介護士と看護師の目線の違い

仕事 2016/08/08
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介護士と看護師、その違いは?


介護士と看護師。どちらも介護業界にはなくてはならない存在ですが、意外と意見がかみ合わずうまくいかないことも多い職種同士でもあります。2つの職業は同じ職場で働いていても、求められているものや目指すものが異なることがあります。介護士として働くにしろ看護師として働くにしろ、違いを知ることで相手の職業を理解する手助けとなるでしょう。

よく言われるのが、介護士はケアする仕事であり、看護師はキュアする仕事だということ。キュアは治療を意味する言葉であり、病気の治癒を目的としています。看護師の仕事がそれに当たるというのは、多くの人の実感としても納得いくのではないでしょうか。

一方でケアという単語は、より曖昧で広がりを持つ言葉です。その意味は相手への配慮といった漠然としたものから、世話をするといったより具体的な行為までを意味しています。意味に広がりを持つだけに専門性に乏しく、誰にでもできることだと思われがちです。実際他者への配慮とは、本来誰しもがやっていることですから、そう感じるのも無理からぬことではあります。

ケアの本質とはなんだろう?


実際に介護の現場に足を踏み入れケアを行ってみると、その第一印象が間違っていたこと、またケアの奥深さに気付かされるでしょう。私たちが常日頃行っている他者への配慮といった次元に話を限定しても、相手の言動から察せられるニーズへの気づき、言葉にならない思いの汲み取りなど、その専門性はどこまでも深めていくことができます。

とりわけ認知症高齢者を相手にする場合、専門性は際立ちます。普通の人が対処している場合には「意味のわからないことばかりする困った人」でも、専門家にかかれば特定の目的、意味を持った言動をする人に変わるでしょう。

また、世話をするという次元にも、介護ならではの専門性があります。人はただご飯を食べ、排泄し、眠るだけの存在ではありません。介護の仕事はそれらの人間に必要不可欠な行為ができなくなった人の手助けをする仕事ですが、それらの行為を通じてその人の人間性を回復させる役割をも担っているのです。すべてを介助者の手を借りてするのではなく、自分でできることは自分でする。その環境を整えることも介護士として立派な専門性だといえるでしょう。

介護士とは人間の尊厳を守る守護者である


看護の目的が病気の治癒にあるとすれば、介護の目的はどこにあるのでしょう?

介護は看護のように病気の治癒を目的としていません。認知症の治療が介護の仕事ではないのです。介護士の仕事は認知症の人を、認知症という症状からみるのではなく、その人中心の視点でみることです。その人のこれまでの生活習慣や歴史を大切にした上で、今のその人に寄り添うことなのです。その人がその人らしく生き、そして死を迎えられるようにすること。人間の尊厳を守るために働いているのが介護士ということができるかもしれません。



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引用元
「何をみる?~看護師の私と介護員さん~」、けあぴ、-http://carepe.com/post/92/

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