
この記事のまとめ
- ダメな施設長の特徴は、介護経験がないことや言動や態度が気分で変わるなど
- ダメな施設長に不満があるときは、現場の問題点を共有して改善策を提案する
- 常に求人が出ていたり、即日採用を謳っている施設はブラックの可能性がある
「ダメな施設長がいるので、なんとかしたい」「ダメな施設長にもう耐えられない…」と悩んでいる方もいるでしょう。ダメな施設長がいると、ブラックな職場になってしまう可能性があります。この記事では、ダメな施設長の特徴や対処法、ブラックな介護施設のチェック方法を解説しているので、施設長との接し方に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
目次
ダメな施設長がいるとブラック介護施設になりやすい
ダメな施設長がいるとブラックな介護施設になりやすい可能性があります。ダメな施設長に振り回されてしまい、仕事にやりがいを感じられなくなることも。施設長によって、職場の雰囲気が左右されることも多いようです。
今の職場、人間関係で疲れていませんか?
【要注意】ダメな施設長の8つの特徴
ここでは、ダメな施設長の特徴を8つ解説しています。「今の職場の施設長はダメかも…」と悩んでいる方は、確認してみてください。
1.介護経験がなく現場への理解が乏しい
介護経験がなく現場への理解が乏しい施設長は、スタッフにダメな施設長だと思われるかもしれません。現場への理解がないと、利益を優先して介護職員に無理な仕事を任せることも。施設長になるには一定の要件を設けている場合が多いものの、有料老人ホームやデイサービスのなかには無資格・未経験で施設長になれる施設もあります。他業種から転職してきた施設長の場合、介護の仕事や高齢者への理解が乏しいことがあるようです。
2.人間関係のトラブルを対処できない
介護施設では、スタッフ同士や利用者さんとの間でトラブルが起こることがあります。施設長として人間関係のトラブルに対応する必要がありますが、ダメな施設長は人間関係の問題を聞いても対応してくれなかったり、曖昧な態度を取ったりすることがあるようです。
スタッフ同士の人間関係のトラブルから、コミュニケーション不足になり、利用者さんへの対応に問題が出てしまう可能性もあります。
3.スタッフへのハラスメントを放置する
利用者さんからのセクハラや暴力・暴言に対応してくれないのもダメな施設長の特徴です。ひどい場合は、施設長自身が威圧的な態度を取ったり怒鳴ったりして、スタッフを精神的に追い詰めるケースも。スタッフがハラスメントを受けずに働けるよう対応しないのはダメな施設長といえるでしょう。
4.言動や態度が気分で変わる
言動や態度を気分で変えるのもダメな施設長といえます。施設長の気分によって、発言内容が前と違ったり、態度が悪くなったりするようです。気分以外に、人によって態度を変えることも。このような施設長がいる職場にいると、施設長の気分に振り回されてしまうので、仕事に集中できなくなってしまいます。スタッフが感じるストレスも大きくなるでしょう。
5.上司や経営者のいいなりになっている
上司や経営者のいいなりになっている施設長も良い施設長とはいえません。理事長のいいなりになり、施設に合わない利用者さんを受け入れてしまうこともあります。上司にいわれるまま無理な仕事を受けることで、スタッフの負担が大きくなってしまうことがあるようです。
6.職場環境を改善する意識がない
施設長という立場に甘え、努力や勉強をしないのもダメな施設長といえます。スタッフの意見を聞き入れず、いつまでも職場環境を改善しないような場合は、スタッフにとって良い職場とはいえません。また、残業や休日出勤の管理ができない施設長がいると、スタッフの負担が大きくなってブラックな職場環境になりやすい傾向にあります。
7.有給休暇を取りづらい雰囲気を作っている
スタッフが有給休暇を取ると責めたり、それをほかのスタッフにも同調させたりすることで有給休暇を取得しづらい雰囲気を作っているのもダメな施設長といえます。有給休暇は、労働者の権利なので、取りづらい雰囲気がある施設はブラックな介護施設といえるでしょう。
8.利用者さんやご家族へ適切な対応ができない
利用者さんやご家族の対応をしなかったり、利用者さんの要望を聞かずにご家族の要望しか聞かなかったりするなど、適切な対応ができないのもダメな施設長の特徴です。利用者さんやご家族に上から目線で対応することもあります。利用者さんに寄り添った介護を提供したいと考えている人は、施設長の対応にストレスを感じてしまうでしょう。
自分の職場がブラック施設か気になる方は、「ブラックな介護施設の見極め方を解説!転職でこんな求人には要注意!」を読んでチェックしてみてください。
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ダメな施設長がいる理由
ダメな施設長がいる理由としては、「施設長の仕事内容の難易度が高い」「資格や適正がなくても施設長になれる」といったものが挙げられるでしょう。
以下で、詳しく解説しているので、ぜひご一読ください。
施設長の仕事内容は難易度が高い
施設長の仕事は、サービス管理や財務管理、人事管理、労務管理などの管理業務がメインです。管理業務をこなすには、利用者さんやスタッフの状況、収支状況などについて幅広く理解したうえで、発生している問題の解決に向けて動かなければなりません。高い問題解決能力が求められるので、管理業務を100%の質でできる人は多くないでしょう。
施設長の仕事内容の詳細は、「施設長とは?なるために必要な資格はある?仕事内容や年収も解説!」の記事でも解説しているので、あわせてご覧ください。
資格や管理者適性がなくても施設長になれる
介護施設の施設長は、資格や介護の経験がなくてもなれる場合があります。そのため、介護に関するノウハウが足りないまま施設長を任されるというパターンもゼロではありません。
また、管理者としての適性がないのにもかかわらず、施設長になる場合も。理想の施設長の特徴として挙がりやすい特徴は、下記にまとめているので確認してみましょう。
- コミュニケーションが取りやすい
- 働きやすい職場環境作りをしている
- スタッフを想った行動が取れる
- スタッフへ適切な指導ができる
- 利用者さんやご家族に適切な対応ができる
- スタッフの頑張りを正しく評価する
- 落ち着いて臨機応変に問題に対処できる
スタッフや利用者さんの気持ちが分からない人や、リーダーシップを発揮できない人が施設長になると現場は働きにくいと感じるようです。施設長になるための資格要件を特に定めていない施設もあるので、介護経験が長いというだけで管理職の適性がない人が施設長として抜擢されてしまうこともあります。
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ダメな施設長に不満があるときの対処法
ここでは、ダメな施設長に不満があるときの対処法を解説しているので、悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
現場の問題について共有し改善案を提案する
介護現場の経験がなく改善案が思いつかなかったり、そもそも施設長本人が問題を認識していないために職場の問題を放置していたりする可能性があります。施設長に現場で起きている問題について相談し、「こうしたら良いかも」という改善案を提案してみると、問題や不満が解決する可能性があります。
論理的に意見を伝える
論理的に意見を伝えることも大切です。不満や怒りがあったとしても、社会人として感情的に要望を伝えるのは避けましょう。ビジネスライクな付き合いを意識して、論理的に根拠を示しながら要望や意見を伝えるようにしてみてください。
施設長との関係が良好なスタッフと同じ言動をとる
施設長との関係が悪化すると自身の評価や昇進に影響する可能性があります。施設長と上手に付き合っているスタッフの振る舞いや話し方などを見て、良い人間関係を構築するためのポイントがあれば参考にしてみると良いでしょう。
また、上司との関係が改善することで、問題だと感じていた行動の背景や意図が理解できたり、「そういう人なんだ」と割り切れるようになったりするかもしれません。
ほかのスタッフに相談する
自分以外にも施設長の管理不足に悩んでいるスタッフがいるかもしれません。共通する悩みを持つ同僚に相談して、スタッフ一丸となって問題解決に動けるように仲間を作っておくと良いでしょう。人事や経営者側に相談するのも一つの方法といえます。
管理職の仕事をみんなで巻き取る
施設長の能力的に管理の仕事ができない場合、改善を期待するのは難しいでしょう。本来、問題があれば施設長が中心になって解決するべきですが、自分やほかのスタッフが主体的に施設の問題解決に向けて動くことで、ストレスを軽減できるかもしれません。
施設長に改善が期待できないときは、現状を割り切って施設長の管理業務をみんなでフォローするという解決策もあります。
改善する見込みがないなら転職を検討する
ダメな施設長がいる職場やブラックな介護施設にストレスを感じている場合は、転職するのも一つの解決方法です。体調に影響が出たり、ハラスメントを受けたりしている人は無理に働き続ける必要はありません。自分が働きやすいと感じる職場に転職すると良いでしょう。
今の職場、人間関係で疲れていませんか?
求人や面接でブラックな介護施設をチェックするポイント
求人や面接でブラックな施設を見分けることで、ダメな施設長がいる職場を避けられる可能性があります。
以下で、ブラックな介護施設の特徴を解説しているので、転職する際にチェックしてみてください。
常に求人が出ている
ブラックな介護施設はスタッフの入れ替えが多く、職員が定着しない傾向があります。いつ見ても求人が出ている職場は、職員が入職してもすぐに退職してしまい、人員が不足している可能性があります。職員の定着率が低い施設は、労働環境が悪い可能性も。常に求人が出ている職場は避けたほうが良いでしょう。
即日採用を謳っている
無資格OKや即日採用の求人は、人手が足りていない施設である可能性があります。人手不足の職場では、研修や教育が十分ではないのに独り立ちさせられるなど、ブラックな介護施設だと感じることがあるようです。
もちろん、介護の職場は無資格から始めても十分な教育を受けながら活躍できることが多いので、無資格OKの求人のすべてがブラックな施設ではないことを留意しておきましょう。
アットホームな職場を強調している
求人でアットホームな職場を過度に強調している職場はブラックな介護施設である可能性があります。職員が魅力だと感じる待遇がなかったり、残業時間の多さをごまかしたりするために「アットホーム」を強調していることも。また、運営側が、職場のブラックな体質とアットホームの意味を勘違いしている可能性も。アットホームな職場をアピールしている職場は、施設を見学して実際の雰囲気を確かめると良いでしょう。
相場より給与が高過ぎる・安過ぎる
近隣の介護施設や事業所の給与と比較して、高過ぎたり安過ぎたりする施設はブラックである可能性があります。給与が高過ぎる場合は、仕事量や残業が多く、離職率が高いなかで人材を確保するためかもしれません。給与が高い職場は魅力的に見えますが、相場と比較したうえで、労働条件を確認することが大切です。一方、給与が相場よりも著しく低い場合は、経営不振に陥っている職場である可能性があるので注意しましょう。
面接官の態度が良くない
面接官の態度が良くない施設も避けたほうが良いでしょう。面接官が上司になる可能性もあり、面接で態度が悪い人は仕事でも横柄な態度をとる人かもしれません。態度が悪い上司がいる場合、パワハラなどの問題がある施設の可能性も。施設長が面接に関わる場合は、人柄をチェックしておくのがおすすめです。
求人と面接で条件が異なる
求人と面接で条件が違う職場は気をつけたほうが良いでしょう。魅力的な求人で求職者を集めて、実際の労働条件が求人と異なるのは求職者に対して不誠実で、信用できなくなる行為といえます。労働条件が求人と大きく違う場合は、労働基準法に違反することも。働き始めたらさらにギャップを感じることがあるかもしれません。
また、雇用契約が曖昧な場合も、ブラックな介護施設である可能性が高いので注意が必要です。
施設の清掃が行き届いていない
施設の清掃が行き届いていない施設もブラックな介護施設である可能性があります。細やかな点まで清掃が行き届いている施設は、人員にゆとりがあり仕事に余裕があると考えられるでしょう。反対に清掃が行き届いていない施設では、人員が不足しているため細かな部分まで気を配れていない可能性があります。
スタッフに笑顔がない
スタッフの表情からブラックな介護施設かどうかをチェックすることもできます。スタッフに笑顔がない施設は、仕事に追われていたり、人間関係に問題があったりする職場かもしれません。反対に、スタッフに笑顔がある施設は、仕事に余裕があり、人間関係も良好である傾向があります。
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転職で理想の施設長を判断する5つの質問
転職で理想の施設長かどうかを判断するのに役立つ5つの質問を紹介しています。「ダメな施設長のいない職場に転職したい」と考えている方は、面接で逆質問をする際の参考にしてみてください。
1.経営とサービス品質のバランスに関する質問
経営効率を重視しているのか、サービスの質を重視しているのかを質問することで施設のケア方針を聞くことができます。経営効率だけを重視する介護施設は、利用者さんの疾患や生活に寄り添った細やかな介護がしたいと考えているスタッフがやりがいを感じられなくなることも。だからといって、経営効率を蔑ろにすると、運営がままならなくなってしまう可能性があります。経営とサービス品質のバランスについて質問して、施設長の方針に賛同できるかチェックしましょう。
2.スタッフの定着率を上げる方法に関する質問
スタッフの定着率を上げるために介護施設が行っている対策について面接で質問しましょう。定着率を上げるために用意している制度や、スタッフの労働環境について配慮していることなどを質問することで、自分が働きやすい環境かどうか判断することができます。また、スタッフの定着率を上げるために尽力してくれる職場は、スタッフを大切にしてくれる職場といえるでしょう。
3.利用者さん対応に関する質問
入居している利用者さんへの対応について質問をすると、「利用者さんのお気持ちに寄り添った対応をさせていただいています」など、よくある回答が返ってくるでしょう。実際にその考えを徹底している施設なのか判断するためにも、具体的にどのような対応を行っているのか聞くことが大切です。
4.施設の課題と魅力に関する質問
施設長が管理職として、何に課題意識を持っているのか、そのためにどのような行動をしているのかを聞いてみましょう。また、どこが施設の強みだと思っているのかを質問することで、施設長が施設全体についてしっかりと把握しているのか分かります。
施設の良い点だけでなく、課題や問題点を伝えてくれる施設は、スタッフに対して誠実な職場といえるでしょう。
5.クレーム事例と対策に関する質問
クレームについて、誠実かつ適切に対処できているのか、隠そうとしていないかを知るために、過去の事例と対策について質問しましょう。クレームへの対応や失敗について話してくれる場合は、何か問題があったときも誠実な対応が期待できます。反対に、クレームはないと答えたり、濁されたりする施設は注意が必要です。
対人へのサービス業である介護の仕事でクレームが一つもないということはありません。そのような施設は、問題が起こっても対応してくれない可能性があります。クレーム事例と対策に関する質問で、管理職としての責任感があるかを見ることができるでしょう。
介護職の施設長に関するよくある質問
介護職の施設長に関するよくある質問に回答しています。施設長について気になることがある方は、ぜひチェックしてみてください。
ダメな施設長を辞めさせることはできるの?
ダメな施設長であっても、職員が施設長を直接解任することはできません。辞めさせることはできませんが、経営側に現状を報告することで対応してもらえる可能性があります。また、施設長が辞めなくても、上司に不満を相談して改善してもらったり、職場を改革したりすることで改善する可能性も。詳しくは「ダメな施設長に不満があるときの対処法」で解説しているので、参考にしてみてください。
施設長に向いている人の特徴は?
向上心がある人や他者を気遣える人、リーダーシップがある人などが施設長の仕事に向いているでしょう。施設長という役職にあぐらをかかず、利用者さんに質の高いケアを提供するために学び続けることが大切です。スタッフをまとめるためにも、リーダーシップや人柄の良さが求められるでしょう。
まとめ
ダメな施設長がいる介護施設は、ブラックな介護施設になりやすい傾向があります。ダメな施設長の特徴は、「介護経験がなく現場への理解が乏しい」や「人間関係のトラブルに対処してくれない」「スタッフへのハラスメントを放置している」「言動や態度が気分で変わる」などです。
ダメな施設長に不満を感じているときの対処法として、「施設長に現場の問題点と改善策を提案する」や「論理的に意見を伝える」「施設長との関係が良好なスタッフを参考にする」「ほかのスタッフに相談する」などの方法があります。改善されない場合は、転職するのも一つの方法です。
現在の職場や施設長に不満を感じ、転職を考えている方は「レバウェル介護(旧 きらケア)」へご相談ください。
レバウェル介護(旧 きらケア)は介護業界に特化した転職エージェントです。プロのアドバイザーが介護業界の転職をサポートします。職場の人間関係や残業の有無など求人だけでは分からない情報をお伝えするので、1人で転職活動をするのが不安という方はお任せください。求人探しから入職後のフォローまで一貫したサポートを提供。アドバイザーがキャリアプランの相談にも乗るので、施設長を目指している方もお気軽にご相談ください。
今の職場、人間関係で疲れていませんか?
執筆者

「レバウェル介護」編集部
お役立ち情報制作チーム
介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点


