情報の面から介護者をサポート!「お節介士」が担う役割について

資格・試験 2017/08/02
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みなさんは、「お節介士」という言葉をご存知でしょうか?「お節介士」は、一般社団法人日本エルダーライフ協会が創設した認定資格です。介護者に必要な情報を提供する「情報サポーター」として、近年、その活躍が注目を集めています。本記事では、そんなお節介士について、解説していきます。

お節介士とは


創設の背景


日本では今、急速な少子高齢化の影響により、主要な介護者となる「家族」の絶対数が圧倒的に不足しています。2000年に施行された介護保険制度は、こうした状況を打開し、社会全体で高齢者福祉を支える仕組みを整備するために導入されました。しかし、改定の度に、サービスの細分化や料金体系の複雑化が進んでおり、「制度の難解さが有効な活用を妨げている」という指摘もあります。

「介護は家族のつとめ」という重責と、必要な情報が十分に行き届かないことで、「老老介護」や「シングル介護」の問題が深刻化しています。介護離職や閉じこもりで孤立しがちな介護者に、もっと必要な情報支援がなされるべきではないか?このような社会的ニーズを受けて誕生したのが、お節介士(ケアライフサポーター)です。

お節介士の概要


お節介士の目的は、少しでも明るく前向きな介護生活(ケアライフ)を送れるよう、介護者をサポートすること。身近な相談相手として介護者の話に耳を傾け、介護生活に必要な様々な情報を提供します。

介護の基本的な知識を身につけていても、お節介士はあくまで資格を持ったボランティアです。有料のコンサルタント業務やケアプラン作成などを行うことはできません。しかし、専門家にはない介護者と同じ視点を持っていることがお節介士の強み。身近な人への積極的な声がけで介護者の孤立防止に努め、適切な支援を提供してくれる専門機関に繋げることを目指しています。

お節介士の種類


・お節介士(ケアライフサポーター)

介護の経験者や地域福祉の関係者はもちろん、職業や資格に関係なく取得できる入門資格です。ボランティアとして、広く介護者に対し、情報提供や相談のきっかけ作りを行います。

・ケアライフアドバイザー

地域での介護者支援の活動のリーダー的として各サポーターに情報を提供したり、介護者支援のセミナーなどを開催したりすることができます。

また企業などで、介護休暇の取得方法や介護と仕事の両立など、働き方に関する相談やアドバイスを行います。

資格の取得方法


養成講座の内容


【ケアライフサポーター(お節介士)】

お節介士の役割は、介護者と同じ家族の目線で、必要な介護情報を提供することです。講座では、介護保険制度の基礎知識と利用者の立場に立った活用方法を学ぶとともに、専門用語を使わずに分かりやすく伝える力を養います。

・講座時間:180分
・講座内容
1.介護保険制度
2.介護にかかるお金とその他の介護サービス
3.介護と住まい

資格取得のメリット


1.「お節介士」の活用方法

学んだ知識は、自分自身の暮らしはもちろん、地域や職場など、身近にいる介護者のために役立てることができます。また、日本エルダーライフ協会は、介護家族支援サポーターのマッチングサイト「ファミリーサポーター」の登録団体です。お節介士の資格を取得後、所定の研修を受けることで、介護家族支援サポーターとして活躍することができます。

2.日本エルダー協会からのフォローアップ制度

資格を取得して、日本エルダー協会に会員登録をすると、以下のようなフォローアップを受けることができます。

・「お節介士」認定証の取得
・勉強会、交流会への参加
・講演会、会員セミナー案内
・会報・高齢者向け月刊紙を毎月送付
・メールでの相談受付

3.上級資格への道

「お節介士」は介護者サポートの入門資格です。もっと介護に関する知識を深めたいという方には、「ケアライフアドバイザー」「お節介士養成講師」などの上級資格が用意されています。いずれも、研修と試験(筆記・実技)を受けることで、取得することができます。

日本エルダーライフ協会とは


一般社団法人日本エルダーライフ協会は、自分自身の介護を考える方を含め、介護を担う「介護者」を支援し介護する人と介護を受ける人がともに幸せな社会を目指しています。

【主な活動内容】

1.認定事業

「お節介士(ケアライフサポーター)」「ケアライフアドバイザー」など、介護者サポーターの育成および認定を行っています。
市町村が主体となる介護者支援ボランティア「地域版お節介士」の養成事業(受託事業)


2.セミナー・講演会の企画運営

介護事業所や一般企業、専門資格をお持ちの方を対象に、さまざまな研修および認定を行っています。

・介護事業所向け職員研修
・企業向け介護保険講座
・介護研修「高齢者住宅の知識と選び方」
・各種専門家向け研修「介護の基礎知識」

3.市民講座の企画運営

分かりにくい介護保険制度の理解を深め、将来の介護生活に備えるための一般講座も開催しています。

・介護そなえ塾「介護保険の上手な使い方」
・介護そなえ塾「介護予防と認知症予防」
・講演「介護家族と介護の暮らしを考える」

<問い合わせ先>

一般社団法人日本エルダーライフ協会
住所:〒530-0001 大阪市北区梅田1-11-4 大阪駅前第4ビル 9F
電話:06-6105-0421 FAX:06-7635-7913
HP:http://elder-life.org

身近な方に、必要な介護情報をお届けするお節介士。
介護が必要になる方が増えていくこの世の中で、これから必要となってくる存在かもしれません。介護福祉士の資格をとるまではいかなくとも、介護ケアについて知識を深めたい方は、お節介士の資格を視野に入れてみてはいかがでしょうか。

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