
健やかな心身を保つには、適度な運動や休息、おいしい食事などが大切です。介護施設を利用する高齢者はもちろん、日々業務に励んでいる介護士さんにも同じことがいえます。
当記事では、独自の製品でこれらへのアプローチを行っている企業を紹介します。施設環境の充実や関係者全員の安心のため、ぜひご参照ください。
目次
ジリリタ株式会社
東京都北区赤羽に本社、北区桐ヶ丘にラボを構えるジリリタ株式会社は、玩具やスポーツ用品の企画・製造・販売、地域活性化を目的としたイベントの企画運営などを行っている会社です。
ジリリタという社名の元になった「自利利他」が意味する、「自分の喜びは他のヒトの喜び、ヒトの喜びは自分の喜び」という気持ちを理念とし、玩具を通して笑顔が繋がる世界づくりの一助になる企業を目指しています。
毎日の運動に「スラックレール」

人は加齢とともに四肢の動きが鈍くなりがちです。そのため歩行が難しくなったり、転倒したりと生活の中でさまざまな危険に直面することが増えてきます。このような状態は高齢者本人はもちろん、家族や周囲の方にとっても大変心配なことでしょう。
そんな不安の解消に役立つ商品を開発・販売しているのが、ジリリタ株式会社です。同社では、かまぼこ型の棒状のレールに立つことで、体幹やバランス感覚を鍛えられる「スラックレール」というトレーニング用品を開発しました。
使用方法は至ってシンプル。床においたレールの上に片足で乗りバランスを取る・しゃがむ、両足で立つ・歩く・足踏みをするなど、レールに乗る動作が主になります。
一見、簡単そうに思えるこの動作が意外に難しく、トレーニング効果も非常に高いとのこと。かまぼこ状に円曲したレールに乗るには、親指の付け根で強く踏みしめなければなりません。また、身体の軸をキープするための力やバランス感覚も必要です。それらが、同製品を用いることで自然と鍛錬できるという効果があります。また、バランスを取る際に視線をあげるため、自ずと姿勢もよくなるそうです。
長さ90cm、重さ200gで、柔らかい素材のためコンパクトに丸められるというのも、魅力ポイントです。扱いやすい大きさ、安全な触感、収納しやすいというのは、介護施設のように集団生活をする場にもピッタリでしょう。
床に置くだけで楽しく安全にトレーニングができる同製品は、施設利用者さんにとって良質なレクリエーションになると思われます。介護士やスタッフのみなさんも一緒に取り組んでみると、より賑やかになるかもしれませんね。
開発背景

同社の代表取締役の高島勇夫氏は、元々、スラックラインというスポーツの練習用にスラックレールを開発したそうです。しかし、高齢者施設・病院・学校・ジムひいては地域のこども達に利用されるなかで、トレーニングとしての要素だけではなく、楽しく遊びながら笑顔と健康、コミュニケーションを生むようになったといいます。
実は高島氏は、若い頃に「子どもと大人が一緒に笑顔になれる商品を作る」と心に決めたことがあったそうです。スラックレールによる笑顔と健康の広がりは、それが自ずと実現されたといえるでしょう。
このことを「地域の方々と一緒に開発した」と述べる高島氏。そこからは、同社の実直さがうかがえます。
詳細情報
株式会社アジケ
株式会社アジケは、UXデザインコンサルティング・事業デザイン・サービスデザイン/プロダクト開発などの事業を行っているサービスデザイン会社です。
顧客目線で課題解決に取り組み、高品質な成果物を提供。ユーザー体験の向上やサービス価値の創造・向上に貢献しています。
入浴剤と専用アプリで始まるおふろ体験「Onsen*」
昨今、日常生活の中で自身の健康維持に目を向けケアする、予防医療や未病ケアといったものが注目されています。介護市場においても、それらを目的としたさまざまな製品やサービスが多くあります。
そのような中で、株式会社アジケは入浴という習慣に着目。お風呂習慣を通して生活習慣病改善をサポートするヘルスケアブランド「Onsen*」を立ち上げました。
提供しているのは、入浴剤「デイリーミネラル」と、専用アプリ「Onsen*」です。

入浴剤「デイリーミネラル」
デイリーミネラルは、温泉地として有名な別府温泉の成分を配合した入浴剤です。湯の花エキスという豊潤なミネラル成分を基剤配合しているため、本物の温泉に近いとろみのある湯が再現できます。
また、商品は「Hinoki」と「Hiba」の2種類を販売しています。Hinokiは、まろやかな白の濁り湯で、日本人に馴染みの深い樹木ヒノキの香りです。どこか懐かしさの感じられるマイルドな香りが、お風呂時間を豊かにしてくれるでしょう。
Hibaは、鮮やかな緑の濁り湯で、日本北部に生息する樹木ヒバの清々しい香り。爽快感のある、はっきりとした香りが特徴です。
いずれも、5パック入り・1.2kg入・業務用サイズを取り揃えているので、浴槽の大きさや施設の規模に応じて使用しやすいでしょう。
入浴アプリ「Onsen*」
医師監修のもと開発された、Onsen*は、入浴から入眠までを寛ぎの時間とするためのアプリです。
個々の好みや悩みに応じた入浴法をボイスやタイマー、穏やかなBGMなどでサポートします。入浴後の気分を自分で記録できる機能も搭載しているので、健康意識を促進するきっかけづくりになるかもしれませんね。

また、デイリーミネラルと組み合わせると、お風呂時間がより充実しそうです。ソフトなBGM、別府温泉の肌触りと樹木の高い香りは、施設利用者さんのみならず入浴介助を行う介護士さんにとっても心地よいひとときとなるでしょう。
宝食品株式会社

宝食品株式会社は、香川県の小豆島に拠点を構える食品製造会社です。
「豊かな自然に囲まれた小豆島だからこそ生み出し育める味があります」という同社では、佃煮や惣菜、炊き込みご飯の素などを製造・販売。75年以上にわたって蓄積された技術と、瀬戸内の特色を活かしながら、新しい食文化の創造に努めています。
備蓄にも介護食にも「おもいやりごはん」

災害大国と言われる日本では、常に防災への取り組みが推進されています。特に近年は、家庭や学校、自治体、企業など社会全体でさまざまな防災対策がなされるようになりました。
その際、備蓄食として重宝されているのが、開封するだけで食べられるレトルト食品です。災害時だけでなく普段から食べられるということもあり、各方面で多くのニーズを誇っています。
もちろん、高齢者が生活する介護施設も例外ではありません。しかし、介護施設の場合、噛む力や飲み込む機能が低下した高齢者もいるため、一般的なレトルト食品は不向きなこともあるようです。
つまり介護施設では、保存性に優れているのはもちろん、高齢者に適した柔らかさや滑らかさをもつ備蓄食が理想だといえるでしょう。また、そこで働いている介護士やスタッフ、咀嚼や嚥下が苦でない施設利用者も美味しく食べられる備蓄食も必要だと思われます。
その両方のタイプを揃えているのが、「おもいやりごはん」シリーズです。
柔らかい食感の「鯛だし入りおかゆ」、大麦・発芽玄米を使用し、食物繊維を意識した「野菜ごはん」、口腔内に潤いをもたらす「生姜スープ」など、さまざまなメニューをラインナップ。火や水が無くても常温で食べられるうえ、スプーンが個別に添付されているので非常時でも困ることがありません。
また、ごはん類は7年、スープ類は4年の長期保存が可能。食物アレルギー特定原材料等28品目を使用していないというのも安心です。
なお、このシリーズはお皿不要で開けたら袋のまますぐに食べられます。湯せん等で温めると一層美味しく食べられるので、災害時だけではなく、利用者やスタッフの補食、調理スタッフの業務負担軽減などとして活用できるかもしれませんね。同シリーズの今後の広がりが、大いに期待されます。
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