臥床と離床。介護士なら知っておきたい介護用語。

仕事 2016/10/18
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介護や医療の現場では 「臥床」という言葉をよく使いますが、臥床の正しい使い方とはどのようなものですか?また臥床の反対の言葉は何でしょうか。さらに臥床状態が長く続くことの害にはどのようなものがありますか。

臥床とはどういう意味?



介護用語の中には「床」に関する言葉がいくつかあります。「起床」「離床」「臥床」です。それぞれはどういう意味があるのでしょうか。介護施設で仕事をしている介護士の仕事の中に、起床介助というものがあります。これは介護士が利用者さまを朝、起こす時に行う一連の動作のことです。朝、介護士は利用者さまの居室に行き、お声掛けを行います。そして排泄介助、更衣介助、洗面、トランス移乗などを行います。利用者さまの一日は介護士によるこの「起床介助」から始まるのです。

そして、似たような介護用語に「離床介助」というものがあります。これは起き上がるという動作そのものをさして使われます。つまり、起床介助には離床介助も含まれているのです。介護士がベッドに横になっている利用者さまをトイレに誘導する時、入浴のために起きていただくときなど、利用者さまが寝ている状態から、起き上がる時に行う介助は離床介助」になります。

逆に起きている状態の方を寝かせるのが「臥床介助」です。介護の現場では、おむつ交換が必要な利用者さまが車いすに座っていることも多いです。しかし、そのままですとおむつ交換するのは介護士にとってはけっこう大変です。いったん、車いすからベッドに移乗していただき、仰向けに臥床していただく方が、介護士にとっても利用者さまにとっても楽です。そうすることを「臥床介助」といいます。つまり、単に寝かせるという動作のことを「臥床」ということから、臥床の反対の言葉は「離床」になります。

臥床とよく似ていて、介護施設でよく耳にするのが「就寝介助」です。就寝介助には、起床介助の時と同様、歯磨き、パジャマへに着替えること、排泄の介助や、服薬など、利用者さまが臥床し、眠りにつくまでに行う一連の動作を介護士がお手伝いすることです。就寝介助の際、介護士は利用者さまをベッドに臥床させるので、就寝介助には当然、臥床介助も含まれています。介護士さんや、介護士を目指している方は、離床、臥床などの介護用語の意味や使い方を覚えておくといいでしょう。


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臥床状態が長く続くことの害


介護用語で「臥床」とは、ベッドなどの上で横たわっていることをさしていましたが、長期臥床・・いわゆる安静臥床が必要な方の中には脳血管障害や骨折後など病気やけがを患っている人もいます。臥床の状態が長期間続くと、様々な器官の機能が低下し、認知症や最終的には廃用症候群などを引き起こす危険性があります。健康な人でもインフルエンザなどで週間ほど臥床状態が続くと、体力や筋力が低下していることに気づくことがあります。下肢の筋力は1週間で20%も低下すると言われています。特に高齢者介護では、臥床状態が長いと廃用性症候群を起こしやすく、若い人達に比べ機能回復までには時間がかかってしまいます。

過度に安静にしていたことや、病気やけがが原因で長期臥床を余儀なくされた場合、廃用性症候群の悪循環に陥り、最終的には長期の臥床状態・・いわゆる寝たきりになってしまうという危険性もあります。介護士さんにとっては臥床してくれているほうが楽・・なんて言うことも時にはありますが、介護施設などでは極力、利用者さまを臥床の状態にするのではなく、できる限り早期に離床し、運動器の機能向上などの介護予防を行うようにしたいものですね。

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