介護タクシーってなに?

ニュース 2016/07/08
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「住み慣れた地域での自立した生活」を推進する国の方針により、在宅介護の方が急増している近年。地域包括ケアの実現に向けて、充実した在宅介護サービスと同様に需要が高まっているのが、自宅から外出先への交通手段となる「介護タクシー」なんです。
今回は、介護タクシーとは何か、他のタクシーとどこが違うのか、利用の目的や法的条件、必要資格などについてご紹介します。


介護タクシーって?


介護タクシーとは、福祉自動車を使用したケア輸送サービスを行う車両のことです。
介護や支援を必要とする方や身体に障がいのある方など、一般的なタクシーやその他の公共交通機関を利用することが困難な方を対象に、移動や送迎などのサービスを提供する乗り物ということができるでしょう。

介護タクシーと一般タクシーの違い


介護タクシーはどんなところが一般タクシーと違うのでしょうか?
最も大きな違いは、介護タクシーには乗り降りの際の介助があることです。福祉自動車を使用しているので、車椅子や寝台のまま乗車でき、介護を必要とする方の身体的な負担を軽減することができます。介護タクシーは福祉タクシーと呼ばれることもありますが、実はどちらも通称で、「一般乗用旅客自動車運送事業(福祉事業限定又は患者等輸送事業限定)という正式名称があります。

介護タクシーと介護保険タクシーの違い


介護タクシーの中でも、介護保険を適用できるのが介護保険タクシーです。こちらの正式名称は「介護輸送サービス」といいます。
通称が似ているので介護タクシーと混同してしまいがちですが、介護保険タクシーには介護保険が適用されるため、利用者の方が負担する乗車料金が半分以下になるという大きな違いがあります。
介護保険タクシーは「要介護」認定1~5の方が利用できますが、要支援の方は利用できません。
介護タクシーは行き先に制限はありませんが、介護福祉タクシーの利用は、病院や診療所などの医療機関、市役所、銀行のような公的機関、介護施設への訪問などに限られます。観光や買い物、病院や施設への入院、一次退院、転院時などは介護保険の適用となりません。
一方、介護タクシーは通院だけでなく、日帰り旅行などのレジャー目的でも利用することができます。介護タクシーは個人的に予約をして利用できますが、介護福祉タクシーはまずケアマネージャーに相談し、ケアプランを作成してもらい、利用契約を結ぶ必要があるという点も大きな違いでしょう。

介護タクシーの条件と介護保険タクシーの条件とは


介護タクシーには介護保険の適用がないため、個人、法人を問わず、自動車2種免許があれば開業できます。
一方、介護保険タクシーを運営するためには、訪問介護事業所を開設し、都道府県もしくは市区町村に訪問介護事業者の指定申請を行い、法人格を取得する必要があります。ドライバー自身もしくは介護職員基礎研修修了者以上か介護福祉士、看護師などが在籍している必要があります。ほかにも設備、運営に関する指定基準が設けられていて、開業のための審査は厳しい傾向にあるようです。

在宅ケアの増加に伴い、介護タクシーや介護福祉タクシーは急激に需要を伸ばしています。介護タクシーは、発展性のある事業として注目されているため、今後ますます普及することが予想されます。

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