ページをめくる手が止まらない!秋の夜長に読みたい小説10選

その他 2016年10月7日
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秋の夜、リンリンと虫の声がする中でゆっくりと小説を読むのは贅沢な過ごし方ですよね。

そこで本記事では、そんな秋の夜長に読みたい小説を10冊厳選しました。ミステリー、SF、ホラーの3つのジャンルの小説をピックアップしたので、面白そうなタイトルがあればぜひ読んでみてください。




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目次

ミステリー小説

白夜行

白夜行
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山田 孝之主演でテレビドラマ化、堀北 真希と高良 健吾主演で映画化された東野 圭吾の長編ミステリーです。

物語は19年前に起きた質屋殺し事件に端を発します。主人公は容疑者の娘・西本雪穂と被害者の息子・桐原亮司。事件後、裕福な家庭の養女となり幸せに育てられていた雪穂の周りで次々と不可解な事件が起き、伏線を回収しながら謎が徐々に解き明かされていきます。

本作で特筆すべきは緻密な物語構成も去ることながら、主人公の2人の心情が一切描かれていない点です。それゆえに、2人がどのような想いでその選択をしたのか、想像せずにはいられません。

幻夜

幻夜
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「白夜行」の続編とされている作品ですが、作者の東野 圭吾は続編であることを明言していません。

主人公は阪神・淡路大震災の直後、殺人を犯した男とそれを目撃した女。男の名前は水原雅也、女の名前は新海美冬。秘密を共有する2人は上京して共に暮らし始めますが、美冬は雅也の知らない、ある恐ろしい秘密を持っていました。

美冬は一体誰なのか?果たして「白夜行」の続編なのか?いろいろな解釈ができる作品です。

参照:『幻夜』は『白夜行』の続編か!?

すべてがFになる

すべてがFになる
https://www.amazon.co.jp/dp/B009GXMFHI/

森 博嗣のデビュー作で、「第1回メフィスト賞」を受賞した作品です。ドラマ化、マンガ化されている人気作で、S&Mシリーズとして続編が刊行されています。※S&Mは主人公の犀川 創平と西之園 萌絵のイニシャル

14才の時に両親を殺害した罪に問われるも心神喪失で無罪とされた天才プログラマ・真賀田 四季は、孤島にある真賀田研究所で15年もの間、人前に一切姿を見せず研究を続けていました。その真賀田博士が四肢を切断され死体となった姿で犀川たちの前に現れたことがきっかけに物語が動き始めます。

この異常な密室殺人事件はどうして起きたのか?「すべてがFになる」とはどういう意味なのか?じっくり考えながら読みたいミステリー小説です。

葉桜の季節に君を想うということ

葉桜の季節に君を想うということ
https://www.amazon.co.jp/dp/4167733013

ミステリー作家の歌野晶午の小説です。「第57回日本推理作家協会賞」「第4回本格ミステリ大賞」「このミステリーがすごい! 2004年版(第1位)」「本格ミステリ・ベスト10 2004年版(第1位)」など、数々のミステリー賞を受賞しています。

主人公は「何でもやってやろう屋」を自称する元私立探偵の成瀬 将虎。物語の始まりは霊感商法事件の調査を依頼され、地下鉄に飛び込もうとした麻宮 さくらと出会って恋に落ち…といった流れです。

葉桜なので秋の季節とは異なりますが、この小説の凄さは読了後に分かるので、ぜひ最後まで読んでください。読めば数々のミステリー賞を受賞した理由が分かると思います。

重力ピエロ

重力ピエロ
https://www.amazon.co.jp/dp/4101250235

「第129回直木賞」の候補作品になった伊坂 幸太郎の小説で、加瀬 亮主演で映画化されました。

主人公の泉水と弟の春は、半分しか血がつながっていない兄弟。連続放火事件の現場の近くには、スプレーによって描かれたグラフィティーアートが残されており、兄弟はその謎に興味を持って事件を調べ始めます。

「春が二階から落ちてきた」という印象的な書き出しで始まる本作は、ミステリーでありながら家族の絆に心を打たれる作品です。

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SF小説

虐殺器官

虐殺器官
https://www.amazon.co.jp/dp/B009DEMA02

34歳という若さで亡くなった伊藤 計劃の衝撃のデビュー作です。「ゼロ年代SFベスト」と「ベストSF2007」の国内篇第1位に選ばれ、2016年冬に劇場版アニメが公開されます。

先進諸国では徹底した管理体制でテロに対抗する一方、後進国では内戦と虐殺が繰り返されている世界。アメリカ情報軍所属のクラヴィス・シェパード大尉は、虐殺の首謀者とされるジョン・ポールという男の暗殺を命じられます。

ジョン・ポールという男は本当に存在するのか?大量殺戮を引き起こす「虐殺の器官」とは一体何なのか?早逝の天才作家・伊藤 計劃が遺した、デビュー作ながら完成度の高い作品です。

新世界より

新世界より
https://www.amazon.co.jp/dp/4062768534

「第29回日本SF大賞」を受賞した貴志祐介の小説です。30年もの年月をかけて構想を練ったという本作は、上・中・下巻(文庫版)に渡る大作です。

舞台は1,000年後の日本。この世界の人々は”呪力”と呼ばれる超能力を持ち、火を操ったり物を浮遊させたりすることができます。前半は少年少女の平和な日常が描かれていますが、禁断の史実を知ってしまった主人公の早季たちは、大人たちが隠しているこの世界の歪んだ真実に気づき始めます。

貴志祐介はミステリー小説やホラー小説を得意としている作家なので、本作でも人間の暗い部分が描かれています。

時砂の王

時砂の王
https://www.amazon.co.jp/dp/B00GJMUKQW/

SF作家・小川 一水の時間遡行(タイムトラベル)SF小説です。

舞台は26世紀、未来の地球。時間遡行により人類を殲滅しようと企む謎の侵略者により、絶滅の危機に瀕している世界。人造人間である主人公のオーヴィルは人類を守るため、最終防衛ラインとなる遥か太古、3世紀の倭国に送り出されます。

侵略者たちは何のために過去にまで遡って人類を滅ぼそうとするのか?侵略者との攻防だけでなく、人造人間であるオーヴィルと人間の恋も見どころです。

夏への扉

夏への扉
https://www.amazon.co.jp/dp/415011742X/

1956年に発表され、60年経った現在も色褪せないSF小説の金字塔。

主人公のダンが飼っている猫のピートは、冬になると決まって夏への扉を探しだします。結婚話まで持ち上がっていたベルに裏切られ、職を失い、失意の中にあったダン。さらに復讐の返り討ちにあって冷凍睡眠をさせられてしまい、目覚めたのは200年後の世界。

タイムトラベルをテーマにした作品ですが、難しいSFではないので普段SFを読まない方でも読みやすいかと思います。猫好きの方にもぜひ読んで欲しい作品です。

旅のラゴス

旅のラゴス
https://www.amazon.co.jp/dp/4101171319

1986年に刊行された筒井 康隆のSF小説です。

舞台は高度な文明を失い、その代償として人々が超能力を身につけるようになった世界。主人公のラゴスは生涯をかけて世界を旅する中で、集団移転や壁の通り抜けなどさまざまな体験をし、個性ある超能力者たちと出会います。

本作はSFの世界が舞台ですが、ラゴスの少年期から老年期までの物語が描かれている、言わば一人の男が過ごした人生の物語です。

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ホラー小説

クリムゾンの迷宮

クリムゾンの迷宮
https://www.amazon.co.jp/dp/4048734512

先に紹介した「新世界より」の作者・貴志 祐介のホラー小説です。

主人公の藤木 芳彦は、地球とは思えない異様な風景の大地で目覚め、傍らに落ちていた携帯用ゲーム機には「火星の迷宮へようこそ」という謎のメッセージ。プレイヤーとして命を賭けたゼロサムゲームに巻き込まれ、生き抜くために選択を迫られます。

グロテスクな内容が含まれるので、そういった表現が平気な方は読んでみてください。

白い部屋で月の歌を

白い部屋で月の歌を
https://www.amazon.co.jp/dp/4043735014

ノスタルジックホラーを得意とする朱川 湊のホラー短編集です。

2つ目に収録されている「鉄柱(くろがねのみはしら)」は、自殺用の鉄柱があるという町に引っ越してきた夫婦の物語です。そんな不気味な鉄柱があるにも関わらず、町の人々は口々に「いい町だ」と言います。

一体何のために自殺用の鉄柱があるのか?どうして人々はそんな町に暮らしていて幸せだと言うのか?人間の心理を描いたホラー小説ですが、人生とは何か、幸せとは何かを考えさせられます。

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まとめ

読書の秋と昔から言われますが、夏のように暑くなく、冬のように寒くない、過ごしやすい季節なので小説を読むのにぴったりです。

涼しくなってきたので窓を開け、時折涼しい風が入ってくるのを感じながら、ゆっくり小説を楽しんでくださいね。

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※この記事の掲載情報は2016年10月7日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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