介護現場毎のニーズに応える製品開発に取り組む企業

介護のアイデア 2023年1月16日
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

施設形態や介護サービスの種類によって、必要な製品・頻繁に利用する製品は異なります。そこで本記事では、入所施設でのケアのほか、認知症ケアや在宅ケアに役立つ製品の開発に取り組む企業をご紹介。それぞれの介護現場に合わせて活用できる製品になっているので、興味のある介護士さんは、隅々までチェックしてみてください。

「きらケア」は「レバウェル介護」にサービス名を変更しました

「きらケア」は転職だけではなく、介護職の方が働く中での悩みに幅広く寄り添えるサービスになるために「レバウェル介護」として新しく生まれ変わりました。

サービスはこれまでと変わらずすべて無料で簡単にご利用いただけます。一人ひとりに寄り添った転職サポートをこれからも提供していきます。

目次

エヴォーブテクノロジー株式会社

介護施設向けアプリケーション開発および電子機器の設計・製造を手掛けるエヴォーブテクノロジー株式会社。介護支援システム「Mine’sシリーズ」や移動式洗面台「てあらいふ」などの製品を通して、介護現場で活躍するスタッフの業務をサポートしています。介護士さんの「こんなのあったら便利だな」という思いをカタチにする企業です。

ショートステイ向け「持ち物チェックくん」

▲画像提供:エヴォーブテクノロジー株式会社

入居型施設と異なり、いろいろな方が入れ替わりで利用するショートステイ。入所・退所が多いため、持ち物管理は細心の注意を払いながらスピーディーに対応しなければなりません。とはいえ、入所・退所の度に利用者個々の持ち物を1つ1つ責任を持ってチェックするのは、負担も大きいでしょう。そんな介護スタッフの負担を軽減するのが、「持ち物チェックくん」です。

同システムは、ショートステイ利用者の持ち物を管理するための持ち物管理システム。特徴は、入所時に持ち物を写真撮影するだけで、自動でリスト作成すると同時に持ち物登録が完了することです。写真を登録するので、特徴や個数といった持ち物の詳細を記入する必要はありません。また、退所時は写真と現物を見比べるだけなので、判断に迷うことなくチェックでき、退所手続きもスムーズに進められます。なお、一度撮影した写真は何度でも活用できるのも、うれしいポイントの一つ。リピート率が高いショートステイの管理業務を円滑にします。

マルチサニタリー

▲画像提供:エヴォーブテクノロジー株式会社

「マルチサニタリーハイグレード(昇降付FRP)」は、洗髪や清拭、口腔ケア、食器洗い、手洗いなどの業務を1台で完結できる移動式洗面台です。洗面台の高さを変更するための昇降レバーが搭載されているので、車椅子の利用者は車椅子に乗ったまま介助を受けることが可能。これまで、介助のたびに車椅子から移乗しなければならない、洗面台が利用者の体型に合わず介助しづらいといった介護士さんの負担を軽減するとともに、マルチタスクも実現します。

ちなみに、マルチサニタリーには、同製品以外に洗面台に荷台がプラスされた「ゆてぃる」をラインナップ。こちらは、介助用品を持ち運べるほか、ベッドの側で介助できるので、寝たきりの利用者のケアに最適です。

詳細情報

持ち物チェックくん
マルチサニタリー

登録は1分で終わります!

アドバイザーに相談する(無料)

株式会社TMR

群馬県前橋市にオフィスを構える株式会社TMRは、国際医療関連の支援ツールならびにモバイルアプリの制作・開発、オリジナルWebアプリサービスの運営・管理などの業務を展開する企業です。関東経済産業局より新連携計画(異分野連携事業開拓計画)の認定を受け設立された同社は、「発熱パスポート」をはじめ、「メディカルランゲージ」や「リモートコネクト」など、さまざまな製品を医療分野へ提供。常に最新の技術を取り入れながら、医療の発展に貢献しています。

▲画像提供:群馬大学内田陽子

包括的BPSDケアシステム®

高齢者の増加による認知症患者の増加に伴い、診療報酬では認知症ケア加算が、介護報酬では認知症専門ケア加算が算定できるようになりました。認知症ケアに対応する施設・事業所を評価し加算するというものですが、的確なケアには、認知症利用者の状況把握・アセスメント・ケアの実行・アウトカム評価が求められます。
群馬大学との共同研究により生まれた「包括的BPSDケアシステム®」は、ITを活用して利用者のアセスメント・ケア・アウトカム評価を一体的に行うことが可能です。このシステムは、介護の抵抗、徘徊、暴力をはじめとする行動症状や、不安、抑うつ、無気力といった心理症状などのBPSD(Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia)を含む包括的に理解する18項目で構成されています。

▲画像提供:群馬大学内田陽子

「包括的BPSDケアシステム®」の特徴

同システムはアセスメント・アウトカム評価のほか、個別ケア(アクションプラン)の設定ができます。アクションプランの実践を繰り返すことで、認知症ケアに携わる看護・介護職員の方はPDCA(Plan計画⇒Do実行⇒Check評価⇒Action改善)サイクルを回転させて、効果・効率の良いケアを実践できるでしょう。また、日本語だけでなく英語版の作成にも着手しています。

詳細情報

包括的BPSDケアシステム®

株式会社メディカルスイッチ

「医療・介護の現場に新たな価値を創造し、もって社会に貢献する。」というミッションの実現に向けて、医療・介護関連製品および服薬支援装置の開発を行う株式会社メディカルスイッチ。介護による家族や介護者の負担軽減を図るとともに、QOLの維持・向上につながる製品づくりに邁進しています。

見守り服薬支援ロボット「FUKU助」

▲画像提供:株式会社メディカルスイッチ

「FUKU助」は、設定した時刻に薬を差し出す服薬支援ロボットです。ロボット内に薬を保管しておくと、利用者の服薬時間になると「お薬の時間です」と声をかけ、時刻に応じた薬が出てくる仕組みになっています。薬の取り出し動作や在庫、服薬履歴などの情報はアプリ・電子メールを通じて確認できるので、一人暮らしの高齢者を見守る家族も安心です。

なお、内蔵されているお薬ケースは、最大1ヶ月分の薬をセットすることが可能です。1回分の薬をまとめた薬包を積み重ねて収納するというシンプルな構造になっているので、誰でも簡単にセットできます。

仕事はしっかりこなす癒し系ロボット

▲画像提供:株式会社メディカルスイッチ

同製品は、薬を出すだけでなく、見守り機能や声掛け機能など多彩な機能が搭載されています。例えば、居室が暑くなると熱中症注意喚起をしたり、ゴミ収集日や通院日といったスケジュールをお知らせしたりと、在宅高齢者の暮らしをしっかりサポートするスグレモノです。

実際の利用者からは、「薬の飲み忘れや飲み間違えがほとんどなくなった」「機械が苦手でも簡単に操作できる」「家族のようにかわいい」といった声が寄せられています。かわいい働き者FUKU助に興味がある方は、公式サイトにアクセスしてみてはいかがでしょう。

詳細情報

FUKU助

登録は1分で終わります!

アドバイザーに相談する(無料)

関連ジャンル: 介護のアイデア

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「きらケア」は「レバウェル介護」にサービス名を変更しました

「きらケア」は転職だけではなく、介護職の方が働く中での悩みに幅広く寄り添えるサービスになるために「レバウェル介護」として新しく生まれ変わりました。

サービスはこれまでと変わらずすべて無料で簡単にご利用いただけます。一人ひとりに寄り添った転職サポートをこれからも提供していきます。

※この記事の掲載情報は2023年1月16日時点のものです。制度や法の改定・改正などにより最新の情報ではない可能性があります。

「介護のアイデア」の人気記事一覧

「総合」の人気記事一覧