介護の資格や経験があっても正社員になれない?就職を成功させる方法を解説!

介護の仕事 2021年6月29日
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高齢女性に寄り添って歩く介護スタッフ

介護業界では未経験・無資格でも積極的に採用する施設が多く、パートや契約社員からスタートしてもらい、経験やスキルが身に付いたら正社員雇用するケースも珍しくありません。しかし、実際に働いてみるとなかなか正社員になれないことも。この記事では正社員になれない現状に悩んでいる方に向けて、ぜひ試してほしい対処法をご紹介します。正社員を目指すうえでの注意点もまとめているので、参考にしてみてください。

目次

介護職のパートから正社員就職は可能

パート勤務で介護職に就いている人でも、正社員になれる可能性は十分あります。介護施設や訪問介護事業所では正社員登用制度を用意しているところが多く、一定期間働いたり職場が求める基準を満たしたりすることで、雇用転換が可能です。

介護職で正社員になれないと言われている理由

未経験・無資格でも正規雇用のチャンスがある介護業界ですが、職場や当事者に問題があると正社員になれないこともあります。たとえば、介護の経験やスキルが不十分だったり、経営赤字に陥っている施設だったりする場合は正社員になれない可能性が高いです。また、正社員登用制度がある施設でも、実際に雇用転換した職員が1人もいないことも。具体的な条件が定められていない名ばかりの制度では、いつまでたっても正社員になれません。人件費を安く抑えるために、わざと正社員にしないブラックな介護施設もあります。このような環境で働いている人たちが、「介護職では正社員になれない」という考えを持つようです。

年齢が理由で正社員になれないことはある?

介護職で重視されるのは実務経験やスキルなので、年齢が理由で正社員になれないことはほとんどありません。一般的に、30代後半になると転職が難しくなるといわれていますが、介護職の場合は定年退職した人でも正社員として雇用されることがあります。介護業界は慢性的な人手不足に陥っているので、年齢に関係なく積極的に正社員採用する傾向にあるようです。年齢的な理由で正社員になれないと諦めている方は、同世代の人が活躍している求人を探して応募するところから始めてみましょう。

正社員になれない可能性が高い施設の見分け方

正社員登用制度の条件が曖昧だったり、経営状況が悪かったりする施設では、正社員になれない可能性が高いです。正社員への雇用転換を希望してもまともに取り合ってもらえないときは、転職を視野に入れたほうが良いかもしれません。パートや契約社員から正社員登用が行われた実績がない施設や、書面での契約はせずに口約束で済ませようとする事業所は避けるのが無難です。

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介護は非正規雇用の割合が多い

介護労働安定センター「令和元年度介護労働実態調査」によると介護業界で働く人のうち約4割は、パートや契約社員、派遣社員といった非正規雇用です。特にホームヘルパーは非正規の割合が高く、全体の70%がパートや派遣社員として働いています。介護の仕事を支えているのは正社員だけでなく、パートや契約社員、派遣社員の力も大きいといえるでしょう。しかし、離職率も正社員より非正規雇用のほうが多く、1年間で約19%が仕事を辞めています。離職理由はライフスタイルの変化や職場とのミスマッチなど人それぞれですが、正社員になれないことに不満を抱いて辞めてしまう人もいるようです。特に正社員と同じ仕事をこなしているパートや契約社員だと、待遇の違いに不満を持って、「正社員になれないなら辞めよう」と思いやすいのかもしれません。

介護で正社員を目指すときの注意点

雇用の安定や収入アップのために正社員を目指す人は多いですが、パートや契約社員、派遣社員のときには気にならなかった問題に行き当たってしまうことがあります。念願の正社員になれたときに、「思っていたのと違った」「働きにくくなってしまった」と後悔しないように、以下の注意点を把握しておきましょう。

働き方が固定されやすい

正社員はパートや契約社員に比べて、働く時間や日数が固定されやすい雇用形態です。一般的に週5日フルタイムで働くことになるので、拘束時間が長くなってしまいます。また、人手が足りないときに早出や残業を頼まれたり、休日出勤をお願いされたりするかもしれません。子育てや自宅での介護といったプライベートな理由で対応が難しい人は、せっかく正社員になれても働きにくさを感じてしまうことも。家庭の事情とはいえ残業や休日出勤を断り続けていると、人間関係に悪影響を及ぼす可能性もあります。正社員として働きながらプライベートも大切にしたい人は、十分な人手があって残業が発生しにくい職場を探してみましょう。

正社員は夜勤必須の施設が多い

介護老人福祉施設(特養)やサ高住といった入居型施設で働く正社員は、夜勤に対応することが多いです。子育て中の職員や時短勤務の正社員なら夜勤を免除してもらえるかもしれませんが、ほかのスタッフから陰口を言われたり、職場で浮いたりしてしまうことも。夜勤に入るのは難しいけど正社員になりたいという方は、夜勤専従スタッフのいる施設に絞って求人を探すか、デイサービスやデイケアで日勤のみ働くのがおすすめです。

待遇が悪くなってしまうことがある

契約社員や派遣社員を辞めて正社員になると、「思っていたより待遇が悪い…」と感じることがあります。給料の面だけでいえば、時給制で働く契約社員や派遣社員のほうが高給与を得られる可能性が高いです。正社員になってすぐのうちは給与が低く、時期によってはボーナスも少額になるので、「こんなはずでは…」とがっかりしてしまう人は少なくありません。また、ブラックな介護施設だと正社員になった途端に給料が下がり、労働時間だけが長くなっていくこともあるようです。正社員へ雇用転換したり求人を探したりするときは、給与や福利厚生といった待遇を良く確認して、長期的に働けるか考えてみましょう。

介護職で正社員になる方法

さまざまなメリット・デメリットを比較したうえで正社員になりたいと思うなら、今の職場でできる方法から試してみましょう。ここでは転職せずに正社員になる方法をまとめているので、今の職場で働き続けたい方は参考にしてください。

正社員登用制度を活用する

正社員登用制度がある職場なら、パートや契約社員から雇用転換できる可能性があります。正社員登用の基準は施設によって異なるので、上司や事務員に確認してみましょう。正社員登用の実績や雇用条件がどのように変わるかも聞いておくと安心です。一般的には一定期間働き続けるか、正社員登用試験を受けて合格することによって、話し合いの場が設けられて条件に問題がなければ雇用転換になります。後からトラブルにならないように、雇用条件はしっかり話し合って納得してから契約を結びましょう。どうしても条件に納得できないときは、辞退を視野に入れておくと良いかもしれません。

上司に相談してみる

上司に直接正社員になれないか聞いてみるのも、有効な手段といえます。定期面談がある職場なら、そのときに「正社員として働きたいと考えているのですが、雇用転換してもらえる方法はないでしょうか?」というように聞いてみましょう。面談の機会がなければ、メールや口頭で時間を取ってもらえないか確認することをおすすめします。大切な話になるので、慎重に言葉を選んで正社員になりたい気持ちを伝えて、何か良い方法がないか相談してみましょう。

介護で正社員になれないときの対処法

今の職場で正社員になれないなら、職場に問題があったり、あなたのスキルが不十分だと判断されていたりする可能性があります。「今のままだと正社員になれないかも…」と感じたら、以下で紹介している対処方法を試してみてください。

介護福祉士の資格を取得する

介護福祉士は介護業界唯一の国家資格で、取得すれば十分な知識やスキルを身に付けている証明になります。介護福祉士の資格を持っていれば、正社員登用してもらいやすくなるかもしれません。たとえ今の職場で正社員になれないとしても、転職やキャリアアップに役立つ資格なので取得することをおすすめします。3年以上の実務経験と介護福祉士実務者研修の資格があれば受験できるので、正社員になれないと悩んでいる方は試してみてください。

職場に退職の意思を伝える

職場からすると辞められて人手不足になるのが最も困るので、事前に何度も相談していた場合「正社員にするから辞めないで」と引き留められることがあります。何度相談しても断られていたのに、辞めるとなったら手のひらを返されるのは複雑な心境かもしれませんが、正社員になれるチャンスには変わりありません。すでにきっぱり辞める覚悟をしていたり、職場に対して不信感をおぼえたりするようなら、申し出を断って退職しましょう。引き止められる形で正社員雇用されて納得できるのか、後悔や未練なく次の道に進めるのか、よく考えて選ぶことが大切です。

正社員になれる施設に転職する

今の職場で正社員になれないと分かったら、転職を視野に入れてみましょう。実務経験や資格があって夜勤もできる人なら、正社員として採用してもらえる可能性が高いです。1人での転職活動が不安なら、求人サイトや転職エージェントを活用すれば、あなたの希望条件に合った正社員求人を見つけられます。職場見学や面接のサポートも行ってくれるので、働きながらでも安心して転職活動を進められるでしょう。介護職で正社員として働きたいなら、転職して自分にあった職場を探すのも一つの方法です。

まとめ

介護業界では未経験・無資格でも積極的に採用している施設が多いですが、なかなか正社員になれないという人も少なくありません。職場がブラックな介護施設だったり、本人のスキルや経験が不十分だったりして正社員になれないことがあるので、状況に応じた対策を取りましょう。十分な知識と技術を身に付ければ、正社員登用制度を利用して雇用転換もできるはずです。もしも、さまざまな対処法を試しても今の職場で正社員になれないようなら、思い切って転職してみるのもいいかもしれません。きらケアでは正社員の求人を多数取り扱っているので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。

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