介護職の夜勤専従で評価される志望動機とは?書き方のコツや例文を紹介

転職ノウハウ 2022年5月23日
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「介護施設で夜勤専従として働きたいけど、良い志望動機の回答が浮かばない」という方もいるのではないでしょうか。夜勤専従は日勤と働き方が異なり、志望動機で評価されるポイントも違うかもしれません。この記事で、志望動機作成のコツをチェックしましょう。状況別での例文も紹介しているので、ぜひご一読いただき、転職活動にお役立てください。

介護職の夜勤がしんどいと言われる5つの理由|メリットと仕事内容

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目次

介護職の夜勤専従に転職する際の志望動機作成のコツ

介護職の夜勤専従に転職する場合、志望動機では夜勤専従として働きたい明確な理由や、仕事で貢献できることをアピールすることが必要です。以下で詳しく解説しているので、チェックしてみてください。

夜勤専従を希望する明確な理由を伝える

志望動機では、夜勤専従という働き方を選んだ具体的な理由を伝えてください。夜勤ありの常勤や日勤のみの働き方にはない、夜勤ならではの働くメリットや、魅力に感じている点を十分にアピールできると好印象です。これまでの経験や自身の介護観をふまえて考えると、説得力のある志望動機が浮かんでくるでしょう。

応募先施設の特徴を十分に調べる

志望動機を考える前に、応募する施設の理念やサービス、雰囲気などを確認しましょう。求人サイトの情報や、施設のWebサイトでチェックできます。施設の特徴が詳しく分かると、魅力に感じる部分や共感することなどが把握できるはずです。「この施設の○○な面が魅力に感じた」「この施設で夜勤専従として自分が目指す介護を行いたい」といった、意志の伝わる志望動機になるでしょう。

夜勤専従として貢献できることをアピールする

夜勤専従としてどのように貢献できるのか、自身の強みやスキルを交えながら述べてください。たとえば、「体力に自信があるので夜間帯も日勤と同じように働ける」「前職は夜勤有りの常勤として勤務していたため、さまざまな現場に対応できる」など、具体的にアピールすると効果的です。夜勤専従の仕事は、見回りをはじめ緊急対応、日勤への引き継ぎなど幅広いもの。基本的な介護業務にくわえて、夜勤に必要なスキルが求められます

介護職の志望動機を考えるポイントが思いつかない方は、「介護職の志望動機が思いつかない!例文でわかる考え方や書き方のコツ」もご覧ください。

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夜勤専従の志望動機で注意すべきポイント

夜勤専従の志望動機では、夜勤の待遇面の良さや、日勤帯のマイナス面につながる内容は避けましょう。採用担当者は、志望動機から「夜勤専従として働きたいという前向きな理由があるか」をチェックしています。以下で注意すべきポイントをまとめているのでご確認ください。

夜勤の給料面の良さばかり注目している

夜勤専従の志望動機で、「高収入を得たいから」「前職はあまり給与が上がらなかったので」など、給料に関することばかりを伝えるのは避けるべきです。一般的に日勤のみよりも夜勤専従の方が給与は高めであり、実際に収入を上げたくて目指す方もいるでしょう。しかし、志望動機でそのまま正直に述べるのはNGです。「夜勤業務そのもののやる気が低いのでは」とマイナスな印象を与えてしまいます。

日勤帯の仕事が忙しかった・合わなかったという理由

夜勤専従を志望する理由として、日勤の悪い面を挙げるのは避けましょう。たとえば、「職員同士の関わりが苦手なので、少ない人数で働ける夜勤専従を志望した」「前職は日勤で多くの利用者さまの対応に追われて大変だった」といった内容です。

日勤の仕事が合わないから夜勤専従になりたいという、自分勝手なイメージになってしまうでしょう。採用担当者に、「夜勤専従でも嫌なことがあるとすぐに辞めてしまうのでは?」と疑われる原因になります。

夜勤専従の働き方の特徴

夜勤専従とは、その名のとおり「夜勤帯のみ」働くことを指します。24時間体制の介護施設は夜勤業務が必要になるため、夜勤専門の職員が在籍しているところもあるでしょう。以下では、夜勤専従の働き方の特徴を紹介します。

勤務形態

夜勤専従は、基本的に夕方から翌朝まで働きます。具体的な勤務開始・終了時間や休憩時間は、施設ごとに異なるでしょう。2交代制の場合は約16時間勤務で、月の出勤日数が10日ほどと日勤より少ないのが特徴。翌日は基本的に休みです。3交代制の場合は、約8時間勤務で出勤日数は月20日ほどになります。

仕事内容

夜勤専従の主な仕事内容は以下のとおりです。

  • 着替え介助
  • 就寝準備
  • 見回り
  • トイレ介助
  • 緊急対応

緊急時には医師や看護師に連絡をとったり、病院に付き添ったりする必要があります。夜勤帯は日勤帯と比べて職員の数が少なめなので、日によっては日勤よりも1人でこなす業務量が多いことも。柔軟に対応するスキルや判断力が身につき、介護職としてスキルアップできます。

給与

厚生労働省の「令和3年度介護従事者処遇状況等調査結果(p144)」によると、常勤介護職員の平均給与は31万6,610円であり、夜勤専従は夜勤手当がつくため少し高めといえます。この平均給与はすべての勤務形態の平均額であり、手当額も含んだ結果のため、参考程度にとどめておいてください。一般的には、同じ施設で働く日勤のみの職員よりも給与は高めです。

▼関連記事
介護職の夜勤はどんな仕事?夜勤専従や求人の探し方についても解説!

状況別による夜勤専従の志望動機例文

ここでは、状況別で夜勤専従の志望動機例文を紹介します。ご自身の状況に近いものがあれば、ぜひ参考にしてください。

夜勤専従として働きながら資格取得を目指す場合

「私が御施設の夜勤専従を志望した理由は、夜勤を経験して介護職としてスキルアップしたいと思ったからです。前職はデイサービスで1年半勤務し、身体介護やレクリエーションの企画をメインに行っていました。デイサービスでの経験を活かしながら、介護業務の幅を広げたいと感じ、御施設の求人に応募いたしました。現在持っている資格は介護職員初任者研修のみですが、もし御施設に入職できたら、日中や休日を利用して実務者研修の勉強をしたいです。働きながら資格取得を目指し、介護職としてスキルアップに専念したいと考えております。」

介護の幅を広げるために夜勤専従を志望する場合

「私は夜勤専従として働いて介護の幅を広げたいと思い、御施設を志望いたしました。私はこれまでに訪問介護事業所で3年間、特別養護老人ホームで1年間、グループホームで2年間勤めてきました。それぞれ特徴や規模、利用者さまの介護度などが異なる施設で身体介護や日常生活支援、機能訓練のサポートなどさまざまな業務を担当しました。多様な経験をした今だからこそ、初めて夜勤専従として勤務し、利用者さま一人ひとりに向き合ったケアがしたいと思っております。」

生活スタイルに合わせて夜勤専従を志望している場合

「私は現在夜勤専従が働きやすい生活環境であることと、前職の夜勤業務経験を活かしたくて御施設の求人に応募いたしました。育児で3年間介護の仕事から離れていましたが、かねてより介護職に復帰したいと感じていました。子どもの保育園が決まっておらず日中に働くことは困難であるものの、夜間帯であればほかの家族のサポートを受けられるので勤務が可能です。前職では介護老人保健施設で5年間、夜勤ありの常勤として勤務していました。前職の夜勤経験も活かし、御施設の一員となって介護業務に取り組みたいと思います。」

夜勤専従の面接で志望動機以外に質問されやすい内容

夜勤専従の面接では、志望動機以外にも以下の内容がよく質問されます。採用担当者はどの質問も求職者の人柄やポテンシャル、施設とのマッチ度を見極めているもの。自身の強みやキャリアプランを整理して、回答を考えておきましょう。

  • 前職を辞めた理由
  • 介護職としての目標や今までの経験
  • 介護の資格は持っているか
  • 長所と短所

面接ではさまざまな質問が想定されるため、事前に回答をまとめておかないと焦ってしまいます。自己PRや将来の目標を問われた場合は、志望動機と矛盾がないように注意してください。介護観が一貫していないと介護職への思いにブレが生じてしまい、面接官にマイナスな印象を与えてしまいます。

まとめ

夜勤専従の志望動機は、施設の特徴や夜勤専従の働き方を十分に理解したうえで、夜勤専従への意欲や目標を伝えることが重要です。「収入を大幅に上げたい」「夜間に効率的に稼ぎたい」という理由が実際の志望動機だとしても、そのまま述べることは避けてください。

志望動機の考え方や回答にお悩みの方は、第三者に相談するのがおすすめです。介護職専門の転職エージェントであれば、プロの目線でアドバイスをもらえます。レバウェル介護(旧 きらケア)求人では、業界を熟知したアドバイザーがマンツーマンで転職活動をサポートします。応募書類の添削や面接対策も行っているので、まずはお気軽にご相談ください。

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※この記事の掲載情報は2022年5月23日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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