
高齢化が進む日本。そのため日本には高齢者の暮らしを支える製品がたくさんあります。今回はその中から、関西に本社を置き、全国へ製品を届けている企業をピックアップしました。いずれの企業も50年以上続いており、確かな信頼と実績が特徴です。
介護士もこれらの企業が提供する製品を知っておくと、介護施設への導入や訪問介護時のアドバイスなどにつながるでしょう。
目次
泉株式会社
泉株式会社は、大阪府に本社を構え、医療関連、環境/省エネルギー関連、IT関連の3分野に注力して事業を展開している企業です。ユーザーのニーズを掴む商社機能を同社が担い、最先端技術を持つグループ会社がメーカー機能を受け持つことで、ユーザーの声を聞いてから製品を届けるまでスピーディーに対応。1947年に創業してから積み重ねてきた充実した製品や会社の信用力を強みに、製品に付加価値を付け、新しい市場の開拓に取り組んでいます。
介護施設の面会やレクにロールアップパーテーション

複数の方が同じ時を過ごす介護施設では、感染症がまん延しやすいという問題があります。感染経路は感染症によりさまざまですが、代表的なものの一つは咳やくしゃみ、つばを介した飛沫感染です。主に、インフルエンザや肺炎、ノロウイルスなどがこの経路で感染すると言われています。これらは最悪の場合、命を落としてしまう危険性もあるため、どの介護施設も感染対策には重々気をつけていることでしょう。
そんな感染対策をより強固なものへと導いてくれるのが、同社が提供する飛沫防止用モバイルタイプのパーテーション「ロールアップパーテーション」です。
介護施設ではリハビリや利用者間の交流を目的として、レクリエーションを行っています。また、利用者の家族や友人をはじめ、介護施設に訪れる方も多く、そうしたレクリエーションや面会により感染を広げてしまう例がたびたび見られます。さらに食事中はマスクを外すため、その時に感染してしまう例も多いです。その点、パーテーションを設置すれば、飛沫がパーテーションで遮られるため、感染のリスクを下げることができます。
パーテーションは最大で幅1,800mm、高さ2,100mmと、ゆとりのあるサイズです。高さに関しては調節機能が付いているため、立っている場合や座っている場合など、状況に応じて細かく調整できます。

そのうえ、モバイルタイプのパーテーションであることから、必要なときに必要な場所へ、一人でも簡単かつ手軽に設置が可能。使わないときはコンパクトに収納でき、場所も取りません。利用者の人数に日々変動があるデイサービスや、急な来客が予想される施設では特に役立つでしょう。
詳細情報
柏原加工紙株式会社
柏原加工紙株式会社は、兵庫県に所在する加工紙メーカーです。多品種少ロットに対応しており、お客様のニーズに合わせて製品を加工する「一品一仕様」をモットーに掲げています。製品の多少にかかわらず、北海道から沖縄まで全国のユーザー・業社に製品を発送。直送先は2,000社を超えています。
クルクル花ぐるまキット

「クルクル花ぐるま」は、クルクル回る花のインテリアキットです。1961年に設立して以来、紙加工一筋で事業を展開してきた同社。そんな同社が「和紙とは違う、日本生まれの紙を多くの皆様に楽しんでもらいたい」という願いから開発したのが同製品です。「簡単すぎないこと」「失敗しないこと」「長く楽しめること」に注力しながら、日本伝統の風車が今の暮らしに溶け込めるよう現代風に作っています。紙だからこその心地よい風合いと、愛着の湧く可愛らしい形状が特長です。
キットの種類はパンジーやヒマワリ、チューリップなど、11種類。1つのキットに形状の異なる3つの紙が4セットずつ入っており、計12個の花ぐるまが作れます。形状によって回転する速度も違うため、そういったところでも趣を感じられます。
作り方は、紙の中央に通したワイヤーへ、内紙と外紙を交互に通して留めるだけです。キットの裏面に、カラー写真でわかりやすい説明が載っています。作り方を覚えると、1分程度で作れるようになるそうです。高齢者も簡単に作れるため、レクリエーションの一環として取り入れてみてはいかがでしょうか。

介護におけるレクリエーションの目的は、身体・脳機能の活性化やコミュニケーションの促進、QOLの向上などとされています。一般的に、指先を動かすと脳が刺激され、認知症予防につながると言われているため、同製品はレクリエーションに適しているといえるでしょう。
また、一緒に作ることでコミュニケーションの促進にもなります。作った後は、花瓶に挿したりワイヤーをクリップの形に曲げて写真立てに付けたりして飾ることで、達成感や充足感も味わえます。完成品に息を吹きかけて回せば、肺活量のトレーニングにもなるでしょう。
なお、同製品は紙だけでなく必要なワイヤーや留め具もすべて届きます。予備として留め具が少し多めに入っており、こうした細やかな配慮も魅力的です。キットだけですぐに作れるため、予定を組んで実施するだけでなく、他のレクリエーションの予定が急遽変更になったときに備えて常備していてもよいかもしれません。
詳細情報
アピデ株式会社
大阪府に本社を置くアピデ株式会社は、1945年に創業されたギフト・生活雑貨商社です。ギフト・ハウスウェアの卸売事業を中心に、オリジナルギフト製品の企画開発などのメーカー事業や、直営アンテナギフトショップの運営といったリテール事業を展開しています。
繁盛サポート力を強みとしており、ただ製品を供給するのではなく、ニーズを探求しそのニーズにあった本当の価値を開発・提案し続けることに力を入れています。
力の弱い高齢者でも楽々「自動ビンオープナー」

高齢者ケアにおいて、QOLは見過ごせない重要なポイントです。QOLを低下させず、向上させるにはどうすればよいか、介護士なら誰しもが考えることでしょう。
QOLを低下させるさまざまな要因のなかで、特に大きいと言われているのが、身体機能の低下、およびそれに伴う心理的ストレスです。誰かの力を借りることなく自分のことはできる限り自分でしたい、自分のタイミングでやりたいことを気兼ねなく行いたいと思っている高齢者は少なくありません。ところが身体機能の低下によりその思いが叶えられず、QOLが低下してしまう例が珍しくないのです。
つまり、高齢者自身で行えることが増えれば、心理的ストレスが軽減しQOLの向上にもつながるといえるでしょう。それを可能にしてくれるのが、同社が開発したワンタッチでビンのフタを開けてくれる「自動ビンオープナー」です。

高齢になると握力が低下し、自分の力ではビンのフタを開けられないことが増えてきます。そのため、人に頼んでフタを開けてもらうという高齢者も多いようです。その点、同製品を使えば誰かを頼ることなく、自分でビンのフタを開けられます。自分のことは自分でしたい、好きなタイミングで好きなことをしたいという高齢者の思いに応えてくれる製品といえるでしょう。
「自動ビンオープナー」の使い方は、本体をビンに乗せてボタンを押すだけです。あとは自動でフタをひねり開けてくれます。強い力を必要とせず使い方もシンプルなため、高齢者も容易に扱えるでしょう。開けられるフタのサイズは外径40mmから85mmまで。一つ持っておけば、広く活用できる製品です。
訪問介護で利用者のお宅に訪問しているとき、「ビンのフタを開けられず困っている」という話を聞いたり、「自分でできることが少ない」と落ち込んでいる様子を見たりした場合に、こちらの製品を紹介してみてはいかがでしょうか。そういうものがあると知るだけでも、利用者にとっては大きな利点です。そのほか、介護施設に常備することでも、QOLの向上に役立つかもしれません。
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