介護現場で働く人と高齢者の健やかな生活をサポートする組織

介護のアイデア 2024年2月27日
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本記事では、注射針による感染症・事故の予防を徹底する注射針廃棄容器を開発した企業、シニア世代にデジタルツールで豊かな日々を提供する法人、脳を休息させるヘッドマッサージの手技を広めているスクールを紹介します。
介護現場で働く人の安全と安心、高齢者の健やかな生活をサポートする取り組みやスキルに、ぜひご注目ください。

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目次

有限会社グッツール

大阪府茨木市に拠点を構える、有限会社グッツール。1998年の設立以来、オリジナル製品を通して主に医療・介護分野に貢献してきました。
社名の「グッツール」は「good tool=良い道具」というフレーズが元になっており、「良い道具を考え続け、より安全・安心・便利な製品を提供する」という同社の想いが込められています。

注射針廃棄容器「キーパー2つむぎ」

▲画像提供:有限会社グッツール

多くの高齢者が生活を共にする介護施設では、注射針など徹底した安全管理が必須です。使用済みの注射針は感染性廃棄物として取り扱い、適切な廃棄が必要とされています。
介護の現場においてはインスリン注射の介助をすることもあります。インスリン注射針の廃棄は課題となっており注射そのものは医療行為なので介護士が携わることはありませんが、針の準備や後片付け等の介助をする場合は正しく安全に廃棄できるように施設としての廃棄容器の準備も必要でしょう。

同社の注射針廃棄容器「キーパー2つむぎ」は、このようなリスクを軽減する一翼として開発されました。
特徴は一番多い針刺し事故であるリキャップ時に対応したリキャップホール。インスリン注射針を安全に廃棄するための同社の特許です。ホール部分に針ケースを置くことで片手でキャップでき針刺しリスクを軽減します。注射後の針ケースを両手でキャップする際に錯視によって自分の指に誤って刺してしまうという事故が実際に一番多く、針刺しによる感染のリスクを軽減するために開発されました。また針の落下時や飛散時などキャップをしていれば感染リスクを抑えることができます。使い方も簡単で分かりやすく誰にでもすぐに使えます。そして2つめの特徴は容器のカラー。目に入りやすくも優しい雰囲気のピンク色を採択。施設内の明るい雰囲気を損なわず、安心・安全に寄与してくれます。優しいピンクは高齢者や介護者の心を癒してくれる色彩の効果もありピンク色にも同社のこだわりがあるそうです。

▲画像提供:有限会社グッツール

介護士が安心して介助する環境づくりは施設利用者やご家族にとっても大切なことです。その一方で、予防徹底が業務効率を下げたり負担になることもあるかもしれません。同製品は、それらの懸念も払拭し、健全な環境をもたらしてくれるツールとして期待できるでしょう。

詳細情報

注射針廃棄容器「キーパー2つむぎ」

NPO法人 日本シニアデジタルサポート協会

NPO法人 日本シニアデジタルサポート協会は、デジタルツールを用いたシニアのコミュニケーションをテーマに活動を行っています。
この事業アイデアは、以前訪問看護師をしていた同協会代表の玉井氏の経験から生まれました。シニアのデジタル格差をなくし、オンライン交流を図ることで高齢者の孤独感を軽減。より豊かな日々を過ごしていただきたい、という想いで臨んでいます。

遠方に住んでいても大丈夫 オンライン学級会

▲画像提供:NPO法人 日本シニアデジタルサポート協会

年齢を重ねると足腰が弱くなり、外出の機会が減るといわれています。ひいては、人と顔を合わせて言葉を交わすことが少なくなり、孤独感が強まる方もいるようです。なかには、寂しさから食欲が減退したり、刺激が少ないため思考が緩慢になったり、日常生活に不都合が生じる方もいるのだとか。

高齢者のこのような実状を改善する一助となるのが、同協会が提供する「オンライン学級会」です。
代表の玉井氏が主催者となり、シニア世代が集うWeb会議を開催。参加者は自宅や施設にいながら、多くの人と会話が楽しめるというサービスです。「学級会」と名付けられたWeb会議では、設けられたテーマに関して参加者それぞれが意見を述べたり、若い頃の微笑ましい思い出を語ったりします。
また、月に1度ゲストティーチャーを招く回では、さまざまな興味深い話を聞けるため、多くの方が心待ちにしているそうです。
オンデマンド配信を提供しているのもポイント。体調が優れない、施設行事と重なったというときでも、あとからゆっくりと見返せます。

実際に参加した方からは、「みなさんの発言を聞いているととても前向きで刺激になります」「家から参加できるので、天候や感染症が気にならないです」「私の今の人生の楽しみです」など、ポジティブな声が聞かれます。

スマホやタブレットがあれば自宅や施設からでも参加できるという手軽さに加え、他者との出会い・会話・傾聴による脳への刺激も期待できる同サービス。介護施設での導入はもちろん、訪問介護の際のアドバイスとしても役立ちそうですね。高齢者の人生を豊かにするツールのひとつとして、ますますの広がりが望まれます。

詳細情報

オンライン学級会

BRAIN HEAL HEAD COLLEGE

名古屋市に拠点を置く、BRAIN HEAL HEAD COLLEGE(ブレインヒールヘッドカレッジ)は、ヘッドマッサージのセラピストを養成するスクールです。
独自の「ブレインヒールヘッドタッチ®」を、人と人との“心”を繋ぐツールとして提唱。2013年のスクール設立以来、1000名以上の受講生を送り出しています。

介護職向け「脳休ヘッドマッサージ®オンライン初級コース」

介護の現場では、高齢者をケアする際に「触れる」ことの大切さがよく挙げられます。ひとつは、着替えや歩行の介助時に手を添えるといった身体的な面からの必要性。もうひとつは、会話をしながら相手の背中・肩・手などにそっと触れることで、親しみをあらわし気持ちをほぐすという心理的な効果が一般的に唱えられています。

これらの「触れる」技術を心身共に効果をもたらすよう活かされているのが、「ブレインヒールヘッドカレッジ®」が提唱する「脳休ヘッドマッサージ®」です。
脳の緊張を緩和し休息させることを目的とし、頭皮や髪に負担をかけないソフトタッチで行うのが特徴。施術を受けながら寝てしまうほど、リラックス効果が期待できるそうです。

▲画像提供:BRAIN HEAL HEAD COLLEGE

同スクールでは、介護職の方へ向け、この手技を習得できる「脳休ヘッドマッサージ®オンライン初級コース」を設けています。このコースは、ヘッドマッサージ専門店で実際に行われている「脳を休めるためのヘッドマッサージ」をオンライン動画レッスンで学べる講座です。介護施設や訪問介護での施術を想定し、利用者さんが椅子に座った状態で行えるよう考案されています。

コースの内容は、理論編で頭のコリメカニズムを学習。技術編で、頭部への6つのマッサージ施術法を学びます。教科書は電子データでダウンロードするので、かさばることがないうえ、スマホやタブレットでいつでも見返すことが可能。動画教材はどなたでも理解しやすいよう、未経験者視点で丁寧に作られています。オンラインレッスンなので、自分のペースで学べるのも忙しい介護士にとって魅力的でしょう。また、同スクールでは全国の主要都市で出張講座も行っています。動画だけでは難しいという方はチェックしてみるといいかもしれませんね。

▲画像提供:BRAIN HEAL HEAD COLLEGE

なお、このマッサージは力技ではなく体重を乗せて行う施術法のため、マッサージを行う人の腕や手指への負担が少ないといいます。これは、体が資本の介護士にとって非常に嬉しいポイントです。
利用者さんの心身をほぐし、コミュニケーションを深められるうえ、介護士自身も笑顔でいられる「脳休ヘッドマッサージ®」。新たなスキルの習得として、「オンライン初級コース」の受講は大いに価値があるといえるでしょう。

詳細情報

介護職向け「脳休ヘッドマッサージ®オンライン初級コース」

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※この記事の掲載情報は2024年2月27日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

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