
身体介護や生活援助、デスクワーク、夜間の見回りなど、高齢者施設の利用者が安心・安全・快適に過ごせるよう、日々多くの業務をこなしている介護士。
今回はそんな頑張るみなさんへ、業務の負担を減らしホッと一息つける時間や安心を提供してくれる組織・サービスを紹介します。もっと時間や心に余裕を持って親身にケアを行いたい方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
目次
介護美容サービスRanun
大分市を中心にサービスを提供している介護美容サービスRanun。作業療法士として現場で9年間経験を積んできた長尾さんが、2021年から運営しています。
長尾さんは、美容をきっかけに担当患者がうつ病を克服し元気になった姿を見て、介護美容に興味を持ったそう。年齢や障害により諦めの気持ちを持ってしまった方々にも笑顔や元気を届けたいという想いで、同事業を立ち上げたといいます。
2023年にはNextLifeデザイン合同会社を設立。「Keep on Dreaming!」をスローガンに、誰もが夢を持ち続けられる社会の実現を目指して、日々邁進しています。
すべての人生に笑顔と輝きを届ける「介護美容」

フェイシャルエステ、手足の肌・爪のケア、メイク、ネイルなどを施す同社の訪問介護美容サービスは、経験に裏打ちされた高いスキルと安全性・安心感が特徴です。施術を行うスタッフは、医療や介護現場において豊富な経験を持ち、介護美容資格も取得しています。病気・疾病への理解が十分にあるため、重度の認知症の方や車椅子・ベッドで生活している方、神経難病をはじめとする重度障害の方への施術も可能です。
高齢者施設は外部からの刺激が少なく、部屋に引きこもりがちになってしまう方も珍しくありません。施設にいながら普段とは違う時間を過ごせる同サービスは、利用者にとって良い刺激となるでしょう。実際に、利用者同士がサービス終了後に自然とコミュニケーションを取り合い、笑顔がこぼれる時間が増えたという施設もあるようです。
また、皮膚や爪を定期的に観察することで、体の異常を早期に発見できるといいます。これは大きな病気の予防にもつながっているそうです。
施設との契約では、希望者へのマンツーマン美容や、美容・健康を取り入れたレクリエーションなどを提供しています。実施内容は事前に施設と打ち合わせしており、施設の目標や希望に沿ってメニューを組み合わせるオーダーメイドも可能です。

なお、同社は施設との契約だけでなく、施設を利用する個人・ご家族との契約(定額制)も行っています。施設への導入が難しい場合は、こういったサービスがあると利用者やそのご家族に伝えてみると良いかもしれません。
そのほか、同社は自宅で施術を受けられるサービスも提供しています。そのなかの一つである「ご自宅出張健康美容プラン」を利用した方からは、「化粧を覚えてからは人に褒められることが増え気分が明るくなることが増えました」といった声が寄せられているとのこと。これらは、QOLの維持・向上に寄与するサービスといえるでしょう。
施術メニューの詳しい内容は公式サイトに載っていますので、気になる方はぜひ確認してみてくださいね。
「介護美容」を共通点に全国からメンバーが集まるコミュニティ 介護美容DAO
同社はほかにも、全国の介護美容セラピストと繋がり、互いに情報収集・レベルアップができる場として「介護美容DAO」を展開。介護美容セラピスト同士で繋がることで、スキルアップだけでなく孤独感の解消やモチベーションの維持・向上などにも期待できるでしょう。
また、「介護美容DAO」では介護美容セラピストの教育・事業支援も行っています。有名講師やメンバーによるオフラインセミナーを開催しており、高級化粧品会社で15年以上勤めた方からシニアメイクのことを学べるセミナーや、ベテラン看護師・現役施設管理者による介護美容におけるリスク管理についてのセミナーなどが開催されています。すでに介護美容セラピストとして活躍している方はもちろん、これから始めたい方も要チェックのコミュニティです。
詳細情報
みんなの給食株式会社

みんなの給食株式会社は、埼玉県・千葉県・神奈川県の高齢者施設や福祉施設を中心に給食を提供している企業です。施設の利用者にとって重要な楽しみの一つである食事。その期待に応えるために、「手作り」「食材」「レシピの精度」「従業員満足」にこだわり、利用者やそのご家族、施設の職員など、給食に関わるすべての方が笑顔になれるように全力を尽くしています。
料理を通してみんなを笑顔にする「高齢者施設の給食」
同社の「高齢者施設の給食」の特徴は、手作りの食事にこだわっていること。手作りの食事は健康的で美味しいだけでなく、心地よいぬくもりを感じてリラックスできると考えているからです。そのため、できる限り人の手で作り、家庭料理のような味と素材の提供を目指しています。
食べる人や施設にあわせてカスタマイズも行っており、施設の職員とコミュニケーションを取って利用者の状態を把握。その情報は社内でも共有されており、献立作りや作業の見直しに役立てているといいます。

また、社内の情報共有や品質向上を目的とした「献立会議」を定期的に実施。社員の多くが参加する会議で、メニューの見直しや新メニューの考案を行っています。マンネリ化しないよう、季節に合わせ創意工夫を凝らしたバラエティ豊かな献立を目指しているそうです。
たとえば月に1度のイベント食では、節分の時期にお寿司やカニあん茶碗蒸しなどを提供したとのこと。「涙をこぼして喜んでいた入居者様も!」「食の細い入居者様が、ペロッと完食しました!」といった感想が聞かれています。
サービスを導入した施設のなかには、食べ残しが減って体重管理が楽になったという施設もあるようです。その施設では、ごはんが待ち遠しいという利用者が増え、ご家族からも「食事を楽しみにするようになって、母の表情が明るくなった」といった声が挙がっているといいます。
衛生管理を徹底している点も特徴です。第三者機関による衛生点検や入社時衛生研修、月に1回の腸内細菌検査など、独自の衛生チェック・自己衛生管理により安心して施設が利用できるように尽力しています。
それでもノロウイルスなどの感染症が発生した場合には、同社規定の感染症対応マニュアルに沿って迅速かつ適切に対処。不測の事態が起きても食事を切らさない体制を整えています。
なお、サービス受け入れの際には丁寧なヒアリングや試食会を行っているとのこと。よく吟味し納得したうえでサービスを利用できるのは嬉しいポイントといえるでしょう。
心身を健やかに保ち、笑顔の波及が期待できる同社の給食。今後、ますますの広がりが望まれます。
詳細情報
ミネベアミツミ株式会社
ミネベアミツミ株式会社は、1951年に設立された「相合」精密部品メーカーです。ベアリング、モーター、アナログ半導体、アクセス製品、センサー、コネクタ・スイッチ、電源、無線・通信・ソフトウェアの8つのコア事業を展開。同社が保有する多様な技術・製品を「相い合わせる」ことでコア事業を進化させ、それとともにその進化した製品を相合し、さまざまな分野で新しい製品を生み出そうと尽力しています。
ベッド下への設置で利用者の健康を守る「ベッドセンサーシステム」

「ベッドセンサーシステム」は、同社がこれまでに培ったセンサー技術で実現した、ベッド下に手軽に設置できる見守りセンサーシステムです。ベッドの脚下にセンサーを設置するため、施設を利用する方の視界に入りづらく、監視されていると感じさせない仕組みとなっています。センサーユニットは小型で一人でも設置でき、導入も簡単です。
同システムは、長時間の離床や転落・転倒を予防するアラーム、ベッド上での利用者の活動など、利用者の状態をリアルタイムでモニタリングします。検知した情報は、PCやナースコールと連携し、1台のサーバーで最大20床まで同時に確認が可能です。人手が減る夜間の見守りにも適しているでしょう。
また、利用者のプライバシーにも配慮しており、ベッド上での位置や体位といった利用者の状態は9種類のアイコンで表示されます。ひと目で状況がわかるため、介護士にとっても嬉しい機能です。アラームの通知レベルは3種類。利用者毎にその通知レベルや音色、離床後の発報時間などを自由に設定できます。

さらに、同システムは非侵襲・非接触でありながら、精度・分解能が高い点も魅力です。過去24時間の覚醒・睡眠・離床の活動状態や、過去3日間のアラームタイミング・離床回数・睡眠時間・覚醒時間の分析、10段階の活動量をリアルタイムで表示・記録します。参考体重もベッドに寝たままで測定が可能です。
これらのデータをもとにした分析・レポート機能を活用することで、利用者一人ひとりに合った健康管理を実現できるほか、職員間の申し送りや利用者のご家族への説明にも役立つでしょう。介護士の業務負担軽減はもちろん、インシデントの防止や利用者への適切な介護、顧客満足度の向上にも期待できるシステムです。
上記はスタンダード版の紹介ですが、機能を「参考体重測定」と「離床アラーム」の2つに絞った「ベーシック版」も提供しています。あわせてチェックしてみてはいかがでしょうか。
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