介護士のみなさんは普段、どのように認知症の利用者さんと関わっていますか?「実は接し方が正解なのかイマイチわからない…」という介護士さんも中にはいらっしゃるかもしれません。ここでは、認知症への理解を深め、介護現場で実践できる対応法などを紹介していきたいと思います。
レバウェル介護は、11月11日 介護の日に合わせて『介護の日プロジェクト2024』を始動いたしました。 本プロジェクトでは、「介護従事者の皆様に向けた感謝のメッセージ」や「介護従事者が働く中でやりがいを感じる瞬間のエピソード」を掲載した『介護の日特設WEBサイト』を期間限定(1/31まで)で公開いたします。
・介護の日特設WEBサイトはこちら:
https://lp.job.kiracare.jp/kaigonohi/2024
目次
(1)認知症の方とのコミュニケーション
認知症の方とのコミュニケーションの取り方でお悩みの介護士さんに、目を通してほしい記事を見つけたので紹介します。
その記事がこちら、《認知症の方とのコミュニケーション》。
ここでは、まず認知症の方に自分の方へ注意を向けてもらうことが大切だと説かれています。
その理由として、自分に注意を向けてもらえなければコミュニケーションを取ることが難しいからなのだとか。
そこで、認知症の方の視界に入ったり、身体に触れたりすることにより、選択的注意が働いて自分に意識を向けてもらえるようになるそうです。
「反応がないから認知症だ」とすぐに結論付けるのではなく、自分にちゃんと意識が向いているかや、難聴になっていないかどうかの確認を忘れないようにしたいですね。
また、話し方としては、普段よりも大きな声でゆっくりと、単語で区切って話すと理解してもらいやすくなるといいます。
そうすることで認知症や難聴の方でも話の内容が理解しやすくなり、スムーズなコミュニケーションが成り立つとのこと。
「あまりスムーズな話ができていない…」という介護士さんは、こちらを意識してみると理想的なコミュニケーションができるようになるかもしれませんよ。
その他にも、上記の記事ではコミュニケーションに困ったときの話の切り出し方についても触れられていましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
『ひとにやさしくじぶんにやさしく』というブログはくるみやさんが運営しており、介護に関する記事を中心に更新が行われています。
介護の現場に役立つ情報が豊富にエントリーしているので、お仕事に活かしてみてはいかがでしょうか。
【参照元】
⇒認知症の方とのコミュニケーション | ひとにやさしくじぶんにやさしく
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(2)認知症の正しい接し方|間違った接し方は症状を悪化させることも
「認知症の方とどう接するべきか」
というのは、介護に関わる多くの人が対峙する課題ではないでしょうか。
そこで今回注目したのが、大阪エリアを中心とした老人ホーム検索サイト『いいケアネット』の中にある、”シニアライフアドバイザーが答えるQ&A”というコラム。
その中の《【認知症の正しい接し方】間違った接し方は症状を悪化させることも》という記事では、シニアライフアドバイザーの知識を元に、認知症の方への正しい接し方がまとめられていました!
記事で、まず注意事項として書かれているのが「間違った接し方の危険性」。場合によっては、認知症の方の症状を悪化させてしまうケースもあるのだそう。
そこでここでは、「叱ってはいけない」「ストレスを与えない」「放置しない」など間違った接し方のケースが挙げられており、その理由がわかりやすく解説されています。
さらに、認知症の方の気持ちを理解し、適切な対応をするためには、以下の4つのポイントを心がけるのが大切なのだとか。
・気持ちを理解し、受け入れる
・本人のペースに合わせる
・ほめる、感謝する、相槌を打つ
・スキンシップ、アイコンタクト、ジェスチャーを使う
いかなる時でも、相手に寄り添った思いやりのあるケアをすることが、必須であることが窺えますね。
認知症の方に関わる介護士さんは、ぜひ上記の心がけを実践してみてくださいね。
その他に、認知症の方が取る行動への対処法も書かれています。
「同じ言葉を繰り返す場合」「攻撃的になる場合」など、よくある事例における的確な対応がわかるので、こちらもしっかり一読されることをオススメします。
【参照元】
⇒【認知症の正しい接し方】間違った接し方は症状を悪化させることも | いいケアネット
(3)認知症が増えている高齢者施設での声掛けや対応
「認知症の方が何かを訴えてきた場合、それを真っ向から否定するのではなく、本人を傷つけずに安心させることが何よりも大切」
そう説かれているのが、こちらの《大事なのは傷つけない事!認知症が増えている高齢者施設での声掛けや対応》という記事。
例えば、食事の際にご飯を残したとしてもそれを無理に食べさせず、明日は食べるように優しく促すことで利用者さんの頑張る気持ちを引き出すことができると記述されています。
一方、食事を取ったにもかかわらずご飯を食べていないと訴えてきた際には、準備をしている最中であることを話すと納得してもらえるのだとか。
もちろん、本当にお腹が空いているようであれば、飲み物や果物などを生活リズムが崩れない程度に少量あげてお腹を満たしてもらうと効果的だそうです。
記事の中では食事に関する対応方法の他、水分補給の問題やトイレの問題、徘徊の問題といったことについても語られています。
認知症の方への対応にお悩みの介護士さんは、ぜひチェックしてみてください。
しっかりと目を通して実践することによって、今まで大変だと感じていた部分が少しでも楽なほうへと変化するかもしれませんよ。
今回紹介した記事が掲載されている『高齢者の介護とレクリエーション』には、介護に関する悩み事相談やレクリエーション、脳トレの提案、食事などに関する記事がたっぷりと掲載されています。
介護ワークに活かせる情報を豊富にゲットできるので、介護士さんは一見の価値ありです!
【参照元】
⇒大事なのは傷つけない事!認知症が増えている高齢者施設での声掛けや対応 | 高齢者の介護とレクリエーション
(4)認知機能UP!
施設の利用者さんとスタッフがお互いを思いやり、支え合い、潤いのある社会を目指して運営を行っている『社会福祉法人 さわらび会』。
こちらのサイト内にある「デイサービスセンターいこい」のブログには、認知症予防や認知症ケアの参考になりそうな記事がありました!
それが《認知機能UP!》という記事です。
記事には、施設で大人の塗り絵を楽しんでいた利用者さんにスタッフがぬいぐるみ作りをすすめたところ、認知機能テストの一つである長谷川式スケールの得点が4点もアップしたというエピソードが綴られています。
手先を動かす作業が脳に良い刺激を与えることは知られていますが、それを楽しみに置き換えて、普段のケアに取り入れることは意外と難しいもの。
しかし、「デイサービスセンターいこい」では、利用者さんを注意深く観察することで、その人に合った認知症ケアを提供し、成果を上げていることが上記の記事から伝わってきます。
認知症予防やケアには、回想療法や脳トレなどさまざまなものがありますが、根気強く続けていくためには、要介護者が楽しく続けられることに着目することも重要なのかもしれませんね!
【参照元】
⇒認知機能UP! | 社会福祉法人 さわらび会
実際に介護の現場で働くことで、認知症の方や高齢者の方への理解を深めることが可能です。介護職に興味はあるけれど、未経験で不安…。という方は、まずは『レバウェル介護(旧 きらケア)』にご相談ください。レバウェル介護(旧 きらケア)では、未経験可の求人を多数ご用意しています。介護業界に詳しいアドバイザーがマンツーマンでサポートするので、安心して就活をスタートできますよ。
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