災害時の介護現場の問題点と対策について

ニュース 2016/08/01
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事前の備えは十分か?


誰にとっても地震や大雨による災害は他人事ではありません。介護士にとってもそれは同じこと。万が一の事態に備えて、日頃から災害時の対策について、十分な予行演習や訓練を行うことが求められます。介護現場で最も困ることは、物資の不足です。なかでも不足して最も困るものが、水ですよね。飲用水はもちろんのこと、身体や陰部の清潔を保つために介護において必要なものです。普段私たちがどれくらい水を使って生活しているか、災害を通じて実感したという人は多いでしょう。

災害時には、普段のように水を使うわけにはいきませんから、代わりとなるものを用意しておく必要があります。ウェットティッシュは水を使わずに様々なことに使用できる便利なアイテムです。排泄時の陰部清拭だけでなく、口腔ケアへの使用や、ちょっとした身体清拭にも使用可能な優れものです。

また、電源も日頃から確認しておきたいポイントです。特に介護現場に常時酸素吸入が必要な人がいる場合、必ずチェックしておきましょう。基本的に施設であれば非常電源が設置されているはずですから、よほどのことがない限りは大丈夫なはず。避難所へ移動した際にどうするかを事前に話し合っておきましょう。


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避難所でのADL低下を防ぐ


避難所では、介護が必要な高齢者も、多くの人と同じような不自由を我慢せざるを得ないでしょう。それは仕方のないことですが、一方でできる介護もあります。それは避難所でのADLの低下を最低限度にとどめることです。普段は歩ける人が避難所に車椅子で連れてこられ、そのまま車椅子生活を送っている。そんなシチュエーションは防がなければなりません。避難所ではできることも限られてきますから、できることを最大限行う努力をしたいものです。

また認知症のある方にとって、環境の変化は症状を悪化させる要因になります。認知症介護に対して周囲の理解を得ることは難しく、介護者のストレスは多大なものになります。避難所の中でもできる限り安心して過ごせる環境(顔見知りが近くにいる、トイレが近い、周囲に認知症に理解のある人がいる、など)を作ってあげる必要があるでしょう。介護者の負担を軽減するサポートも忘れてはいけません。

ボランティアの有効活用


災害時には多くのボランティアの方が被災地に駆けつけてくれます。とはいえ、ボランティアは組織立っていないことも多く、現場で何をしたらいいのかわからず困惑している人も少なくありません。介護士はそんなときに率先してボランティアをまとめる役割も期待されています。誰にどんな介護が必要なのか、正確な指示を出すことで無駄が生じず、被災地での活動も効率的なものとなります。現場のリーダーとして、自分の担当する要支援者たちがなにを求めているか、はっきりと伝えられるように日頃から訓練しておきたいですね。

介護士としてできること


災害時に活躍するのは被災現場の介護士だけではありません。全国各地の介護施設は、災害時に協力することとなっています。被災地へ介護労働力としてボランティアに行ったり、あるいは施設に残って被災した要介護者を受け入れたり…。介護士にできることは数多くあるのです。災害時には自分の無力を嘆くのではなく、今できることに集中すること。机上の空論を戦わせるのではなく、目の前の課題に立ち向かうこと。これこそ介護士としてあるべき姿ではないでしょうか。

今自分にできることを一歩ずつ、地味かもしれないけど、堅実に。介護士は社会を支える大切な仕事です。少しでもやりたいと思ったら、きらケアに登録して始めてみましょう。求人情報の紹介だけでなく、就労後のアフターフォロー体制も万全ですから、安心して始められますよ。


引用元
http://www.wam.go.jp/content/wamnet/pcpub/resources/8c686ba3-73d7-4bc8-8b6c-c0c4043519c8/dai-2.pdf

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