
各介護施設では入所者さんへ健やかな暮らしを提供できるよう、介護士やスタッフが日々尽力しています。当記事では、そんな施設職員さんたちの負担軽減になる製品やサービスに注目しました。入所者さんやご家族にも安心感をお届けできる良品とサービス、ぜひご参照ください。
「きらケア」は転職だけではなく、介護職の方が働く中での悩みに幅広く寄り添えるサービスになるために「レバウェル介護」として新しく生まれ変わりました。
サービスはこれまでと変わらずすべて無料で簡単にご利用いただけます。一人ひとりに寄り添った転職サポートをこれからも提供していきます。
目次
株式会社ジェイ・エム・エス
1965年の創業以来、国内外の医療現場にディスポーザブル医療機器を中心とする製品・サービスを提供してきた株式会社ジェイ・エム・エス。創業精神である「かけがえのない生命のために」を胸に、現場の課題解決および関係者の利益・幸せの実現のために、日々邁進中です。同社ならではの製品・サービスを通して、人々の生活の質を向上させ、命をつなぐことに寄与しています。
高齢者の口腔機能について
多くの人にとって、食事はエネルギーを補給する手段でもあり、生活の中の楽しみのひとつでもあります。しかし、加齢とともに食事の恩恵を十分に受けられなくなるケースも珍しくありません。その背景には、加齢により舌の力と飲み込む機能が低下してしまうという事情が見受けられるとのこと。このような口腔機能の低下は、食欲や体力の減退、外出や他者との交流の減少、ひいてはフレイルの進行を招くと危惧されています。
そこで同社は大学の歯学部と協力し、飲み込む力が不足しがちな高齢者に向けて、舌圧トレーニング用具「ペコぱんだ」と「ペコじーな」を開発しました。
嚥下訓練に舌の筋力を鍛える「ペコぱんだ」

「ペコぱんだ」は、舌と口蓋の接触力(舌圧)を強化するために開発された、嚥下トレーニング用具です。
細長い形状をしており、上部には突起したトレーニング部、下部には指を入れる持ち手部、中央には前歯で軽く噛んでトレーニング部の位置を決める溝が施されています。
使用手順は、以下のとおりです。
1.トレーニング部を指で2~3回押しつぶす
2.トレーニング部を部を舌の上にのせ、位置部を歯で軽く加える
3.舌でトレーニング部を数回押しつぶす
この舌の動きによって、舌圧を強化していきます。
また、製品の硬さは6パターンを用意。硬さや回数を工夫することで、無理なくトレーニングを進められるでしょう。
介助者がトレーニングをサポートする際は、持ち手部を掴むと安全です。トレーニング部の押しつぶしは、持ち手部伝わる振動で確認できるようになっています。
楽しみながらトレーニングを持続する「ペコじーな」

「ペコじーな」は、飲み込みに必要な⾆の筋⼒を鍛えるトレーニングデバイスです。スマートフォンやタブレットとBluetooth接続し、専用アプリをダウンロードして使用します。
特長は、釣りゲームや下駄飛ばしゲームを通して⾆のトレーニングができるという点。舌圧レベルが表示されるので、楽しみながらも目標意識や達成感を持てるといいます。
また、実際に導入している施設からは「ご利用者様が意欲的に取り組んでいる」「ゲームにより利用者の皆さんと楽しくコミュニケーションが図れる」といった声が寄せられています。
口腔機能の訓練に期待ができる上記2つの製品。導入を検討してみる価値が大いにあるといえるでしょう。
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株式会社ゴトウライフクリエイション
京都に拠点を構える、株式会社ゴトウライフクリエイション。スピードとフットワークを強みに、福祉介護用具や介護予防福祉用具の製造・販売・貸与、住宅の改造・リフォーム工事の請負、スポーツ用品の販売などの事業を展開しています。
「スポーツのカラーを活かして介護業界を明るくする」がコンセプトの同社は、自社オフィスもひと工夫。卓球台やボルダリングスペース、1F~2Fを行き来できる登り棒を設け、健康増進とコミュニケーションの活性化を図っています。
家電・家具レンタルサービス「カリ家具」

高齢者施設に入所する際、個室で使用する家電や家具といった身の回り品を一から揃えるのは、本人はもちろん家族にとっても大変です。仮に施設側で揃えるにしても、入所者それぞれの体格や状態に合うものを選ぶのは難しいうえ、コストもかさむでしょう。
同社ではそんな困りごとを解決するべく、高齢者施設に入所する方に特化した、家電・家具のレンタルサービス「カリ家具」を提供しています。
このサービスの特長は、レンタル契約者が入所者もしくはその家族なので、施設側に費用の負担が生じないということ。それでいて施設側にもさまざまなメリットがあるので、サービスの詳細とともに紹介していきます。
「カリ家具」では、レンタル料を定額設定しています。家電や家具をいくつ借りてもレンタル料は一律、いわゆる「定額借り放題」ができるとのこと。1品からでもレンタルできるうえ、途中で商品を増やすことも可能です。施設に入る際、入所者や家族があれこれ購入しなくて済むのはもちろん、身体の状態に応じて追加・変更できるというのが嬉しいポイントでしょう。
商品は、ベッド・チェスト・テーブル・イス・テレビ・電子レンジ・洗濯機・雑貨、そのほか生活に必要な品をひととおり取り揃えています。質や安全性も重視し、家具は福祉用具専門相談員がデザインし、理学療法士が監修を行った高齢者向け家具「リハ家具」を導入。家電は全て国内メーカーを優先して提供しています。
また、納品・引上・交換・退去時の処分もすべて同社が速やかに行うので、家族や施設に負担が生じることはありません。遠方のご家族にとっては、このうえない安心といえるでしょう。施設側にとっても、次の部屋として早期回転が可能になるという利点があります。

自身や家族が施設に入所するというのは、多くの人にとって不安や金銭的な心配を伴うものです。そんな方々に対し、施設側が「当施設ではレンタル家電や家具が利用できます」とお話することで、気持ちを和らげられるのではないでしょうか。ひいては、それが施設のアピールポイントになるかもしれません。
現在、同社はより多くの方にサービスを提供できるよう、全国展開に向け準備中です。このサービスについて、もっと知りたい介護関係者は、同社が運営する動画チャンネル「福祉用具屋さんチャンネル」や「進撃のカリ家具」をチェックしてみてください。
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株式会社MEDIROM MOTHER Labs
株式会社MEDIROM MOTHER Labsは、ヘルステック事業を展開している企業です。同社のグループであるメディロムグループは、予防から医療まで一貫してサポートすることに注力。リラクゼーションスタジオ「Re.Ra.Ku 」の運営、ヘルスケアアプリ「Lav®︎」や見守りシステム「REMONY」の提供などをとおして、老若男女あらゆる方々の健やかな日々を支えています。同社は充電不要の活動量計「MOTHER Bracelet ®︎」を利用した見守りシステム「REMONY」を開発し、介護・流通などの事業者で提供されています。
「愛と思いやりに溢れた社会の実現」を理念とする同社。その温かい姿勢が、多くのユーザーから支持されています。
24時間遠隔体調見守りシステム「REMONY」

介護に携わっている方々にとって、対象の高齢者を細やかに見守るのは当然のことです。しかし、日々の業務に滞りなく対応しようとすると、どうしても側にいられなかったり、目を離さざるをえなかったりすることもあるでしょう。介護のプロである介護士でもそのような懸念があるのならば、高齢の親と離れて暮らす子世代の方々はなおさら心配かもしれません。
そんな声を解決に導くのが、同社が提供する見守りシステム「REMONY」です。これは、対象高齢者のバイタルデータをもとに、体調不良や緊急事態を遠隔にて早期発見するというシステムです。
データは、同社が開発した腕に装着するスマートトラッカー「MOTHER Bracelet®︎」から、自動で取得。非常事態を検知すると、アラートが介護事業者のPC管理画面に表示されると同時に、事前に登録した家族や介護士の携帯電話へショートメッセージが送信されます。
非常はあってはなりませんが、万が一を想定して備えておくことはとても大切です。このようなシステムを導入している施設というのは、そこに勤務する介護士はもちろん、入所者や家族へも大きな安心をもたらすでしょう。
スマートトラッカー「MOTHER Bracelet」とは

スマートトラッカー「MOTHER Bracelet」とは、腕に装着するタイプの活動量計アイテムです。健康状態を把握するために必要な「歩数・睡眠・体表温・心拍数・消費カロリー」を常時計測。リアルタイムで専用ゲートウェイから、「REMONY」に反映されます。
特筆すべきは、24時間365日充電不要という点。体表温と外気温の温度差で発電する仕様のため、取り外して充電する手間が要りません。つまり、計測できないダウンタイムが生じないということです。
従来の一般的な活動量計は電池式や充電式が多く、どうしても見守りに空白の時間が発生していました。もし、活動量計を外している間に心拍の異常や転倒があると、それを検知することができません。これでは活動量計による見守りの意味が無くなってしまいます。
同製品はその懸念を一掃。腕に装着している限りは、絶え間なく計測し見守ることが可能です。
また、正確なデータを計測・把握できるよう医師監修のもと製作されているので、使用する高齢者や事業所にとっても安心です。
「気づかぬようにさりげなく、いつも体調を見守ってほしい。そして、美しくも、優しいデバイスであってほしいと考えて、MOTHER(母親) という名前を付けました。」という同製品。Made in Japan のデバイスとして、世界に広まっていくことが期待される製品です。
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