病院の介護士(看護助手)は大変なの?仕事内容や介護施設との違いを解説

介護の仕事 2025年8月21日
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この記事のまとめ

「病院の介護士は大変なの?」と気になる方もいるのではないでしょうか。病院で働く介護士は看護助手といいます。看護師との関係や業務内容への抵抗感から大変だと感じることがあるようです。この記事では、病院勤務の介護士が大変だと感じることや対処法を解説します。介護士が病院で働くメリットや介護施設との違いも紹介しているので、転職を考えている人は、参考にしてみてください。

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目次

病院で働く介護士(看護助手)の仕事は大変なの?

病院で働く介護士(看護助手)は、看護師との関係や清掃業務への抵抗感、給料の低さなどを大変に感じるようです。以下で病院で働く介護士がどのような部分に大変さを感じるのか一例を紹介します。

看護師との間に壁を感じてつらい

病院で働く介護士は看護師との間に壁を感じることがあるようです。病院で働く介護士は、医師や看護師の指示を受けて動いています。そのため、看護師よりも立場が弱いと感じる人もいるでしょう。
事実として業務上、看護師にしかできないことがあります。立場上とはいえ、看護師に強く言えないことがあれば、人間関係にストレスを感じてしまうかもしれません。

業務の協力をしてもらえない可能性がある

病院で働く介護士や看護師は、患者さんの身体を拭く清拭や、トイレの介助、オムツ交換、入浴の介助、食事の介助などを行います。看護師の中には介護業務を苦手とする人もいて、業務の協力をしてもらえないことも。介護は介護士の仕事ではあるものの、協力すべき場面で協力をしてもらえない場合は不満が募るのも無理ありません。

清掃業務への抵抗感がありきつい

病院では、血液汚染した衣類や備品の清掃、ポータブルトイレの清掃、オムツ交換、排泄物や吐しゃ物の対応などの業務があり、慣れるまではきついと感じるようです
入職する前に医療的ケアのサポートがメインだと考えていた人は、イメージしたよりも清掃業務の負担が多いとギャップを感じることがあるかもしれません。

仕事に対して給料が低いと感じる

仕事の多さや大変さに対して給与が低いと感じることがあります。
e-Stat 政府統計の総合窓口の「賃金構造基本統計調査 令和6年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種 (表番号1)」をもとに、介護士を含む看護助手と、看護師、准看護師の月給を以下にまとめました。

職種平均月給
看護助手235,200円
准看護師294,300円
看護師363,500円

参照:e-Stat 政府統計の総合窓口の「賃金構造基本統計調査 令和6年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種 (表番号1)

看護助手と准看護師の月給の差は約6万円、看護師との月給差は約13万円です。看護助手は医療行為ができませんが、仕事内容が幅広いので、給料が見合わないと思うと不満を感じる人がいるでしょう

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病院で働く介護士の仕事内容

ここでは、病院で働く介護士の仕事内容を解説します。「どんな仕事をするの?」と気になる方は、チェックしてみましょう。

入院している患者さんの介護

病院の介護士の主な業務には、入院患者さんの身体に直接触れて行う身体介護や、身の回りの環境を整える生活援助などがあります
身体介護は入浴できない患者さんの身体を清潔にする清拭、入浴の介助、食事の介助、ベッドから車イスなどへ移動させる移乗の介助など。また、病室から検査室や手術室までストレッチャーなどで患者さんを運ぶ業務も、介護士が担当することがあるでしょう。生活援助の業務は、病室の清掃や患者さんの着替えのお手伝い、洗濯などです。

治療器具などの洗浄や消毒

医療機関ならではの介護士の業務として、治療に使用した器具の洗浄や消毒といった業務があります。治療に使用する消耗品の在庫管理を、介護士が担っているケースもあるようです。

シーツや寝具の交換

患者さんのシーツや寝具交換なども介護士が担います。リネン類はリネン室にいったん保管して、まとめて業者に出すのが一般的です。シーツや寝具の交換は外部の業者に委託している場合もあるので、病院で働く介護士が担当しない可能性もあるでしょう。

看護師の医療処置の補助

患者さんへの点滴対応やバイタルチェック、包帯などの交換といった看護業務の補助も介護士が行います。看護師がスムーズに医療ケアを行えるようにサポートするのが、病院で働く介護士の役割です。

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病院に勤務する介護士のメリットは?

病院に勤務する介護士のメリットは、身体的な負担が少ないことや医療の知識が身につくことなどです。

介護施設に比べて身体的な負担が比較的少ない

介護施設には高齢の方が入居しているため、多くの施設で介護業務があります。一方、病院には幅広い年齢層の方が入院しており、介護を必要とする人の数は少ないでしょう。そのため、介護士の身体的な負担が小さいというメリットがあります。腰痛などのトラブルを抱えるリスクが少ないため、長期間働くことができるでしょう。

医療の知識が身につく

病院の介護士は看護師の横で治療のサポートを行うため、仕事をしているうちに医療の知識が身につくというメリットがあります。さまざまな病気の症状を知り、どのような経過をたどって回復していくのか、どのようなケアを行えば良いのかといったことが学べる職場です。
病気やケガの苦しみを看護師はどのようなケアでやわらげているのか、見て学ぶことで介護業務にも活かすことができます。

介護と医療の連携の仕方が学べる

病院のカンファレンスは、医療だけでなく介護やリハビリなどさまざまな分野の人たちが意見を出し合う場です。病院での介護は医療分野と連携して行うことが多いため、介護と医療の連携の仕方が学べます。

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大変な状況を変える対策は?

ここでは、病院で働く介護士の大変な状況を、改善するための対策方法を紹介します。

介護福祉士の資格を取得して介護のエキスパートになる

介護分野の資格を取得して、看護師と同等レベルの待遇になれるように努力してみましょう。たとえば、看護協会のクリニカルラダーⅤや介護福祉士の資格を取得するなど、看護師とほぼ同等の教育カリキュラムを受けることで、待遇が改善される可能性があります。

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仕事として割り切って業務にあたる

病院の教育体制以前に、看護師として人間性の問題もあります。そのため、仕事として割り切って業務に専念するというのも対策の一つかもしれません。最初から違う職種だということを理解して仕事することが重要です。

運動して心身ともにリフレッシュする

仕事上の嫌なことがあっても、運動して汗を流すと心身がリフレッシュできるかもしれません。休みの日まで、仕事のことを考えてしまうと、心身を休めることができません。気持ちを切り替え、休日は休息に専念することが大切です
運動以外にも、好きなことを楽しんだり、友人や家族と過ごしたりするのも気分をリフレッシュできる方法といえます。

職場に異動を願い出る

系列の病院や別の診療科に異動できないか、上司に相談してみると良いでしょう。人間関係などが理由で仕事が大変と感じている場合は、職場を変えることで問題が解決する可能性があります。
ただし、人事異動は病院全体で調整する必要があるので、願い出ても希望の系列病院や診療科に異動できないこともあるので、注意しましょう。

転職して労働環境を変えてみる

教育体制に問題のある古いタイプの病院であれば、思い切って転職を検討することも対策の1つです。もしかしたら病院ではなく、介護施設や介護事業所の方が向いているのかもしれません。

別の職場への転職を検討している方は、転職エージェントを活用してみてください。転職エージェントでは、キャリアアドバイザーが転職のサポートをします。病院の介護士としての経験を活かせる職場や希望条件に合った求人を紹介してもらえるので、効率的に転職活動を進められるでしょう。

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病院と介護施設での介護業務の違い

病院で働く介護士と介護施設や事業所で働く介護士とでは、どのような仕事上の違いがあるのでしょうか。ここでは、それぞれの業務の違いについて解説します。

介護士は医師や看護師の指示で動く

介護施設や事業所の介護士は自ら考えて判断して動きますが、病院勤務の介護士は医師や看護師の指示を受けて動きます。

病院の患者は年齢層が幅広い

介護施設や事業所の入居者さんは高齢の方です。しかし病院の患者は、子どもから高齢の方まで幅広い年齢層の方がいます。入院している方の多くは退院していきますが、介護施設の場合は終の棲家となる場合も。利用者さんと患者さんでは接し方も異なるでしょう。

医師や看護師が24時間常駐している

医師や看護師が常駐する介護施設や事業所は少ないでしょう。病院では医師や看護師が24時間体制で常駐しているため、患者さんに何か異変があったときにはすぐに呼べます。そのため、介護士が安心して介護の業務に専念することができる職場環境です。

レクリエーション活動が少ない

病院は病気やケガを治療するための施設です。一方で介護施設や事業所は、生活の質を向上させる役割も兼ね備えています。そのため、レクリエーション活動に力を入れている病院はそれほど多くありません。病院は生活の質よりも治療の方を優先させる施設です。

医療に関する仕事が多い

介護施設や事業所の医療に関する仕事は、提携する医師や看護師が担当します。しかし、病院の介護士は看護師のサポート業務があるため、医療に関する仕事が多い点が特徴です。
具体的には、看護師の業務である点滴のセッティングや包帯などの交換といった医療処置の補助業務が挙げられます。また、治療に使用した器具の洗浄や消毒などの作業も、介護士が担当するケースも少なくありません。

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病院の介護士の大変さに関する質問

ここでは、病院の介護士の大変さに関する質問に回答します。病院で働く介護士の仕事に興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。

病院の介護士の給料や年収について知りたい

e-Stat 政府統計の総合窓口の「賃金構造基本統計調査 令和6年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種 (表番号1)」によると、病院で働く介護士(看護助手)の月給は235,200円で、ボーナスは463,300円でした。月給12ヶ月分とボーナスを合わせると、病院で働く介護士の年収は3,285,700円です。
ただし、給与は職場や地域によって異なるので、あくまで参考としてご覧ください。転職するときは、給与だけではなく、福利厚生や教育制度、仕事内容など総合的な視点から労働環境が整っているか確認することが大切です。

病院で働く介護士のメリットは?

病院で働く介護士のメリットは、介護施設に比べて身体的な負担が少ない傾向にあることです。介護施設は基本的に高齢者を対象としているため、さまざま場面で介護が求められます。その分、介護士の身体的負担も重くなる傾向にあるといえるでしょう。
一般的な病院には子どもから大人まで幅広い年齢の方が入院しているため、必ずしも介護が必要な人ばかりではありません。
詳しくは「病院に勤務する介護士のメリットは?」で解説しているので、職場選びの参考にしてみてください。

看護助手と介護施設の介護士どっちが良い?

病院で働く看護助手と介護施設・事業所で働く介護士(介護職員)どちらが良いと感じるかは、どのようなケアを提供したいかによって異なります。介護助手は、幅広い年齢の患者さんに向けて、療養期間中のサポートを実施。介護施設や事業所では、高齢者に向けて、日常生活のサポートを行います。
看護助手と介護士の違いは、「看護助手と介護士、どっちに転職すべき?仕事内容や役立つ資格、給料の違い」で解説しているのであわせてご一読ください。

まとめ

病院で働く介護士(看護助手)は、医師や看護師の指示を受けて動いているという都合上、看護師よりも立場が弱いと感じることがあるようです。看護師の中には、介護業務をする際に協力的ではない人も。清掃業務への抵抗感や給与への不満などから病院での仕事が大変だと感じるようです。

病院で働く介護士の仕事が大変に感じるときは、介護福祉士の資格を取得して待遇改善を目指したり、仕事だと割り切って業務を行ったりしましょう。問題が解決しない場合は、転職を検討することも対策の一つです。もしかしたら、病院より介護施設や介護事業所の方が向いているのかもしれません。

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執筆者

  • 「レバウェル介護」編集部

    お役立ち情報制作チーム

介護職専門の転職支援サービス「レバウェル介護」が運営するメディア。現役の介護職とこれから介護職を目指す方に寄り添い、仕事や転職の悩み・疑問を解決する記事を制作している。これまでに公開した記事は1400記事(※)以上。制作チームには介護福祉士ライターも在籍し、経験をもとにリアルな情報をお届け。資格や介護技術など、スキルアップにつながる情報も発信中!(※)2023年10月時点

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※この記事の掲載情報は2025年8月21日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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