介護現場のよくある失敗と注意点

仕事 2016/05/11
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28_TOP_チームワーク

チームケアを理解せず、一人で物事を取り仕切ろうとする


介護現場で起こるトラブルの多くは、人間関係によるもの。というのも、介護の本質的な部分に、チームケアという要素が存在しているからです。

チームで働く以上、同じチームを構成する人員とのコミュニケーションは欠かせませんよね。多くの介護士はそのことをよくわかっています。ではなぜ、トラブルが発生するのでしょうか?

欠けてしまいがちなのには、それだけの理由があります。一つは介護がチームケアであるにも関わらず、チームのメンバーが揃うことが稀な職業であること。特に訪問介護や施設介護において顕著です。施設ではシフト制が採用されています。24時間介護を必要としている人がいるのですから、それは当然のことでしょう。

ですが、それによってメンバー同士が集まる機会を作り出すのが、難しくなっているという事実もあるのです。意思の疎通を図る機会が少なければ、その分だけ独断で動こうとする人が増えるのは自然の流れ。結果として、本来チームの一員である職員が、それぞれバラバラのケアをしている、という事態に陥ってしまうのです。

自分の考え方に固執する


ただチームメンバーが集まることができたとしても、課題が解決したわけではありません。介護は他職種が関わる仕事。現場の介護士だけでなく、医療的な視点から見る看護師、ケアプランを作成するケアマネージャー、そして家族と、それぞれが異なる立場、異なる意見を持っています。

このような状態で、それぞれが自分の領域、自分の意見に固執してしまっていては、せっかくチームが集まったのに議論が前に進まないのは、目に見えていますよね。

特に専門職ほど、自分の専門性を守りたいがゆえに、自分の考えを曲げない傾向があるようです。介護士や看護師が、自分の立場からだけでなく家族や他の人の立場になって考えてみることが、その人の生活を考える上で、一番の解決策だったりするものです。

ホウ・レン・ソウの不足


緑黄色野菜が足りてないかのような言い草ですが、もちろんそうではありません。社会人としてのマナーとも言われる、「報告(ホウ)・連絡(レン)・相談(ソウ)」のプロセスが欠けている時も、介護現場にトラブルが発生しがち。

例えばある職員が、ご家族より外出の予定を聞いていたにもかかわらず、全職員に申し送っていないといったケース。当日にご家族が来られて初めて、他の職員が知って慌てて準備をし、ご家族からの信頼を損ねる。といったことは多くの施設が経験しているのではないでしょうか?

このような事態を避けるためにも、ホウ・レン・ソウは法人や企業をあげて取り組みたいもの。特に施設や訪問介護事業所において、その必要性は際立っているといえるでしょう。施設は先に挙げたように、シフト制が普段からの連絡を困難にしていますし、訪問介護事業所においては、訪問は基本的に一人で行うものであり、他の介護士と顔を合わせる機会がほぼない、といった特殊な事情があります。

事業形態に合わせて適切な対応を行うことで、よくある失敗はありえない失敗となり、ご家族やひいては同業者からの信頼も得られるようになるのでしょう。



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