしっかり立てて計画的に学習を進める

社会福祉士国家試験に合格するために必要な勉強時間は、一般的に300時間ほどといわれています。受験する方のなかには、社会人や学生の方が多く、仕事やほかの勉強と両立させながら学習を進めなければならないことも。

「忙しくてなかなか勉強時間が確保できなかった」「もっとしっかりスケジュールを立てておけばよかった」という状況にならないためにも、試験日から逆算した勉強のスケジュールをしっかり立てて、計画的に学習を進めることが大切です。また、その際に基本的な内容や頻出傾向にある問題などを、「いつまでに覚えればいいか」「解くのにどのくらいの時間が必要か」確認しておくと良いかもしれません。

過去問を解く

試験で合格を勝ち取るためには、実際の試験問題に慣れることが重要です。過去問を解くことで、出題傾向や頻出問題が把握できるだけではなく、実際の出題形式に慣れることもできます。また、自身の苦手分野や時間配分などが把握できるのもメリットといえるでしょう。

過去問を解く際には、最新のテキストや参考書を使うようにしましょう。古いテキストや参考書のままだと、法改正された部分や最新の情報が記載されていないことが多く、対応しきれないことも。スムーズに学習を進めるためにも、最新のものを準備して取り組むことが大切です。

インプットとアウトプットをバランス良く行う

社会福祉士の試験範囲はとても広いため、インプットとアウトプットのバランスをうまく取りながら学習を進めることが大切です。インプットすることばかりに集中してしまうと、覚えきれない部分ができてしまったり、時間がかかってしまったりします。

インプットしたら、一度アウトプットして知識が定着しているか確認し、理解ができていないと感じる部分は復習するようにしましょう。この作業をバランス良く行うことで、少しずつ知識が定着していくはずです。

苦手科目の復習をしっかり行う

社会福祉士国家試験では、すべての科目群において1点以上の得点を取る必要があります。そのため、苦手科目がある場合は復習をしっかり行い、確実に得点を取れるようにしておくことが大切です。

また、その際に問題にチェックマークを付けたり、ふせんを貼っておいたりするのもおすすめ。次に同じ問題を解く時や苦手な問題を集中的に勉強したい時に、自身が間違えた部分だとすぐに分かるので復習しやすいでしょう。

隙間時間を有効活用する

働きながら勉強している社会人やほかの勉強と両立しながら取り組んでいる学生の方のなかには、「なかなか勉強する時間がない…」と悩まれている方も多いでしょう。社会福祉士の試験問題は広範囲にわたるため、普段の学習だけではなく、隙間時間を有効活用することも合格に近づくための大きなポイントといえます。休憩時間や通勤・通学時に参考書や専用のアプリなどを使って勉強するのがおすすめです。

模擬試験を受けてみる

合格を勝ち取るためには、しっかり勉強することも大切ですが、本番の雰囲気に慣れることも大切です。模擬試験を受けることで、本番と同じ出題形式で問題を解いたり、解答ペースを確認したりすることできます。

また、その時点での自分の実力が把握できるのもメリットといえるでしょう。集中的に勉強するべき部分が明確になれば、苦手科目も克服できるはずです。

自分に合った勉強方法で取り組む

社会福祉士の勉強方法には、「独学で勉強する」「スクールに通う」「通信講座を利用する」といった方法があります。しかし、それぞれメリット・デメリットがあるので、自分に合った勉強方法で取り組むのが良いでしょう。独学で勉強するメリット・デメリットについては、「社会福祉士国家試験の勉強を独学で行うメリット・デメリット」の項目で詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

また、勉強を始める際は苦手科目からではなく、得意科目から取り組むのがおすすめです。最初に苦手科目から勉強し始めてしまうと、内容を理解できなかったり、モチベーションが維持しづらくなったりすることも。得意科目から始めて少しずつ自信をつけながら、苦手科目を克服していきましょう。

社会福祉士国家試験の4つの特徴

ここでは、社会福祉士国家試験の4つの特徴についてご紹介します。「どんな特徴があるの?」と気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

出題される問題が広範囲にわたる

社会福祉士国家試験は、社会保障や介護保険制度、生活保護制度、保健医療サービスなどの科目を含めた全19科目から出題されます。ほかの福祉系資格に比べると、出題される問題が広範囲にわたるのが特徴です。また、試験の難易度も高い傾向にあるため、相応の学習時間が必要とされています。

出題形式が問題ごとに異なる

出題形式が問題ごとに異なるのも社会福祉士国家試験の特徴です。問題は、五肢択一式と多肢選択式のどちらかで出題され、マークシート方式で解答します。問題ごとに「正しいものを1つ選びなさい」「適切なものを 2つ選びなさい」と指示される内容が異なるため、しっかりと問題文を読むことが大切です。

合格基準点が問題の60%程度

社会福祉士国家試験は、1問1点の150点満点となっています。合格基準点が問題の60%程度とされているため、90問程度の正答が合格の目安です。

難易度が高めで合格率が低い

合格の目安が正答率60%程度と聞くと、「そこまで難しくないのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、そうではありません。公益財団法人 社会福祉振興・試験センターの「第34回社会福祉士国家試験の合格発表について」によると、例年合格率は約30%となっています。社会福祉士に合格するハードルがいかに高いものかが分かるでしょう。

すべての科目群で点数を取らなければならない

すべての科目群で点数を1点でも取らなければならないのも、社会福祉士国家試験の特徴の一つです。1つでも点数が取れていない科目群があれば、不合格となってしまいます。苦手科目がある場合は、最低でも1問以上は必ず正解できるように学習することが大切です。

公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第34回社会福祉士国家試験の合格発表について」(2022年12月20日)

社会福祉士の資格は働きながらでも取得を目指せる?

「社会福祉士の資格って働きながらでも取れるの?」と気になる方も多いかもしれません。結論から述べると、社会福祉士の資格は働きながらでも取得を目指すことが可能です。その際は、まず自分が受験資格を満たしているか確認しましょう。

社会福祉士の受験資格を得るためのルートは12パターンあり、大学や短大を卒業しているか、実務経験はあるか、など経歴によってルートが異なります。

詳細については、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターの「受験資格(資格取得ルート図)」に記載されているので、自分がどの部分に当てはまるかチェックしてみてください。

また、「受験資格は満たしているけど、働きながら勉強できるか不安」という方は、通信や通学講座などを利用するのも一つの手です。通学は分からないところを講師に直接質問でき、通信は通学よりも費用が安いといったメリットがあります。しかし、それぞれメリットだけではなく、デメリットがあるのも事実です。

働きながら資格取得を目指す際は、費用面や自身の生活スタイルなどを考慮したうえで、無理のない方法を選びましょう。

公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「受験資格(資格取得ルート図)」(2022年12月20日)

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社会福祉士国家試験の勉強は何から始めるべき?

まずは、参考書の内容に一通り目を通しましょう。何度か参考書を読み込むことで、勉強範囲が把握でき、基本的な知識をインプットすることができます。その後は、過去問を解き、インプットした知識をアウトプットしましょう。分からない問題がある場合は、その都度、参考書などを使って調べることが大切です。過去問は最低でも3年分は解くようにすると、知識が定着し、問題の傾向なども掴めるでしょう。
また、この時点での実力を把握するために、模擬問題を解いてみるのもおすすめです。

国家試験の約3カ月前くらいからは、時間を計りながら、今まで解いた過去問を再び解き直してみましょう。時間を計ることで、自分がどのくらいのペースで問題を解いているか把握できるため、対策がしやすくなります。

上述した勉強の流れは、あくまでおすすめの方法なので、自分に合った勉強方法や流れで進めていきましょう。

社会福祉士国家試験の勉強を独学で行うメリット・デメリット

「社会福祉士国家試験の勉強って独学でもできるの?」「独学で勉強するメリット・デメリットって?」と気になる方も多いはず。ここでは、社会福祉士国家試験の勉強を独学で行うメリット・デメリットについてまとめているので、ぜひチェックしてみてください。

メリット

社会福祉士国家試験の勉強を独学で行うメリットには、以下のような点が挙げられます。

費用が抑えられる

  • 独学:約1万~1万5千円(教材費など)
  • 通信講座:約5万~10万円
  • 一般養成施設の夜間通学:約40万~60万円
  • 大学や専門学校などに通学:約100万~400万円

上記の金額を見て分かるとおり、独学の場合、ほかの方法で勉強するよりも明らかに費用を抑えられます。しかし、金額はあくまで目安なので、スクールや施設、学び方によって異なることを覚えておきましょう。

時間や場所を選ばず自分のペースで学習を進められる

通学の場合、どうしても講師やほかの生徒のペースに合わせて授業が進みがちです。しかし、独学であれば、時間や場所を選ばず自分のペースで学習を進めることができます。

また、苦手科目に時間を割いたり、仕事やプライベートに合わせて勉強時間を調整したりできるのも、独学のメリットといえるでしょう。

デメリット

社会福祉士国家試験の勉強を独学で行うデメリットには、以下のような点が挙げられます。

最新の知識や情報を入手しづらい

社会福祉士国家試験では、最新の法改正や制度をもとに問題が出題されます。通学や通信であれば、最新の情報が記載されていたり、講師が教えてくれたりするかもしれません。しかし、独学の場合は、最新の知識や情報をキャッチしづらい可能性があります。書店に並ぶ参考書や問題集すべてに最新の情報が記載されているとは限らないため、判断しづらいのがデメリットといえるでしょう。

不明な点があっても質問することができない

通学では講師に直接分からない部分を質問することができ、通信では別の形で講師とのやり取りができるサポート体制があります。しかし、独学の場合は、不明な点があっても質問することができません。すべて自分の力で解決する必要があるため、その分時間のロスにもつながってしまいます。

モチベーションを維持するのが難しい

上述したように、社会福祉士国家試験に合格するために必要な勉強時間は、一般的に300時間ほどといわれています。独学の場合は、周りに自分と同じ立場にある仲間や指導してくれる講師がいないため、長期間にわたってモチベーションを維持するのが難しいと感じることも。

モチベーションを維持し続けるためには、独学でも勉強を継続できる環境を自分なりに整えることが大切です。

社会福祉士の勉強方法に関するよくある質問

ここでは、社会福祉士の勉強方法についてよくある質問に回答します。勉強や資格取得について気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

社会福祉士国家試験の合格に必要な平均勉強時間は?

社会福祉士国家試験の合格に必要な勉強時間は、一般的に300時間ほどといわれています。毎日2時間の勉強を行えば約5カ月、毎日1時間の勉強を行えば約10カ月程度の期間を必要とする時間です。しかし、これはあくまで目安なので、自分に合った無理のないスケジュールを立てましょう。その際は、試験日から逆算して計画を立てるのがポイントです。

社会福祉士の資格取得は難しいですか?

公益財団法人 社会福祉振興・試験センターの「第34回社会福祉士国家試験の合格発表について」によると、例年合格率は約30%となっています。そのため、しっかり勉強して臨まないと資格取得は難しいかもしれません。
働きながら社会福祉士の資格取得を目指したいとお考えの方は、本記事の「社会福祉士の資格は働きながらでも取得を目指せる?」もご参照ください。

公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第34回社会福祉士国家試験の合格発表について」(2022年12月20日)

社会福祉士国家試験に向けておすすめの勉強方法はありますか?

まずは、参考書の内容に一通り目を通し、知識のインプットに努めましょう。その後、過去問を解き、知識をアウトプットします。過去問は、最低でも3年分は解くようにしましょう。そうすることで知識が定着し、問題の傾向なども掴みやすくなります。
また、苦手科目の復習や隙間時間の有効活用、模擬試験なども行うことで、合格へ一歩近づけるはずです。勉強を始める前にしっかりスケジュールを立て、自分に合った勉強方法で計画的に進めることが大切です。
本記事の「社会福祉士国家試験に合格するための勉強方法7選」でも詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

まとめ

社会福祉士国家試験に合格するための勉強方法として、「スケジュールをしっかり立てて計画的に学習を進める」「過去問を解く」「インプットとアウトプットをバランス良く行う」といった内容が挙げられます。ほかにも、「苦手科目の復習」「隙間時間の有効活用」「模擬試験を受ける」といった方法がおすすめです。自分に合った勉強方法で取り組みましょう。

社会福祉士は出題範囲が広く、難易度も高め。また、すべての科目群で点数を取らなければ不合格となってしまうため、苦手科目の克服が必須です。

社会福祉士国家試験に合格するためには300時間ほどの勉強時間が必要といわれていますが、独学ではモチベーションが維持しづらかったり、講師に質問ができなかったりといったデメリットがあります。しかし、通学や通信よりも費用を抑えられる点や時間や場所を選ばずに自分のペースで学習を進められる点は、メリットといえるでしょう。

働きながら社会福祉士の資格取得を目指す場合は、まず自分が受験資格を満たしているか確認しましょう。勉強する際は、「独学」「通学」「通信」といった方法がありますが、費用面や自身の生活スタイルなどを考慮したうえで、無理のない方法を選ぶことが大切です。

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執筆者

  • おいもッコ

    元介護士ライター

グループホームを中心に、有料老人ホームやデイサービスなどの施設で約7年半ほど介護士として勤務。リーダー業務なども経験しながら、多くの認知症高齢者や介護業務に携わる。2021年に介護福祉士を取得。現在は今までの経験を活かし、「元介護福祉士ライター」として介護士さんに共感してもらえるような、お役立ち情報などを発信している。

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