老健の志望動機の書き方を解説!介護の転職アドバイザーによる例文付き

転職ノウハウ 2024年2月29日
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この記事のまとめ

老健(介護老人保健施設)の志望動機の作成に悩む方もいるでしょう。志望動機は、採用担当者に自身をアピールするうえで大切なもの。好印象を与える志望動機にするには、施設の特徴をしっかり理解することが重要です。この記事では、老健の特徴や志望動機を作成する手順、書き方を解説しています。「老健の志望動機の内容が思いつかない…」という方は、ぜひご一読ください。

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目次

志望動機に使える老健(介護老人保健施設)の特徴

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老健(介護老人保健施設)の志望動機を作成するときは、老健がどのような施設なのか把握していることが大切です。ほかの介護施設ではなく、「老健を選んだ理由」が採用担当者に明確に伝わるように、施設の特徴を押さえておきましょう。
以下で、老健の特徴とそれから考えられる志望理由を解説しているので、ぜひご覧ください。

利用者さんの在宅復帰を支援する施設

老健は、病院を退院した方が自宅に戻る前に入所する施設です。原則65歳以上で要介護1以上の方が入所しています。利用者さんが退院したあと、自宅で問題なく生活できるように在宅復帰を支援するのが特徴です。

老健では、利用者さんに自分のことは自分で行ってもらうのが基本なので、介護職員の身体的負担は比較的軽い傾向にあります。入所期間は原則3~6ヶ月程度。3ヶ月ごとに入所継続か退所かの判定を行っており、利用者さまの入れ替わりが多いので、より多くの経験を積むことができます。

「利用者さんが自宅で安全に暮らせるよう在宅復帰を支援したい」という思いは、ほかの介護施設ではなく、老健を志望する良い理由になるでしょう。

看護師やリハビリ職など他職種と連携してケアを行える

老健では、介護職員だけではなく、看護師や医師、機能訓練指導員(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士など)、生活相談員、ケアマネジャーなどが働いています。そのため、利用者さんの自立支援に対して、他職種がそれぞれの専門的な観点から意見を出し、チームで連携しながら在宅復帰を目標にケアを行うことが可能です。

「他職種と連携するコミュニケーション能力を磨きたい」「他職種のケアの観点を学びたい」といった理由も老健を志望する理由として良いでしょう。

医療ケアやリハビリ、機能回復を学べる

老健では、医療ケアや本格的なリハビリ、機能回復など、多角的な視点から介護を学ぶことができるのが特徴です。服薬している利用者さんや疾患のある利用者さんが多いので、ケアをする際に個別に注意が必要なケースもあります。常勤の医師の配置が義務付けられており、医師や看護師に相談したり判断を仰いだりできるため、安心して働けるでしょう。

「医療やリハビリの観点を取り入れたケアができるようになりたい」という理由で老健を志望する方もいるようです。

老健の働き方について詳しく知りたい方は、「老健とはどのような施設?仕事内容や給与は?転職時のポイントも徹底解説!」の記事もあわせてご一読ください。

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老健の志望動機を作成する手順

志望動機の作成手順の画像

老健の志望動機を作成するときは、自己分析や企業分析をしっかりと行うことが重要です。ここでは、志望動機を作成する手順を解説しているので、「何を書けばいいのか思いつかない…」と悩んでいる人はチェックしてみてください。

仕事や介護に対する価値観を把握する

老健の志望動機を作成するときは、まず自己分析をして経験や能力、自分の考えを言語化します。「困っている人を助けたい」「介護スキルを身につけたい」という言葉は具体性に欠けるので、「どんな人をどうやって助けたいのか」「どんなスキルを身につけてどうなりたいのか」まで掘り下げて、具体的に考えると良いでしょう。

自身の経験やスキル、強み、価値観を深く理解すれば、説得力のある志望動機を作成できます。「介護士さんの自己分析!業界の転職で効果的にアピールするコツを解説」の記事も参考にしながら、自己分析を行ってみましょう。

応募する施設の特徴を調べる

これから面接を受けようとしている介護施設について企業分析を行います。応募先企業のWebサイトで下記の観点を調べてみましょう。

  • どんな理念を掲げているのか
  • どんなサービスを提供しているのか
  • どんな自治体や法人が運営しているのか
  • 施設の特徴や強みは何か

特徴や強み、ほかの老健との違いなどが分かれば、志望動機で「この施設を選んだ理由」を明確に伝えられるようになります。企業分析は、入社後のキャリアプランをイメージする際にも参考になるでしょう。

応募先の老健で求められる人物像を考える

施設のWebサイトや求人で経営理念や仕事内容を確認し、どのような人物像がその施設で求められているのか調べましょう。老健で求められることの多い人物像は、下記にまとめています。

  • 介護技術を高めたいと考えている人
  • 自立支援や在宅復帰に興味がある人
  • 職員同士で円滑にコミュニケーションを取れる人
  • 介護経験・介護資格があり即戦力になる人

希望する施設でどのような人物像が求められているかを把握すれば、それをアピールできる経験を志望動機に盛り込むことが可能です。老健では、介護の仕事に熱意がある人や即戦力として活躍できる人が求められている傾向にあります。介護の経験や資格、スキルについては必須ではありませんが、あれば強みになるので積極的にアピールすると良いでしょう。

志望動機でアピールする強みや介護観を決める

これまでの自己分析や企業分析をもとに、志望動機でアピールする強みや介護観を決めましょう。採用担当者に「一緒に働きたい」と思ってもらえるようなアピールポイントを軸に考えることが大切です。

コミュニケーション能力や協調性のアピールは効果的

老健では他職種と連携してチームで仕事を進めるため、コミュニケーション能力は必須スキルといえます。ほかにも、協調性やチームでの介護経験も、老健の志望動機に盛り込むと良い効果的なアピールポイントです。
ほかの職員と意見交換しながらケアに臨んだ経験や、職員同士で声掛けをし合いながら上手に連携した経験があれば、ぜひアピールしてみると良いでしょう。

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老健の志望動機の書き方

志望動機の書き方の画像

老健の志望動機を書く際は「結論・エピソード・どのように活躍したいのか」の3つの順番で記載するようにしましょう。

結論から書く

老健の志望動機は最初に、結論として「なぜその施設を志望したのか」を書きます。最初に結論を書くことで志望動機の内容が伝わりやすくなるからです。採用担当者は多くの志望動機を読んでいます。最初に結論を述べず、何を伝えたいのか分からない志望動機では、採用担当者に魅力的な志望動機だと思ってもらえません。志望動機を書くときは、相手の読みやすさを意識することが大切です。

理由についてエピソードを交えて説明する

結論を書いたあとは、老健やその施設を選んだ理由をエピソードを交えて説明します。たとえば、前職の仕事を通じてやりたい介護が明確になり、老健を志望するようになったというエピソードや、施設を見学して職員と話してみて感じたことなどのエピソードを交えることで老健やその施設を志望する理由により具体性が増し、熱意をアピールできるでしょう。

経験やスキルを活かして活躍したい旨を伝える

自分のこれまでの経験やスキルを活かして、どのように活躍したいのかを伝えます。介護経験がある方は、その経験やスキル、資格を活かすアピールをしましょう。介護未経験の方は、他業種で培った経験やスキルを活かして活躍できることを伝えます。志望動機の最後にポジティブな言葉を入れることで良い印象を残せるでしょう。
具体的な業務内容と共にどのように活躍できるかを伝えることで、採用担当者にあなたと一緒に働いている姿を想像してもらいやすくなります。

将来のビジョンを明確にする

老健の採用担当者に、「この人が入職したら活躍してくれそう」と思ってもらうことが大切です。これまで仕事をしてきた事業所や介護施設で取り組んだこと、身につけたスキルなどを、入職後どのように活かせるのかしっかりアピールします。
志望動機には、どのようにキャリアアップしていきたいかを、転職を希望している施設の特徴を盛り込みながら伝えられると良いでしょう。

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老健の志望動機の例文

ここでは、ケース別の志望動機の例文を紹介しています。自分の状態に合った例文を参考にしながら、オリジナルの志望動機を作成しましょう。例文は介護職専門の転職エージェント「レバウェル介護(旧 きらケア)」のキャリアアドバイザーが作成しています。

介護未経験から老健へ転職するケース

私は、退院後の自宅に帰る前のケアに携われることと教育体制に魅力を感じ、貴施設を志望しました。
私の祖父は要介護状態で、自宅で介護を受けています。祖父は退院前にしっかりリハビリを行ったおかげで、自分でできることが多い状態で在宅生活を送れています。この経験から、自宅に戻る前のケアの大切さを実感し、祖父のような高齢者が増えればという思いで介護職を志しました。また、自宅に帰る前のケアに重点的に関われる施設形態が老健だと知り、老健で働きたいと思うようになりました。
貴施設は、介護技術に関する研修動画があり、分からない業務を先輩に聞きやすい雰囲気だとうかがいました。未経験で介護職を始めるため、仕事を覚えやすい環境に魅力を感じています。心理カウンセラーとして勤めた経験から、人の話を聞いたり共感したりすることが得意です。入所者さんが楽しく生活できるよう、持ち前の明るさを活かして頑張りたいと思います。

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ほかの老健から老健へ転職するケース

私は、貴施設の「利用者さま一人ひとりの個を尊重し、家庭復帰に向けより良いサービスを提供する」という理念に共感し、貴施設を志望いたしました。
現在、介護老人保健施設に勤めており、看護師など他職種と連携しながら医療的なケアを学びつつ、利用者さまの在宅復帰を支援できる仕事にやりがいを感じております。現職で介護をする中で、より規模の大きい施設でスキルアップしたいと考えるようになりました。
入職後はこれまでの経験を活かし、貢献していくとともに、積極的に知識を吸収しながらスキルアップしていきたいと考えています。

特養(特別養護老人ホーム)から老健へ転職するケース

私は、リハビリ職や看護師と連携しながら利用者さまの身体機能を維持・回復するサービスを提供する介護老人保健施設の施設形態に共感し、貴施設を志望いたしました。
現在、特別養護老人ホームに勤めており、医療依存度の高い利用者さまも多く対応しております。現職で終の住処として看取りなどを経験していくうち、在宅復帰やそのための専門的なケアに興味を持つようになりました。
入職後はこれまでの経験を活かして貴施設へ貢献していきたいと考えております。また、他職種との連携をスムーズにできるよう、周りの方に教わりながら、1日でも早く一人前になれるよう精進していきたいと思います。

有料老人ホームから老健へ転職するケース

私は、貴施設の「医療を通じて、できることを一つずつ増やしていく」という理念に共感し、入職を志望いたしました。
現在は有料老人ホームで就業しており、利用者さまが何を求めているのか、何をやりたいのか、などを常に考えながら行動してきました。また、利用者さまと日頃からコミュニケーションを取り、できることを1つでも増やせるようにサポートしております。介護老人福祉施設では在宅復帰を目指してリハビリや機能訓練を行っていると知り、専門的なケアを学びながらスキルアップしたいと考えました。
入職後は、これまでに培った介護技術や接遇を活かしつつ、より技術力を高められるよう励んでいこうと考えています。

訪問介護から老健へ転職するケース

私は、在宅復帰前のリハビリやケアに携わることで、安心して在宅介護を受けられる高齢者や家族を増やしたいと思い、貴施設を志望しました。
これまでは、訪問介護で就業をしてきました。在宅で利用者さまと接する中で、リハビリの重要性やADLの向上の大切さを痛感致しました。訪問介護士の立場では利用者さまのADL向上のために行えることに限りがあり、歯がゆい思いをしたこともあります。
介護という好きな仕事に携わる中で、より医療的なケアやリハビリに特化した事業所にて自身の経験を積みたいと考え、老健に転職したいと考えました。

デイサービスか老健へ転職するケース

私は、夜勤の経験を積んで介護職としてスキルアップしたいと思い、貴施設を志望しました。
これまでは、デイサービスで就業し、レクリエーションを通して利用者さまとコミュニケーションを取ってまいりました。デイサービスでは、利用者さまの日中の時間しか関わることができないため、通所していない時間の様子を正しく理解して介護を行うことが難しいと感じていました。スキルアップのためにも24時間体制のケアを学び、アセスメントやケアの視野を広げたいと考えました。
医療と介護は今後より密接に関わると感じています。多職種連携をもとに医療ケアを学べるため、老健で就業したいと思いました。デイサービスでは職員同士で協力しながら業務を進めて参りましたので、チームワークを大切にし、率先して動けるよう努めてまいります。

グループホームから老健へ転職するケース

私は、規模が大きい施設で他職種と連携する経験を積むことで、介護職としての貢献範囲を広げたいと思い、貴施設を志望しました。
これまではグループホームで就業し、少人数制の事業所で認知症の方へのケアを学んできました。一人ひとりをしっかりアセスメントして丁寧に対応する経験を積むことができましたが、自身の今後のキャリアを考えたとき、大多数のケアも経験してスキルを広げたいと考えました。
貴施設は多職種の連携が活発だとうかがっています。他職種のアセスメントの観点を知り、視野を広げられる点も魅力に感じています。これまでに培った観察力とコミュニケーション力を活かし、早く活躍できるよう精進していきたいと思います。

老健への転職でこんな志望動機は低評価!

具体性に欠けている志望動機や自己アピールができていない志望動機は、採用担当者に仕事に対する意欲が伝わりません。ここでは、老健の採用担当者のからの評価が下がってしまう恐れのある志望動機の特徴をご紹介します。

志望動機がどの施設でもいえる内容

志望動機を作成するにあたって避けるべきなのは、どの介護施設でもいえるような内容にしてしまうことです。たとえば、「介護施設で働きたい」「ご高齢者をサポートしたい」といった、どの施設でも通用しそうな理由だと、なぜ応募先の老健を選んだのか分からず、採用担当者の印象に残りません。志望する老健の特徴と自分の価値観をすり合わせ、具体的に説明しましょう。
また、ネットで検索した定型文をそのまま使用したり、使い回したりするのは厳禁です。参考にする程度なら問題ありませんが、志望動機は自分自身の言葉で伝えましょう。

自分の強みが伝わらない志望動機

志望動機は、志望する理由を述べるだけではなく、自分の強みや長所をアピールするためのものでもあります。志望する老健が求める人物像と自分のアピールポイントを組み合わせることで、より効果的に志望動機を伝えられるはずです。そのためには、しっかりと自己分析を行い、自分の価値観を言語化しておきましょう。老健の採用担当者から「この人と一緒に働きたい」「ここで活躍してもらいたい」と思ってもらえるように、自分の魅力をしっかり伝えられる内容にすることが大切です。

ネガティブな志望動機

老健の志望動機を伝える際には、「前の介護施設の人間関係が悪かった」「給与が安過ぎるから退職した」「昇格できないから退職した」といった、ネガティブな退職理由を述べるのは避けましょう。マイナスな退職理由を述べた場合、「同じ理由で早期退職をしてしまうかもしれない」と採用担当者から思われてしまう可能性も。転職活動は希望をもって前向きな気持ちで臨み、ポジティブな志望動機になるように意識しましょう。

老健の志望動機に関するよくある質問

老健(介護老人保健施設)の志望動機に関するよくある質問に回答します。「志望動機が思いつかない…」とお悩みの方は、ぜひご一読ください。

老健(介護老人保健施設)の志望動機の例文が知りたい

「老健の志望動機の例文」で、ケース別の志望動機の例文を紹介しています。志望動機の内容は、応募する施設の特徴や、応募者の経験やスキル、強みなどによって人それぞれです。例文はあくまで参考として、自分ならではの志望動機を作成するようにしましょう。実際の経験やエピソードは、志望動機にオリジナリティを出すのに効果的です。

老健(介護老人保健施設)の面接ではどんな質問をされるの?

老健(介護老人保健施設)の面接では、志望動機や経歴、前職の退職理由、長所・強み、入社後のキャリアプランなどを質問されるのが一般的です。ほかにも、希望する労働条件や残業の可否、いつから働けるかなども聞かれるでしょう。介護職の面接のよくある質問は、「介護職の面接で必ず聞かれる質問と回答例を紹介!対策のポイントも解説」の記事で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。

まとめ

老健の志望動機を作成するときは、老健の特徴を把握することが欠かせません。老健は、利用者さんの在宅復帰を支援する施設で、看護師や機能訓練指導員など、他職種と連携しながらチームでケアを提供しています。医療ケアやリハビリについて学ぶことも可能です。

老健の志望動機を作成するうえで、自己分析や企業研究をして、自身の強みや志望する介護施設を詳しく知ることが重要です。施設の求める人物像にマッチした志望動機を作成することで採用の可能性が高まるでしょう。

テンプレートのような志望動機やネガティブな印象を与えるような志望動機は、評価を下げてしまうかもしれません。具体的な出来事を盛り込みつつ、ポジティブな内容を意識して考えてみてください。
志望動機を書くときは、結論・エピソード・どのように活躍したいのかの順でまとめることで、採用担当者に志望理由や熱意が伝わりやすくなるでしょう。

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執筆者

  • 「レバウェル介護」編集部

    お役立ち情報制作チーム

介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点

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※この記事の掲載情報は2024年2月29日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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