
生活や業務のあらゆる場面で、AIやロボットが導入される時代。超高齢化社会の課題解決にも、そうしたテクノロジーが有効活用されています。本記事では、コミュニケーションロボットで高齢者の生活を助けたり、介護現場の省人化を促したりする企業を紹介します。
目次
群馬電機株式会社
群馬電機株式会社は電装品生産のほか、福祉介護分野や環境分野の自社ブランド製品も手がけている企業です。誠実であることを理念とし、「技術力」「製造力」「発想力」を活かして商品づくりのサポートをしています。
高品質な製品をリーズナブルに提供できる理由とは
同社では顧客の要望をそのまま形にするのではなく、プラスアルファの価値(高品質やローコストなど)をつけて提案するマルチコラボレーションスタイルを重視してきました。最先端技術によるクオリティの高さを保持しつつ、リーズナブルな価格が実現できる点が、選ばれる理由になっているといえます。
高齢者の自立を促す「Family Communication」シリーズ

同社の福祉介護用品には、「Family Communication」シリーズがあります。同シリーズは高齢者の自立支援のために開発された、音声認識ぬいぐるみです。
Family Communicationのラインナップは3種類。ハリネズミの「おしらせハリくん」、柴犬の「おしらせハチくん」、猫の「おしらせミイちゃん」です。ぬいぐるみに呼びかけると、音声を認識して返答してきます。
あいさつはもちろん、日にちや時間などの質問にも音声で答えることができます。約500通りの音声で多彩な会話ができるため、家にこもりがちの高齢者に発語機会が生まれるのがメリットです。また、内蔵音声装置には、家族や友人の声でメッセージを録音することも可能。服薬や玄関のカギ閉めなど、日課の注意喚起に役立ちます。
各ぬいぐるみは、国内の工房で熟練した職人が制作しています。肌触りが良く、耐久性も兼ね備えているのが特徴です。孤独感や精神不安を抱えがちな高齢者にも、可愛らしい「家族の一員」として長く愛用してもらえるでしょう。

高齢者に安心と笑顔をもたらす「時間だよ! おしらせとうばん」

同社の「Family Communication」シリーズには、録音と再生機能に特化した「時間だよ! おしらせとうばん」という、主にお知らせをしてくれるぬいぐるみがあります。
ぬいぐるみには、犬・猫の2タイプがあり、最大10件の音声メッセージを録音でき、曜日や時刻を設定すると自動で3回再生される機能が設けられています。
たとえば、服薬やゴミ出しといった忘れがちな日常のことに対して「薬を飲む時間だよ」「燃えるゴミを出してね」と、家族が音声録音し日時設定をしておくと、それが決まったタイミングで再生されるという仕様です。
家族が昼間留守がちな家の高齢者や、家族と離れて暮らす高齢者へのメッセージを子供や孫が録音し渡しておくだけで、タイミング良くお知らせできるため、お互いにとって安心感があります。しかも、聞き慣れた家族の声でメッセージが流れるため、自然と温かい気持ちになり笑顔が生まれることでしょう。オルゴール音で時刻を知らせる機能と併用すると、より生活リズムが整いそうです。
なかには、家族間だけではなく、介護施設の入居者さんへの声掛けとして導入しているところもあるります。可愛らしいぬいぐるみから流れるおしらせメッセージに、入居者の方も思わず笑顔になるとの声が寄せられているようです。施設における食事や入浴、排泄などへの促し効果も期待できるでしょう。
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ユニロボット株式会社
ユニロボット株式会社は「『モノと心を通わせる』を当たり前にする。」というミッションのもと、コミュニケーションロボットの開発や製造・販売、AI電話サービスの開発・販売等を行っています。人々の日常をより豊かなものにするべく、技術力による新たなコミュニケーションスタイルの創造を使命に事業を運営しています。
「モノと心を通わせる」のが当たり前の世の中を目指して
同社は、人とモノとの間で心が通い合える世界観を思い描いています。各業界の人材不足、テレワーク推進といった社会背景を鑑み、省人化、業務改善、コスト削減、非対面のサービスを実現できるよう、コミュニケーションテクノロジーを通じた新しい価値を提供することが同社の目標です。
コミュニケーションロボット「unibo(ユニボ)」

unibo(ユニボ)は、同社のコミュニケーションロボットにおけるフラッグシップモデルとして開発されました。言語と非言語の両方でコミュニケーションをとる機能を備えているのが、unibo(ユニボ)の特徴です。
タッチディスプレイ搭載により、静止画と動画を交えた情報量が多いコミュニケーション、騒がしい環境でもタッチパネルの操作によるコミュニケーションが実現します。また、クラウド上の顔認識と感情解析エンジンとも連携しており、パーソナライズ性にも優れます。ユーザーを識別しつつ、そのときの感情に配慮しながらコミュニケートすることも可能です。
ソフトウェア開発キット「Skillcreator」を用いれば、応答シナリオの制御もできます。外部のシステムやデバイスとの連携にも対応しているため、複雑なコミュニケーションをとるためのカスタマイズに長けているといえるでしょう。
unibo(ユニボ)なら事業・業務内容に則したアレンジや機能拡張が可能であり、介護施設でも業務の省人化、業務改善、コスト削減、非対面のサービスが図れそうです。

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株式会社レイトロン
株式会社レイトロンは、特定用途向け半導体やシステムLSI、電子機器などの設計・開発を行う企業。自社テーマとしているのは、音声・映像・無線通信の分野です。産学連携でアルゴリズムの研究と開発に取り組み、同社ならではの要素技術を生み出してきました。
雑音に強く高度な音声認識率を誇るエンジン「VoiceMagic」とは
同社の製品には、音声認識エンジン「VoiceMagic」が搭載されています。雑音に強く、マイクから2~3メートルほど離れていてもしっかりと音声認識できるのが、同エンジンの利点です。
音声認識コミュニケーションロボット「Chapit」

Chapitは、会話で生活をサポートするコミュニケーションロボットです。VoiceMagicにより、生活雑音がある環境下で離れた場所からでも人の言葉を聴き取ることができます。普通の速度で話しかけることで音声を認識する「自然フレーズ音声認識方式」を採用しているため、友達感覚での会話が可能です。
従来のコミュニケーションロボットは、話しかける前にスイッチを押したり手を叩いたりして起動させる必要がありました。しかし、Chapitはスイッチレスで、こちらから話しかければすぐに音声を認識して会話が始まります。自然な形でコミュニケーションをとれるのが魅力です。

高齢者の日常生活に有用な機能としては、タイムサポートが挙げられるでしょう。食事や入浴はもちろん、服薬時間のお知らせにも活用できます。Chapitで生活リズムを整えることは、体のバイオリズム調整と健康維持につながるかもしれません。
また、レクリエーション機能では、クイズモード・計算モード・暗記ゲーム・チャレンジモードの中から好きなレクリエーションを選択できます。高得点を目指し、楽しみながら取り組めます。
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