介護をするご家族には「レスパイト」が必要!息抜きのための施設利用

介護の知識 2024年7月17日
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高齢化が進む日本では、老老介護や介護疲れが問題化しています。介護による家族の共倒れや、暴力や心中といった悲しい事件に発展するケースも耳にするようになりました。介護が必要な人だけではなく、その家族の健康や生活の大切さが見直される時期に来ています。

そのためには、「レスパイト」が必要だということはご存じでしょうか?まずは、レスパイトとは何なのか見ていきましょう。

この記事のまとめ

現在のストレス度と傾向がわかる!介護職のストレスタイプ診断

目次

「レスパイト」とは

レスパイトとは、英語で一時中断、小休止、息抜きなどを意味する「respite」のこと。医療福祉の分野では、高齢者、障がい者、乳幼児などを抱える家族に対して、一時的にケアを代行し、家族に休息の時間を与えることを指します。
そのための介護代行を「レスパイトケア」と呼んでいます。

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介護におけるレスパイトの形

介護におけるレスパイトの形は以下の3つです。

ショートステイ

施設形態のひとつとして名前を知っている方も多いと思いますが、実は、ショートステイはもともとレスパイトケアのために生まれた介護サービスです。要介護の方を対象に、数日~数十日の宿泊利用ができるようになっています。

デイサービス

デイサービスを利用することでも、半日のレスパイトケアを行なうことができます。さらに近年は、宿泊にも対応するデイサービスも登場してきました。日中はデイサービスを利用し、そのまま夕食、就寝という形を取ることが多いようです。

レスパイト入院

医療行為が必要な方は、介護施設での対応は難しくなってしまいます。この場合は、レスパイト入院に対応している病院を利用するのが一般的です。病院を利用する場合は、医療保険が適用されます。

レスパイトケアが抱える問題

レスパイトケアが抱える問題は以下の2つです。

余暇のための利用をためらってしまう

レスパイトは介護者である家族の心身の健康のために必要な時間ですが、責任感の強い家族の場合、介護を放棄しているように感じてしまうケースがあるようです。特に、旅行やレジャーのために利用することには抵抗があるという声がよく聞かれます。介護を受けているご本人も、いつもと違う環境に置かれることに不安を訴えたり、認知症のためにレスパイトケアに必要以上に強い抵抗を示したりする場合があります。

しかし、このようなタイプの家族ほど、家庭内で介護の問題を抱え込んでしまう危険性があり、レスパイトケアを必要としているのではないでしょうか。ケアマネージャーと家族が、利用者の方の思いも含めてしっかり話し合い、適切な形でレスパイトケアを受けることが求められています。

ショートステイの予約が取れない

介護施設の不足は深刻な問題となっていますが、ショートステイも例外ではありません。年末年始やゴールデンウィーク、お盆期間などは非常に混雑していて、数ヶ月前から予約が埋まっていることも珍しくないようです。また、リピーターが増え、特養などへの入居待ちで恒常的に利用する方も出てきました。こういった現状が、冠婚葬祭や他の家族の入院、引っ越しなどでショートステイを本当に必要としている方が利用できない、という事態を招いてしまっています。

ショートステイの予約が取れなかった場合は、デイサービスが提供する宿泊サービスなどを利用することになります。ただし、デイサービスの内容は介護保険の適用内ですが、デイサービスで提供される宿泊については介護保険外のサービスとなります。料金は利用者の方の自己負担となるほか、設備の基準についてもまだ決められていません。

医療ニーズ、認知症の受け入れに応えられない

レスパイト入院を受け入れている病院は、それほど多くありません。しかし、ショートステイなどの介護施設では、専門的な医療ニーズに応えるのは難しくなっています。看護師を置いている施設であっても、夜間は不在だということで受け入れを断らざるを得ないという施設もあるようです。医療と介護の両方が必要な方を抱えた家族は、レスパイトケアの受け入れ先を探すのが困難な状況にあります。この問題は、地域医療との連携を強化し、介護施設へのバックアップ体制を敷くことが解決のカギとなるかもしれません。

一方、認知症の方の受け入れについては、対応を強化する介護施設も増えているため医療ニーズほど深刻ではありません。しかし、重度の認知症の場合は、十分なケアができない介護施設もあるようです。

1970年代に、ショートステイの誕生と共に始まった日本のレスパイトケア。高齢者の増加にともなって、その重要性がますます高まっています。適切なレスパイトケアの提供には、ケアマネジメントによるソフト面、設備や制度といったハード面の両方からの改善が必要となってくるでしょう。

今回は、レスパイトケアについてご紹介させていただきました。よりよい医療福祉の充実のためには、働く側も息抜きは大切です。「もっと自分の時間が欲しい」とお考えの方は、無理のないペースで働ける週2,3日からのお仕事をレバウェル介護(旧 きらケア)で探してみませんか?
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レスパイトケアに関するよくある質問

ここでは、レスパイトケアに関するよくある質問に回答します。「レスパイトケアってどんか感じなの?」と気になっている方は、ぜひご覧ください。

ショートステイとレスパイト入院の違いは?

ショートステイとレスパイト入院には、医療ケアを受けられるかどうかという違いがあります。ショートステイは、要支援・要介護認定を受けている方が、短期的に宿泊できる施設です。介護施設なので、酸素吸入や点滴などの医療的な処置が必要な場合、対応できないことも少なくありません。一方で、レスパイト入院は、病院での宿泊となるので、医療的な処置に対応可能です。また、ショートステイには介護保険、レスパイト入院には医療保険が適用されます。

レスパイトケアを利用するときの注意点はあるの?

レスパイトケアを利用する際は、介護が必要な方の状態を把握し、利用可能な施設の予約を取ることが必要です。利用者さんは普段と違う環境で過ごすため、体調を崩したり、ストレスを感じてしまったりする可能性があります。そのため、毎回同じショートステイを利用するなど、利用者さんの心境にも配慮できると良いでしょう。介護者がレスパイトケアを利用するときは、休息という目的があることを認識することも大切。罪悪感を感じる必要はありません。

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※この記事の掲載情報は2024年7月17日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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