アウトリーチと介護福祉

ニュース 2016/10/18
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
423_TOP_手を差し伸べる
介護士のみなさん、アウトリーチという言葉をきいたことはありますか?アウトリーチと福祉、アウトリーチと介護はどのように関係しているのでしょうか。

介護事業におけるアウトリーチはどのように行われるのでしょうか。

アウトリーチとは



アウトリーチとは本来、手を伸ばす、手を差し伸べるといったことを意味しています。この言葉はさまざまな場合に用いられますが、介護福祉の場合、ソーシャルワークや福祉サービスの一般的実施機関がその職権によって潜在的な利用希望者に手を差し伸べ、介護福祉の利用を実現させるような取り組みのことを指しています。

本来であれば、介護や援助を必要としている人は自ら国や自治体が実施している福士的な機関に援助を求めて来るわけですが、実際には、自ら行動を起こして相談に来る人ばかりではありません。つまり、介護や助けを必要としているにもかかわらず、自分からは助けを求めることができない人々、声を上げることができない人々を探し出し、手を差し伸べることをアウトリーチというのです。


まずは気軽に相談してみる(無料)



誰がアウトリーチを行うのか



この点で活躍するのが社会福祉分野の専門職であるソーシャルワーカーです。ソーシャルワーカーは、アウトリーチを行う上で大切な役目を果たしています。

親の介護が大変なので介護施設に入れたい けど、誰に相談していいのかわからず、自宅で介護に追われ、介護に疲れ、ストレスを感じている人もいます。職場を解雇され、生活費に困っているにもかかわらず、自分の周りに頼れる家族や親族がいないため、国や自治体に相談することにためらいを感じている人もいます。

ソーシャルワーカーはアウトリーチをすることにより、その人の生活を支援するため に必要な社会資源や介護サービスにつなぐための入り口をつくります。そうすることにより相談窓口で待っているだけでは支援が届かない人にも支援を届けることができるのです。

高齢者福祉における社会福祉機関の役割



各地域における高齢者福祉や介護相談の最初の窓口となっている機関が各地域に存在しています。平成18年4月、介護保険法が改正になり、各市町村では介護保険事業である地域包括支援センターを設置しました。地域包括支援センターとは、地域住民の心身の健康の維持、生活の安定、保健・福祉・介護・医療の向上と増進のため必要な援助、支援を包括的に担う地域の中核機関です。

各センターには、主任ケアマネージャー、保健師、社会福祉士などの専門職がチームで対応します。それは高齢者の方がたが住みなれた地域で安心していきいきと暮らしていけるように、保健・医療・介護福祉などの専門職が、関係各所と連携しながら介護での困りごと、日常生活支援などのさまざまな相談と支援を行くためです。

彼らは主に地域内に住む高齢者の方がたの状態に合わせて介護予防のお手伝いをしたり、地域における保健・医療・介護福祉のネットワークづくりを進めます。高齢者の方がたがいつまでも自分らしく生きるために権利と尊厳を守ります。介護、福祉、医療に関することなど、どこに相談していいかわからない場合も、まずはお住まいの市町村の最寄りの地域包括支援センターに相談されるとよいでしょう。

日本は高齢者の増加に伴い、特に介護福祉には力を入れています。家族の中に要介護者が出たとき、どうしたらいいのか。こういった地域の福祉機関の存在と役割について知っておくと、いざというときに慌てずに済みますね。

関連ジャンル: ニュース

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「ニュース」の人気記事一覧

「総合」の人気記事一覧