《臥床と離床》介護士なら知っておきたい介護用語

介護の知識 2020年2月18日
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介護職なら知っておきたい「臥床と離床」

介護や医療の現場では「臥床(がしょう)」という言葉をよく使いますが、正しい使い方をご存じでしょうか?臥床の反対の言葉は何でしょうか。こちらの記事では、介護にかかわる方なら知っておきたい「臥床」についてご紹介します!

目次

臥床とは

「臥床」とは、ベッドなどに寝ることを意味します。また、その際の姿勢を「臥位(がい)」といい、仰向けの場合は「仰臥位(ぎょうがい)」、横向きの場合は「側臥位(そくがい)」、うつ伏せの場合は「腹臥位、伏臥位(ふくがい)」といいます。

介護の現場でよく使われる「臥床介助」は、起きている状態の利用者さまを寝かせること。例えば、車いすに座っている方のおむつ交換の際に「臥床介助」を行います。

「臥床介助」と「就寝介助」の違い

臥床とよく似ていて、介護施設でよく耳にするのが「就寝介助」です。就寝介助には、歯磨き、パジャマへに着替えること、排泄の介助や、服薬など、利用者さまが臥床し、眠りにつくまでに行う一連の動作を介護士がお手伝いすることです。就寝介助の際、介護士は利用者さまをベッドに臥床させるので、就寝介助には当然、臥床介助も含まれています。

「臥床」の反対は「離床」

「臥床」の反対の言葉を「離床」といい、寝ている状態から起きることを指します。介護士がベッドに横になっている利用者さまをトイレに誘導する時、入浴のために起きていただくときなど、利用者さまが寝ている状態から、起き上がる時に行う介助は「離床介助」になります。

また、よく似た言葉に「起床介助」というものがあります。これは介護士が利用者さまを朝、起こす時に行う一連の動作のことです。朝、介護士は利用者さまの居室に行き、お声掛けを行います。そして排泄介助、更衣介助、洗面、トランス移乗などを行います。利用者さまの一日は介護士によるこの「起床介助」から始まるのです。

臥床状態が長く続く弊害

脳血管障害や骨折後など、病気やけがが原因で「臥床」の状態が長く続く「長期臥床」「安静臥床」が必要な方もいます。臥床の状態が長期間続くと、様々な器官の機能が低下し、認知症や廃用症候群などを引き起こす危険性があります

健康な人でもインフルエンザなどで1週間ほど臥床状態が続くと、体力や筋力が低下していることに気づくことがありますが、下肢の筋力は1週間で20%も低下すると言われています。特に高齢者介護では、臥床状態が長いと廃用性症候群を起こしやすく、若い人達に比べ機能回復までには時間がかかってしまいます。

過度に安静にしていたことや、病気やけがが原因で長期臥床を余儀なくされた場合、廃用性症候群の悪循環に陥り、最終的には長期の臥床状態・・いわゆる寝たきりになってしまうという危険性もあります

介護士さんにとっては臥床してくれているほうが楽…というのが本音かもしれませんが、介護施設などでは極力、利用者さまを臥床の状態にするのではなく、できる限り早期に離床し、運動器の機能向上などの介護予防を行うようにしたいものですね

まとめ

  • 「臥床」とは横たわること
  • 「臥床」の反対が「離床」
  • 臥床状態が長引くと危険な場合もある

介護に携わるなら知っておきたい「臥床」「臥床介助」について解説しました。
ぜひ日々の業務の参考にしてくださいね!

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